「「あの日にシャッターを」」「1ブックマーク」
『今日は私の誕生日、彼からプレゼントにカメラを貰った。
新型のカメラ、私が欲しかったの知ってたんだ。
きっと、大事にするね。 』
1年前に書いた日記を再び読み返した女は、涙を流した。
____あの日、私が大事にしていなかったら…。
状況を説明して下さい。
【当問はツォンさんにSPをして頂きました。感謝】
新型のカメラ、私が欲しかったの知ってたんだ。
きっと、大事にするね。 』
1年前に書いた日記を再び読み返した女は、涙を流した。
____あの日、私が大事にしていなかったら…。
状況を説明して下さい。
【当問はツォンさんにSPをして頂きました。感謝】
18年10月18日 16:05
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
解説を見る
部屋の片付けをしていると、ふと、日記帳を見つけた。
日記には、彼との日々が綴られていた。
『
10/10
誕生日に彼からカメラを貰った。
新型のカメラ、私が欲しかったの知ってたんだ。
きっと大事にするね。
10/13
仕事が大変。今日もスクープを撮り逃してしまって先輩に怒られてしまった。
けれど、彼から貰ったカメラが勇気をくれる。
明日もまた、記者として頑張れる。
12/16
仕事を頼まれた。あの女優の熱愛疑惑について、真偽を確かめてこいだって。
こんなに大きい仕事を頼まれたのは初めてだ。頑張らないと。
12/23
女優が男の人とホテルを出たのを見て、反射的に写真を撮った。
でも、
どうして、彼がそこにいるの? 』
あの日を思い出す。写真をもとに作られた記事によって、女優の名が大きかったからか、すぐに事態は大事となった。
私達は喧嘩をし、別れることになった。
でも、私は彼のことを忘れられない。好きである気持ちを捨てることが出来ない。
___もしも、私が大事(おおごと)にしていなかったら、偽りの愛でも、私と彼の関係を続けられたのかな……。
涙が頬を伝った。
彼から貰ったカメラは、未だに捨てられない。
日記には、彼との日々が綴られていた。
『
10/10
誕生日に彼からカメラを貰った。
新型のカメラ、私が欲しかったの知ってたんだ。
きっと大事にするね。
10/13
仕事が大変。今日もスクープを撮り逃してしまって先輩に怒られてしまった。
けれど、彼から貰ったカメラが勇気をくれる。
明日もまた、記者として頑張れる。
12/16
仕事を頼まれた。あの女優の熱愛疑惑について、真偽を確かめてこいだって。
こんなに大きい仕事を頼まれたのは初めてだ。頑張らないと。
12/23
女優が男の人とホテルを出たのを見て、反射的に写真を撮った。
でも、
どうして、彼がそこにいるの? 』
あの日を思い出す。写真をもとに作られた記事によって、女優の名が大きかったからか、すぐに事態は大事となった。
私達は喧嘩をし、別れることになった。
でも、私は彼のことを忘れられない。好きである気持ちを捨てることが出来ない。
___もしも、私が大事(おおごと)にしていなかったら、偽りの愛でも、私と彼の関係を続けられたのかな……。
涙が頬を伝った。
彼から貰ったカメラは、未だに捨てられない。
「【悪魔の証明】」「1ブックマーク」
男は鳥の線引を忘れたせいで白いカラスになってしまったと嘆いていた。
彼が神の類で無いなら、一体どういう事だろうか?
彼が神の類で無いなら、一体どういう事だろうか?
18年10月27日 22:39
【ウミガメのスープ】 [OUTIS]
【ウミガメのスープ】 [OUTIS]
アルビノとアルピノ、どっちを使う?
解説を見る
男「ああっ! 白鳥の鳥を烏に書き間違えた状態で印刷所に出しちまった! これから誤植訂正に走らないと・・・トホホ」
鳥の一画(線)を引き忘れたせいで”白鳥→白烏”となってしまった。
鳥の一画(線)を引き忘れたせいで”白鳥→白烏”となってしまった。
「ダブルクリック蘇生術」「1ブックマーク」
男が「1」のボタンを二度押すと、女の夫は死から蘇った。
いったい何が起きたのだろう。
いったい何が起きたのだろう。
18年09月16日 13:09
【ウミガメのスープ】 [紺亭 唐靴蛙]
【ウミガメのスープ】 [紺亭 唐靴蛙]
休日の昼なのでこってり目のベールマシマシスープ
解説を見る
※要約解説は下にあります。
スーパーで万引きを犯したカメコは事務所で店長から取り調べを受けていた。
「奥さん、これは立派な犯罪ですよ」
「すみませんでした…ほんの出来心で…もう二度と致しませんので」
「反省しているようなので今回は許しますけど、次は警察に通報しますからね」
「はい…本当にすみませんでした」
「じゃあ、旦那さんに迎えに来てもらうので連絡先教えて貰えますか?」
「えっ…あの…主人は、実は…去年に亡くなっておりまして」
「ああ、そうでしたか。それは失礼しました。では、他に迎えに来れる家族や親戚の方などいますか?」
「えっ…あの…いえ、ちょっとそういう人は近くにいませんので」
「…そうですか。…どなたも迎えに来れないのでしたら、警察の人に来てもらうしかないですね」
「えっ?…そうなんですか?」
「さっきも言いましたがこれは犯罪ですよ。身元を証明できる人がいないと帰って頂くわけにはいきません」
「でも…」
「…分かりました。では仕方ありませんね」
店長は電話に手を伸ばし、110番にかけようとした。
そして「110」の「11」まで押したとき、
