「【らてクエ7リサイクル】お城の道ってイメージ湧かないよね」「1Good」
納得感:1票
戦国の世に築かれた城は攻めづらく守りやすくする為に、城内の道は道幅が急に狭くなったりつづら折りになっている。
しかし、とある城は敢えて道幅が広く城門から遮るものもなく一直線上に守るべき天守がある。
一体何故だろうか?
https://late-late.jp/mondai/show/12877 より tsunaさんの問題です。
しかし、とある城は敢えて道幅が広く城門から遮るものもなく一直線上に守るべき天守がある。
一体何故だろうか?
https://late-late.jp/mondai/show/12877 より tsunaさんの問題です。
20年12月11日 12:32
【ウミガメのスープ】 [キャノー]
【ウミガメのスープ】 [キャノー]

のんびりらてクエリサイクル
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時は現代。
お城が観光名所となった今、観光客を受け入れやすくするためにと、戦国の世に築かれた悪路は歩きやすく広い道に整地された。
メインシンボルである天守に行きやすくするため、つづら折りも一直線の道に改造された。
補足:「とある城」は戦国の世に築かれたものですが、道が改良されたのは現代です
お城が観光名所となった今、観光客を受け入れやすくするためにと、戦国の世に築かれた悪路は歩きやすく広い道に整地された。
メインシンボルである天守に行きやすくするため、つづら折りも一直線の道に改造された。
補足:「とある城」は戦国の世に築かれたものですが、道が改良されたのは現代です
「繰り返される過ち」「1Good」
物語:1票
優秀だが少し不真面目なところがあるカメオは、ある日問題を起こし、仕事を休んで謹慎することになってしまった。
仕事仲間のウミオからも「いい加減にしろ!」と言われ見限られてしまったカメオは深く反省し、自らの振る舞いを改めることに決めたのだった。
それから仕事に復帰したカメオは打って変わって真面目に仕事に取り組み始め、ウミオもそんなカメオのことを許したのだが、その後カメオはウミオから再び「いい加減にしろ!」と言われてしまった。
しかしカメオはとても喜んでいた。
一体なぜだろうか?
仕事仲間のウミオからも「いい加減にしろ!」と言われ見限られてしまったカメオは深く反省し、自らの振る舞いを改めることに決めたのだった。
それから仕事に復帰したカメオは打って変わって真面目に仕事に取り組み始め、ウミオもそんなカメオのことを許したのだが、その後カメオはウミオから再び「いい加減にしろ!」と言われてしまった。
しかしカメオはとても喜んでいた。
一体なぜだろうか?
20年12月11日 19:29
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
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高校時代からの親友同士であるカメオとウミオは、卒業後に漫才コンビ「ラテシンチャブル」を結成し、活動を始めた。
「ラテシンチャブル」はカメオのアドリブを織り混ぜたボケとウミオの鋭いツッコミが観客の心を掴み、若手ながらも実力派コンビとして急激に人気を集めていった。特にカメオはネタ作りの際にも面白いネタをどんどん思い付き、アドリブも高度なものが多く、その上トークまで上手かったため、ウミオはもちろんのこと多くの関係者からも「カメオは天才だ」と思われ注目されていた。そして「ラテシンチャブル」は結成から2年程度で大きな漫才の大会で優勝を果たし、一躍有名漫才コンビとなりテレビ等の露出も増えていった。
