「【らてクエ3リサイクル】8/29日の晩ごはん」「3Good」
良質:3票
「ねえねえ、一昨日の晩ごはん覚えてる?」
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?
らてクエ3問題文決定戦、「マクガフィン」様の問題です
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?
らてクエ3問題文決定戦、「マクガフィン」様の問題です
20年12月23日 22:57
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
解説を見る
【8/32 +逾槭???繧、繧ソ繧コ繝ゥ日目】
今日は、8月31日。
だけど本当は今日が何日か、いや、何年かすら私にはもうわからない。
私と娘は、何の因果なのかずっとこの8月31日をループしているのだ。
最初はなんとかこのループを終わらせる手立てをと考えていたが、それもずっと昔に万策が尽きている。
いつのまにか、ずっとこうして机に突っ伏しているだけであった。
それは目の前の娘もそうだった。
見た目は小学生の娘で、世界から見れば実際まだ小学生の娘なのだろう。
しかしこのループの間、娘の精神は成熟し、そして果てには私と同様に枯れつつある。
「おとうさん、ごめんね……」
不意に娘が謝った。
「私ね、『昨日』。もっと夏休みが続けばいいのに、って願っちゃったんだあ……いつまでも終わらなければいいのにって。ははは……」
娘は乾いた笑いでつぶやくように言った。
小学生らしい、可愛らしい願いだ。ただそれを、悪意ある『なにか』が叶えたのだろうと私は漠然と思った。
「ねえねえ、」
娘が、続けて尋ねる。
「一昨日の晩ごはん覚えてる?」
私はふと『一昨日』のことを思い出そうとした。それは8月31日のことは指していないだろう。
8月29日の、晩ごはんーー。
しかし、私はもうそれを思い出すことはできなかった。
それだけ、永い時を過ごしてきたのだ。多分娘ももう覚えていないのだろう。
おそらく、娘も、私ももうじき死ぬ。
それは肉体的な死ではないかもしれない。周りから見れば死んでいないように見えるかもしれない。
しかしなににも反応することなく、全てを諦めて、思考と人間性を捨ててロボットのように如何なる感動も覚えずにタスクのように日々をこなす。
これは「死」と同義だ。
精神的な「死」だ。魂の「死」だ。
もうじき、私たちは死ぬだろう。
私は、かろうじて『昨日』、8月30日の晩ごはんを思い出した。
その日は、娘の誕生日だ。
誕生日の日は、娘の大好物のハンバーグでお祝いすることになっていたはずだ。
ああ、これは気休めにもならないかもしれないが。
それでも私は言った。
「一昨日の夜はハンバーグだったよ」
娘は一瞬驚いたように目を少し見開いて、こちらを見た。娘も覚えていたのだ。この我が家のルールを。
しかし私のどこかイタズラっぽいような、申し訳ないような表情を見たのだろう。
どこかがっかりしたような、そんな表情を浮かべて、再度机に伏した。
「おとうさん、変な冗談はやめて。本当に一瞬、{8月30日が一昨日になったかと思ったじゃん}」
「ごめんごめん」
「ううん、でも久々に、ちょっと胸が高鳴った、かも……」
娘が再度顔を上げ、笑みを浮かべた。
その笑みは在りし日の、まだこの地獄を知らない少女のもののようだった。
今日は、8月31日。
だけど本当は今日が何日か、いや、何年かすら私にはもうわからない。
私と娘は、何の因果なのかずっとこの8月31日をループしているのだ。
最初はなんとかこのループを終わらせる手立てをと考えていたが、それもずっと昔に万策が尽きている。
いつのまにか、ずっとこうして机に突っ伏しているだけであった。
それは目の前の娘もそうだった。
見た目は小学生の娘で、世界から見れば実際まだ小学生の娘なのだろう。
しかしこのループの間、娘の精神は成熟し、そして果てには私と同様に枯れつつある。
「おとうさん、ごめんね……」
不意に娘が謝った。
「私ね、『昨日』。もっと夏休みが続けばいいのに、って願っちゃったんだあ……いつまでも終わらなければいいのにって。ははは……」
娘は乾いた笑いでつぶやくように言った。
小学生らしい、可愛らしい願いだ。ただそれを、悪意ある『なにか』が叶えたのだろうと私は漠然と思った。
「ねえねえ、」
娘が、続けて尋ねる。
「一昨日の晩ごはん覚えてる?」
私はふと『一昨日』のことを思い出そうとした。それは8月31日のことは指していないだろう。
8月29日の、晩ごはんーー。
しかし、私はもうそれを思い出すことはできなかった。
それだけ、永い時を過ごしてきたのだ。多分娘ももう覚えていないのだろう。
おそらく、娘も、私ももうじき死ぬ。
それは肉体的な死ではないかもしれない。周りから見れば死んでいないように見えるかもしれない。
