「短縮化されたウミガメのスープ」「3Good」
良質:3票
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、
勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、
勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?
19年02月28日 19:10
【ウミガメのスープ】 [ミンタカ]
【ウミガメのスープ】 [ミンタカ]

ご存知とは思いますが本家ラテシン「ウミガメのスープ」のオマージュです。
解説を見る
「ここで速報をお伝えいたします。先程放送しました『海辺で発見された遺体』の身元が判明しました。
亡くなったのは ××××さん、××歳です。警察によりますと、自殺の疑いが濃厚だという事です。」
どこかで聞いたことのある名前だった。いったいいつだったか…
どうしても思い出せなかった。もう年なのかもしれない。
しかし、マスコミがひとしきりそのニュースを騒ぎ立てたあとは、
多くの人はそのニュースを忘れてしまった。
私もその1人だった。あの時までは…
それから数年も経っただろうか。
ある日、私は仕事の関係で、とある海沿いの町に滞在することになった。
名前も知らない小さな町。聞いたこともなかった。
あの時まではそう思っていた。
昼食に訪れた海の見えるレストラン。なぜか客が少なかった。
その訳を店員に尋ねると、
「ご存知かもしれませんが、数年前、この近くで男性の遺体が発見されるニュースがありました。結局その男性は自殺でしたが、最後にその方が食事をした場所がこのレストランでして…それでなぜか、そのあとは客足が遠のいているのです。」
それを聞いた私はそのニュースを思い出した。
あの時、その人の名前に聞き覚えがあったような気がしたことも。
「ちなみに…その方は何を頼まれたんですか?」
「こちらの…」店員はメニューを指しながら言った。
「ウミガメのスープです。」
ウミガメのスープ…
その言葉を聞いて、私は全てを思い出した。
《私は船に乗っていた。
ある日、私の乗る船が遭難してしまった。
数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。
食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるが
一人の男はコレを固辞。当然、その男はみるみる衰弱していく。
見かねた私が、「これは海がめのスープだから」と偽り
男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。》
あのことをすっかり忘れていた。
あんなに苦しかった出来事を、うわべだけの日常が覆い隠してしまった。
私は…彼を殺してしまったのだ…
受け入れることのできない、私にとっては大きすぎる現実が、
突然のしかかってきた。
いつの間に注文したのだろうか?ウミガメのスープが運ばれてきた。
私はそれを一口飲んだ。
美味しかった。
あの時の味とは全く違う。
間違いない。彼は私が人肉を食べさせたことに気づいたのだ…
私は勘定を済ませ、自殺した。
簡易解説:
男は、別の男に人肉を食べさせようとした。
それが原因でその男が自殺したことを知った男は自殺した。
亡くなったのは ××××さん、××歳です。警察によりますと、自殺の疑いが濃厚だという事です。」
どこかで聞いたことのある名前だった。いったいいつだったか…
どうしても思い出せなかった。もう年なのかもしれない。
しかし、マスコミがひとしきりそのニュースを騒ぎ立てたあとは、
多くの人はそのニュースを忘れてしまった。
私もその1人だった。あの時までは…
それから数年も経っただろうか。
ある日、私は仕事の関係で、とある海沿いの町に滞在することになった。
名前も知らない小さな町。聞いたこともなかった。
あの時まではそう思っていた。
昼食に訪れた海の見えるレストラン。なぜか客が少なかった。
その訳を店員に尋ねると、
「ご存知かもしれませんが、数年前、この近くで男性の遺体が発見されるニュースがありました。結局その男性は自殺でしたが、最後にその方が食事をした場所がこのレストランでして…それでなぜか、そのあとは客足が遠のいているのです。」
それを聞いた私はそのニュースを思い出した。
あの時、その人の名前に聞き覚えがあったような気がしたことも。
