「千夜一問物語」「2ブックマーク」
はるか昔の、とある国でのお話。
信じていた家臣に手酷く裏切られ、人間不信に陥った王。その怒りと人々への不信から彼は、一日一人、千日に渡って千人の国民を自らの手で処刑することにした。
最初の犠牲者として王のもとへと連れ出されたある娘。彼女は王の蛮行を止めるため、彼にこんな話を持ち掛けた。
「今日から一日一話、王様に不思議で謎に満ちた物語を語って聞かせます。私は物語のすべてを語りません。王様が私に、お話の内容について質問をして、物語の全貌を明らかにしてください」
それは民の間で"ウミガメのスープ"と呼ばれ、親しまれている遊びだった。存在は知っていたものの、実際にどんなものか知らなかった王は、この話に興味を持った。そんな王に、娘は続ける。
「もし、私の語る謎の物語を楽しんでいただけたなら、その日はそれを代わりとして、人を殺すのはやめていただきたいのです。千の命の代わりに、千の謎を王様に捧げさせてください」
王はしばし考える。"ウミガメのスープ"には興味があったし、約束を違えたとて王を非難できるものなどいない。飽きれば娘を殺してしまえばいい話だ……王は娘に向けて頷いた。
「では早速、最初の物語を語らせていただきましょう。ある海の見える食堂で、男が――」
……王からの質問を経て、やがて物語のすべてが明らかになったとき。王は娘に一言、こう言った。
「あと九百九十九だ」
一日一問、娘が謎の物語を語り、王がそれを明らかにする。そんな夜が続き、ついに千日が経った。
そして次の日。
王は王宮に千の国民を集めさせた。
いったい何故?
信じていた家臣に手酷く裏切られ、人間不信に陥った王。その怒りと人々への不信から彼は、一日一人、千日に渡って千人の国民を自らの手で処刑することにした。
最初の犠牲者として王のもとへと連れ出されたある娘。彼女は王の蛮行を止めるため、彼にこんな話を持ち掛けた。
「今日から一日一話、王様に不思議で謎に満ちた物語を語って聞かせます。私は物語のすべてを語りません。王様が私に、お話の内容について質問をして、物語の全貌を明らかにしてください」
それは民の間で"ウミガメのスープ"と呼ばれ、親しまれている遊びだった。存在は知っていたものの、実際にどんなものか知らなかった王は、この話に興味を持った。そんな王に、娘は続ける。
「もし、私の語る謎の物語を楽しんでいただけたなら、その日はそれを代わりとして、人を殺すのはやめていただきたいのです。千の命の代わりに、千の謎を王様に捧げさせてください」
王はしばし考える。"ウミガメのスープ"には興味があったし、約束を違えたとて王を非難できるものなどいない。飽きれば娘を殺してしまえばいい話だ……王は娘に向けて頷いた。
「では早速、最初の物語を語らせていただきましょう。ある海の見える食堂で、男が――」
……王からの質問を経て、やがて物語のすべてが明らかになったとき。王は娘に一言、こう言った。
「あと九百九十九だ」
一日一問、娘が謎の物語を語り、王がそれを明らかにする。そんな夜が続き、ついに千日が経った。
そして次の日。
王は王宮に千の国民を集めさせた。
いったい何故?
