みんなのブックマーク

かばんはまわる「1ブックマーク」
(もうこんな家嫌だ、家出しよう)
そう決心した翌日、男の家出用の荷物が入った鞄がまわり始めたのは一体なぜ?
22年02月26日 22:33
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

しめます




解説を見る
家出先である東京に引っ越した一人暮らしの友達の家に向かうため、男は大きなスーツケースを持って飛行機に乗った。

羽田空港にて。
男の荷物がベルトコンベアに乗って、まわり始めた。
瑠璃も玻璃も磨けば光る「1ブックマーク」
ラテ子はカメオに金属板を渡した。
カメオはその金属板をこすった。ひたすらこすった。
金属板が光沢を持ち始めたとき、カメオは自分が弄ばれていたと気がついた。
状況を補填してください。
22年02月28日 18:37
【ウミガメのスープ】 [雪狐]

長時間返信がない…かも?




解説を見る
カメオ「ラテ子さん、俺と付き合ってください!」
ラテ子「えー…じゃあこれ。この{スクラッチ}のマークが揃ってたら付き合ったげる」
カメオ「いよっしゃぁ!(ゴシゴシゴシゴシ)」

カメオ「(ゴシゴシゴシゴシ)」
カメオ「(ゴシゴシゴシゴシ)」
カメオ(…あれ?{百円玉の側面が平らになって光って}…!?」

カメオ「ちょっ、おい!このスクラッチ削れないじゃねーか!!」
ラテ子「wwwwww」

【一言解説:ラテ子はカメオに(丁寧にメッキされた)金属板をスクラッチと言って渡したのだ。】
ギルティスナック「1ブックマーク」
カメタはラテラル学園の中では不良な部類である。
平気で校則を無視し、持ってきてはいけないゲームやマンガを持ってくる。
見つかるたびに「社会の参考書」だの「勉強用の機械」だの言い訳をしているのだが、カメオ先生の前では校則違反は許されなかった。

さて、今日も校則では許可されていないお菓子を手にしているカメタを見たカメオ先生は、注意すべくカメタに近寄った。
しかし、カメタが「これは借りていた教科書です」と言い訳をしてきたために、カメオ先生は仕方なく見逃すことにした。

何故カメオ先生は、校則で持ち込みが禁止されているお菓子を持ってきたカメタをとがめなかったのだろう?
22年02月28日 01:35
【ウミガメのスープ】 [レアスカーフ]

問題文修正 「持ってきた」→「持っていた」




解説を見る
勉強に不要なものの持ち込みは許可しない。これが、ラテラル学園の校則だ。
先生に見つかれば当然取り上げられる。特にカメオ先生は、風紀委員の顧問教師でもあり、見つけ次第すぐさま生徒から取り上げていた。

さて、今日は{バレンタインデー}。当然、チョコレートも持ち込みは禁止されている。
「今日はバレンタインデーだが、当然お菓子の持ち込みは禁止だ。見つけたらすぐ取り上げるからな」
カメオ先生はそう忠告して、朝のホームルームを終えた。
とは言うものの、生徒がそんなことを守るわけもなく、昼休みや掃除時間などに、隠れてチョコレートの受け渡しが行われていた。
だが運悪く見つかった生徒は、容赦なくチョコレートを取り上げられるのであった。特に義理チョコを配っている女子に多かった。

放課後、2年B組のカメミは、同じクラスのカメタを探していた。カメタは不良な部類でいつも悪さをしているが、優しい面が多々あり、割と女子に人気がある。
カメミもカメタのことが好きで、今日をきっかけに思いを伝える決意をした。だが、あちこちで遊び歩いているカメタはなかなか見つからない。呼び出そうにも、他の友達と話していたりしてチャンスが無かった。下駄箱はオープンなのですぐ見つかってしまう。
ようやく廊下で、帰ろうとしているカメタを見つけた。あまりに慌てていたので、どこかに呼び出す間もなくその場でチョコレートを渡すことにした。

「あ、あの、か、カメタくん、その……これ、受け取ってください!」

あまりの緊張で大声になってしまう。

「え、あ、ありがとう」

その瞬間を、カメオ先生に見られてしまった。カメオ先生も、チョコレートの受け渡し現場を見たからには、注意せざるを得ない。

「おいカメタ、その持っているものは……」
「教科書です」

カメオ先生の追及に対して、間髪容れずカメタが返した。

「カメミに借りてたから、返してもらってたんです」

カメタとカメミは同じクラスなので教科書の貸し借りはおかしいし、受け取ったものはラッピングされているし、大きさも明らかに小さい。ウソなのは明白だ。
だが、周りには他の生徒もいるし、何よりも目の前のカメミは涙目になって震えている。{カメミはかなりおとなしい子であり、相当勇気を持って渡したに違いない。
そんなことを考えると、この場で取り上げるのはあまりにもかわいそうだ}。カメタも、いつものふざけた表情ではなく「今回ばっかりは……」と顔で訴えかけている。

