みんなのブックマーク

イントロデュースジャッジメント「9ブックマーク」
ある殺人事件の裁判での出来事。

「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」

裁判長が命令すると、罪人は重い口を開いた。

「名はカメオ。生まれはウミガメ村…。
 今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。
 妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」

他の裁判官がキョトンとする中、

「もうよい。」
発言を続けようとするのを静止し、裁判長が言う。

「そなたが罪を犯していないことはよく分かった。これは冤罪じゃ。」

・・・
さて、カメオが無罪であると判定を下した理由は何だろう?
22年01月05日 00:50
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集18




解説を見る
裁判長である私が本日裁くのは、有名な殺し屋集団のボスである。

「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」

言わずとも分かっている。彼の名はラテオ。
これは、罪人自身に罪の意識を背負わせるためにやる儀式なのだ。

しかし、ラテオは薄ら笑いを浮かべ、口を歪めてこう言うではないか。

「…名はカメオ。生まれはウミガメ村…。」
私の名。私の故郷。

「今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。」」
私の今の住所、そして家族。

「妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
妻と娘の名前。ペットの名前すら…!


なんて事だ。彼にはすべて調べがついているのだ。
彼のこの発言は、私に対する脅しなのだ。

妻と娘が危ない。
この男を有罪にしてはならない。

私は、裁判の公平性などかなぐり捨てて、妻と娘を助けることにしたのだった。


答え:
妻と娘を助けるため。
罪人は裁判長であるカメオの詳細なプロフィールを調べ上げ、
いつでも家族を殺せると暗に脅しを掛けていた。
子が夢を追うなら応援するのが親心「9ブックマーク」
カメコの息子は、売れっ子のミュージシャンになりたいという夢を抱いていた。

(息子に大した才能は無い。その夢は現実的じゃないだろう)
と考えたカメコは、「応援しています」と紙に書いて息子に渡した。

一体どうして?
22年01月12日 12:45
【ウミガメのスープ】 [うつま]

こちらも昨晩作った問題




解説を見る
息子がミュージシャンを始めて早3年。いつまでたっても芽は出ない。
最初は応援していたカメコだったが、次第に息子には才能がないことに気づき始めた。あと何年努力したとしても、売れっ子ミュージシャンなんて夢のまた夢だろうと。

ある日カメコは息子を呼び出して、そろそろ定職に就いたらどうだと勧めた。

しかし息子はこう反論する。
「絶対に夢は諦めない。いつも俺に『応援しています』って手紙と差し入れをくれる熱心なファンだっているんだ。着実にファンを増やしていけばいつかは売れっ子になれるんだって」

息子の言葉を聞いたカメコは紙とペンを取り出し、「応援しています」と書いて息子に渡した。
初めはその突然の行動に意味がわからない様子の息子だったが、カメコの書いた文字を見た瞬間全てを理解した。

「そろそろ現実を見せるときだと思って。分かる?熱心なファンなんて最初からどこにもいないのよ」

唯一のファンが母親であったことを知った息子は夢をおうことを諦めたという。
漢字なら三文字「9ブックマーク」
{●}が映った写真を指さしたカメオは「これ{●}?」と聞きました。

その質問の答えは「YES」ではなく、《 》でした。

《 》には何が当てはまるでしょうか?

挿絵に書いてある5つの文字を全て使って答えてください。
22年01月20日 01:12
【20の扉】 [霜ばしら]

問題の振り返り → https://note.com/keccyap/n/n2cf85812caab




解説を見る
{●}

カメオは、暇とお金を持て余している上級国民。
日本に遊びに来ていたボブがいくらが食べたいというので、海の見える高級和食レストランに行った。

ボブ「How much is this?」

カメオ「これ{いくら}?」

店員「5000円でございます」

カメオ「It ’s {5000 yen}」

金額が高ければ高いほど美味しく感じるボブは歓喜した。

ボブ「Oh yeah! I’d like this」

カメオ「じゃあ僕もそれにするか…いくら丼2つね。あとさ、トッピング全部のせしてきて」





【※ 問題文の挿絵の文字 … Y E {5} N{ 0 }({5}と{0}は数字)】
【要知識】ガッカリガガーリン「9ブックマーク」
宇宙船「しののめ6号」副船長の以下の受け答えから、直前の船長の発言を推測してほしい。なお、船長はこの受け答えを聞いてガッカリしたものとする。