ところが、有名になっても真面目に活動を続けるウミオとは裏腹に、少し不真面目な一面があったカメオは次第に図に乗り始め、無礼な振る舞いや言動が目立つようになった。酷いときは他の芸能人から反感を買うこともあったため、ウミオはカメオを諌めたのだがカメオは聞く耳を持たなかった。
そしてついに決定的な出来事が起きてしまう。カメオの女性関係を巡るスキャンダルが週刊誌に報じられ、カメオは大きなバッシングを受けることになったのだ。カメオはこれを受けてしばらくの間芸能活動を自粛せざるを得なくなった。そしてウミオもこれには腹に据えかねたようでカメオを一喝した。
「お前…本当にいい加減にしろ!お前がこのまま変わらないようなら、例え活動復帰しても俺はもうお前とコンビで活動することはない。」
ウミオがカメオに怒ったこともまたマスコミで報じられ、こうして「ラテシンチャブル」はコンビとしての活動を休止することになった。
カメオも一連の出来事にはさすがに堪えたようで、自粛してから1年後の活動再開後は、ウミオともう一度コンビで活動をするため心を入れ替えて一人で真面目に芸能活動に取り組み始めた。元々「天才」と称される程の高い実力のあったカメオは、以前と異なる真面目な姿勢も評価されたのかまた少しずつ人気を集め出していった。当初はカメオとの共演を拒絶していたウミオも、カメオが真面目に活動しているのを見て次第に心を開き始め、二人の関係も少しずつ修復されていった。
それから数年後、ついにウミオはカメオのことを許し、わだかまりの無くなった二人は「ラテシンチャブル」としてコンビ活動を再開することを決定した。この事はマスコミでも大きく報じられ、注目された。
そしてあるお笑い番組で、二人はコンビ活動再開後初めて漫才を披露することとなった。するとカメオのボケやウミオのツッコミは衰えるどころか活動休止前より冴え渡っており、また数年ぶりの漫才だというのに二人は息ピッタリの掛け合いを見せ、瞬く間に会場は爆笑の渦に包まれた。二人の楽しい漫才の時間はあっという間に過ぎていき、ウミオの最後のツッコミが炸裂した。
ウミオ「…いやお前そんな訳ないだろ、{いい加減にしろ!}…どうも、ありがとうございました~」
こうしてお決まりの言葉を残し、拍手喝采の中で二人はステージを後にした。カメオは念願叶って再びウミオと漫才をすることができ、喜びに満ち溢れていた。
ウミオ「やったなカメオ!…俺も本当はずっとお前とまた漫才をやりたかったんだ。お前ほどの天才は他にはいないからな…だからお前が真面目になって戻って来てくれて、本当に嬉しかった。カメオ、またこれからもよろしく。」
もう二度と同じ過ちは繰り返さない、そう心の中で誓ったカメオはまた改めて「ラテシンチャブル」として芸能活動に勤しむのであった。
「ラテシンチャブル」はカメオのアドリブを織り混ぜたボケとウミオの鋭いツッコミが観客の心を掴み、若手ながらも実力派コンビとして急激に人気を集めていった。特にカメオはネタ作りの際にも面白いネタをどんどん思い付き、アドリブも高度なものが多く、その上トークまで上手かったため、ウミオはもちろんのこと多くの関係者からも「カメオは天才だ」と思われ注目されていた。そして「ラテシンチャブル」は結成から2年程度で大きな漫才の大会で優勝を果たし、一躍有名漫才コンビとなりテレビ等の露出も増えていった。
ところが、有名になっても真面目に活動を続けるウミオとは裏腹に、少し不真面目な一面があったカメオは次第に図に乗り始め、無礼な振る舞いや言動が目立つようになった。酷いときは他の芸能人から反感を買うこともあったため、ウミオはカメオを諌めたのだがカメオは聞く耳を持たなかった。
そしてついに決定的な出来事が起きてしまう。カメオの女性関係を巡るスキャンダルが週刊誌に報じられ、カメオは大きなバッシングを受けることになったのだ。カメオはこれを受けてしばらくの間芸能活動を自粛せざるを得なくなった。そしてウミオもこれには腹に据えかねたようでカメオを一喝した。
