「王様の耳は犬の耳」「3Good」
物語:2票納得感:1票
みんながスマホを持ちながらカメオの後ろをついてくるので「なあ俺、王様みたいでしょ??」と友達に自慢したところ、「いいや、お前は犬だよ。」と言われてしまった。
一体なぜ?
(要微知識ありです。)
一体なぜ?
(要微知識ありです。)
19年09月01日 09:33
【ウミガメのスープ】 [弥七]
【ウミガメのスープ】 [弥七]
ちょっと遅めの朝食にスープをどうぞ。
解説を見る
<解説>
簡易解答:高身長のカメオは人混みの中でも非常によく目立つので、駅前で立っているとよく目印(待ち合わせ場所)にされる。その姿は王様というよりはまるで{渋谷のハチ公}だ、と友達は言ったのである。
みんながスマホを持っているのは、カメオを目印にして待ち人と連絡を取っているためである。
(関西の方は馴染みが少なくてゴメンナサイ。)
簡易解答:高身長のカメオは人混みの中でも非常によく目立つので、駅前で立っているとよく目印(待ち合わせ場所)にされる。その姿は王様というよりはまるで{渋谷のハチ公}だ、と友達は言ったのである。
みんながスマホを持っているのは、カメオを目印にして待ち人と連絡を取っているためである。
(関西の方は馴染みが少なくてゴメンナサイ。)
「百物語をしていたんです。」「3Good」
物語:3票
ある夏の日の、深夜のことである。
「夏と言えば怖い話だよね~」ということで、加蓮、周子、文香、美波、小梅の5人が、小梅の部屋に集まって百物語をしていた。
5人は順々に怖い話をしては、1本、また1本とろうそくの火を消していく。そしてついに100本目、最後に1本残ったろうそくの火が消された時、5人は怖くなって部屋から全員逃げ出してしまうのだが、
{逃げる時に5人全員が、元々百物語に使っていた火の消えたろうそくを持っていたのはなぜだろう?}
「夏と言えば怖い話だよね~」ということで、加蓮、周子、文香、美波、小梅の5人が、小梅の部屋に集まって百物語をしていた。
5人は順々に怖い話をしては、1本、また1本とろうそくの火を消していく。そしてついに100本目、最後に1本残ったろうそくの火が消された時、5人は怖くなって部屋から全員逃げ出してしまうのだが、
{逃げる時に5人全員が、元々百物語に使っていた火の消えたろうそくを持っていたのはなぜだろう?}
19年09月01日 18:13
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
まだギリギリ怖い話のシーズンだと信じて、ホラーなスープを初出題です。
解説を見る
100本目のろうそくが消されたその瞬間、家がグォンと大きな音を立てて揺れ始めた。
…地震だ!それも、おそらくかなり大きい。スマートフォンも緊急地震速報のアラームを鳴らしている。…地震が起こる前に鳴れや。
突然の地震に命の危険を感じた5人は怖くなって家から避難しようとしたのだが、その時誰かが叫んだ。
「みんな!出来たらろうそくも持っていこう!{もしこの地震で停電することになったら、今後ろうそくが役に立つから!}」
これに納得した5人はとりあえず手近なろうそくを持って、そのまま全速力で家から逃げ出した。
外に出て揺れが収まるのを待つ5人は、少しずつ冷静さを取り戻すのと同時に、この地震が、弱くはないものの思っていたより大きなものでもないことに気付く。百物語の直後に起こった地震だったため、強く驚いた5人は実際より余計に揺れと恐怖を感じてしまったのだろう。じきに揺れは完全に収まり、結局停電も起こらなかった。
加蓮「…結局停電にはならなかったけどさ、百物語のろうそくを持っていけって、良いアイデアだよね!もしもっと強い地震が来てたら、部屋に取りに戻ることも出来なかっただろうしね。あれ、誰が言ったの?」
周子「あたしもあれ聞いてなるほどって思ったよー。あの状況であんなこと思い付けるの、文香さんくらいじゃないの?」