18年08月31日 17:00
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
今さらの滑り込み千問記念問題
解説を見る
娘の出す物語を解き明かしながら、王は次第にこう思うようになった。
「自分も、物語を作って、誰かに解いてもらいたい」と。
娘が約束の千問を語り終えた次の日、王は千の国民を集めさせた。
不安な面持ちで集まった国民を前にして、王はこう言った。
「これから皆には、私の考えた謎の物語を……"ウミガメのスープ"を解いてもらいたい。この日のために練りに練った私の自信作だ、どうせなら大勢の者に解いてもらいたいし、驚いてもらいたいからな。私は千の命を奪いかけた……その償いに、千の民に私の謎を楽しんでもらえればと思う」
問題を解いていれば、自分も問題を出したくなる。どうせ出すなら、大勢の人に楽しんでもらいたくなる……今も昔も、それは変わらないということだ。
「自分も、物語を作って、誰かに解いてもらいたい」と。
娘が約束の千問を語り終えた次の日、王は千の国民を集めさせた。
不安な面持ちで集まった国民を前にして、王はこう言った。
「これから皆には、私の考えた謎の物語を……"ウミガメのスープ"を解いてもらいたい。この日のために練りに練った私の自信作だ、どうせなら大勢の者に解いてもらいたいし、驚いてもらいたいからな。私は千の命を奪いかけた……その償いに、千の民に私の謎を楽しんでもらえればと思う」
問題を解いていれば、自分も問題を出したくなる。どうせ出すなら、大勢の人に楽しんでもらいたくなる……今も昔も、それは変わらないということだ。
「はらこめし・裏」「2ブックマーク」
疲れたアルバートは、はらこめしを食べると顔が明るくなった。
なぜ?
※この問題は、藤井さん出題『はらこめし』(https://late-late.jp/mondai/show/1057)のオマージュです。藤井さん、オマージュの許可ありがとうございました!
なぜ?
※この問題は、藤井さん出題『はらこめし』(https://late-late.jp/mondai/show/1057)のオマージュです。藤井さん、オマージュの許可ありがとうございました!
18年08月11日 00:52
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
【ウミガメのスープ】 [アルバート]
藤井さん、ありがとうございました!
解説を見る
銀行強盗を起こすも逃走に失敗し、そのまま銀行に立て籠もったアルバート。
アルバートは逃げ遅れた行員を人質にとって、建物を取り囲む警官隊とにらみ合いを続けていた。
緊張状態が続くこと数時間。その間は一切飲み食いしていないこともあって、アルバートはすっかり疲れきっていた。何か食べたいが、銀行内に食べ物があるようには見えないし、人質から目を離せないのでどのみち探しにもいけない……。
そしてアルバートは思いついた。そうだ、警官に持ってこさせればいいんだ。
早速彼は、外で交渉を続けていた警官に要求した。
「食糧を用意しろ。さもなくば人質の命はない」
果たして要求通り、警官隊から食糧が入った袋が差し入れられた。
袋をあけると、中に入っていたのははらこめしのおにぎり。空腹の極みに達していたアルバートは、すぐにそれにかぶりついた。
旨かった。しっかりと味のついた米に、ほくほくとした鮭、ぷちぷちと弾けるイクラ……。
食べるのに夢中になっていたアルバートは、自分が凶器を手放していることも、人質がこっそりと自分のそばを離れていっていることにも気づかなかった。
「突入!」
突然、大きな声が響き、銀行内に閃光弾が投げ込まれた……。
アルバートは逃げ遅れた行員を人質にとって、建物を取り囲む警官隊とにらみ合いを続けていた。
緊張状態が続くこと数時間。その間は一切飲み食いしていないこともあって、アルバートはすっかり疲れきっていた。何か食べたいが、銀行内に食べ物があるようには見えないし、人質から目を離せないのでどのみち探しにもいけない……。
そしてアルバートは思いついた。そうだ、警官に持ってこさせればいいんだ。
早速彼は、外で交渉を続けていた警官に要求した。
「食糧を用意しろ。さもなくば人質の命はない」
果たして要求通り、警官隊から食糧が入った袋が差し入れられた。
袋をあけると、中に入っていたのははらこめしのおにぎり。空腹の極みに達していたアルバートは、すぐにそれにかぶりついた。
旨かった。しっかりと味のついた米に、ほくほくとした鮭、ぷちぷちと弾けるイクラ……。
食べるのに夢中になっていたアルバートは、自分が凶器を手放していることも、人質がこっそりと自分のそばを離れていっていることにも気づかなかった。
「突入!」
突然、大きな声が響き、銀行内に閃光弾が投げ込まれた……。
「得点が認められず」「2ブックマーク」
アケミはワールドカップでの日本代表の試合をテレビでみていた。
あるとき、日本代表がゴールを決めた。
すると、審判はすかさず「オフサイド」と言い、日本代表の得点を取り消した。
その後、アケミはその得点を取り消した審判に感謝した。
なぜか。
あるとき、日本代表がゴールを決めた。
すると、審判はすかさず「オフサイド」と言い、日本代表の得点を取り消した。
その後、アケミはその得点を取り消した審判に感謝した。
なぜか。
18年06月20日 09:42
【ウミガメのスープ】 [ぎんがけい]
【ウミガメのスープ】 [ぎんがけい]
ワールドカップ日本勝利おめでとう!