「お前…本当にいい加減にしろ!お前がこのまま変わらないようなら、例え活動復帰しても俺はもうお前とコンビで活動することはない。」
ウミオがカメオに怒ったこともまたマスコミで報じられ、こうして「ラテシンチャブル」はコンビとしての活動を休止することになった。
カメオも一連の出来事にはさすがに堪えたようで、自粛してから1年後の活動再開後は、ウミオともう一度コンビで活動をするため心を入れ替えて一人で真面目に芸能活動に取り組み始めた。元々「天才」と称される程の高い実力のあったカメオは、以前と異なる真面目な姿勢も評価されたのかまた少しずつ人気を集め出していった。当初はカメオとの共演を拒絶していたウミオも、カメオが真面目に活動しているのを見て次第に心を開き始め、二人の関係も少しずつ修復されていった。
それから数年後、ついにウミオはカメオのことを許し、わだかまりの無くなった二人は「ラテシンチャブル」としてコンビ活動を再開することを決定した。この事はマスコミでも大きく報じられ、注目された。
そしてあるお笑い番組で、二人はコンビ活動再開後初めて漫才を披露することとなった。するとカメオのボケやウミオのツッコミは衰えるどころか活動休止前より冴え渡っており、また数年ぶりの漫才だというのに二人は息ピッタリの掛け合いを見せ、瞬く間に会場は爆笑の渦に包まれた。二人の楽しい漫才の時間はあっという間に過ぎていき、ウミオの最後のツッコミが炸裂した。
ウミオ「…いやお前そんな訳ないだろ、{いい加減にしろ!}…どうも、ありがとうございました~」
こうしてお決まりの言葉を残し、拍手喝采の中で二人はステージを後にした。カメオは念願叶って再びウミオと漫才をすることができ、喜びに満ち溢れていた。
ウミオ「やったなカメオ!…俺も本当はずっとお前とまた漫才をやりたかったんだ。お前ほどの天才は他にはいないからな…だからお前が真面目になって戻って来てくれて、本当に嬉しかった。カメオ、またこれからもよろしく。」
もう二度と同じ過ちは繰り返さない、そう心の中で誓ったカメオはまた改めて「ラテシンチャブル」として芸能活動に勤しむのであった。
「転校生」「1Good」
納得感:1票
今日私のクラスに転校生がやって来た。
転校生が一生懸命自己紹介をしている。
しかし、クラスの誰もそのことを喜ぶ気配はない。
何故か?
転校生が一生懸命自己紹介をしている。
しかし、クラスの誰もそのことを喜ぶ気配はない。
何故か?
20年12月11日 14:08
【ウミガメのスープ】 [小豆人形]
【ウミガメのスープ】 [小豆人形]

初めてなので優しくしてね。
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転校生がやってきた日はまさかの卒業式。
しかも私たちは今日卒業するというのに
こんな日に来てしまうなんて...
クラスのみんなは転校生に同情するしかない。
卒業式が終わった後、転校生と一緒にみんなでご飯に行ったそうだよ。
しかも私たちは今日卒業するというのに
こんな日に来てしまうなんて...
クラスのみんなは転校生に同情するしかない。
卒業式が終わった後、転校生と一緒にみんなでご飯に行ったそうだよ。
「新ラテシン 20歳になったら」「1Good」
納得感:1票
うっかり屋のカメコは忘れ物が多い。
失くし物もしょっちゅうだし物忘れも多い
そんなカメコがある時から忘れ物をしなくなったので
カメコは自分は大人になることは出来ないだろうと思た。
一体なぜ?
失くし物もしょっちゅうだし物忘れも多い
そんなカメコがある時から忘れ物をしなくなったので
カメコは自分は大人になることは出来ないだろうと思た。
一体なぜ?