文香「…いえ、私では、ありません…。実を言うと…あの時私は、地震に驚いて…口も利けない状態になっていました…。むしろ私も、あの言葉で我に返って…逃げることが、出来たんです…。」
美波「…え?わ、私もてっきり文香さんが言ってくれたのかと…。それじゃあ、小梅ちゃんが…?」
小梅「ううん…。私も…違うよ…?」
加蓮「え?それじゃあ、一体誰があんなことを…?」
5人「…………」
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
簡易解説
百物語の最後のろうそくを消したその瞬間、大きめの地震が起こった。命の危険を感じた5人は怖くなって逃げようとするが、地震で停電することになった場合にはろうそくが使えることに思い至り、百物語に使っていた中から手近なろうそくを持って全速力で家から逃げ出した。
※実際に大地震に遭遇した場合には、何か物を持って行くこと等は考えずにとにかく建物内から逃げることだけ考えましょう。
…地震だ!それも、おそらくかなり大きい。スマートフォンも緊急地震速報のアラームを鳴らしている。…地震が起こる前に鳴れや。
突然の地震に命の危険を感じた5人は怖くなって家から避難しようとしたのだが、その時誰かが叫んだ。
「みんな!出来たらろうそくも持っていこう!{もしこの地震で停電することになったら、今後ろうそくが役に立つから!}」
これに納得した5人はとりあえず手近なろうそくを持って、そのまま全速力で家から逃げ出した。
外に出て揺れが収まるのを待つ5人は、少しずつ冷静さを取り戻すのと同時に、この地震が、弱くはないものの思っていたより大きなものでもないことに気付く。百物語の直後に起こった地震だったため、強く驚いた5人は実際より余計に揺れと恐怖を感じてしまったのだろう。じきに揺れは完全に収まり、結局停電も起こらなかった。
加蓮「…結局停電にはならなかったけどさ、百物語のろうそくを持っていけって、良いアイデアだよね!もしもっと強い地震が来てたら、部屋に取りに戻ることも出来なかっただろうしね。あれ、誰が言ったの?」
周子「あたしもあれ聞いてなるほどって思ったよー。あの状況であんなこと思い付けるの、文香さんくらいじゃないの?」
文香「…いえ、私では、ありません…。実を言うと…あの時私は、地震に驚いて…口も利けない状態になっていました…。むしろ私も、あの言葉で我に返って…逃げることが、出来たんです…。」
美波「…え?わ、私もてっきり文香さんが言ってくれたのかと…。それじゃあ、小梅ちゃんが…?」
小梅「ううん…。私も…違うよ…?」
加蓮「え?それじゃあ、一体誰があんなことを…?」
5人「…………」
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
簡易解説
百物語の最後のろうそくを消したその瞬間、大きめの地震が起こった。命の危険を感じた5人は怖くなって逃げようとするが、地震で停電することになった場合にはろうそくが使えることに思い至り、百物語に使っていた中から手近なろうそくを持って全速力で家から逃げ出した。
※実際に大地震に遭遇した場合には、何か物を持って行くこと等は考えずにとにかく建物内から逃げることだけ考えましょう。
「悲しみのない自由な空へ」「3Good」
物語:3票
弱さゆえに、私は過ちを犯した。
たとえ真実を告白したとて、何かが変わることはない。
私は大空を見上げ、彼とは二度と会えないだろう、と涙した。
一体何があったのだろう?
たとえ真実を告白したとて、何かが変わることはない。
私は大空を見上げ、彼とは二度と会えないだろう、と涙した。
一体何があったのだろう?
19年09月02日 16:11
【ウミガメのスープ】 [みづ]
【ウミガメのスープ】 [みづ]
元ネタのスピンオフ。ありがとうございました。
解説を見る
私には、時を同じくして産まれた兄弟たちがいました。
彼もそのうちの一羽です。
皆は彼のことを醜いといじめました。
彼だけが、薄汚れたような灰色の毛であったから…。
幼い私は、彼を助けなかった。
兄弟たちに同調しなければ、
私も孤立するのでは?
