「【らてCin同出】刑事離小島の特殊事件ファイル」「14ブックマーク」
廃墟ビルの一室。
刑事離小島と対峙する強盗殺人犯。
「動くな!」と怒鳴った後、刑事離小島の拳銃が火を噴いた。
しかし放たれた弾丸は犯人のそばのガラスを割っただけ。
当てるつもりのない威嚇射撃である。
そして手を挙げている犯人に向かって刑事離小島はこう言った。
「本当にごめんなさい!」
一体なぜ?
SP:プーさん、テストプレイ:ゴリさん。サンキュー。
※問題の解明には一切関係ありませんが、文中の「刑事」は
「けいじ」ではなく「デカ」と読んでください。拳銃は「チャカ」ね。
※この問題はらてらてとCindyで同時に出題されています。
Cindyユーザーより早く解き明かしましょう。打倒Cindy。
※だからCindyの方の問題は覗かないでね。約束だぞ✳︎
刑事離小島と対峙する強盗殺人犯。
「動くな!」と怒鳴った後、刑事離小島の拳銃が火を噴いた。
しかし放たれた弾丸は犯人のそばのガラスを割っただけ。
当てるつもりのない威嚇射撃である。
そして手を挙げている犯人に向かって刑事離小島はこう言った。
「本当にごめんなさい!」
一体なぜ?
SP:プーさん、テストプレイ:ゴリさん。サンキュー。
※問題の解明には一切関係ありませんが、文中の「刑事」は
「けいじ」ではなく「デカ」と読んでください。拳銃は「チャカ」ね。
※この問題はらてらてとCindyで同時に出題されています。
Cindyユーザーより早く解き明かしましょう。打倒Cindy。
※だからCindyの方の問題は覗かないでね。約束だぞ✳︎
19年10月03日 21:59
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
解説を見る
強盗殺人犯、田中。
ようやくその田中の足取りを掴んだ刑事離小島はアジトの廃墟ビルに押し入った。
ソファーに深々と座り、片手でシャム猫を撫でつつでっかいワイングラスで
チェリオを飲んでいた田中は刑事離小島の闖入に慌てふためいた。
「田中!確保だ!」
そんな田中に飛びかかる刑事離小島。
掴みあう2人。
飛び交う怒号。
尻尾がピーンってなるシャム猫。
こぼれるチェリオ。
田中が刑事離小島を蹴飛ばし、一旦距離が離れた。
睨み合う両者。
沈黙を破り「動くな!」と怒鳴ったのは田中だった。
天井に向けて挙げた右手には拳銃が握られている。
揉み合いの際、刑事離小島から盗み取ったのだ。
その刑事離小島の拳銃が火を噴いた。
田中が威嚇射撃の為に天井に向けて放った弾丸は田中の頭上の蛍光灯を割った。
拳銃で撃たれちゃうって思った刑事離小島は
「本当にごめんなさい!」
と拳銃を持って右手を挙げている田中に向かって土下座した。
その速さ0.08秒。神速。神土下座である。
その見事な所作に田中はなんかちょっぴり感動した。
そんなお話。
ようやくその田中の足取りを掴んだ刑事離小島はアジトの廃墟ビルに押し入った。
ソファーに深々と座り、片手でシャム猫を撫でつつでっかいワイングラスで
チェリオを飲んでいた田中は刑事離小島の闖入に慌てふためいた。
「田中!確保だ!」
そんな田中に飛びかかる刑事離小島。
掴みあう2人。
飛び交う怒号。
尻尾がピーンってなるシャム猫。
こぼれるチェリオ。
田中が刑事離小島を蹴飛ばし、一旦距離が離れた。
睨み合う両者。
沈黙を破り「動くな!」と怒鳴ったのは田中だった。
天井に向けて挙げた右手には拳銃が握られている。
揉み合いの際、刑事離小島から盗み取ったのだ。
その刑事離小島の拳銃が火を噴いた。
田中が威嚇射撃の為に天井に向けて放った弾丸は田中の頭上の蛍光灯を割った。
拳銃で撃たれちゃうって思った刑事離小島は
「本当にごめんなさい!」
と拳銃を持って右手を挙げている田中に向かって土下座した。
その速さ0.08秒。神速。神土下座である。
その見事な所作に田中はなんかちょっぴり感動した。
そんなお話。
「船と口笛」「14ブックマーク」
■■<問題文>■■
【暗闇の中、ある人が船を漕いでいた。】
【その人が口笛を吹いたことで、ずっと探し求めていたものが見つかった。】
【状況を説明してください。】
皆様、大変お待たせ致しました!第15回正解を創りだすウミガメのお時間ですっ!
