みんなのGood

物語:2票
私が厚い信頼をおいている友人のT氏は、頭がいい。

それこそ、かの伝説の名探偵。シャーロックホームズにも勝るとも劣らない頭脳の持ち主だ。

そんな彼はなんの因果か、たまに殺人事件に巻き込まれるようだ。それもトリックを用いた計画殺人に。



だが彼はいつも事件を解決させないで帰ってしまう。

なんでなのかと私が聞くと、彼は

「フェアなのはごめんなんでね」

と笑って答えた。



一体、どういうことなのだろうか。


※この問題は、三題噺第22回のお題「名探偵」「フェア」「あつい」をもとに作られた三題噺の問題です。

~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。昔、そんな企画があったのです

*この問題は過去問です。答えを知らない方、忘れた方のみご参加いただけますと幸いです。
20年12月07日 22:51
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]



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友人のT氏は頭がいい。

それこそ、かの伝説の名探偵。シャーロックホームズにも勝るとも劣らない頭脳の持ち主だ。

そんな彼はなんの因果か、たまに殺人事件に巻き込まれるようだ。それもトリックを用いた計画殺人に。



だが彼はいつも事件を解決させないで帰ってしまう。

おそらくこれまで遭遇した計画犯罪とも思える事件の数々も彼は本当は解けるに違いない。

私はT氏に尋ねた。



「どうして謎を解こうとしないのだい?」

「ん?」

T氏はそれを聞いて、淡然と答えた。

「謎は解いてるよ」

私は少し驚いて聞いた

「ならばなぜ解決させないのだい!? それを警察に告げるなり、皆を集めて推理を披露させれば、事件は解決するではないか」

すると彼はニヤリと笑って、答えた。

「フェアなのはごめんなんでね」

私は最初、それがどういう意味か分からず、しばらく訝しむように彼を見たが、やがて彼の仕事を思い出し、納得がいった。



彼は新聞記者だったのだ。



彼が事件を解決して警察に犯人が捕まると、警察はその手口やどういう背景があったのかを会見で説明してしまう。

そうなると当然、どの新聞社もほぼ同じ情報からスタートするだろう。

しかしT氏が解決させなければ、T氏は謎を解いているのだからどんなトリックなのかも、そして犯人も分かっているのだから犯人の身辺を調査して背景を知ることも容易であろう。

他の新聞社が推測でしか書けないことを、彼の新聞社は真実で書けるのだ。

スクープは彼の新聞社のものであろう。



絶対の真実の前には、あまたの推測なんてものは霞んでしまうのだから。





トリック:1票納得感:1票
ある泥棒が他人の家に侵入して盗みを働いた。
住人たちは泥棒に侵入されたことに気づかなかった。
すると泥棒は他人の家で自殺をした。

一体なぜ?
20年12月12日 16:04
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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他人の情報を盗むウィルスが家に忍び込んでいたのです。
情報が盗まれていたのですが住人は流出していたことに気づかなかったのです。


そしてウィルスは役目を終えると証拠を消し去るために
自分の存在ごとアンインストールしていったのです。
防止策「2Good」
納得感:2票
カメオはコンビニのアルバイトの予定が入っていた日にうっかり寝坊をしてしまった。
普段であれば遅刻を覚悟するほどの時間を寝過ごしてしまったが、その日はクリスマス当日だったためにギリギリ遅刻せずに済んだという。
バイトの時間も道の込み具合もいつもと同じだというのに、一体なぜ?
20年12月16日 22:08
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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カメオ「やべっ!寝過ごした!顔洗って寝癖直して……間に合うか!?あっ!そういえば今日のアルバイトはサンタクロースの帽子を被るんだったな!じゃあ寝癖直す時間は無しでいいや!その時間を省けば……よし!ギリギリ間に合う!」
納得感:2票
メアリーの仕事は、海外の書籍を自国語に翻訳する、翻訳家だ。
メアリーはこの仕事を非常に気に入っていた。
仕事で好きな話を色々と読めるのだ。
その中で気に入った話があったら仕事の傍ら、自分で翻訳したものを娘のエマンダにあげたりもしている。
娘も母に似て本好きだったのだ。

さて、そんな中。
メアリーは海外へ出張中、とある古書店で
『ラテラルの冒険』と記された本を見つけた。

娘が読みたかったやつだと手に取ったメアリーはそれを購入し、
そのままエマンダに渡してしまった。

その本は自国語とは全く違うラテラル語で書かれており、
エマンダはラテラル語が読めないことは知っているのに。

一体どうしてだろう。
状況を説明してください
20年12月17日 22:20
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]



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メアリーの仕事は、海外の書籍を自国語に翻訳する、翻訳家だ。
メアリーはこの仕事を非常に気に入っていた。
仕事で好きな話を色々と読めるのだ。

娘も母に似て本好きだった。
だが先天性の病気で目の視力を失ってしまっていた。しかしそれでも、エマンダは{点字}を必死に勉強し、
今では一人で点字で書かれた本を読めるまでになっていた。

だからメアリーも、その中で気に入った話があったら
仕事の傍ら、自分でその話を{独学で学習した点字に翻訳}し、それをメアリーにあげていたのだ。

さて、そんななか。海外出張中のメアリーは古書店である本を見つけた。

『ラテラルの冒険』と記された本だった。

この国で最近大ヒットした作品で、エマンダもたしか読みたいと言っていた本だった。
手に取ってみると、メアリーは驚いた。

{なんと点字で書かれているではないか。}

点字図書とは珍しい。
探してもそんなに見つからないものなのに。

点字図書ゆえか値も普通の古本より高かったが、
それでもエマンダが読めるならとメアリーはその本を購入して、エマンダに渡したのだ。

だが、メアリーはその本が点字で書かれていることに気を取られ、
{それがラテラル語の点字で書かれているだろうことをすっかり失念していた。}
ラテラル国で出版された本なのだ。当然、ラテラル語で書かれているはずなのに。

「ママ・・・この本、読めないよ・・・(;_;)」

「え・・・あっ(・Д・)」

結局、メアリーがそれに気づいたのは、エマンダが泣きついてきてからだったそうな


【簡易解説】
普段、メアリーはエマンダに点字に翻訳したものを渡していた。
今回の本は初めから点字であったため、そのまま渡してしまい、それが外国語で書かれているものかのチェックを怠ってしまった
「2Good」
トリック:1票納得感:1票
男が後頭部を見せると、女は満足そうにしていた。

どういう状況だろうか?
20年12月19日 00:43
【ウミガメのスープ】 [ぷらすちっく]

0時〆




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鏡を持って女性客の背後に立つ美容師「後ろ、こんな感じになってます」
鏡で髪型を確認する女性客「いい感じですね。ありがとうございます」

ヘアカットに満足した女は喜んだのだった。