「ちなみに…その方は何を頼まれたんですか?」
「こちらの…」店員はメニューを指しながら言った。
「ウミガメのスープです。」
ウミガメのスープ…
その言葉を聞いて、私は全てを思い出した。
《私は船に乗っていた。
ある日、私の乗る船が遭難してしまった。
数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。
食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるが
一人の男はコレを固辞。当然、その男はみるみる衰弱していく。
見かねた私が、「これは海がめのスープだから」と偽り
男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。》
あのことをすっかり忘れていた。
あんなに苦しかった出来事を、うわべだけの日常が覆い隠してしまった。
私は…彼を殺してしまったのだ…
受け入れることのできない、私にとっては大きすぎる現実が、
突然のしかかってきた。
いつの間に注文したのだろうか?ウミガメのスープが運ばれてきた。
私はそれを一口飲んだ。
美味しかった。
あの時の味とは全く違う。
間違いない。彼は私が人肉を食べさせたことに気づいたのだ…
私は勘定を済ませ、自殺した。
簡易解説:
男は、別の男に人肉を食べさせようとした。
それが原因でその男が自殺したことを知った男は自殺した。
「前振り」「3Good」
良質:3票
カメオが小説を読んでいた時、「鈴木太郎」という登場人物の名前に“ふりがなが書かれていなかった”ために絶望した。
普通に「すずきたろう」と正しく読めるにも関わらず、一体なぜ絶望したのだろう?
普通に「すずきたろう」と正しく読めるにも関わらず、一体なぜ絶望したのだろう?
19年02月28日 18:13
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
カメオの読んでいる小説は新たな登場人物の名前が判明した際に最初の一回だけ名前に“ふりがな”が書かれ、それ以降はその名前が表記されてもふりがなは書かれないという形式のものであった。
カメオ「あれ……?この鈴木太郎ってヤツ、名前にふりがなが書かれていないってことは、この小説ですでに登場していたってことだよな……だけど、最初の登場シーンは全く覚えていないな……こんなにわかりやすい名前なのに……俺の記憶力のなさ……!!」
カメオは自分の記憶力のなさに絶望したのだ。
カメオ「あれ……?この鈴木太郎ってヤツ、名前にふりがなが書かれていないってことは、この小説ですでに登場していたってことだよな……だけど、最初の登場シーンは全く覚えていないな……こんなにわかりやすい名前なのに……俺の記憶力のなさ……!!」
カメオは自分の記憶力のなさに絶望したのだ。
「命が惜しけりゃアレ出しな」「3Good」
良質:3票
女が〇〇を出さなかったので、男は女を殺した。
女が出さなかったのは何?
※〇の数と正解の文字数は無関係です。
女が出さなかったのは何?
※〇の数と正解の文字数は無関係です。
19年03月01日 21:39
【20の扉】 [紺亭 唐靴蛙]
【20の扉】 [紺亭 唐靴蛙]

たまには扉問題を出してみます
解説を見る
A.ウィンカー
片側1車線の交差点。
対向車がウィンカーを出していなかったので、男は速度を落とすことなく直進した。
しかし対向車はウィンカーを出さずに勢いよく右折してきた。
予期せぬ右折に男は咄嗟にブレーキを踏んだが、間に合わず、車同士は激しく衝突した。
男は幸い軽傷で済んだが、対向車の運転席は大きく変形し、運転していた女は即死だった。
女がきちんと右折の合図を出していれば、男のブレーキも間に合ったはずだろう。
片側1車線の交差点。
対向車がウィンカーを出していなかったので、男は速度を落とすことなく直進した。
しかし対向車はウィンカーを出さずに勢いよく右折してきた。
予期せぬ右折に男は咄嗟にブレーキを踏んだが、間に合わず、車同士は激しく衝突した。
男は幸い軽傷で済んだが、対向車の運転席は大きく変形し、運転していた女は即死だった。
女がきちんと右折の合図を出していれば、男のブレーキも間に合ったはずだろう。
「右か左か正面か」「3Good」
良質:3票
「はああ??てめえ殺すぞ!!!」
うるせえ、こっちの台詞だよ。
一発殴らせろ。
しかし、そんなことが不可能なことも分かりきっている。
一体なぜ?
