みんなのブックマーク

文化祭実行委員のウミ子とカメ夫は、休み時間に協力して雑費会計報告書をまとめていた
（あぁ…麗しきウミ子くん…！休み時間まで勉強とは、なんて真面目な女性なんだ！しかし何故不良のカメ夫と勉強しているんだ…？？ハッ！？誰にでも優しいウミ子くんのことだから、きっとカメ夫の勉強に付き合って教えているんだろう！クソッ憎きカメ夫め…羨ましいぞ…しかしここはウミ子くんのお力になれるチャンス…！！！様子を見るんだスプ太！）
少しずれたところのあるスプ太は、聞き耳を立てて2人の会話を（数学の問題と勘違いして）聞いていた
ウミ子「ペンが1本で80円で15本購入と…、あれ？ノート1冊だといくらだっけ？レシートになんて書いてある？？」
カメ夫「あぁ、ちょっと待ってくれ、確認する。ノートは3冊セットで200円だから、1冊あたりだと割り切れないな…どう書いたらいいんだろ…？困ったな…」
スプ太（3冊で200円だと！？数学の問題で1冊66.66…円はあり得ない！！ウミ子くんでも解けない問題……フッ僕の出番のようだね…！）ﾒｶﾞﾈｸｲｯ
スプ太「待ちたまえ！ウミ子くん！カメ夫くん！お困りのようだね！聞かせてもらったよ！3冊で200円、1冊あたり小数が出ておかしいところがあるぞ！！数学全国模試100位以内のこの秀才、スプ太に問題を見せてくれ！！僕に任せてくれたまえ！！」
カメ夫「うるせぇ！！さっきからチラチラウミ子見やがって気持ち悪いんだよ！！作業の邪魔すんな！そもそも数学の問題じゃねーし！！おかしいのはテメェの頭だよ！！」
スプ太（ほげぇぇぇぇぇ！！！！バ、バレていただと…っ！！）
ウミ子「カ、カメ夫くん、そこまで言わなくても…スプ太くん、私たちで大丈夫だから、ありがとね？」
こうしてスプ太の淡い恋心は儚く散った…





（ベストカップル投票部門1位「海野カメ夫&亀川ウミ子」……フッ、僕は最初からモブ役でしかなかったんだね……ｸﾞｽﾝ）


邪険に扱われた理由…ウミ子に対して下心を持って接してきたので、彼氏のカメ夫から邪険に扱われた
スプ太の言うおかしいところ…3冊で200円といった、数学の問題ではあり得ない小数の値段になった2人の計算もしくは問題設定
カメ夫の言うおかしいところ…現実の話を数学の問題と決めつけ答えをおかしいと思ったスプ太の考え方と、お金の計算に必死になっている自分たちに急に関わってくる空気の読めなさ

録画した映像には特に何も映っていなかったが、音はしっかり拾っていた。
そして、カメオのいびきが30秒以上も止まっていることに気付いた。
これはもしや「睡眠時無呼吸症候群」では？と思い、睡眠外来のある病院に駆けつけたのだ。

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睡眠外来を受診し、ある程度の検査を受けたところ、
どうやらカメオの体質や体格では30秒も呼吸が止まることはほぼ有り得ないと医師は言う。
不思議に思い、カメオは持ってきたビデオカメラを医師と一緒に再確認した。

呼吸音がしなくなった段階で映像を注意深く見てみると、
画面右下に映るカメオの首元が、不自然にキュッと絞まるのが映っていた。

私が好きな食べ物は…

オ
マ
エ
ラ
ダ

『私』とは認知症の人の心であり、介護人(あなた)は忙しさに私の身体は看ても心は見なくなってしまった。
元気だった頃の面影のない私を看て、あなたは寂しいと言う。


一応、元ネタが2つ。
1つは、英国の認知症の婦人の詩「私を見て」です。
もう1つはTim Rushlow の She Misses Him です。

今日はエイプリルフール。
その日、A君は朝から友人であるC君に騙されまくっていた。
もう騙されないぞ！と決心を固めたその時………Bさんから告白された。
しかしA君はBさんと話したことは1度もないし、同じクラスになったことさえない。

ははーん、さてはまたCの仕業だな。騙されねぇぜ！
そう思ったA君は、Bさんの誘いを断った。
Bさんはしょんぼりしながら帰っていった。

それから5分後。

「見てたぜ〜、お前女の子から告られてたよな〜！非モテの俺からしたら羨ましい限りだぜ！ヒューヒュー！」
「からかうなよ。どうせまたお前の仕業だろ？」
「何言ってんだよ、俺はあんな子知らねぇぞ」
「え」

なんとBさんの告白は、Cが用意した嘘ではなかったのだ！
こうしてA君は、リア充になる機会を失ったのだった。