「簡単な博打」「2ブックマーク」
男と女は暇潰しにと簡単な賭けをすることにした。
ルールは簡単。見た目では区別がつかない二つの卵の内、男が一方を茹でたあと適当な順番で板の上に並べ、女はどちらが茹でられた側かを当てるというものだ。このとき、女は卵に触れてはならない。
男と女にはそれぞれ茹でる時間と考える時間とで10分間部屋に一人になれる時間がもらえる。最後に女が男の茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける。
男と女も上記に反するイカサマは禁止とし、行ったのがバレたものは強制敗北となる。
それぞれが以上のルールに同意し、勝負が始まった。
結果、女は茹で卵を男の前で割って見せたが、勝負は男の勝ちとなった。何故だろう。
ルールは簡単。見た目では区別がつかない二つの卵の内、男が一方を茹でたあと適当な順番で板の上に並べ、女はどちらが茹でられた側かを当てるというものだ。このとき、女は卵に触れてはならない。
男と女にはそれぞれ茹でる時間と考える時間とで10分間部屋に一人になれる時間がもらえる。最後に女が男の茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける。
男と女も上記に反するイカサマは禁止とし、行ったのがバレたものは強制敗北となる。
それぞれが以上のルールに同意し、勝負が始まった。
結果、女は茹で卵を男の前で割って見せたが、勝負は男の勝ちとなった。何故だろう。
18年06月09日 22:10
【ウミガメのスープ】 [まっしろ]
【ウミガメのスープ】 [まっしろ]
ヒントのつもりで一言コメントにかいてた……orz
解説を見る
女は、このゲームは茹で卵はどちらかを当てるというより、要するに茹で卵を男の前で割って見せれば勝ちなのだと考えた。
そこで、女は卵には直接手を触れず、板ごと二つの卵を鍋に入れ、蒸すことにした。蒸して両方に火が通れば、どちらを割っても出てくるのは茹で玉子なのだ。
女は卵に触ってしまわないように気をつけて実行し、自信満々で男の前で片方の卵を割って見せた。
「どう?あたしの勝ちよね?」
「……本当に触ったりしてないんだよね?」
「ええ。」
「……もう片方も割らせてくれないか?」
そう言って男はもう片方の卵を割った。こちらも茹で玉子である。
「あら、残念でした。
せっかくだから種明かし。見ての通り、両方に火を通し直したの。これであなたの前で割ればどっちを選んでも茹で玉子って寸法。
あ、でも勘違いしないでね?私『卵に触れ』てはいないから、イカサマじゃなくってよ?」
「……残念ながら君の敗けだ。僕が茹でたのは今僕が割った方だよ。」
「えっ!?何でわかるの!?」
「だって僕は温泉卵を作ったんだもの。
沸騰させたお湯に火をつけずに卵を沈めておけば10分でも温泉卵は作れるんだよ。
だから僕の前に出てくるのは温泉卵か生卵じゃないとおかしいんだよ。
仮に君が卵に触っていないとしてもね、ルールには『茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける』と書いてあるけど、『茹で卵を割ったら女の勝ち』とは書いてない。割った方が僕が茹でたものであるか否か、証明できればいいのさ。
二つが君によって火が通される前の状態は、かたや生卵、かたや温泉卵と来た。火の通り具合の違いによって、どっちがどっちかは明らかなんだよ。」
よく見ると、女が割った方の卵は半熟だったが、男が割った方は完熟か固めくらいの茹で具合になっている。
「あ、そうそう、これも言っとかなくちゃ。ルール上、『一方を茹で』るとは言っいても『茹で卵を作る』とは書いてない。茹でて作るものなら温泉卵でもルール違反にはならないよ。
これでわかったかな?今回は僕の勝ちだよ。」
女は地団駄を踏んだ。
余談ですが、茹で卵を作るときは蒸すと結構綺麗に作れます。後お湯で温泉卵というのも本当にできますので、是非お試しください♪