20年12月12日 13:12
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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カメコは他の人格が出ているときは記憶が無く
身に覚えない行動をしてしまっていたのです。
そのため物忘れや失くし物が多かったのですが
最近では気づくと知らないうちにちゃんと用意してあり忘れ物がなくなってきたのです。
つまり他の人格が出ている時間が長くなってカメコの人格の方がどんどん追いやられて行ってしまいいずれ消えてしまうのではないかと恐れたのです。
身に覚えない行動をしてしまっていたのです。
そのため物忘れや失くし物が多かったのですが
最近では気づくと知らないうちにちゃんと用意してあり忘れ物がなくなってきたのです。
つまり他の人格が出ている時間が長くなってカメコの人格の方がどんどん追いやられて行ってしまいいずれ消えてしまうのではないかと恐れたのです。
「聖女の祈り」「1Good」
物語:1票
彼女は願った。
この村の平穏を。この村の平和を。
この7年の間、ずっと願っていた。
しかし、一人の少女が死にそうになった時、彼女は服を脱いで
平和を祈るのをやめてしまった。
一体どうしてだろうか?
この村の平穏を。この村の平和を。
この7年の間、ずっと願っていた。
しかし、一人の少女が死にそうになった時、彼女は服を脱いで
平和を祈るのをやめてしまった。
一体どうしてだろうか?
20年12月11日 23:35
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
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少し昔のはなしである。
この村には、ある因習があった。
それは『数え年で7年に1度、7歳以下の穢れなき少女を神の生贄に捧げよ』というものだった。
具体的には、7年に一度、7歳以下の少女を神が住むと信じられている崖の下に落とすのだ。
死体すら上がらない。村の大人たちは皆、神様のもとへ言ったというのみだった。
{そしてその生贄を怠ったり、対象でないものを生贄に捧げた場合、}
{神の怒りに触れ、村はひどい大災害に見舞われるという。}
さて、ある生贄の年。
今回は、カメコという丁度7つの少女が選ばれた。
彼女にとって不幸なのは、丁度その前の年に両親が病で死んでしまったことだろう。
後ろ楯がなくなってしまった、7つの少女。彼女を生贄とするのに、反対する者などいなかった。
いや、一人いた。
カメコの双子の兄である、カメオだ。
カメコと同じ7つではあるが、非常にしっかりとした男子であった。
されど所詮は子供。
彼の抗議の言葉に、耳を貸す者などいなかった。
もはや村の中でカメコが生贄となるのは決定事項だ。
そう察したカメオは、密かにある作戦を立てることにした。
双子の幼い子供というだけあって、カメコとカメオはよく似ていた。
そこでカメオは生贄の前の日にカメコを食事に薬を混ぜて眠らせたあとに、
カメコの格好をして、カメコとしてみんなの前に現れたのだ。
みんなは彼をカメコと思い、そのまま崖に突き落として生贄としてしまった。
本物のカメコが目を覚ました時には、もう全てが終わっていた。
カメオが密かにカメコに残した手紙には、
今回の計画のこと、しばらくはカメオとして過ごし、成長して、もし隠しきれなくなったら他の村へとなんとか逃げること、
どうか幸せに生きて欲しいことなどが書かれてあった。
カメコは手紙を握りしめて泣き、そして呪った。
勝手に決めた兄の愚かしさを。
何も知らなかった自身の愚かしさを。
そして、未だこんな神に盲信して縋っている村の人々を。
神なんていない。
私の兄を連れていってしまうような神なんていらない。
そう思ったカメコは、やがて一つの考えに行き着いた。
