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贋作 ウミガメのスープ「9ブックマーク」
ある海にほど近い街のレストラン。
運ばれてきたウミガメのスープを万感の思いを込めて一口すすると、男は店員にこう尋ねた。
「これは本当にウミガメのスープですか?」
店員は「はい。間違いなくウミガメのスープです」と答えた。
すると男は立ち上がり、代金を支払って店を出た。
そして、予定していたこの後の海行きを取りやめることにした。

なぜか?
21年11月08日 21:35
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]



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最後の晩餐にふさわしい食事ができなかったから。


あの日、死を決意して樹海に向かった男は、道の途中で空腹を覚え、目に付いたレストランに入った。
そうだ。最後の晩餐は大好きなウミガメのスープにしよう。
死を目前にして猶、心躍らせている自分が可笑しくもあり、哀れでもあった。
程なくして、出されたスープを一口すすって男は仰天する。
不味い。
こんな不味いウミガメのスープがこの世にあるのか。
手違いで違う料理を出されたのではないか。
そう思い、店員に問い質してみたが、返ってきた答えは非情なものだった。
駄目だ。
最後の晩餐がこれでは哀しすぎる。
とりあえず今夜の自殺は取りやめだ。
もっと美味いウミガメのスープを食してからでなければ、死んでも死にきれない…

最後の晩餐にふさわしいものを、という思いが強過ぎたのだろう、男のウミガメのスープに求めるレベルは日増しに高くなってゆき、とうとうあれから30年。

なかなか死ねない。
取調べの極意「9ブックマーク」
取調室にて。
「佐藤警部、こいつがテロリストグループ「ヘルン」のリーダー、張本人です」
「おお、ご苦労。 お前がへルンのリーダーで間違い無いのだな」
「ああ」
「早速だがへルンの構成人数について教えて貰おう」
「…皆、私の古くからの知り合いだ」
「何人いるんだ?」
「…黙秘する」

さて、「へルン」は何人のテロリストグループだと考えるのが妥当だろうか?
21年11月19日 12:14
【20の扉】 [ベルン]

本日22時頃まで




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中国人

張(ジャン)が、リーダーを務めている「へルン」。
彼の古くからからの知り合いが仲間ということで、皆中国人のテロリストグループだと考えるのが妥当である。
ナーサリーライム「9ブックマーク」
カメオとカメタがクイズをしている。

・なし
・水
・月
・海
・山下
・ウサギ

カメタはこの時点で正解が分かったそうだ。

このクイズの答えは何だろう?
21年12月13日 00:03
【20の扉】 [レアスカーフ]



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【答え:森のくまさん】

このクイズは「あるなしクイズ」である。
カメオが出した「ある」と「なし」を並べると以下のようになる。


ある   なし
火    水
森    海
野中   山下
熊    ウサギ
酸    アルカリ
2    1
出会った 別れた
花    草
咲く   枯れる

「ある」の方を最初からつなげて読むと、
「ある火森野中熊酸2出会った花咲く」
→「ある日 森の中 熊さんに 出会った 花咲く(森の道 熊さんに出あった)」

となり、童謡「森のくまさん」の歌詞となる。

※ナーサリーライム(nursary rhyme)=童謡
パーティ来るパーティ「9ブックマーク」
「カンパ~イ!」
「美味しそー!食べよ食べよ」
「はは相変わらず食い意地はってるわw」
「なによ。もも食べ始めてんじゃん」
「あれ?がが見えないけど」
「デートだって」
「つまんない奴」
「妬いてんでしょ、て」
「遅れてごめーん」
「や〜、久しぶり〜」
「さえー、ににサラダ取ってあげてー」
「を!生中3杯目?!」
「キャハハハ」

めっちゃ楽しそうなこの集まりは、いったい何?
21年12月29日 12:15
【20の扉】 [きまぐれ夫人]

私変問題出す。貴方怒る。私笑う。




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助詞会
イントロデュースジャッジメント「9ブックマーク」
ある殺人事件の裁判での出来事。

「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」

裁判長が命令すると、罪人は重い口を開いた。

「名はカメオ。生まれはウミガメ村…。
 今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。
 妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」

他の裁判官がキョトンとする中、

「もうよい。」
発言を続けようとするのを静止し、裁判長が言う。

「そなたが罪を犯していないことはよく分かった。これは冤罪じゃ。」

・・・
さて、カメオが無罪であると判定を下した理由は何だろう?
22年01月05日 00:50
【ウミガメのスープ】 [るょ]

新・深夜の小ネタ集18




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裁判長である私が本日裁くのは、有名な殺し屋集団のボスである。

「罪人よ。そなたが何者であるか、自分の口から言うがよい。」

言わずとも分かっている。彼の名はラテオ。
これは、罪人自身に罪の意識を背負わせるためにやる儀式なのだ。

しかし、ラテオは薄ら笑いを浮かべ、口を歪めてこう言うではないか。

「…名はカメオ。生まれはウミガメ村…。」
私の名。私の故郷。

「今はこのラテラル市の3番地に病気の妻と娘とともに住んでいる…。」」
私の今の住所、そして家族。

「妻の名はカメコ。娘はウミコ。ペットの猫の名は…」
妻と娘の名前。ペットの名前すら…!


なんて事だ。彼にはすべて調べがついているのだ。
彼のこの発言は、私に対する脅しなのだ。

妻と娘が危ない。
この男を有罪にしてはならない。

私は、裁判の公平性などかなぐり捨てて、妻と娘を助けることにしたのだった。


答え:
妻と娘を助けるため。
罪人は裁判長であるカメオの詳細なプロフィールを調べ上げ、
いつでも家族を殺せると暗に脅しを掛けていた。