({前回はこちら}https://late-late.jp/mondai/show/6882)
今回は新参者のひややっこが、進行を務めさせて頂きます。精一杯頑張ります!
さて、十五といえば、どんなものが連想されますか?
お月見?少年たちの漂流記?盗んだバイクで走りだしちゃったり?
そんな本日、十五回目の問題文は…………十五、何も関係ありません!(使いたかった。粋な問題文にしたかった。悲しきかな、力不足だった……。)
というわけで、今回の問題文は自分の好きを詰め込みました!
船を漕ぐってロマンですよね。ひややっこは口笛が吹けません。憧れます。
さあ、そんなどうでもいい話はこれくらいにして。
今回の要素採用数は、【10個】で行きたいと思います!シェフの皆様の素晴らしい作品、お待ちしております!
■■ 1・要素募集フェーズ ■■
[9/22(土)21:00頃~質問が50個集まるまで]
まず、正解を創り出すカギとなる質問をして頂きます。
◯要素選出の手順
1.出題直後から、YESかNOで答えられる質問を受け付けます。質問は1人4回まででお願いします。
2.皆様から寄せられた質問の数が”50”に達すると締め切りです。
要素は基本ランダム、いくつか私が直接選んで決めさせていただきます。{前回に倣ってある程度の矛盾要素もOKとします。}
合計10個の質問が選ばれ、「YES!」の返答とともに『[良い質問]』(=良質)がつきます。
※良質としたものを以下『要素』と呼びます。
※あまりに矛盾して成立しなさそうな場合や、条件が狭まりすぎる物は採用いたしません。
[矛盾例]田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? →今回もOKとします。いつもありがとうございます、田中さん。
[狭い例]ノンフィクションですか?(不採用)
[狭い例]登場キャラは1人ですか?(不採用)
[狭い例]ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね?(不採用)
なお、要素が揃った後、まとメモに要素を書き出しますのでご活用ください。
■■ 2・投稿フェーズ ■■
[要素を10個選定後~7/22(月)23:59]
要素募集フェーズが終わったら、選ばれた要素を取り入れた解説を投稿する『投稿フェーズ』に移行します。
各要素を含んだ解説案をご投稿ください。
らてらて鯖の規約に違反しない範囲で、思うがままに自由な発想で創りだしましょう!
※過去の「正解を創りだす(らてらて鯖版・ラテシン版)」もご参考ください。
ラテシン版:sui-hei.net/mondai/tag/正解を創りだすウミガメ
らてらて鯖:https://late-late.jp/mondai/tag/正解を創りだすウミガメ
◯作品投稿の手順
1.投稿作品を、別の場所(文書作成アプリなど)で作成します。
質問欄で文章を作成していると、その間他の方が投稿できなくなってしまいます。
コピペで一挙に投稿を心がけましょう。
2.すでに投稿済みの作品の末尾に終了を知らせる言葉の記述があることを確認してから投稿してください。
記述がない場合、まだ前の方が投稿の最中である可能性があります。
しばらく時間をおいてから再び確認してください。
3.まず{タイトルのみ}を質問欄に入力してください。
後でタイトル部分のみを[良質]にします。(タイトルだけ、ちょっぴり早めに回答するので、ご注意ください!)
4.次の質問欄に本文を入力します。
「長文にするときはチェック」をすると、とても読みやすくなるのでお忘れなく!
5.本文の末尾に、おわり完など、{終了を知らせる言葉}を必ずつけてください。
■■ 3・投票フェーズ ■■
[7/23(火) 00:00頃~7/27(土)23:59]
投稿期間が終了したら、『投票フェーズ』に移行します。
お気に入りの作品、苦戦した要素を選出しましょう。
◯投票の手順
1.投稿期間終了後、別ページにて、「正解を創りだすウミガメ・投票会場」(闇スープ)を設置いたします。
2.作品を投稿した「シェフ」は“3”票、投稿していない「観戦者」は“1”票を、気に入った作品に投票できます。
それぞれの「タイトル・票数・作者・感想」を質問欄で述べてください。
また、「最も組み込むのが難しかった(難しそうな)要素」も1つお答えください。
※投票は、1人に複数投票でも、バラバラに投票しても構いません。
※自分の作品に投票は出来ません。その分の票を棄権したとみなします。
※投票自体に良質正解マーカーはつけません。ご了承ください。
3.皆様の投票により、以下の受賞者が決定します。
《メイン》
【◆最難関要素賞(最も票を集めた要素):その質問に[正解]を進呈】
【◆最優秀作品賞(最も票数を集めた作品):その作品に[良い質問]を進呈】
【◆シェチュ王(最も票数を集めたシェフ=作品への票数の合計):全ての作品に[正解]を進呈】
→見事『シェチュ王』になられた方には、次回の「正解を創りだすウミガメ」を出題していただきます!