彼のようにいじめられるのでは?と恐怖したからです。
本当は一度だって、私は彼のことを醜いと思ったことなどないのに。
~何を今更。はいはい、綺麗事だね(誰かの声)~
良いのです。誰からも信じてもらえなくても。
己の保身のために、彼を罵り、傷つけた事実は絶対に消せないのですから。
私たちの元を去り、悲しみや孤独に耐えて一冬を越えた彼は…美しくその姿を変えました。
彼はアヒルではなく、白鳥だったのです。
美しい翼をはためかせ、まだ見ぬ大空へと飛び立った彼。
私は飛ぶことのできない、アヒル。
彼の姿は彼方に消えました。
大空を見上げたままの私は、いつの間にか泣いていました。
きっともう二度と、彼に会うことはできないのでしょう。
※元ネタ「みにくいアヒルの子」
彼もそのうちの一羽です。
皆は彼のことを醜いといじめました。
彼だけが、薄汚れたような灰色の毛であったから…。
幼い私は、彼を助けなかった。
兄弟たちに同調しなければ、
私も孤立するのでは?
彼のようにいじめられるのでは?と恐怖したからです。
本当は一度だって、私は彼のことを醜いと思ったことなどないのに。
~何を今更。はいはい、綺麗事だね(誰かの声)~
良いのです。誰からも信じてもらえなくても。
己の保身のために、彼を罵り、傷つけた事実は絶対に消せないのですから。
私たちの元を去り、悲しみや孤独に耐えて一冬を越えた彼は…美しくその姿を変えました。
彼はアヒルではなく、白鳥だったのです。
美しい翼をはためかせ、まだ見ぬ大空へと飛び立った彼。
私は飛ぶことのできない、アヒル。
彼の姿は彼方に消えました。
大空を見上げたままの私は、いつの間にか泣いていました。
きっともう二度と、彼に会うことはできないのでしょう。
※元ネタ「みにくいアヒルの子」
「不幸な男の幸福論」「3Good」
物語:3票
教師のカメオは、夏休みの宿題をチェックしていた。
ハッピーで溢れる生徒たちの絵日記を読んだカメオは、
1人寂しく過ごしてアンハッピーだったにも関わらず、
自分より幸せなやつはいないと優越感を覚えた。
一体なぜ?
ハッピーで溢れる生徒たちの絵日記を読んだカメオは、
1人寂しく過ごしてアンハッピーだったにも関わらず、
自分より幸せなやつはいないと優越感を覚えた。
一体なぜ?
19年09月01日 18:09
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
【ウミガメのスープ】 [霜ばしら]
ハッピーターンはおいしいです
解説を見る
カメオの誕生日は8月10日。
あいにくと友人たちは旅行中で、恋人もいないし、
帰省して親戚に会うお盆休みには少しばかり早い。
つまりカメオは、{1人寂しい誕生日}を過ごしたわけだ。
もう良い大人だし、誕生日なんて別に祝わなくてもいい。
そう思いたかったけど、やっぱりちょっと寂しかった。
そんな夏休みもあっという間に終わってしまい、
カメオは職員室で宿題のチェックをしていた。
黙々と手を動かしていたカメオの手が止まったのは、
カメコの絵日記を読んでいた時だった。
『{ハッピーバースデー!カメオ先生!}』
それは、カメオの誕生日に描かれた絵日記だった。
カラフルな色遣いで、笑顔のカメオの絵が描かれている。
「カメコ…お前いい子だなあ…」
じーんときたカメオは、しばらくその言葉を反芻していたが、
まだ仕事が残っているんだから泣いてしまうわけにもいかないと、
気合いを入れ直してチェックを再開していく。
すると、ウミオの絵日記にもお祝いの言葉が踊っていた。
カメオは、絵日記を掴むと次々に8月10日のページを開いていった。
『{Happy} Birthday』
『たんじょう日おめでとうございます♪」
『{ハッピー}バースデー!』
『{ハピバ}!!!』
どの生徒の絵日記も、8月10日はカメオの誕生日を祝っている。
もうカメオの涙腺は限界だった。
「ほら、やっぱり泣いてるよ!」
「先生おめでとう!」
「おめでとう!」
振り返ると、滲んだ視界に子供達がぼんやりと映った。
