みんなのブックマーク

早くこの苦しみから「3ブックマーク」
私は冷たい水を飲み込んだ。
口の中に広がる塩辛さを感じる。

苦しい酸素が欲しい、と肺が訴えるのを感じながら、光の射す海面を目指し上へ上へと体を動かす。
ようやく顔を出した私だが、その苦しさから解放されることはなかった。
しかし不思議と気持ちは晴れやかだった。

どういうことか?
19年03月07日 20:08
【ウミガメのスープ】 []



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私はこれまで経験して来た登山の中でも、恐らく最も高いであろう山に挑戦していた。
今までとはレベルが違う難易度の高さに、早くも息が切れ始める。

途中、汗で失われた塩分を補給するために食べた塩飴は少ししょっぱすぎたみたいだ。
水で流し込んでも、まだその味は消えそうにない。
そしてまた険しい山道と薄い酸素にあえぎながらも、雲間から射す光を目指し上へと歩みを進めた。



ついに、頂上へと辿り着く。
私の眼には、群青から橙色へと色を次第に変える空と、地平線まで続くかのように広大な雲海が映っていた。
キンと冷たい澄み切った空気が肌を刺すが、今は不思議とそれさえも心地よく感じる。

さすが頂上と言うべきか、酸素はあいも変わらず薄くその息苦しさは変わることはなかったが、
私は完登できたという晴れやかな気持ちと達成感に包まれ、朝日が昇りゆくその光景をいつまでも眺めていた。
【厭世アリス】「3ブックマーク」
アリスが時折死にたくなるのはまだ幼い子供だからだという。
一体どういうことだろうか?
19年03月09日 19:02
【ウミガメのスープ】 [OUTIS]

厭世(えんせい):この世を疎ましく思うこと。




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アリスは去年出産した1児の母親である。
息子がまだ幼い子供なので、彼女は育児ノイローゼになり時折死にたくなるのだという。
新ラテシン 花粉症症候群「3ブックマーク」
カメオがくしゃみをすると男たちは大慌てで銃を撃ちあった。

一体なぜ?
19年03月10日 17:57
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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それでは本番10秒前、9・・・8・・・7・・・


(゚д゚)ムズムズ


( >Д<) ハアックション!!




(´・ω・`)!! Σ(´・ω・`)
ウミガメ流たほいやゲーム「3ブックマーク」
皆さんにはyesnoで答えられる質問をしていただきます
その返信から私が指定したいキーワードにたどり着いてください

キーワードが何か分かったらひらがなで答えてください
19年03月10日 19:21
【新・形式】 [琉球野郎]



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キーワードは「くまんばち」

嘘の条件は質問者が餅五郎氏であること

ちなみに餅五郎氏はリアルな友人です
今回影の誘導者にノリノリでなってくれました
私の記憶の中の母「3ブックマーク」
母は、私のことが本当は嫌いなんだと思っていた。
私も幼いながらそんな母が、少しだけ苦手だった。
それから病に倒れ、あっという間亡くなった母。

そして月日が経ち、ついに父も亡くなり2人の部屋の遺品を整理していたある日、
見つけた家族写真を見て私は母に嫌われていたのではなかった事を知った。

どういうことだろう?
19年03月11日 10:15
【ウミガメのスープ】 []



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私は父が亡くなり、父と母の部屋の遺品を整理していた。
その時だ、病院で小さな赤子を抱きながら幸せそうに笑う母と、その隣に涙ぐみながら寄り添う見知らぬ男の写真を見つけたのは。
隣の男は誰だと、裏を返すとそこには同じ名字の2人と私の名前が記されている。
....母の前の名字だ。
まさかと思い急いで戸籍を確認しに行くと、写真に写っていた男は母の最初の夫で私と血の繋がった父親だと知った。
その父親は、既に鬼籍に入っており私が生まれた頃に亡くなっていたようだ。

そして私は嫌われているとばかり思っていた、母が私を見て顔を歪めていた理由に気付く。
私の顔は母の最初の夫、実の父親にそっくりだった。
母は私の顔を見て、死んだ夫を思い出しては辛かったのだろう。
一緒に見つけたぼろぼろの母の日記にはこう記されてあった。

『今日、あの人の葬式が終わった。これからは、娘と2人で強く生きていかなければ。』
『娘の夜泣きが始まった。泣きたい30分も寝られない。』
『娘がはいはいを始めた。はいはいってそんなに早く動けるのね...。』
『仕事に復帰してから、男性に好意を持たれているらしい。でもバツイチ子持ちだしな...』
『娘が初めて、まんま、と喋った!嬉しい!ところで、まんまは私のこと?それともやっぱりご飯のこと?』
『娘の...』
『娘が...』
『娘...』
『.....』
『最近、娘を見ると死んだ夫を思い出してしまう。私を支えてくれるあの人にも申し訳ない。』
『娘の顔が見れない、あの子は少し悲しそうな顔をしていた。』
『....』
『この頃よく咳が出る。お医者様は治る病気だと言った。』
『私は娘にとって、いい母親だっただろうか。....やっぱり、書くのはやめておこう。』
『...』
『...もしかしたら、今度は私が娘とあの人を置いて行くのかな。』
『娘にもそろそろ、もう1人のお父さんがいたこと、教えてあげなければ...咳で呼吸が苦しい。』
『...』
『この病気が治ったら、娘に伝えようと思う。たくさん迷惑をかけたあの人と私と娘で、本当の家族になろう。』
『...』
『最後にするつもりはないけれど、書き残しておこうと思う。私はあなたを本当に愛していた...いいえ、これからもずっと愛しているわ。』
『どうか幸せに、私の愛しい子。』

どうやら私は嫌われていなかったばかりか、思った以上に母に愛されていたようだ。
....そう、愛されていたんだ母にも。ちゃんと。
私は涙を零し、母のたくさんの想いが綴られた大切な日記を両腕でしっかりと抱きしめた。


【解説】
私は、家族写真で自分には父以外に血の繋がった実の父親がいたことを知った。
私の顔が実の父親の顔にそっくりだったので、母が時々悲痛な表情をしたり素っ気ない態度をとったりしていたのは、死んだ夫を思い出してしまい辛かったのだと理解した。