※票が同数になった場合のルール
[最難関要素賞][最優秀作品賞]
同率で受賞です。
[シェチュ王]
同率の場合、最も多くの人から票をもらった人(=複数票を1票と数えたときに最も票数の多い人)が受賞です。
それでも同率の場合、出題者も(事前に決めた)票を投じて再集計します。
それでもどうしても同率の場合は、最終投稿が早い順に決定させていただきます。
■■ タイムテーブル ■■
【◯要素募集フェーズ
9/22(日)21:00~質問数が50個に達するまで】
【◯投稿フェーズ
要素選定後~9/30(月)23:59まで】
【◯投票フェーズ
10/1(火)00:00頃~10/5(土)23:59まで)】
【◯結果発表
10/6(日)21:00の予定です。】
■■ お願い ■■
要素募集フェーズに参加した方は、出来る限り投稿・投票にも御参加くださいますようお願いいたします。
要素出しはお手軽ですけれども、このイベントの要はなんといっても投稿・投票です。
頑張れば意外となんとかなるものです。素敵な解説をお待ちしております!
もちろん投稿フェーズと投票フェーズには、参加制限など一切ありません。
どなた様もお気軽にご参加ください。
最後に、一つ謝罪を。今回は、コインの贈呈をすることができません。
システムの理解がきちんとできておらず、通常の進行でいっぱいいっぱいとなってしまうので、辞退させていただきます。楽しみにしておられた方には、非常に申し訳ないです。
なお、今後の創りだすウミガメでのコイン贈呈をするか否かはその度の主催者にお任せします。
コインはありませんが、皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
それでは、『要素募集フェーズ』スタートです!
質問は【1人4回まで】です。皆様の質問お待ちしております!
{毎回恒例、長文結果発表です。結果だけご覧になりたい方は、投票所をご覧下さい!}
レディィィィース&ジェントルメェェェン!!
【第15回 正解を創りだすウミガメ】結果発表のお時間だァァァ!!!
……はい、というわけでやって参りました、待ちに待ったこの時が!ひややっこはテンションMAXでそろそろ湯豆腐になりそうです!
今回は25作品もの投稿が寄せられました!本当にありがとうございます!
こちらでは各部門で1位を獲得した作品、そして最優秀作品部門上位3つをご紹介します。それ以外の作品とその獲得票数につきましては、投票所の方をご覧いただきたいと思います。
それでは、参りましょう!!
【最難関要素賞】
ーーー君、黄身。選ばれたのは……
【『🥇⑨きみが溢れた(by 赤升さん)』】
これは難しかった!君派と黄身派に主に分かれていましたね。どちらを選ぶかでその後の使い方がだいぶ変わってくる要素です。
【匠賞】
ーーーなんということでしょう。構成、視点、まさに、匠の技です。
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
この作品には、その構成と視点の匠さに舌を巻いた人が沢山いたことでしょう。詳しくはネタバレになってしまいますので言えませんが、ラスト、ヒュッてなります。本当に。まだの方はぜひご一読ください。
【エモンガ賞】
ーーー世界観、人間関係、情景描写。全てにおいて、エモンガでした。by.冷奴
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
これはもう仕方ないよ……。だって最初っからエモンガだったもん……。
実は、投票所にてご確認いただければ分かりますが、こちらの部門は大変大接戦でした。そりゃそうだ。だって皆さんエモいものばっかり書くんだもん。
おや、会場がざわついている気がしますが、先に行きますよ?
それでは、メインの賞の発表です。
【最優秀作品賞】
【第3位】
ーーーあの有名な話が、ウミガメに。
【🥉㉑『バグをリセットする話(バックアップもとる)』(作:きっとくりすさん)】
多くの人が知っているあの有名な話。でも、その話とこの問題文とを結びつけたのは、本当にお見事です!読んでいて、問題と要素とのマッチの仕方が抜群で驚きました。
【第2位】
ーーー波線を超えて、ガラリと変わる世界観。
ーーーまさに、創りだす物語。
【🥈⑤『口笛おじさんと完璧な僕』(作:みづさん)
🥈⑲『9月30日公演』(作:ハシバミさん)】
というわけで、二つの作品が第2位に選ばれました!どちらも異なる作風ですが、一つ確実に言える共通点は、どっちも想定外、ということです。予想の斜め上を行く作品でした!