「教科書か……なら問題ないな」

そう言って、カメオ先生は職員室に戻っていった。



実は、カメオ先生も学生時代に同じような経験をしていた。
同じクラスの女生徒からバレンタインデーにチョコレートを渡されたのだが、運悪く担任の先生に見つかってしまい、取り上げられてしまった。
帰りに大声で泣くその女生徒をなだめながら、さすがにこれはひどいと思ったのだ。
同じような思いを生徒にはさせたくない。だが、ただ見逃していては先生としての立場が無くなってしまう。反抗的な態度を見せられたなら取り上げてしまうのもやむを得ないが、{「教科書だ」と主張したのなら、その主張を認めたために取り上げなかったという大義名分も立つ}だろう。


「……っていう話があってだな」
「あら、それは職務怠慢じゃないかしら?」
「うるさいな、さすがにかわいそうだろ」
「そうね、あなたもあの時に、その男の子みたいな機転がきけばね」
「うぅ……」

「まあ、私と同じ思いをさせなかったのは、かっこいいと思うわ。はい、私からのチョコレート。今日もお疲れさま」


カメオ先生は今日のことと当時のことを、妻のカメコと話しながらバレンタインデーを過ごしたのであった。

【要約:バレンタインデーで勇気を出して女生徒が渡したチョコレートなので、取り上げるのはかわいそうだと思い、「これは教科書だ」という主張を認めるという形で見逃したため。】
致命的な漢字離れ「1ブックマーク」
ひたすら名前の長い熊本の少年、海砂利水魚晋也哲平(かいじゃりすいぎょ・しんやてっぺい)。
大人になった彼は、栗井 虫々(くりい・むしちゅう)と名乗るようになった。

そんな栗井が改名したことにより、彼の生まれ故郷では99%以上の人間が漢字を書く機会が減ったという。

彼の生まれ故郷で、海砂利水魚晋也哲平という名前を書いたことがある人間は1%にも満たない。

いったいなぜ?
22年03月02日 14:19
【ウミガメのスープ】 [山椒家]

くまモン




解説を見る
簡易解説・栗井(本名・海砂利水魚晋也哲平)が熊本市長になり「{熊本市}」を「{くまもと市}」に改名したから。

名前はクセ強すぎだが存在は地味な少年・海砂利水魚晋也哲平。
生まれ故郷の熊本市にいる間、彼の存在は友達や親族など周囲の人間しか知らなかった。

海砂利水魚晋也哲平は、高校卒業後に大阪のお笑いタレントの養成校に通うことにした。

その隠れた才能は芸能事務所に認められ、芸名・栗井虫々を名乗り堂々デビュー。
面白さに加え、世相を鋭くえぐる芸風により賢さを備えた芸人として認められた。

栗井虫々(本名・海砂利水魚晋也哲平)40才の春。
栗井は突如として生まれ故郷の熊本市長に立候補。タレント性だけでなく賢さも評価され、幅広い層からの支持を得て大差での当選を果たした。

栗井の取った政策は多岐にわたるが、その中でもインパクトの大きかったものがこれだ。

【「{熊本市}を{くまもと市}に改名」】

ほとんどの熊本市民は、宛名や個人情報の記入の際に漢字を使う機会がほんのちょっと減った。
Not a Bomb. Probably.「1ブックマーク」
光線、熱風、爆音、衝撃波、極超短波が生じたカメオの居場所は、突如として暗黒と静寂に包まれた。
一体どういうこと?
22年03月02日 20:00
【ウミガメのスープ】 [あ×4]

爆弾じゃない。たぶん。




解説を見る
【解答】
カメオが自宅で色々な家電製品を同時に稼働させたところ、電気容量を超えたためにブレーカーが落ちて、問題文中の事象を発生させている全家電製品が停止し、周囲は静寂に包まれた。

~以下、対応表~

・光線=照明器具。テレビやパソコンを併用しているとしても可。なお、この場において「光線」とは可視光線(光)を指す。
・熱風=ドライヤー。季節を冬とした上でエアコンや電気ストーブを併用しているとしても可。家電全般の排熱と解釈しても可。
・爆音=コンポ。家電全般の駆動音と解釈しても可。
・衝撃波=超音波洗浄機。
・極超短波=電子レンジ。極超短波とはマイクロ波の別名。同じ帯域を用いる、テレビ、携帯、PHS、無線LAN等を併用しているとしても可。

【FA条件】
解答の主語が「ブレーカー」。

【余談1】
ブレーカー問題が多数存在する中で、爆発にミスリードさせようとしているものが該当しないことを確認済。(ラテシン込み)

【余談2】
タイトルは"Probably Not a Bomb"(美術作品)のパロディ。観る者に「たぶん爆弾じゃない」と題された鞄の中身を想像させるのと、ウミガメの回答を想像させるのを重ねている。