そして、この考えがこの村への、そしてこの神への最高の復讐になると確信した。
しかし、もし本当に神が伝承の通りの力を持っていたとしたら即座に破綻する計画だ。
いいさーー。
カメコは思った。これは私と神との戦いだ。
そうして、その日からカメコはカメオとして生活を始めた。
カメオが残した男物の服を着て、カメオの在りし日の姿を思い出して真似たら、
村の誰も、彼がカメオだと信じて疑わなかった。
そして、カメコは日々願った。
この村の平和を。
この村の平穏が、何事もなく続くことを。
おそらく、この村の誰よりもカメコは村の平和を祈っていただろう。
ただし、それはこの神にではない。
祈る対象も見つからぬまま、カメコはただ村の平穏を祈った。
そしてカメオが生贄になって7年。村は確かに平穏だった。
飢饉も災害もなにもない。実に穏やかな日々だった。
みんながカメオと思って、カメコにいう。
「カメコちゃんはよくやってくれた。神様はしっかりと役割を果たしてくださった。
ああ、ありがたや、ありがたや」
「妹が、村の平穏に役立てたのならば、妹も神様のもとで喜んでいることでしょう。」
「ええ、ええ、そうでしょうねえ。助かったあ」
カメコは穏やかにいう裏で、憎悪の炎に狂っていた。
我慢だ。あと少し、あと少し我慢だ。
「それでねえ」
村人が続けた。
「今年の生贄を、手伝ってもらいたいんだあ」
「ーーええ、もちろん。お手伝いします」
カメコは内心、ついにこの日が来たかと心の中でほくそ笑んだ。
そして生贄の日。
今回の生贄の少女を落とそうという中で。
カメコがその前に立ちはだかった。
「なんのつもりだあ、カメオ」
「もうやめましょう、こんなこと」
そういうと、村の長老がいう。
「何をいうか。村はこれまで、少女の生贄によってその平穏を保ったのだ。生贄の儀式をしくじるとな、村には大きな災いが降りかかる。
この7年間の平穏だって、君の妹のカメコちゃんががんばって生贄になってくれたからこそ、保たれていたんじゃ。君は妹の努力を無に帰すつもりか?」
「7年の、平穏ねえ・・・」
そこまで来て、カメコはもう笑いが止まらなかった。
けらけらと笑みがこぼれ出る。
その異様な光景に、長老を始め、村の人々は少々うろたえた。
そしてカメコはがばっと自身の服を脱ぎ、そして胸に巻いてあるさらしを外した。
村の人々は、驚愕の顔を浮かべたまま、その場で凍りついたように動かなくなった。
「カメコはあたしだ! あの時、兄のカメオがあたしの身代わりに生贄になったんだ! 男のカメオがな! {生贄の儀式を失敗した場合はどうなるんだって? 大災害どころか、村は平穏だったぞ、神様! あっははははは!!}」
誰も、何も言わない。
ただカメコが、勝ち誇ったかのように叫んだ。
【「神は死んだ! 兄が殺したんだ! ざまあみろ!!!」】
少女はもう、村の平和は願わない。
聖女の祈りはもう、終わったのだーー。
この村には、ある因習があった。
それは『数え年で7年に1度、7歳以下の穢れなき少女を神の生贄に捧げよ』というものだった。
具体的には、7年に一度、7歳以下の少女を神が住むと信じられている崖の下に落とすのだ。
死体すら上がらない。村の大人たちは皆、神様のもとへ言ったというのみだった。
{そしてその生贄を怠ったり、対象でないものを生贄に捧げた場合、}
{神の怒りに触れ、村はひどい大災害に見舞われるという。}
さて、ある生贄の年。
今回は、カメコという丁度7つの少女が選ばれた。
彼女にとって不幸なのは、丁度その前の年に両親が病で死んでしまったことだろう。
後ろ楯がなくなってしまった、7つの少女。彼女を生贄とするのに、反対する者などいなかった。
いや、一人いた。
カメコの双子の兄である、カメオだ。
カメコと同じ7つではあるが、非常にしっかりとした男子であった。
されど所詮は子供。
彼の抗議の言葉に、耳を貸す者などいなかった。
もはや村の中でカメコが生贄となるのは決定事項だ。
