みんなのGood

エバーフォーエバー「3Good」
物語:2票納得感:1票
アクセサリーブランド『ラテラルブラッディ』から最近発売された、新作ペアブレスレット『エバーフォーエバー』。

この『エバーフォーエバー』だが、やれお揃いだの何だのが大好きなメンヘラカップルたちと、そんなものには微塵も興味がない荒くれ者たちの間で流行している。

一体なぜだろうか?
24年02月27日 23:41
【ウミガメのスープ】 [ぺてー]



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【A.】 デザインが手錠であるため。


『エバーフォーエバー』は【手錠】をちょうど半分にしたようなデザインをしており、本来は恋人同士が片方ずつ身につけることで、{「二人は離れられない」}という意味になるブレスレットである。

当然、この手のアイテムが大好きなメンヘラカップルたちの間で『エバーフォーエバー』は大流行した。

しかし、{一人で両腕につけると手錠を引きちぎったように見える}ため、荒くれ者たちの間でもかっこいいアイテムとして想定外の流行を見せているのであった。
良質:3票
駅前で友達と待ち合わせをしていたカメコは、うっかり間違えて二時間ほど早く駅前に到着したので、近くの喫茶店に入って時間を潰すことに。
そのままうとうとしはじめたカメコが結局待ち合わせに間に合わなかったのは、駅前に植えられた色とりどりの花の中から何故かタケノコが生えてきたからだという。
一体何故?
24年02月28日 23:03
【ウミガメのスープ】 [ベルン]



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駅前にある花時計。
色々な種類の花で構成される花時計は、とてもカラフルで綺麗である。
その花時計の下の花の中から、何故かタケノコが生えてきたので、花時計の長針の動きが阻害されて止まってしまった。
喫茶店からうとうとしつつ眺めてたカメコは、タケノコにとめられた花時計を見て、今の時刻を誤認した。

(…今一時半か、あと一時間半くらいあるからな…ちょっと寝よう…)
一時間後
(…あ、結構寝ちゃったな…  んー、まだ2時半か…あと30分くらい寝れるな…)
30分後  ←文字盤の「8」付近で生えてきたタケノコが花時計の長針を止めた
(はっ! あ、まだ2時40分くらいか。 あ、思ったより寝てなかった、本でも読むか)
10分後
(あれ? まだ2時40分くらい? 全然進んでない…   え、もしかして時計止まってる!?)
ふと店内の時計を確認すると、3時10分。
(やばい! ちこくちこく!!)
物語:2票納得感:1票
コンビニでバイトを始めた僕と付き合った彼女は、僕のバイトに反対していた。
その後、彼女の為にコンビニのバイトを辞めたせいで僕はフラれてしまった。

なぜ?
18年10月03日 20:29
【ウミガメのスープ】 [ちるこ]

天使はいないしあの鐘は鳴らさないコンビニのスープです。




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25歳の春。僕は仕事を辞めて、夢を追うことにした。

路上でギターの弾き語りをしながら、コンビニでバイトを始めた。
弾き語りをしていても足を止めてくれる人はほとんどいなかったが、一人だけ常連ができた。

「素敵だね」

初めて僕の演奏を聴いた時に、彼女はそう言って微笑んだ。

彼女は僕の歌をとても気に入ったらしく、それから何度も聴きに来てくれた。
キラキラした顔で僕の歌を聴く彼女に、いつしか僕は惹かれていった。


やがて、僕と彼女は付き合い始めた。
彼女は僕の夢を誰よりも応援してくれた。

「アルバイトなんてしなくていいのに」

彼女はいつもそう言った。

「あなたは音楽活動に集中すべきだよ」
「でも稼ぎがゼロになるのはまずいよ」
「私が出すよ。もちろん、出世払いね」

イタズラに笑う彼女は可愛くて、僕を認めてくれるのが嬉しくて、僕はますます彼女のことを好きになっていった。
バイトを辞めるわけにはいかないと踏みとどまっていたけれど、彼女は精神的にも金銭的にも僕のサポートをしてくれた。

