みんなのブックマーク

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魔王城最深部にて。
魔王城の主であるサルバーンとカメオは、もう何時間も熾烈な戦いを繰り広げていた。
「これでも喰らえッ! 秘技:エクストラカオスクリエイターーッ!」
カメオの声とともに現れた漆黒の球体を、一瞬の間にその大剣で切り刻むサルバーン。
「次ッ!その大剣を二度と使えなくなるように破壊せよ!ウェポン・デストロイヤー!」
一条の光線がサルバーンの持つ大剣に当たると、その剣は粉々になって砕け散った。
「ムッ・・カメオめ、俺の大剣を破壊しやがって。まぁよいわ。この大剣が破壊されて
初めてお前と対等に戦えるというもの。では喰らうがよい、リバイバル・グラビティー!」
カメオの周囲数メートルに強力な反重力場がかけられたが、何も起きなかった。
カメオの反魔法属性がサルバーンの魔法を防いだのだ。
「俺には魔法は効かない!そしてお前の大剣は俺が破壊した!おとなしくくたばれッ」
「フッ・・ちょこまかと鬱陶しい小僧め。大剣を破壊した?だからどうしたというのだ。
俺様だって魔法なんぞ効かんのだ。お前こそおとなしく俺様の前にひれ伏せるがよい」
「そうか。ならこれでお前もおしまいだな。さようなら、神の怒りに焼き貫かれて・・・」

そのとき、背後から音もなく放たれた数多の銃弾が、カメオの命を奪った。
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ここでカメオの死をより衝撃的にするため、次からつぎへと変更されたのは一体なぜ?


※この問題はBS問題です。
出題から30分が経過するか、正解が出た時点から、一時間のBSタイムに突入します。
BSタイム中は、マナーと良識の範囲内で、質問や雑談等何でもお待ちしております!

それでは長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします!!
21年10月24日 21:00
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

おかげさまで200問を迎えることが出来ました




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解説
挿絵右側が「次」のとき、挿絵左側が「つぎ」のとき。

問題文の「魔王城~奪った。」は、ライトノベル「国境の長いトンネルを抜けると、そこは魔王城だった」の一ページ(原稿段階)
「そのとき、背後から音もなく放たれた数多の銃弾が、カメオの命を奪った。」
という突然のカメオの死の描写。
{この文章が、ページをめくったときに現れたときの方が、同じページに書かれているよりも読者からの衝撃が大きい。}
そう考えた筆者は、「次」から「つぎ」へと変更することで行数を稼いだのだった。

※出版社により小説の一ページあたりの文字数は違うそうですが、一ページあたり「16行×39文字」としました。

ということで皆様BSありがとうございました!
これからもどうぞ宜しくお願いします!!
はなぢおいしい「10ブックマーク」
今現在、ブタのブタオくんの鼻に突っ込まれているティッシュ。

これは先ほど突然鼻血を出してしまったため、
その止血を目的として突っ込んだティッシュである。

しかし、ティッシュが鼻に詰まっていることに気づいたカメオは、
ブタオくんの鼻からそのティッシュを引っ張り出すと、
それをそのままブタオくんの口に突っ込んだのだった。

一体なぜ?
21年10月25日 23:01
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集15




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ティッシュ配りのバイト中。
着ぐるみを着ているバイト仲間のウミオがカメオに耳打ちしてきた。

「すまん、暑すぎて鼻血出てきたわ…助けてくれ…。」

カメオは手に持っていたポケットティッシュを2,3枚引き出すと、
ウミオの被っている「ブタのブタオくん」というキャラクターの鼻の穴に
ティッシュを突っ込んであげた。

着ぐるみの構造的に、「のぞき窓」になっている
ブタオくんの鼻にティッシュを突っ込めば、中のウミオに届くと考えたのだった。

しかし実際は、鼻の穴は内側まで貫通しておらず、
メッシュのような素材で仕切りが作られていた。

文字通り、ティッシュが内側に貫通せず、
ブタオくんの鼻に「詰まっている」ことに気づいたカメオは、
すぐにもう一つの入り口候補であるブタオくんの口にティッシュを突っ込み、
鼻血を拭いてあげたのだった。



答え:
「ブタのブタオくん」の着ぐるみの鼻の穴は貫通しておらず、
中の人の鼻血を拭くには、鼻ではなく口の穴から手を突っ込んであげる必要があったから。
(鼻の穴にティッシュが残ったままだと前が見えない)
感謝還元カンカン照り「10ブックマーク」
砂漠を旅する男。
何日も歩き続け、ついに幻のオアシスが見えた。
すると、男は水筒で砂をすくい始めた。
一体なぜ?
21年11月29日 22:39
【ウミガメのスープ】 [ルーシー]



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男は脱水と疲労で幻覚を見るまでになっていた。
オアシスで水を汲むつもりが、実際には水筒の口を砂に沈め、残り少ない飲み水を失うことになってしまった。
ストラテジー ・オブ・クリスマス「10ブックマーク」
クリスマス前のある晩のこと。

「今年のクリスマスプレゼントどうしよっかな~」

と悩んでいた息子カメオに対して、
誰よりも子供の夢とロマンを大事にする父パパオが、

「カメオ。
 今までお前にクリスマスプレゼントをあげていたのは誰だと思ってる?」

と確認したのは一体なぜ?
21年12月26日 01:31
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集17




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リアリストな子供に対して『サンタさん』を信じさせるのは大変なんだ。

特に疑り深い子だと、
あの手この手でサンタさんの存在を確認しようとしてくるからね。

カメオ、お前のときもそうだった。
寝たふりをしたり、自分の部屋にトラップを仕掛けたり、
パパを監禁しようとしたりしたこともあったね。

…パパの苦労を少しは分かってもらえたかな?

