みんなのGood

A.漫画家のアシスタント


漫画家の田中。

ビルの屋上でのワンシーンを描いている最中だったのだが、アシスタントの離小島君が風邪を引いてしまった。

締切に追われて細かい風景を描いている余裕がない田中は、主人公の鼠屋敷さんのセリフ量を増やして吹き出しを大きくし、風景をなるべく減らすようにしたのだった。

娘マユカが脱水症状を起こし、
このままでは命に関わりかねないと慌てる母サンドラと父テツオ。
するとテツオが、道路に立っていたお寺の看板を指差し、
「『みず こどもよう』だって。あそこに行けば、子供用の飲み物があるんじゃないのか」と言った。
テツオの指差す先に目を向け、「水子供養」と書かれてあるのを見た瞬間、
サンドラはテツオを殴り飛ばした。

オンラインで米5ｋｇを注文したカメオ。
段ボールに入ってきたので、カッターで開けようとした結果、貫通してお米の袋まで破いてしまった。
急いでガムテープで塞いだが、少し貼るのに失敗して剥がすと、カッターで切れたところに中に入っているお米が貼り付いていた。

ちょうど米粒が一直線上に並んでいた。

ラストのサビの直前、無音の時間が数秒ある。
それをこの曲の終わりだと思った観客は、とても良い曲だったので大きな、大きな拍手と歓声が起こした。

あまりにも大きかったので、いったん拍手と歓声が鳴り止むのを待った。
「え～と、まだ曲の途中なんだけど…（笑）」
「「え～～～」」
「あまりにもみんなが盛り上がってたからちょっと行きづらくて（笑）」
「「え～～～」」
「じゃあ、改めて続きから行くね」
「「きゃ～～～」」

朝の通勤途中にあるコンビニの冷蔵庫で涼むため、迷う（フリをする）。