「すみません警察には言わないでください!主人の連絡先言います!本当は主人は死んでません!」
通報しようとする店長を必死に遮るカメコ。
「なんだ旦那さんご健在なのね。もう奥さんどうして嘘つくの…」
【要約解説】
スーパーでの万引きがバレたカメコ。
事務所で店長から取り調べを受けていた。
店長が「夫に連絡して迎えに来てもらう」と言うと、
万引きが夫にばれることを恐れたカメコは「夫は他界した」と嘘をつく。
店長は「迎えに来れる人がいないなら警察に引き渡す」と言い、110番に電話をかけようとする。
店長が110の「11」まで押したとき、
警察に通報されるくらいなら夫にばれた方がマシと思ったカメコは夫が死んでいないことを白状した。
※ミドリカワ書房という歌手の「OH!Gメン」という歌があるのですが、それを元ネタにしてます。
スーパーで万引きを犯したカメコは事務所で店長から取り調べを受けていた。
「奥さん、これは立派な犯罪ですよ」
「すみませんでした…ほんの出来心で…もう二度と致しませんので」
「反省しているようなので今回は許しますけど、次は警察に通報しますからね」
「はい…本当にすみませんでした」
「じゃあ、旦那さんに迎えに来てもらうので連絡先教えて貰えますか?」
「えっ…あの…主人は、実は…去年に亡くなっておりまして」
「ああ、そうでしたか。それは失礼しました。では、他に迎えに来れる家族や親戚の方などいますか?」
「えっ…あの…いえ、ちょっとそういう人は近くにいませんので」
「…そうですか。…どなたも迎えに来れないのでしたら、警察の人に来てもらうしかないですね」
「えっ?…そうなんですか?」
「さっきも言いましたがこれは犯罪ですよ。身元を証明できる人がいないと帰って頂くわけにはいきません」
「でも…」
「…分かりました。では仕方ありませんね」
店長は電話に手を伸ばし、110番にかけようとした。
そして「110」の「11」まで押したとき、
「すみません警察には言わないでください!主人の連絡先言います!本当は主人は死んでません!」
通報しようとする店長を必死に遮るカメコ。
「なんだ旦那さんご健在なのね。もう奥さんどうして嘘つくの…」
【要約解説】
スーパーでの万引きがバレたカメコ。
事務所で店長から取り調べを受けていた。
店長が「夫に連絡して迎えに来てもらう」と言うと、
万引きが夫にばれることを恐れたカメコは「夫は他界した」と嘘をつく。
店長は「迎えに来れる人がいないなら警察に引き渡す」と言い、110番に電話をかけようとする。
店長が110の「11」まで押したとき、
警察に通報されるくらいなら夫にばれた方がマシと思ったカメコは夫が死んでいないことを白状した。
※ミドリカワ書房という歌手の「OH!Gメン」という歌があるのですが、それを元ネタにしてます。
「電灯は昼も輝く」「1ブックマーク」
ある日仕事から家に帰ると、リビングの明かりがついていた。
不思議に思ったが(そういえば、今朝家を出る前に消し忘れていた気がする)と思い至った。
念入りに確認したが、やはり誰かが家に入った訳ではない。
腑に落ちないが、この明かりをつけたのは他ならぬ自分らしい。
明かりをつけてよかった。私はそう思った。
一体なぜ?
不思議に思ったが(そういえば、今朝家を出る前に消し忘れていた気がする)と思い至った。
念入りに確認したが、やはり誰かが家に入った訳ではない。
腑に落ちないが、この明かりをつけたのは他ならぬ自分らしい。
明かりをつけてよかった。私はそう思った。
一体なぜ?
18年08月20日 22:46
【ウミガメのスープ】 [るょ]
【ウミガメのスープ】 [るょ]
解説を見る
いやいや、私がそんなうっかりミスをするものか。
きっと泥棒が家に侵入したか、家族が合鍵を使って勝手に入ったに違いない。
私は玄関と裏庭に設置された監視カメラの映像を念入りに確認する。
すると、見知らぬ怪しい男が一人、コソコソと裏庭の方へ回っていくではないか。
男が空き巣であることは一目瞭然。
社会人が仕事に行っている昼間を狙う常習犯のようだ。
それ見たことか。やはりコイツが明かりをつけたのだ。
それにしても、一体何を盗んでいったんだ?
動きを観察していると、
窓から家の中をじっと覗いたあと、首を傾げながらすごすごと退散していく男が見えた。
普段は消えているリビングの明かりがついていることを怪しんで、侵入をやめたようだった。
後日、近隣の家で空き巣の被害が出たらしい。
・・・あの時明かりをちゃんと消していたら、きっと標的は我が家だっただろう。
きっと泥棒が家に侵入したか、家族が合鍵を使って勝手に入ったに違いない。
私は玄関と裏庭に設置された監視カメラの映像を念入りに確認する。
すると、見知らぬ怪しい男が一人、コソコソと裏庭の方へ回っていくではないか。
男が空き巣であることは一目瞭然。
社会人が仕事に行っている昼間を狙う常習犯のようだ。
それ見たことか。やはりコイツが明かりをつけたのだ。
それにしても、一体何を盗んでいったんだ?
動きを観察していると、
窓から家の中をじっと覗いたあと、首を傾げながらすごすごと退散していく男が見えた。
普段は消えているリビングの明かりがついていることを怪しんで、侵入をやめたようだった。
後日、近隣の家で空き巣の被害が出たらしい。
・・・あの時明かりをちゃんと消していたら、きっと標的は我が家だっただろう。
「 Prologue」「1ブックマーク」