そこで、女は卵には直接手を触れず、板ごと二つの卵を鍋に入れ、蒸すことにした。蒸して両方に火が通れば、どちらを割っても出てくるのは茹で玉子なのだ。
女は卵に触ってしまわないように気をつけて実行し、自信満々で男の前で片方の卵を割って見せた。
「どう?あたしの勝ちよね?」
「……本当に触ったりしてないんだよね?」
「ええ。」
「……もう片方も割らせてくれないか?」
そう言って男はもう片方の卵を割った。こちらも茹で玉子である。
「あら、残念でした。
せっかくだから種明かし。見ての通り、両方に火を通し直したの。これであなたの前で割ればどっちを選んでも茹で玉子って寸法。
あ、でも勘違いしないでね?私『卵に触れ』てはいないから、イカサマじゃなくってよ?」
「……残念ながら君の敗けだ。僕が茹でたのは今僕が割った方だよ。」
「えっ!?何でわかるの!?」
「だって僕は温泉卵を作ったんだもの。
沸騰させたお湯に火をつけずに卵を沈めておけば10分でも温泉卵は作れるんだよ。
だから僕の前に出てくるのは温泉卵か生卵じゃないとおかしいんだよ。
仮に君が卵に触っていないとしてもね、ルールには『茹でた側だと思うものを男の前で割ることで決着をつける』と書いてあるけど、『茹で卵を割ったら女の勝ち』とは書いてない。割った方が僕が茹でたものであるか否か、証明できればいいのさ。
二つが君によって火が通される前の状態は、かたや生卵、かたや温泉卵と来た。火の通り具合の違いによって、どっちがどっちかは明らかなんだよ。」
よく見ると、女が割った方の卵は半熟だったが、男が割った方は完熟か固めくらいの茹で具合になっている。
「あ、そうそう、これも言っとかなくちゃ。ルール上、『一方を茹で』るとは言っいても『茹で卵を作る』とは書いてない。茹でて作るものなら温泉卵でもルール違反にはならないよ。
これでわかったかな?今回は僕の勝ちだよ。」
女は地団駄を踏んだ。
余談ですが、茹で卵を作るときは蒸すと結構綺麗に作れます。後お湯で温泉卵というのも本当にできますので、是非お試しください♪
「キース! キース!」「2ブックマーク」
文化祭当日。
劇の本番もいよいよ終盤に差し掛かっていた。
カメオ姫(男)が眠りにつき、ウミノ王子(女)がその眠りを覚ますシーン。
真実の愛のキスで、姫が眠りから覚めるのだ。
これが終わることで、劇は大団円を迎える。
それなのに、ウミノは泣いてしまった。
リハーサルでは泣かなかったのに、どうして?
《参加テーマ:もう好きなラブコメでいいや》
劇の本番もいよいよ終盤に差し掛かっていた。
カメオ姫(男)が眠りにつき、ウミノ王子(女)がその眠りを覚ますシーン。
真実の愛のキスで、姫が眠りから覚めるのだ。
これが終わることで、劇は大団円を迎える。
それなのに、ウミノは泣いてしまった。
リハーサルでは泣かなかったのに、どうして?
《参加テーマ:もう好きなラブコメでいいや》
18年09月14日 16:06
【ウミガメのスープ】 [とろたく]
【ウミガメのスープ】 [とろたく]
懲りずに続きを書いたはいいがあっさりスナイプされそうなの作っちゃったマン
解説を見る
涙が落ちることで姫の眠りが覚めるから。
リハーサルで泣かなかったのは、元々当初の予定がキスだったが、カメオが固まるので急遽変更したから。
『王子が姫にキスをする。姫が眠りから目が覚める』
このようにト書きが書いてある。
しかしリハーサルの日、いざそのシーンに差し掛かった時に問題が解決しなかった。
「カメオ、動きが硬い! それじゃあ目が覚めるってバレバレでしょうが!」
「す、スミマセン! 緊張して……」
「気持ちはわかるけど、本番もそうじゃ台無しでしょ? 実際にするわけじゃないんだし……」
そんなカメオと演出の先生のやり取りも何度か見る。
だが、明日は本番だ。いつまでもそんなことでつまづくわけにはいかない。
どうしたものだろう……ウミノは考えた。そして、打開策を思いついたのだ。
「……先生、こういうのはどうですか?」
そして、本番当日。
順調にクライマックスに差し掛かる。
そして、問題のシーン。
カメオは身構えた。
そして……。
……あ、あれ?