ミュージシャンになる。
そして彼女を幸せにする。

僕には絶対に叶えたい夢と、守らなければならない人ができた。



***



仕事を辞めて5年が経とうとしていた。
路上での弾き語り、オーディション、楽曲の持ち込み、思いつくことはやってきたが、まるで手応えはなかった。

僕は今日、30歳になった。
……けじめをつける時が、来た。


僕の誕生日を祝うという名目で、僕たちは少しおしゃれなレストランに来ていた。
出会ってから5年近く経っても、変わらず彼女は可愛らしいままだ。

デザートを食べ終えたところで、僕は話を切り出した。

「コンビニのバイトを辞めたよ」
「……!じゃあこれからは、歌を」
「正社員として仕事が決まったんだ」
「……え?」
「君を幸せにしたい。僕と、結婚してください」

夢を追う僕を応援してくれた彼女。何もない僕をずっと隣で支えてくれた彼女。
夢は叶えられなかったけれど、彼女を幸せにすることはできるはずだ。

今日のこのレストランも彼女が支払いをしてくれる。
今まで彼女の優しさに甘えてきたけれど、ずっとこのままってわけにはいかない。

これからは、僕が、


「ごめんなさい……」

彼女は消えそうな声でそう言った。

「私は、歌っているあなたが、夢を追うあなたが、好きだったんだよ」



……それきり、彼女と会うことはなかった。


夢も彼女も消えて、僕に残ったのは正社員として採用された仕事だけ。
あの5年間こそが僕の「夢」だったんじゃないかと、今でもふと思うんだ。





【正解条件】
彼女はコンビニでバイトしながら夢を追う僕に惹かれて付き合い始めた。
彼女は僕にバイトを辞めて夢に集中してほしいと考えていた。
僕は彼女との将来のためにバイトを辞めて正社員の仕事を手に入れた。
しかしそれと同時に、夢を諦めた僕のもとから彼女は去ってしまった。
物語:3票
マキが倒れた。
「おい、しっかりしろマキ! 薬はどうした!」
「薬は、もうここにはなくて、前通ってた東京の病院に行かないともらえない…。残念だけど、私、もうダメ…」
「ダメとか言うなバカヤロー! すぐ病院に行こう!」
「あの薬は、遥か遠い西の先にある東京の、あの病院でしかもらえない…。もう、間に合わないよ…」
「東京は東だバカヤロー! とにかく、あきらめてどうする!」
「今までありがとう。私、カズ君と出会えて幸せだった…」
「俺はハヤトだバカヤロー! 一体誰だそいつ!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながらハヤトは立ち上がった。
「もうこうなったら、俺が車で東京の病院まで連れて行ってやる!」

マキを車に押し込み、出発したハヤト。
だが、高速道路は予想外の渋滞。追い詰められたハヤトは、心の中で叫んだ。
「チクショウ! こうなったらマキにこれまで秘密にしていた超能力を発動するしかない!」

ふと気が付くと、マキの視界には、山や道路や建物を空中で真上から見下ろしたかのような光景が広がっていた。
(一体どういうこと? 私はアラビアン・ナイトに出てくる魔法のじゅうたんに乗っているの?
それとも、幽体離脱をしてしまって、魂だけで宙を舞っている状態なの?)

そんな風に考えたマキだったが、やがてすぐに、出発の際にハヤトが発した言葉を思い出し、
じゅうたんでも幽体離脱でもなく、ハヤトが生身の自分を連れて東京に向かって進んでいるだけなのだと思い至った。

ハヤトは、自身が怪鳥に変身して空を飛べるという超能力のことを、マキに一切話していないはずなのに、なぜ?
24年03月03日 11:33
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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マキを車に押し込み、出発したハヤト。
出発の際、ハヤトは言った。
「東名高速道路を使って、東京まで一気に行く」

だが、高速道路は予想外の渋滞。追い詰められたハヤトは、心の中で叫んだ。
「チクショウ! こうなったらマキにこれまで秘密にしていた超能力を発動するしかない!」

ふと気が付くと、マキが車の窓から覗いた視界には、山や道路や建物を空中で真上から見下ろしたかのような光景が広がっていた。

マキはそこで、出発の際にハヤトが発した「とうめい高速道路を使って、東京まで一気に行くぞ」との言葉を思い出し、
ハヤトの運転する車が、透明な道路の上を走って、東京に向かって進んでいるだけなのだと思い至った。
一塊の希望「3Good」
物語:1票納得感:2票
豪雨により発生した土砂崩れに巻き込まれ、半壊してしまったらてらて村。

土に埋もれた災害現場では、捜索隊やボランティアによる救助活動が盛んに行われていた。

住民であるカメオはボランティアに加わると、いち早く妻のカメコを見つけなければと必死に捜索を行った。

カメオの懸命な捜索も虚しく、カメコの遺体が捜索隊により発見され、カメオの元にも知らせが入る。

絶望の中、見るも無残な姿となったカメコと対面したカメオは、希望を持ち始めた。

一体なぜだろうか?
24年03月05日 21:42
【ウミガメのスープ】 [ぺてー]



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【A.】 遺体の損壊が激しく、カメコを殺害したときの痕跡が非常に分かりづらくなっていたため。


夫婦喧嘩の末、カメコの首を絞めて殺害してしまったカメオは、{遺体をすぐ近くの山に埋めて始末した}。

しかし、それからまもなくその山で【土砂崩れ】が起こり、捜索隊やボランティアによる捜索活動が始まってしまった。

カメコの遺体が発見され、殺人が発覚することを恐れたカメオは、ボランティアに志願すると、{いち早くカメコの遺体を発見して始末しなければ}と必死に捜索を行った。

そんなカメオの懸命な捜索も虚しく、カメコの遺体が捜索隊により発見されてしまい、カメオの元にも知らせが入る。

きっと殺人がバレているだろうと絶望しながら、激しく損壊したカメコの遺体と対面したカメオは、一縷の望みを抱いたのであった。

カメオ【(これならバレないんじゃないか...?)】




















バレました。