【第1位】
そのラストを見届けた時、
その言葉の意味を知った時、
ーーー貴方はきっと、涙する。
{「そりゃそうさ。俺は必ず《戻り水》をこの目で確かめるんだ」}
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
おめでとうございますっっっ!!!ああ、皆さんのどよめきが聞こえてくるようです!
ええ、そうです!前代未聞(たぶん)の、三冠達成!!匠、エモンガに引き続き、最優秀作品賞までも堂々と勝ち取ったのは、「正解を創りだすウミガメ」大好き芸人こと、とろたくさんっ!!!
さあ、それでは、シェチュ王の表彰を行いたいと思います。
ーーー第15回、正解を創りだすウミガメ、シェチュ王となったのは!
【👑{とろたく(記憶喪失)}さん👑】です!!
シェチュ王→主催→シェチュ王→主催→シェチュ王は、もう、レジェンドでしょう!!
それでは、とろたくさんに王冠を授けます!!
ヘイッ![丿 °∀°]丿シー==三三👑ヽ(´▽`)/ワーイ
【暗闇の中、ある人が船を漕いでいた。】
【その人が口笛を吹いたことで、ずっと探し求めていたものが見つかった。】
【状況を説明してください。】
皆様、大変お待たせ致しました!第15回正解を創りだすウミガメのお時間ですっ!
({前回はこちら}https://late-late.jp/mondai/show/6882)
今回は新参者のひややっこが、進行を務めさせて頂きます。精一杯頑張ります!
さて、十五といえば、どんなものが連想されますか?
お月見?少年たちの漂流記?盗んだバイクで走りだしちゃったり?
そんな本日、十五回目の問題文は…………十五、何も関係ありません!(使いたかった。粋な問題文にしたかった。悲しきかな、力不足だった……。)
というわけで、今回の問題文は自分の好きを詰め込みました!
船を漕ぐってロマンですよね。ひややっこは口笛が吹けません。憧れます。
さあ、そんなどうでもいい話はこれくらいにして。
今回の要素採用数は、【10個】で行きたいと思います!シェフの皆様の素晴らしい作品、お待ちしております!
■■ 1・要素募集フェーズ ■■
[9/22(土)21:00頃~質問が50個集まるまで]
まず、正解を創り出すカギとなる質問をして頂きます。
◯要素選出の手順
1.出題直後から、YESかNOで答えられる質問を受け付けます。質問は1人4回まででお願いします。
2.皆様から寄せられた質問の数が”50”に達すると締め切りです。
要素は基本ランダム、いくつか私が直接選んで決めさせていただきます。{前回に倣ってある程度の矛盾要素もOKとします。}
合計10個の質問が選ばれ、「YES!」の返答とともに『[良い質問]』(=良質)がつきます。
※良質としたものを以下『要素』と呼びます。
※あまりに矛盾して成立しなさそうな場合や、条件が狭まりすぎる物は採用いたしません。
[矛盾例]田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? →今回もOKとします。いつもありがとうございます、田中さん。
[狭い例]ノンフィクションですか?(不採用)
[狭い例]登場キャラは1人ですか?(不採用)
[狭い例]ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね?(不採用)
なお、要素が揃った後、まとメモに要素を書き出しますのでご活用ください。
■■ 2・投稿フェーズ ■■
[要素を10個選定後~7/22(月)23:59]
要素募集フェーズが終わったら、選ばれた要素を取り入れた解説を投稿する『投稿フェーズ』に移行します。
各要素を含んだ解説案をご投稿ください。
らてらて鯖の規約に違反しない範囲で、思うがままに自由な発想で創りだしましょう!
※過去の「正解を創りだす(らてらて鯖版・ラテシン版)」もご参考ください。
ラテシン版:sui-hei.net/mondai/tag/正解を創りだすウミガメ
らてらて鯖:https://late-late.jp/mondai/tag/正解を創りだすウミガメ
◯作品投稿の手順
1.投稿作品を、別の場所(文書作成アプリなど)で作成します。
質問欄で文章を作成していると、その間他の方が投稿できなくなってしまいます。
コピペで一挙に投稿を心がけましょう。
2.すでに投稿済みの作品の末尾に終了を知らせる言葉の記述があることを確認してから投稿してください。
記述がない場合、まだ前の方が投稿の最中である可能性があります。
しばらく時間をおいてから再び確認してください。
3.まず{タイトルのみ}を質問欄に入力してください。
後でタイトル部分のみを[良質]にします。(タイトルだけ、ちょっぴり早めに回答するので、ご注意ください!)
4.次の質問欄に本文を入力します。
「長文にするときはチェック」をすると、とても読みやすくなるのでお忘れなく!