カメオは目を瞑っていたが、肌に温かい液体が当たるのを感じた。
思わず目を開ける。
視界に入ったのは、ウミノが目から涙を零しているところだった。
「……王子?」
「……姫……? 姫が生き返った……!!」
「え? ……えっ?」
戸惑うカメオをよそに、舞台は大団円を迎えた。
『先生、ラストのシーンなんですが……少し変更してもいいですか?』
『え? いいけど……どういう風にするの?』
『そうですね……泣く、とかどうでしょう。涙が零れ落ちて目が覚める、のような』
『なるほど……いいかもしれないわね。でも、ウミノさんは大丈夫なの?』
『ええ。やってみせます!』
……そして、そのアドリブは見事に効いた。
流石演劇部のエースというべきか、泣きの演技もお手の物であった。
そしてカメオが知らずに素の反応を出したのが、かえって自然な演技を引き出す結果にもつながったのだ。
カメオはそのことを知り、ホッとしたが同時にちょっと残念な気分になった。
自分の素人さが、こんな形で足を引っ張ってしまったのか……。
「……ほんとはキスのほうが良かった?」
「えっ」
「ふふ。なーんてね。楽しかったよ!」
リハーサルで泣かなかったのは、元々当初の予定がキスだったが、カメオが固まるので急遽変更したから。
『王子が姫にキスをする。姫が眠りから目が覚める』
このようにト書きが書いてある。
しかしリハーサルの日、いざそのシーンに差し掛かった時に問題が解決しなかった。
「カメオ、動きが硬い! それじゃあ目が覚めるってバレバレでしょうが!」
「す、スミマセン! 緊張して……」
「気持ちはわかるけど、本番もそうじゃ台無しでしょ? 実際にするわけじゃないんだし……」
そんなカメオと演出の先生のやり取りも何度か見る。
だが、明日は本番だ。いつまでもそんなことでつまづくわけにはいかない。
どうしたものだろう……ウミノは考えた。そして、打開策を思いついたのだ。
「……先生、こういうのはどうですか?」
そして、本番当日。
順調にクライマックスに差し掛かる。
そして、問題のシーン。
カメオは身構えた。
そして……。
……あ、あれ?
カメオは目を瞑っていたが、肌に温かい液体が当たるのを感じた。
思わず目を開ける。
視界に入ったのは、ウミノが目から涙を零しているところだった。
「……王子?」
「……姫……? 姫が生き返った……!!」
「え? ……えっ?」
戸惑うカメオをよそに、舞台は大団円を迎えた。
『先生、ラストのシーンなんですが……少し変更してもいいですか?』
『え? いいけど……どういう風にするの?』
『そうですね……泣く、とかどうでしょう。涙が零れ落ちて目が覚める、のような』
『なるほど……いいかもしれないわね。でも、ウミノさんは大丈夫なの?』
『ええ。やってみせます!』
……そして、そのアドリブは見事に効いた。
流石演劇部のエースというべきか、泣きの演技もお手の物であった。
そしてカメオが知らずに素の反応を出したのが、かえって自然な演技を引き出す結果にもつながったのだ。
カメオはそのことを知り、ホッとしたが同時にちょっと残念な気分になった。
自分の素人さが、こんな形で足を引っ張ってしまったのか……。
「……ほんとはキスのほうが良かった?」
「えっ」
「ふふ。なーんてね。楽しかったよ!」
「水族館」「2ブックマーク」
藤井が水族館で見てテンション上がったいきもの
1.ラッコ
2.???
3.ペリカン
第2位はな〜んだ?
1.ラッコ
2.???
3.ペリカン
第2位はな〜んだ?
18年08月21日 00:04
【20の扉】 [藤井]
【20の扉】 [藤井]
すっごく遅くなってしまい申し訳ないです。22日0時半、完走しました。
解説を見る
ウツボ。
(鳥羽水族館でウツボのぬいぐるみ買いました)
(鳥羽水族館でウツボのぬいぐるみ買いました)
「新ラテシン ゴミくずのスープ」「2ブックマーク」
カメオにチャーハンを注文された料理人のカメコは料理に砕いた貝がらを混ぜ込んだ。
一体なぜ?
一体なぜ?
18年07月16日 22:03
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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調味料(鶏ガラのがら、貝のがら)だからなのです
バリボリ(・ω・) 美味いね、隠し味に何使ってんの?
バリボリ(・ω・) 美味いね、隠し味に何使ってんの?
「霧ケ峰風子の空調事情」「2ブックマーク」
エアコンがないと生きていけない、そう断言してはばからない霧ケ峰風子。
そんな彼女はある日、エアコンのリモコンからまだ問題なく使える電池を抜き出した。
一体何故?
そんな彼女はある日、エアコンのリモコンからまだ問題なく使える電池を抜き出した。
一体何故?
18年06月13日 23:05
【ウミガメのスープ】 [イナーシャ]
【ウミガメのスープ】 [イナーシャ]
熱中症にご注意ください
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「うん、やっぱりラテラル社の製品は良いわね。ロジカル社のも悪くはなかったけど、買い替えて正解だったわ」
風子は満足そうに頷くと、もう使う事のない古い方のリモコンから電池を抜き、リモコンをゴミ箱に捨てたのだった。
つまり?:エアコンを買い替えたので、古い方のリモコンを捨てるから。
風子は満足そうに頷くと、もう使う事のない古い方のリモコンから電池を抜き、リモコンをゴミ箱に捨てたのだった。
つまり?:エアコンを買い替えたので、古い方のリモコンを捨てるから。