みんなのGood

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「カンニングをした人はその場で失格、退場してもらいます。」というルールのもと、試験が行われた。
しかし、ある生徒はカンニングが試験官にバレたにもかかわらず、次はするなよ、と言われただけで試験を続けさせてもらえた。いったいなぜ?

くつしたさんの問題文です。
21年04月04日 22:04
【ウミガメのスープ】 [アルカディオ]

漢字の方の靴下さんの問題です。おじさんはくーたんって呼んでます。




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簡易解説
とある受験生が周囲からの圧や自分の置かれている状況から「ここで受からなきゃ終わりだ」とついうっかりカンニングをしてしまった。
当然退場にはなり{その試験は}続けさせてもらえなかった。
しかし一連の話を聞きようやく彼に与えていた圧が想像以上だったことを知った親は余計に圧をかけるのはやめ「次はするなよ」の一言でおさめたのである。

問題文通りなぜ?という問いに答えるのであれば「両親の心情が変わったから」である。

(物語面に力を入れすぎてなんか簡易解説とはちょっとずれた)解説
両親は俺に過度な期待をかける。
一流の大学に入り一流企業に入る、それを当然のように教育してきた。
俺自身それが悪いとは思わないしかといってそれを否定するほどの夢があるかと言われればない。
道自体には満足しているが問題なのは両親の熱が異常に入りすぎてること。
まあだから、彼らは俺が自分の思い通りにならないことが怖いんだろうな。

模試でいい点を取ればこれが当然と言われ、悪い点を取れば罵倒や暴言を言われる。
高校生らしい遊びは小さいことまで禁じられ、隠れて手を出そうものなら親の罵詈雑言は1時間は覚悟しなければならない。

とはいえこの試験で受からなければ…もう終わりだ。
今度はどんな罵倒が飛ぶかわからん。最悪手が出るかもしれん。

「え~試験の前に警告です。カンニングをした人はその場で失格、退場してもらいます。」

開始の5分ほど前試験官がそう言う。

ここから戦いが始まる。

これがわかるかどうかで、全てが決まる!!!

「はじめ!!!」

試験官が合図し皆一斉に問題用紙を開く。

「…!!」

俺も同じように問題冊子を開き、そして戦慄した。

分からない問題が出てきたのである。

落ち着け俺、共通テストは9割取れたじゃないか、この試験だって合格点さえ行ければ…。

無我夢中で分かる問題を求め、問題冊子を開く。

しかし開くたびに問題を見る前に両親の罵倒が思い浮かぶ。

「こんな問題が解けんようじゃ、終わりだな。」

解けない。

「こんな思いするならあなたみたいなバカな息子産むんじゃなかった!!!」

解けない。何もわからない。

「模試の点が下がっただあ?あそこに入れないなら…もうお前うちの子じゃないからな。」

だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ!!!
このままじゃ、また…

…お?

俺は見つけてしまった。
運よく教室の配置や前の人の座り方などの偶然が重なり、頑張れば答案を確認できそうなのだ。
いうなればカンニング。事前に準備したわけでもないし古典的な手法だが、うまくすれば試験官にばれることなく、あるいはそこからモチベーションを回復して…

俺は、体勢を変えた。

バレないと思っていた。

「ちょっと君。」

試験の直前に聞いたあの声が俺の耳元で鳴る。

「君、そんなに変な体勢して何してるの?言ったよね、カンニングは失格だって。」

俺は、試験をリタイアさせられた。

もちろん結果は不合格で決まりだろう、なんなら不合格通知すらないかもしれない。

その夜はカンニングの通知が家にも届いたのか、家族会議になった。

俺は罵詈雑言を覚悟した。でも実際に両親から飛んできた言葉は…

「…悪かった。」
「…ごめんなさい。」

だった。

「…え?なんでお袋や親父が謝るんだよ。」
「お前がそこまでするくらいに俺たちはプレッシャーを与えていた、そのことに気づいたからだ。」
「私たち…いくらあなたがその気になってくれたからって言い過ぎたわ。こんなに苦しんでたことに気づいてやれなくてごめんね…。」

母は泣いていた。そして両親ともカンニングをしたことについて俺を責めることはなかった。

俺も泣いた。

そうだ、俺は強いられていたとはいえ…両親の過度な期待はまだしも、俺自身が積み重ねてきたものでさえふいにしてたんだな…。

「親父…お袋…ごめん…。」


そして今日、また俺は試験を迎える。

去年と同じ大学。あれから両親は俺が明確にサボりでもしない限りは何も言わなくなってきていた。そんな環境で過ごした浪人時代。今度こそ合格をつかみ取ってやる。

「いい?自分を信じて頑張ってね。」
「ああ。わかってる。」
「お前には力がある。だからカンニングだけは、次はするなよ?」
「大丈夫だよ!っと、時間か。じゃあ、行ってくる。」