そう察したカメオは、密かにある作戦を立てることにした。
双子の幼い子供というだけあって、カメコとカメオはよく似ていた。
そこでカメオは生贄の前の日にカメコを食事に薬を混ぜて眠らせたあとに、
カメコの格好をして、カメコとしてみんなの前に現れたのだ。
みんなは彼をカメコと思い、そのまま崖に突き落として生贄としてしまった。
本物のカメコが目を覚ました時には、もう全てが終わっていた。
カメオが密かにカメコに残した手紙には、
今回の計画のこと、しばらくはカメオとして過ごし、成長して、もし隠しきれなくなったら他の村へとなんとか逃げること、
どうか幸せに生きて欲しいことなどが書かれてあった。
カメコは手紙を握りしめて泣き、そして呪った。
勝手に決めた兄の愚かしさを。
何も知らなかった自身の愚かしさを。
そして、未だこんな神に盲信して縋っている村の人々を。
神なんていない。
私の兄を連れていってしまうような神なんていらない。
そう思ったカメコは、やがて一つの考えに行き着いた。
そして、この考えがこの村への、そしてこの神への最高の復讐になると確信した。
しかし、もし本当に神が伝承の通りの力を持っていたとしたら即座に破綻する計画だ。
いいさーー。
カメコは思った。これは私と神との戦いだ。
そうして、その日からカメコはカメオとして生活を始めた。
カメオが残した男物の服を着て、カメオの在りし日の姿を思い出して真似たら、
村の誰も、彼がカメオだと信じて疑わなかった。
そして、カメコは日々願った。
この村の平和を。
この村の平穏が、何事もなく続くことを。
おそらく、この村の誰よりもカメコは村の平和を祈っていただろう。
ただし、それはこの神にではない。
祈る対象も見つからぬまま、カメコはただ村の平穏を祈った。
そしてカメオが生贄になって7年。村は確かに平穏だった。
飢饉も災害もなにもない。実に穏やかな日々だった。
みんながカメオと思って、カメコにいう。
「カメコちゃんはよくやってくれた。神様はしっかりと役割を果たしてくださった。
ああ、ありがたや、ありがたや」
「妹が、村の平穏に役立てたのならば、妹も神様のもとで喜んでいることでしょう。」
「ええ、ええ、そうでしょうねえ。助かったあ」
カメコは穏やかにいう裏で、憎悪の炎に狂っていた。
我慢だ。あと少し、あと少し我慢だ。
「それでねえ」
村人が続けた。
「今年の生贄を、手伝ってもらいたいんだあ」
「ーーええ、もちろん。お手伝いします」
カメコは内心、ついにこの日が来たかと心の中でほくそ笑んだ。
そして生贄の日。
今回の生贄の少女を落とそうという中で。
カメコがその前に立ちはだかった。
「なんのつもりだあ、カメオ」
「もうやめましょう、こんなこと」
そういうと、村の長老がいう。
「何をいうか。村はこれまで、少女の生贄によってその平穏を保ったのだ。生贄の儀式をしくじるとな、村には大きな災いが降りかかる。
この7年間の平穏だって、君の妹のカメコちゃんががんばって生贄になってくれたからこそ、保たれていたんじゃ。君は妹の努力を無に帰すつもりか?」
「7年の、平穏ねえ・・・」
そこまで来て、カメコはもう笑いが止まらなかった。
けらけらと笑みがこぼれ出る。
その異様な光景に、長老を始め、村の人々は少々うろたえた。
そしてカメコはがばっと自身の服を脱ぎ、そして胸に巻いてあるさらしを外した。
村の人々は、驚愕の顔を浮かべたまま、その場で凍りついたように動かなくなった。
「カメコはあたしだ! あの時、兄のカメオがあたしの身代わりに生贄になったんだ! 男のカメオがな! {生贄の儀式を失敗した場合はどうなるんだって? 大災害どころか、村は平穏だったぞ、神様! あっははははは!!}」
誰も、何も言わない。
ただカメコが、勝ち誇ったかのように叫んだ。
【「神は死んだ! 兄が殺したんだ! ざまあみろ!!!」】
少女はもう、村の平和は願わない。
聖女の祈りはもう、終わったのだーー。