5.本文の末尾に、おわり完など、{終了を知らせる言葉}を必ずつけてください。
■■ 3・投票フェーズ ■■
[7/23(火) 00:00頃~7/27(土)23:59]
投稿期間が終了したら、『投票フェーズ』に移行します。
お気に入りの作品、苦戦した要素を選出しましょう。
◯投票の手順
1.投稿期間終了後、別ページにて、「正解を創りだすウミガメ・投票会場」(闇スープ)を設置いたします。
2.作品を投稿した「シェフ」は“3”票、投稿していない「観戦者」は“1”票を、気に入った作品に投票できます。
それぞれの「タイトル・票数・作者・感想」を質問欄で述べてください。
また、「最も組み込むのが難しかった(難しそうな)要素」も1つお答えください。
※投票は、1人に複数投票でも、バラバラに投票しても構いません。
※自分の作品に投票は出来ません。その分の票を棄権したとみなします。
※投票自体に良質正解マーカーはつけません。ご了承ください。
3.皆様の投票により、以下の受賞者が決定します。
《メイン》
【◆最難関要素賞(最も票を集めた要素):その質問に[正解]を進呈】
【◆最優秀作品賞(最も票数を集めた作品):その作品に[良い質問]を進呈】
【◆シェチュ王(最も票数を集めたシェフ=作品への票数の合計):全ての作品に[正解]を進呈】
→見事『シェチュ王』になられた方には、次回の「正解を創りだすウミガメ」を出題していただきます!
※票が同数になった場合のルール
[最難関要素賞][最優秀作品賞]
同率で受賞です。
[シェチュ王]
同率の場合、最も多くの人から票をもらった人(=複数票を1票と数えたときに最も票数の多い人)が受賞です。
それでも同率の場合、出題者も(事前に決めた)票を投じて再集計します。
それでもどうしても同率の場合は、最終投稿が早い順に決定させていただきます。
■■ タイムテーブル ■■
【◯要素募集フェーズ
9/22(日)21:00~質問数が50個に達するまで】
【◯投稿フェーズ
要素選定後~9/30(月)23:59まで】
【◯投票フェーズ
10/1(火)00:00頃~10/5(土)23:59まで)】
【◯結果発表
10/6(日)21:00の予定です。】
■■ お願い ■■
要素募集フェーズに参加した方は、出来る限り投稿・投票にも御参加くださいますようお願いいたします。
要素出しはお手軽ですけれども、このイベントの要はなんといっても投稿・投票です。
頑張れば意外となんとかなるものです。素敵な解説をお待ちしております!
もちろん投稿フェーズと投票フェーズには、参加制限など一切ありません。
どなた様もお気軽にご参加ください。
最後に、一つ謝罪を。今回は、コインの贈呈をすることができません。
システムの理解がきちんとできておらず、通常の進行でいっぱいいっぱいとなってしまうので、辞退させていただきます。楽しみにしておられた方には、非常に申し訳ないです。
なお、今後の創りだすウミガメでのコイン贈呈をするか否かはその度の主催者にお任せします。
コインはありませんが、皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
それでは、『要素募集フェーズ』スタートです!
質問は【1人4回まで】です。皆様の質問お待ちしております!
19年09月22日 21:03
【新・形式】 [ひややっこ]
【新・形式】 [ひややっこ]
遅れてすみません!結果発表です!
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{毎回恒例、長文結果発表です。結果だけご覧になりたい方は、投票所をご覧下さい!}
レディィィィース&ジェントルメェェェン!!
【第15回 正解を創りだすウミガメ】結果発表のお時間だァァァ!!!
……はい、というわけでやって参りました、待ちに待ったこの時が!ひややっこはテンションMAXでそろそろ湯豆腐になりそうです!
今回は25作品もの投稿が寄せられました!本当にありがとうございます!
こちらでは各部門で1位を獲得した作品、そして最優秀作品部門上位3つをご紹介します。それ以外の作品とその獲得票数につきましては、投票所の方をご覧いただきたいと思います。
それでは、参りましょう!!
【最難関要素賞】
ーーー君、黄身。選ばれたのは……
【『🥇⑨きみが溢れた(by 赤升さん)』】
これは難しかった!君派と黄身派に主に分かれていましたね。どちらを選ぶかでその後の使い方がだいぶ変わってくる要素です。
【匠賞】
ーーーなんということでしょう。構成、視点、まさに、匠の技です。
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
この作品には、その構成と視点の匠さに舌を巻いた人が沢山いたことでしょう。詳しくはネタバレになってしまいますので言えませんが、ラスト、ヒュッてなります。本当に。まだの方はぜひご一読ください。
【エモンガ賞】
ーーー世界観、人間関係、情景描写。全てにおいて、エモンガでした。by.冷奴
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
これはもう仕方ないよ……。だって最初っからエモンガだったもん……。
実は、投票所にてご確認いただければ分かりますが、こちらの部門は大変大接戦でした。そりゃそうだ。だって皆さんエモいものばっかり書くんだもん。
おや、会場がざわついている気がしますが、先に行きますよ?