顔はよく見えないが、声が楽しそうに弾んでいる。
「おまえだぢ〜!ありがとう…ありがどうぅう!!!」
{自分は世界一の幸せ者に違いない}。
カメオのアンハッピーだった30才の誕生日は、たくさんのハッピーで書き換えられた。
あいにくと友人たちは旅行中で、恋人もいないし、
帰省して親戚に会うお盆休みには少しばかり早い。
つまりカメオは、{1人寂しい誕生日}を過ごしたわけだ。
もう良い大人だし、誕生日なんて別に祝わなくてもいい。
そう思いたかったけど、やっぱりちょっと寂しかった。
そんな夏休みもあっという間に終わってしまい、
カメオは職員室で宿題のチェックをしていた。
黙々と手を動かしていたカメオの手が止まったのは、
カメコの絵日記を読んでいた時だった。
『{ハッピーバースデー!カメオ先生!}』
それは、カメオの誕生日に描かれた絵日記だった。
カラフルな色遣いで、笑顔のカメオの絵が描かれている。
「カメコ…お前いい子だなあ…」
じーんときたカメオは、しばらくその言葉を反芻していたが、
まだ仕事が残っているんだから泣いてしまうわけにもいかないと、
気合いを入れ直してチェックを再開していく。
すると、ウミオの絵日記にもお祝いの言葉が踊っていた。
カメオは、絵日記を掴むと次々に8月10日のページを開いていった。
『{Happy} Birthday』
『たんじょう日おめでとうございます♪」
『{ハッピー}バースデー!』
『{ハピバ}!!!』
どの生徒の絵日記も、8月10日はカメオの誕生日を祝っている。
もうカメオの涙腺は限界だった。
「ほら、やっぱり泣いてるよ!」
「先生おめでとう!」
「おめでとう!」
振り返ると、滲んだ視界に子供達がぼんやりと映った。
顔はよく見えないが、声が楽しそうに弾んでいる。
「おまえだぢ〜!ありがとう…ありがどうぅう!!!」
{自分は世界一の幸せ者に違いない}。
カメオのアンハッピーだった30才の誕生日は、たくさんのハッピーで書き換えられた。
「忘却の街」「3Good」
トリック:2票物語:1票
【「全てを忘れて、やっとここまで来たけれど…」】
カメオはそんなことを呟きながら、早足で街を歩いていた。
{カメオは一体何を忘れた?}
カメオはそんなことを呟きながら、早足で街を歩いていた。
{カメオは一体何を忘れた?}
19年09月04日 21:13
【20の扉】 [ブラダマンテ]
【20の扉】 [ブラダマンテ]
初出題です(初出題とは言っていない)。第2ヒント出しました‼️
解説を見る
作詞家のカメオは、作詞に行き詰まると、気分転換にメモ帳とペンのみを持って街へ散歩に繰り出し、散歩の途中に良いフレーズを思い付くと忘れないようにすぐにメモ帳にメモをする、ということをしていた。
そんなわけでまた作詞に行き詰まり、いつものように街に散歩に出掛けていたカメオは、
「全てを忘れて、やっとここまで来たけれど…」
という現在作詞を依頼されている曲にぴったりなフレーズを思い付く。すぐにメモをしようとしたのだが、メモ帳が何処にもない。なんたる不覚!カメオは、もはや仕事道具も同然の{メモ帳を家に忘れてきてしまったのだ。}
「何としてもこのフレーズを記憶したまま家まで持ち帰らなければ」と考えたカメオは、ふとしたことで忘れないように何度も頭の中でこのフレーズを反芻し、{時には口で呟いたりもしながら}、急いで自宅へ向かっていたのだ。
そんなわけでまた作詞に行き詰まり、いつものように街に散歩に出掛けていたカメオは、
「全てを忘れて、やっとここまで来たけれど…」
という現在作詞を依頼されている曲にぴったりなフレーズを思い付く。すぐにメモをしようとしたのだが、メモ帳が何処にもない。なんたる不覚!カメオは、もはや仕事道具も同然の{メモ帳を家に忘れてきてしまったのだ。}
「何としてもこのフレーズを記憶したまま家まで持ち帰らなければ」と考えたカメオは、ふとしたことで忘れないように何度も頭の中でこのフレーズを反芻し、{時には口で呟いたりもしながら}、急いで自宅へ向かっていたのだ。