解説を見る
アケミにはサッカー好きのマコトという息子がいた。
しかし、マコトは自由に体全体を動かせない病気にかかっていた。
その日アケミはマコトとワールドカップを観戦していた。
日本代表がゴールを決めたときも彼は喜びを表すことはなかった。
しかし、審判が明らかな誤審で得点を取り消したとき奇跡が起こった。
スタジアムの観客が一斉にブーイングを起こすのと同時に、
マコトが親指を下に向けブーイングの手の形を表したのだ。
これにはアケミも担当の医者もびっくり。
それをきっかけにマコトの体調は徐々に良くなっていき、
少しだけだが、自分で動けるようになったのだ。
こうなったのも審判のおかげ。アケミは当然のように感謝した。
ちなみにこれは「まさかのミステリー」という番組で取り上げられた
お話を一部改変したものです。
しかし、マコトは自由に体全体を動かせない病気にかかっていた。
その日アケミはマコトとワールドカップを観戦していた。
日本代表がゴールを決めたときも彼は喜びを表すことはなかった。
しかし、審判が明らかな誤審で得点を取り消したとき奇跡が起こった。
スタジアムの観客が一斉にブーイングを起こすのと同時に、
マコトが親指を下に向けブーイングの手の形を表したのだ。
これにはアケミも担当の医者もびっくり。
それをきっかけにマコトの体調は徐々に良くなっていき、
少しだけだが、自分で動けるようになったのだ。
こうなったのも審判のおかげ。アケミは当然のように感謝した。
ちなみにこれは「まさかのミステリー」という番組で取り上げられた
お話を一部改変したものです。
「新ラテシン お兄ちゃんあげゆ(´・ω・)っ」「2ブックマーク」
若く美しい自分の美貌に取りつかれたカメコは
兄にBL本をプレゼントし男性に興味を持って貰おうとしている。
一体なぜ?
兄にBL本をプレゼントし男性に興味を持って貰おうとしている。
一体なぜ?
18年09月15日 20:03
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
カメコは兄が結婚して子供が生まれ
その子供から「おばさん」と呼ばれることを最も嫌っているのです
その子供から「おばさん」と呼ばれることを最も嫌っているのです
「カメオは激怒した」「2ブックマーク」
「肉、大安売り!」の文字を見て、カメオは激怒した。
どうして?
どうして?
18年06月03日 16:29
【ウミガメのスープ】 [灰色ヤタガラス]
【ウミガメのスープ】 [灰色ヤタガラス]
必ず、かの邪知暴虐な を除かねばならぬと決意した。
解説を見る
自宅で鏡を見たカメオ、すぐさま妹のカメコのところにすっ飛んでいく。
カメオ「カメコお!!」
カメコ「どうしたの、兄さん」
カメオ「お前か!俺が寝ている間に、俺の額にマジックペンで『肉、大安売り!』とか書いたのはああ!!」
カメコ「いいじゃん、似合ってるよ」
カメオ「似合うか!!(怒)」
一行解説:落書きされたから
カメオ「カメコお!!」
カメコ「どうしたの、兄さん」
カメオ「お前か!俺が寝ている間に、俺の額にマジックペンで『肉、大安売り!』とか書いたのはああ!!」
カメコ「いいじゃん、似合ってるよ」
カメオ「似合うか!!(怒)」
一行解説:落書きされたから