それでは、メインの賞の発表です。
【最優秀作品賞】
【第3位】
ーーーあの有名な話が、ウミガメに。
【🥉㉑『バグをリセットする話(バックアップもとる)』(作:きっとくりすさん)】
多くの人が知っているあの有名な話。でも、その話とこの問題文とを結びつけたのは、本当にお見事です!読んでいて、問題と要素とのマッチの仕方が抜群で驚きました。
【第2位】
ーーー波線を超えて、ガラリと変わる世界観。
ーーーまさに、創りだす物語。
【🥈⑤『口笛おじさんと完璧な僕』(作:みづさん)
🥈⑲『9月30日公演』(作:ハシバミさん)】
というわけで、二つの作品が第2位に選ばれました!どちらも異なる作風ですが、一つ確実に言える共通点は、どっちも想定外、ということです。予想の斜め上を行く作品でした!
【第1位】
そのラストを見届けた時、
その言葉の意味を知った時、
ーーー貴方はきっと、涙する。
{「そりゃそうさ。俺は必ず《戻り水》をこの目で確かめるんだ」}
【🥇⑳『海は塩水でできている』(作:とろたく(記憶喪失)さん)】
おめでとうございますっっっ!!!ああ、皆さんのどよめきが聞こえてくるようです!
ええ、そうです!前代未聞(たぶん)の、三冠達成!!匠、エモンガに引き続き、最優秀作品賞までも堂々と勝ち取ったのは、「正解を創りだすウミガメ」大好き芸人こと、とろたくさんっ!!!
さあ、それでは、シェチュ王の表彰を行いたいと思います。
ーーー第15回、正解を創りだすウミガメ、シェチュ王となったのは!
【👑{とろたく(記憶喪失)}さん👑】です!!
シェチュ王→主催→シェチュ王→主催→シェチュ王は、もう、レジェンドでしょう!!
それでは、とろたくさんに王冠を授けます!!
ヘイッ![丿 °∀°]丿シー==三三👑ヽ(´▽`)/ワーイ
「【BS】変身願望男児」「14ブックマーク」
妹であるカメミのお気に入りのおもちゃの
{変身道具を振り回しながら叫んでいるカメオ}。
しばらくの間そうしていたがやがて振り回すのをやめて【泣き出してしまった】。
カメオはなぜこんな行動をしたのか?状況を補完してください。
出題開始から{30分}経過、もしくは{正解}が出ましたら
{1時間}BSを開始する予定です。
よろしくお願いします!
{変身道具を振り回しながら叫んでいるカメオ}。
しばらくの間そうしていたがやがて振り回すのをやめて【泣き出してしまった】。
カメオはなぜこんな行動をしたのか?状況を補完してください。
出題開始から{30分}経過、もしくは{正解}が出ましたら
{1時間}BSを開始する予定です。
よろしくお願いします!
20年01月17日 22:00
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
100問目です!参加してくださった皆さまありがとうございました〜
解説を見る
※災害に関する描写があります※
「あの日は」
「両親が共に公務員だったので災害対応の為にそれぞれの職場に行かざるを得なくなって、兄と2人きりの時に運悪く近くの川が氾濫してしまって、どうにかして自宅の屋根の上に登れたんです」
「兄がとっさにキッチンにあったペットボトルやお菓子を持っていってくれたから、しばらくそれで凌いでいたんですが、あの日は私が熱中症になってしまって」
「意識は朦朧としてましたが、兄が私を励ましながら私が持ち歩いてたラテキュアの変身グッズについていた{鏡を反射させて救助ヘリの方に気づいてもらおうとしてた}事は覚えています」
「よく思いつきましたよね、普段その鏡を使ってわざと私の顔に光を当てて眩しがらせたりしてたからだと思うんですが」
「それで気づいてもらえて、兄と一緒に無事救助されました。私はぐったりしてたし兄は『カメミ、助かるぞ!!』って泣いてましたけど、」
【「あのとき、兄は間違いなく私のとってのヒーローでした」】
というわけで【100問目】の出題でした!
ここまで来ることができましたのも、
ひとえに<参加してくださる皆様のおかげ>です!