しかしなににも反応することなく、全てを諦めて、思考と人間性を捨ててロボットのように如何なる感動も覚えずにタスクのように日々をこなす。
これは「死」と同義だ。
精神的な「死」だ。魂の「死」だ。
もうじき、私たちは死ぬだろう。
私は、かろうじて『昨日』、8月30日の晩ごはんを思い出した。
その日は、娘の誕生日だ。
誕生日の日は、娘の大好物のハンバーグでお祝いすることになっていたはずだ。
ああ、これは気休めにもならないかもしれないが。
それでも私は言った。
「一昨日の夜はハンバーグだったよ」
娘は一瞬驚いたように目を少し見開いて、こちらを見た。娘も覚えていたのだ。この我が家のルールを。
しかし私のどこかイタズラっぽいような、申し訳ないような表情を見たのだろう。
どこかがっかりしたような、そんな表情を浮かべて、再度机に伏した。
「おとうさん、変な冗談はやめて。本当に一瞬、{8月30日が一昨日になったかと思ったじゃん}」
「ごめんごめん」
「ううん、でも久々に、ちょっと胸が高鳴った、かも……」
娘が再度顔を上げ、笑みを浮かべた。
その笑みは在りし日の、まだこの地獄を知らない少女のもののようだった。
「たびたび」「3Good」
物語:1票納得感:2票
タヌキ鍋が名物の水平村では“タヌキが人を化かす”という伝承がある。
タヌキが人を化かすという伝承自体は珍しいものではないが、水平村では「タヌキはどんな人間にも化けることができるが、{人間を騙す時は知り合いや身内以外の人間に化けて}人を騙そうとする」といった伝承なのだという。
一体なぜそういった伝承があるのだろう?
タヌキが人を化かすという伝承自体は珍しいものではないが、水平村では「タヌキはどんな人間にも化けることができるが、{人間を騙す時は知り合いや身内以外の人間に化けて}人を騙そうとする」といった伝承なのだという。
一体なぜそういった伝承があるのだろう?
21年02月04日 19:34
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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まだまだ迷信が信じられていたはるか昔、水平村には{村に訪れた旅人を殺して金品を奪い、証拠隠滅も兼ねて死体を食べるという恐ろしい風潮}があった。
とはいえ、村人全員が殺人を躊躇しない鬼のような者たちばかりだったわけではない。すべての元凶は、当時の水平村の長の仕業であった。
水平村に旅人が訪れると長は村人たちに{「あの旅人は実は人間に化けているタヌキで、我々を騙そうとしているのだ。放っておくと取り返しのつかないことになる。油断しているうちに仕留めるのが一番だ。なに、人間の姿はしているが中身はタヌキだ。迷うことはない!」}と嘘を吹き込み、その旅人を殺害させるように仕向けた。
そして旅人を始末し終えると、再び長は村人たちに言った。
{「これらの金品はタヌキが術で生み出した曰く付きのものだ。村の長として私が責任をもって処理しておくから安心しなさい。さぁ、そのタヌキはタヌキ鍋にでもして食べてしまおう。見た目は人間の姿のままだが、中身はタヌキなのだから……」}
こうしたことが何度も繰り返され、水平村に“知り合いや身内以外の人間({=初めから村の住人ではない者})に化けて人を騙そうとするタヌキが度々村に現れた”という話が語り継がれて伝承となり、当然のようにタヌキ鍋が名物となったのであった。
……現代の水平村で食べられるタヌキ鍋の味は、当時のものとは違うとか、違わないとか……。
とはいえ、村人全員が殺人を躊躇しない鬼のような者たちばかりだったわけではない。すべての元凶は、当時の水平村の長の仕業であった。
水平村に旅人が訪れると長は村人たちに{「あの旅人は実は人間に化けているタヌキで、我々を騙そうとしているのだ。放っておくと取り返しのつかないことになる。油断しているうちに仕留めるのが一番だ。なに、人間の姿はしているが中身はタヌキだ。迷うことはない!」}と嘘を吹き込み、その旅人を殺害させるように仕向けた。
そして旅人を始末し終えると、再び長は村人たちに言った。
{「これらの金品はタヌキが術で生み出した曰く付きのものだ。村の長として私が責任をもって処理しておくから安心しなさい。さぁ、そのタヌキはタヌキ鍋にでもして食べてしまおう。見た目は人間の姿のままだが、中身はタヌキなのだから……」}
こうしたことが何度も繰り返され、水平村に“知り合いや身内以外の人間({=初めから村の住人ではない者})に化けて人を騙そうとするタヌキが度々村に現れた”という話が語り継がれて伝承となり、当然のようにタヌキ鍋が名物となったのであった。
……現代の水平村で食べられるタヌキ鍋の味は、当時のものとは違うとか、違わないとか……。
「【世界田中奇行】ラインズマン田中」「3Good」
トリック:3票
この道の方が良いと思った田中は、道路の上に2本の白いラインを引いた。
この白いラインにはどういう意図があるのだろうか?