「ええ、本当に。ガガーリンの言っていた通りですね」
22年01月27日 11:40
【20の扉】 [炎帝]



解説を見る
地球が綺麗ですね。
盗まれた輝き「9ブックマーク」
ここは悪魔と呼ばれる超自然的存在がいる世界。警察では対処しきれないような問題を請け負う「水平探偵局」に次のような依頼がメールで届きました。

━━━━━━━━━━━━━━━


私は海小路亀夫という者です。

ついさきほど、私の屋敷から大切な宝物が盗まれました。皆さんには私が盗まれたものが何か推理していただきたく依頼しました。


かなり奇妙な依頼であることは分かっていますので、順を追って説明します。

昨日、私の家に悪魔がやってきました。忘却の悪魔オブリビオンです。
昔、私の曽祖父が悪魔の力を借りて成り上がったようで、そのときの契約に従って曾孫である私から宝物を奪うと言っていました。

明日(つまり今日のことです)の正午、私の家から最も美しく最も価値あるものを奪い、忘却の悪魔らしくその宝物にまつわる記憶を消し去ると宣言し、煙のように消えてしまいました。

この件について正午まで他言できない呪いを悪魔が去り際にかけてきたので、その約束の時間まで私一人で色々と対策を考えていました。

そこから記憶が曖昧でして、気づいたら金庫室の中でキャビアの瓶を持っていたんです。
突然言っても意味が分からないと思いますが、私も全く分かりません。

多分悪魔から盗まれるのを防ごうと貴重な宝石類などを金庫室の中に入れていたのだと思うのですが、他にも謎の食品などどうして金庫室に入れたのか分からないものも置かれていました。

その時点で、それが何なのかは分かりませんが、何か私の大切なものが無くなっているという喪失感だけがありました。

時刻を確かめるため金庫室を出て時計を見ると、ちょうど12時を過ぎたあたりで、そして何故か時計の文字盤のXIIが無くなっていました。

我が家を詳しく知る友人なんて生憎私には一人もいませんし、妻にも先立たれ孤独の身なので、何かを盗まれたとして盗まれたものがなんなのか確認するすべがありません。


そうして困っていたときに水平探偵局の存在を知り、こうして依頼させていただきました。私は一体何を盗まれたのでしょうか。


━━━━━━━━━━━━━━━


※これは亀夫君問題です。探偵局員である皆さんはこの世界について思い出す、亀夫に質問をする、亀夫に何かしら指示をする、などができます。それらを活用して依頼を解決させましょう。
※亀夫は悪魔の魔法により色々と記憶を失っています。謎が解けるにしたがって部分的に記憶は戻ってくるかもしれません。
22年02月05日 20:14
【亀夫君問題】 [うつま]

Special Thanks:ほずみさん、「マクガフィン」さん、靴下さん




解説を見る
FA条件①
亀夫が盗まれたものが“色覚”であると指摘すること。
FA条件②
亀夫の作ったしりとりを完成させ、「Ⅱの宝物」がレッドダイヤモンドであると解答し、亀夫に“色覚”を返させること。


色が戻ってきました。そういえば世界ってこんな色をしていたんですね。少しの間でも色を全て忘れていたとは不思議な気分です。

このレッドダイヤモンドは私が妻に贈ったものでして、妻はそれを宝物のように大事にしていました。悪魔の魔法によってダイヤの記憶を奪われ、妻との思い出まで忘れてしまってはいけないという思いで、しりとりを作って忘れても思い出そうと試みたんです。もっとも、並べている途中で悪魔がやってきてしりとりを作ったという記憶さえ消されてしまっていたわけですが。

皆さんのおかげで、レッドダイヤモンドの赤い輝きを再び見ることができました。妻との思い出の詰まったこのダイヤの本当の価値を忘れてしまうところでした。

皆さん本当にありがとうございました。