これからもちょいちょい出題させていただこうと思っていますので、
その際はよろしくお願いいたしますm(_ _)m
「あの日は」
「両親が共に公務員だったので災害対応の為にそれぞれの職場に行かざるを得なくなって、兄と2人きりの時に運悪く近くの川が氾濫してしまって、どうにかして自宅の屋根の上に登れたんです」
「兄がとっさにキッチンにあったペットボトルやお菓子を持っていってくれたから、しばらくそれで凌いでいたんですが、あの日は私が熱中症になってしまって」
「意識は朦朧としてましたが、兄が私を励ましながら私が持ち歩いてたラテキュアの変身グッズについていた{鏡を反射させて救助ヘリの方に気づいてもらおうとしてた}事は覚えています」
「よく思いつきましたよね、普段その鏡を使ってわざと私の顔に光を当てて眩しがらせたりしてたからだと思うんですが」
「それで気づいてもらえて、兄と一緒に無事救助されました。私はぐったりしてたし兄は『カメミ、助かるぞ!!』って泣いてましたけど、」
【「あのとき、兄は間違いなく私のとってのヒーローでした」】
というわけで【100問目】の出題でした!
ここまで来ることができましたのも、
ひとえに<参加してくださる皆様のおかげ>です!
これからもちょいちょい出題させていただこうと思っていますので、
その際はよろしくお願いいたしますm(_ _)m
「【K・M】」「14ブックマーク」
イニシャルキーホルダーが落ちていました。
おそらくこれはかなちゃんのでしょう。
彼女は周りの友人達からは『森しー』などと呼ばれ親しまれていますが、よく物を落とすうっかり者でもあります。
皆さんは彼女の事を何も知らないでしょうから彼女の名前の最初の文字である【森】以降もいつか教えますので全然問題にはならないと思いますが、
とりあえず彼女のフルネームを当ててください。
おそらくこれはかなちゃんのでしょう。
彼女は周りの友人達からは『森しー』などと呼ばれ親しまれていますが、よく物を落とすうっかり者でもあります。
皆さんは彼女の事を何も知らないでしょうから彼女の名前の最初の文字である【森】以降もいつか教えますので全然問題にはならないと思いますが、
とりあえず彼女のフルネームを当ててください。
20年01月19日 23:16
【20の扉】 [のりっこ。]
【20の扉】 [のりっこ。]
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そうです、かなちゃんのフルネームは
【森重 要】
です。
全部教えてたので全然問題にならなかったですね(´・ω・`)
【森重 要】
です。
全部教えてたので全然問題にならなかったですね(´・ω・`)
「礼儀知らずにサヨウナラ」「14ブックマーク」
葬式の香典は、急なことで十分な用意ができなかったことを表すため、あえて新札ではなく使用済みの紙幣を使うのが礼儀とされている。
このマナーを忘れていなかった男は、病気で余命一年の親友の葬儀に使うために、今のうちから新札を用意することにした。
なぜ?
このマナーを忘れていなかった男は、病気で余命一年の親友の葬儀に使うために、今のうちから新札を用意することにした。
なぜ?
20年01月19日 23:15
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
音をたてて飲むスープ
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【新札であれば前から準備していたことになるため、認知症の男が記憶を失いまともな判断ができなくなる前に、自分自身で大切な友人の香典を用意したことが、友人の家族に伝わるだろうと考えたから。】
余命一年だという話は、奴にはもったいないくらい気立ての良い奥方から聞いた。
彼女だって私にそんな話をするのは辛かろう。それでも穏やかに笑って、「きっと泣きそうになる自分を見せたくないのよ、あの人」と、からかうような口調で、奴が病気で先が長くないことを伝えに来てくれた。そうだ、「私や子ども達の前でも無理して平気な顔をしているけれど、何十年も付き合いのある親友相手じゃ、本音を隠していられる自信がないのね」などとも言っていた。一度も結婚せずにきたことを今更後悔なんぞしないが、自分の想いを託せる誰かがいるというのは、まあ、少々羨ましさを感じなくもない。
そうか、あいつは死ぬのか。彼女が帰ってから、今聞いたばかりの話を丁寧に思い出しながら、なるべく言葉そのままを手帳に記録した。そして一年後の自分を想像してみた。
一年後、奴の見舞いに行く自分。
奴が死んでから、葬式に向かう自分。
あのよくできた奥方と、子ども達、孫達に出迎えられる自分。