この白いラインにはどういう意図があるのだろうか?
21年03月02日 15:40
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]

ゆっくり回答、とか言っていた自分が恥ずかしい(´・_・`)
解説を見る
【道路の向こう側には満開のソメイヨシノが咲き誇っている】
うーん… 道路…
【道路】より【この道】という表現の方が良いかな。
自分が書いた文章を見返して気になった部分を見つけた田中。
ボールペンで書かれた「道路」の文字を修正テープを使って消そうとする。
一回じゃ半分しか消せなかったので2本の白いラインを「道路」の上に引いたのだった。
うーん… 道路…
【道路】より【この道】という表現の方が良いかな。
自分が書いた文章を見返して気になった部分を見つけた田中。
ボールペンで書かれた「道路」の文字を修正テープを使って消そうとする。
一回じゃ半分しか消せなかったので2本の白いラインを「道路」の上に引いたのだった。
「【fromラテシン】北風と太陽」「3Good」
トリック:2票納得感:1票
ある日、北風に喧嘩をふっかけられた。
「太陽さんよぉ、そろそろどっちが上か、白黒つけようじゃないか」
まあ毎度のことなので軽くあしらう。
「いいけど、なんで勝負するんだ?」
「あそこに旅人がいるだろう? あいつのコートを脱がせたほうが勝ち、っていう勝負でどうよ?」
はて確かに旅人はいるのだが、その旅人は肝心のコートを着ていない。腰掛けているベンチに置いてある。
着てもいないものを脱がせるなんて何故北風は私にそんな勝負をふっかけてきたのだろうか?
※ラテシンで出題済み問題。知っている方はこの「知っていますカード」を首から下げていてください。
「太陽さんよぉ、そろそろどっちが上か、白黒つけようじゃないか」
まあ毎度のことなので軽くあしらう。
「いいけど、なんで勝負するんだ?」
「あそこに旅人がいるだろう? あいつのコートを脱がせたほうが勝ち、っていう勝負でどうよ?」
はて確かに旅人はいるのだが、その旅人は肝心のコートを着ていない。腰掛けているベンチに置いてある。
着てもいないものを脱がせるなんて何故北風は私にそんな勝負をふっかけてきたのだろうか?
※ラテシンで出題済み問題。知っている方はこの「知っていますカード」を首から下げていてください。
21年03月03日 18:20
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
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太陽はめっちゃ視力がいい。
約1億5千万km離れた地球上にいる旅人の動きがわかるぐらい。
しかし1億5千万kmも離れていると、光の速度が秒速30万kmなので
地球の映像が届くのに約8分ほどかかってしまう。
なので地球上にいる北風と太陽の見ているシーンは8分のタイムラグがある。
問題文の時間軸で北風が見ているのはコートを羽織りベンチから立ち上がった旅人の姿。
太陽が見ているのはその8分前。ベンチに腰掛ける旅人の姿。
二人?の齟齬はこうやって生まれたわけである。
ちなみに二人の会話はテレパシーだ!
約1億5千万km離れた地球上にいる旅人の動きがわかるぐらい。
しかし1億5千万kmも離れていると、光の速度が秒速30万kmなので
地球の映像が届くのに約8分ほどかかってしまう。
なので地球上にいる北風と太陽の見ているシーンは8分のタイムラグがある。
問題文の時間軸で北風が見ているのはコートを羽織りベンチから立ち上がった旅人の姿。
太陽が見ているのはその8分前。ベンチに腰掛ける旅人の姿。
二人?の齟齬はこうやって生まれたわけである。
ちなみに二人の会話はテレパシーだ!
「煙草の臭いを付けたい」「3Good」
納得感:3票
カメオが煙草を吸っているのを見て、カメコはコートを着た。
コートを着るほど低い気温でもなかったのに、一体なぜ?
コートを着るほど低い気温でもなかったのに、一体なぜ?
21年03月17日 21:29
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
解説を見る
(今日は寒いのかなぁ、、出かけるのにコート要るかなぁ)
そう思って窓の外を見たカメコ。
すると、たまたま窓の外を歩いていた男=カメオの息が、白かった。
(今日は寒いのか。。コート着るか)
カメオが{たばこを吸っていたために息が白かった}のだと気付かずに、カメコはコートを着たのだった。
その後、外に出たカメコ
(いや暖かいし、コート要らないじゃん。。)
そう思って窓の外を見たカメコ。
すると、たまたま窓の外を歩いていた男=カメオの息が、白かった。
(今日は寒いのか。。コート着るか)
カメオが{たばこを吸っていたために息が白かった}のだと気付かずに、カメコはコートを着たのだった。
その後、外に出たカメコ
(いや暖かいし、コート要らないじゃん。。)