キミの娘、マゴミちゃんはキミに似て大変賢い子だ。
彼女の枕元にこっそりプレゼントを置くための作戦に難儀しているようならば、
ここはパパが協力してあげようではないか。

なぁに大丈夫さ。
ガチガチにマークされてるキミと違って、パパは警戒されてないはず。
任せておきなさい。


カメオ。
今までお前にクリスマスプレゼントをあげていたのは誰だと思ってる?



答え:
疑り深いカメオにも尻尾を掴ませなかった自分のサンタとしての腕をアピールするため。
または、不安げにするカメオを勇気づけるため。
愛円奇縁「10ブックマーク」
①密かに想いを寄せている信也が微睡んでいるのを見て、やや不満そうな様子の美優。
②そんな美優の想い人が信也であると、確信を持った様子の遥と花奈。

上記2つの場面において、{合計で使用した金額}はおおよそいくらであるか推理せよ。
22年01月22日 20:57
【20の扉】 [だだだだ3号機]

(今年)初出題です。1/24(月)23:59まで。




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{簡易解説}
①催眠術で五円玉、②こっくりさんで十円玉。
よって合計は{十五円}である。
(①は穴の空いた硬貨であればなんでもよいという記事もあります。)


以下、大変冗長な解説



ある日の休み時間のこと。

「あのね信也!私催眠術使えるんだよ!」

「え、どうした急に。」

この間お婆ちゃんに教えて貰った催眠術。
五円玉を吊るした糸を目の前でブラブラさせながら~というお決まりのアレだが、まあ正直下らないのは承知の上。
驚くのはなんと、お婆ちゃんはこの催眠術でお爺ちゃんとお付き合いをすることになったらしいのだ!

(まあ若干ボケ入ってるお婆ちゃんの言うことだけど……試してみる価値はあるよね。)

私と信也は10年以上の付き合いがある幼馴染。つい最近までは、家が近いからなんとな~く一緒に遊んだり一緒に帰ったりする程度の感覚だったのだが、つい最近になって私は信也を猛烈に異性として意識するようになってしまった。

「この間ね、お婆ちゃんに教えて貰ったんだかど、試す人居なくてさ。」

「遥とか花奈で試せば良いだろ、お前らいつも一緒にいるじゃん。」

「いや、あんたアホだからこういうの効きそうじゃん?」

「あんまりでは。」

これだけ長い間一緒にいると、お互い一緒にいるのが当たり前になってしまって、恋愛がどうのとかそういう目では見れなくなってしまう。
ましてや勝ち気で男っぽいと言われる私だ。クラスの皆も信也も、私達をそういう関係とは見ていないだろう。

…私もそのつもりだったんだけどな。

「じゃあいくよ?五円玉から目を離さないでね。…コホン。あなたは段々私のことが好きにな~る。」

「えっなにそれ」

「そっちの方があり得なさそうで成功したとき分かりやすいでしょ!黙って集中して。あなたは段々私のことが好きにな~る……」

「……。」

自分でも苦しい言い訳だが、「そういうもんか。」という顔をして信也は五円玉を見つめている。馬鹿で助かった。

……ん?

「スー……」

「嘘でしょ……?」

寝やがった。ものの数秒で信也は嘘のように眠りこけていた。

(意外とこういう才能あるのか、私)

あんまりにも気持ち良さそうだったので起こすことはしなかった。それにしてもこの状況で寝れるとはなんという朴念仁だろうか。

「……ま、このまま眺めてるのも悪くないかもね。」

本の少しの恨みを込めて、そう呟いた。




「今日放課後空いてるか、なんて言うから何かと思ったら…なに?これ。」

「こっくりさんだよ。」

「見りゃわかるわよ!!何でこっくりさんなんてやらされなきゃなんないのよ!!」

私の反論も意に介さず、遥は粛々とこっくりさんの準備を進める。
机の上に五十音とYESNO、そして鳥居が書かれた紙を拡げると、財布から十円玉を取り出し鳥居の当たりに置いた。

「さ、二人とも座って座って。」

「いや、何で当然のように進めてんの…花奈も促されるまま座らないの!!」

「楽しそうだし…。」

「楽しそうってあんたねぇ…わかったわよ、やればいいんでしょやれば。」

何をやらされるかは知らなかったとはいえ、「付き合う」と言った以上ここで帰るのは申し訳無い気もした。

「よしきた!早速始めるよ~」

3人が人差し指を十円玉に置き、遥がこっくりさんを呼び出すと、十円玉はフラフラとYESの方へ動き出した。

「えっ…マジ?」

「テンション上がってきた~!」

若干ビビる私をよそに、はしゃぎ始める遥。

「で、何聞くの?」

「…やっぱりこういうのは、定番のアレじゃないかな。」

花奈の発言に首をかしげる私をまたしてもよそに、遥は何かを悟ったかのような嫌な笑顔を浮かべた。

「なるほど、アレね!」

「…?アレって一体」

「こっくりさんこっくりさん、美優の好きな人を教えてください!!!」

「は?は?ちょっとあんた何聞いてんの!?」

突然の不意打ちに目を剥いた私の手元で、十円玉はゆっくりと動き出した。

「「し」…「ん」………あれ?まさか美優あんた……」

「は?違うし!!信也はそういうのじゃないから!!!!」

「遥はまだ信也くんのこととは一言も言ってないよ。」

「だあああああ花奈はちょっと黙ってなさい!!」

ニマニマしている二人を余所に、十円玉がゆっくりと、微かに「や」の方面に向かっていこうとしたその時だった━━━。




ガララッ(教室の戸を開ける音)
【「お前らいつまで残ってんだぁっ!!」 】

「「「げっ、先生!!」」」


~おわり~