さあ、試験開始だ。
は…はずかしい…「1Good」
納得感:1票
歯石を取りに、ハービーデンタルクリニックに訪れたイシバ。
イシバは、歯のことを大事にしたいので定期的にクリニックに通っている。

歯石を取った後は、院長であるハービーのチェックで終了である。

ハービー「ではイシバさん、確認するので歯を見せてくださいね?」

すると、イシバはいきなり口を閉じてしまった。

ハービーに自らの口内を見られることが恥ずかしいわけではないのだとしたら…

いったいなぜ?
21年04月28日 14:39
【ウミガメのスープ】 [モカ・ドゴス]

はがゆいくちびる




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常連のイシバは、どのスタッフとも顔見知り。マスクごしだけど顔見知りである。
歯科衛生士に歯石を取ってもらった後、世間話をしていると院長のハービーがやってきた。

ハービー「イシバさん、お待たせしてすいませんね」
イシバ「あぁ、院長こんにちわ。いつもお世話になってます」
ハービー「ところで最近はお仕事どうですか?」
イシバ「やっぱりこのご時世ですからねぇ。暇ですわ。」
ハービー「そうですか。うちもちょっと患者さんが減ってますね」
イシバ「どこも大変ですなぁ。」

世間話をしながら、ハービーはチェックの準備を済ませた。

ハービー「ではイシバさん、確認するので歯を見せてくださいね?」

すると先ほどまでおしゃべりをしていたイシバは、すぐさま喋るのをやめた。
つまり【口を閉じた】のだ。

大きく開けた口の中をハービーは覗き込み、歯のチェックをしたのだった。

簡易解説
歯を見てもらうのでお喋りをやめた。(口を閉じた)

断捨離夫人「1Good」
トリック:1票
体重計の数字を見て、夫人は喜んだ。
「あら、いいじゃん!」
「ママ、どうしたの?」
「ほら見て。どうよ?」
「へー、いい感じじゃん」
「でしょ?」
翌日、夫人は体重計を廃品回収に出した。

なぜ捨てちゃうのか?
21年04月28日 16:47
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

チョコパイは捨てない




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新しい体重計が届いたからです。

ネットで安くて高性能の体重計を見つけて喜んだのでした(数字=値段)。
イマサラカレー「1Good」
物語:1票
辛口で有名なカレー屋の「ラテラル亭」。

その店の噂を耳にしてネットで調べたカメオは、辛いものが苦手なのに行ってみることにした。

いったい、なぜ?
21年05月02日 12:56
【ウミガメのスープ】 [ぷらすちっく]

本日20時閉店です。




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カメオは「ラテラル亭」のネット口コミを確認した。

***

ラテラル亭
評価1.0★☆☆☆☆(502件)

カレーが本当に不味い ★☆☆☆☆
こんなにも不味いカレーは初めて食べた。レトルトカレーのほうが百倍マシ。金を払うのももったいない。二度と行きません。

店が汚すぎる ★☆☆☆☆
店内が狭い上に全体的に小汚ない。皿もスプーンもコップも汚れてます。あまりにも不潔で一刻も早く帰りたくなる店でした。二度と行きません。

店主がろくでなし ★☆☆☆☆
店主の態度が悪く、ずっと無愛想。スマホ触ってるだけで怒ってくるから不愉快だった。二度と行きません。

最低最悪 ★☆☆☆☆
至上最悪のカレー屋です。なぜこんな店が何十年と続いてるのかわかりません。頼むから早く潰れてほしい。二度と行きません。

行く価値なし ★☆☆☆☆
絶対に行かないほうがいい。100%後悔する。ここに行くなら隣のラーメン屋に行け。そっちのカレーは美味い。こんな店には二度と行かない。

***

噂に聞いた通りの辛口評価の嵐を目の当たりにしたカメオは、むしろ興味が湧いて行くことにしたのだった。
トリック:1票
電車に乗り遅れないよう急いで階段を上っていたカメオは、その電車に乗ることを諦めたわけでもないのに、階段の中腹で踵を返して下りていったという。
いったいなぜ?
21年05月02日 00:03
【ウミガメのスープ】 [かたな]

3日22時まで




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自宅を出るのが遅くなったカメオは、電車に乗り遅れまいと{自宅から駅までの道を走っていた}。
目的の電車の到着時刻に間に合うかはかなり微妙なところで、一分一秒を争うほどギリギリだった。
その道中、信号の待ち時間の長い交差点が赤信号だったので{歩道橋を通った方が早い}と判断して上り始めたが、上り始めてすぐに{信号が青になった}ので、踵を返して歩道橋を下り、歩道橋下の横断歩道を渡ることにしたのだった。
最短距離で駅まで走ったおかげで、カメオはギリギリで電車に間に合ったという。