うるせえ、こっちの台詞だよ。
一発殴らせろ。
しかし、そんなことが不可能なことも分かりきっている。
一体なぜ?
19年02月28日 01:34
【ウミガメのスープ】 [蛍]
【ウミガメのスープ】 [蛍]

経験ある人はいるかもしれない。
解説を見る
私はアパートで一人暮らしをしている。
横に3室並ぶ内の真ん中の部屋で手狭だが、清掃管理もありなかなかに居心地が良い。
しかし、一つだけ困った事があった。
それはきまって深夜0時を回ってから、「はああああ?!?!」だの「ぎゃああ!!!」だの「ぎゃはは!!!」だのと騒ぐ声が聞こえてくることだ。
今日も夜な夜な一人でソージャルゲームでもやっていたのだろうか。
「はあ!?wwてめえ次はマジ殺す!!!」
「いよっしゃああああ!!ざまあwww」
今日もなのか勘弁してくれよ…。
イライライライラ…
発生源は右の部屋か、左の部屋か、はたまた向かいのアパートなのか。殴り込みに、ましてやどこの誰かもわからない相手になんて出来ないに決まってる。
今日も今日とて、見ず知らずの相手を心の中で罵倒しボコボコにしながら、今日も眠りにつくのだった。
横に3室並ぶ内の真ん中の部屋で手狭だが、清掃管理もありなかなかに居心地が良い。
しかし、一つだけ困った事があった。
それはきまって深夜0時を回ってから、「はああああ?!?!」だの「ぎゃああ!!!」だの「ぎゃはは!!!」だのと騒ぐ声が聞こえてくることだ。
今日も夜な夜な一人でソージャルゲームでもやっていたのだろうか。
「はあ!?wwてめえ次はマジ殺す!!!」
「いよっしゃああああ!!ざまあwww」
今日もなのか勘弁してくれよ…。
イライライライラ…
発生源は右の部屋か、左の部屋か、はたまた向かいのアパートなのか。殴り込みに、ましてやどこの誰かもわからない相手になんて出来ないに決まってる。
今日も今日とて、見ず知らずの相手を心の中で罵倒しボコボコにしながら、今日も眠りにつくのだった。
「美味しいケーキ」「3Good」
良質:3票
ある男が女にケーキをご馳走した。
女はたいそう喜んで、
幸せそうに食べてから男に感謝を告げようと、
男の方へと顔を向けた。
男は顔を真っ青にし茫然と女を見つめていた。
何故だろう?
女はたいそう喜んで、
幸せそうに食べてから男に感謝を告げようと、
男の方へと顔を向けた。
男は顔を真っ青にし茫然と女を見つめていた。
何故だろう?
19年03月02日 23:49
【ウミガメのスープ】 [蛍]
【ウミガメのスープ】 [蛍]

スナイプ歓迎です。
解説を見る
美しい夜景の見える高層レストラン。
そこでディナーを楽しむ男女。
男がご馳走したディナーの最後のケーキは、
プロポーズのため婚約指輪を密かに忍ばせた
特別なケーキだった。
男は女が美味しそうにケーキを食べる姿を見つめながら
その指輪に気づくのを今か今かと待っていると、
いつのまにか女がケーキを食べ終わっている事に気付いた。
そのとき男は指輪も
女の腹の中に入ったことに気付いたのだった。
そこでディナーを楽しむ男女。
男がご馳走したディナーの最後のケーキは、
プロポーズのため婚約指輪を密かに忍ばせた
特別なケーキだった。
男は女が美味しそうにケーキを食べる姿を見つめながら
その指輪に気づくのを今か今かと待っていると、
いつのまにか女がケーキを食べ終わっている事に気付いた。
そのとき男は指輪も
女の腹の中に入ったことに気付いたのだった。