つまるところ、家族のいない自分にはその手が使えないのだ。誰かに伝言を頼むにしても、名前も覚えられていないヘルパーあたりに依頼するしかないだろう。事務的に処理されるのならまだいい。勝手な感情移入をされて美談のように語られたら、たまったものじゃない。
そのときふと、思い付いたのだ。
奴はよく、私の頭が固いだとか、時代遅れだとかで、何かにつけて私の昔の話を思い出しては、奥方や子ども達の前でもよく話していた。私から言わせれば奴がいい加減過ぎるのだが、しかし世間からすれば確かに私は頑固者のじいさんなのだろう。奴に対してだって、最低限の礼儀は守ってきた。そんな私が礼儀知らずな振る舞いをしたら……きっとその意図を理解してくれるに違いない。
奥方は確か言っていた……そう、「泣きそうになる自分を見せたくないのよ、あの人」だったか。奴とは考えが合わないことが多いのだが、これは同意できる。見せたくはない。しかし何も伝えられないのももどかしい。だからあいつは彼女を寄越したのだろう。寄越したのではなく、私に話すと決めたのは彼女の方なのかもしれないが、それを奴は止めなかったのだろうから、同じことだ。独り身の自分にはよくわからないが、そうやって託せる相手がいるというのはどういう感覚なのだろうな。まあ、ないものを望んでも仕方ないので、私は自分でやるしかない。
葬儀などの不祝儀の場合、急なことで十分な用意ができなかったことを表すために、あえて新札ではなく使用済みの紙幣を香典に使う。つまり、逆に新札だと前もって準備していたことになり、故人の死を待っていたという意味になってしまうので、失礼にあたる、と聞く。マナーというのは多種多様で、覚えていられないものもあるのだが、この歳になると葬式も多い。さすがにこのマナーは忘れていない。
だから、新札を用意しようと考えたのだ。今から新札を用意して、不祝儀袋の宛名も書いて、すべてを準備しておくのだ。
きっと、家族は疑問に思うだろう。頑固者の私が、あえて礼儀知らずに振る舞うとは、何か理由があるはずだと。そして私自身の姿を見て……きっと、理解してくれるに違いない。一年後にどうなっているかは正直、はっきりしないのだが、少なくとも今よりは悪化しているだろうし、そのときすぐにはわからずとも、その後の私の変化を見て、察することはできるのではないか。奴にはもったいないような、よくできた奥方だ。子ども達も聡明で、幼い頃から付き合いがあるから、私のこの性格もわかっているだろう。誰か一人でも気づいてくれれば、もしかしてそうかもしれないと思ってくれれば、それでいい。もしかしたら誰にも気付かれず、私自身すらその意図がわからなくなってしまっているのかもしれないが、少なくとも今現在の私の自己満足にはなる。よく知らない誰かに勝手に代弁されるよりはマシだ。
ああ、そうだ。新札を用意しよう。これは良い考えだ。不祝儀では新札はご法度、なぜなら……ああ、いや、それはもうさっき手帳に書いたな。そうだそうだ、「故人の死を待っていたという意味になってしまう」からだ。普通なら、早く亡くなって欲しかったから準備した、ということになろう。しかし、奴の家族がまさかそう受け取りはすまい。何かあるはずだと考えてくれるに違いない。あえて礼儀知らずに別れを告げるのはなぜか。万が一まだ正気を保っていられたら、そのときはきちんと使用済みの紙幣で香典を渡す。これはいわば保険だ。新札であいつあての香典を用意して、誰でもわかる場所に普段から置いておこう。普通なら縁起でもないことだが……いや、そこまでするのはやはりおかしいのだろうか? すでに少々おかしいのかもしれないな。まあ仕方ない。奴にもよく言われるが、私は頑固者なのだ。私の好きなようにやらせてもらおう。いつまでまともな判断ができるかわからんのだから、今のうちにきちんと考えておかねば。いやもうできていないのかもしれないのか。こういうとき、家族がいないと判断が難しいから不便に思ってしまう。今更、結婚しなかったことを後悔することはないが。
本来、香典に新札を使うのは、礼儀知らずだ。新札というのは、すぐに手に入るものじゃない。わざわざ新札を手に入れる暇があったということは、前々からそいつが死ぬのを待っていた、準備していた、という意味になるからだ。
つまり、私が新札で香典を渡したら、前々から準備していたことが伝わるだろう。
もうこの歳だ、周りの人間が死ぬことはそう珍しい話じゃない。今年だけで何回葬式に行ったことか。奴が死ぬのも、病気で少々早くなったというだけだ。幼少期からの付き合いだ、もう飽きるぐらいの時間を過ごした。もし今奴が死んでも、私は泣かないだろう。一年後でも同じことだ、泣かないのではなく泣けないのだけれども、周りから見れば同じことだろう。誰だったかな、泣きそうな自分を見せたくないとか言っていたのは……まあ、そういう気持ちもなくはないが。泣かない薄情な男だと思われるのは構わないのだ。ただ、奴が死んで、私の気持ちが私の意図とは違うように伝えられてしまったらたまらないというだけだ。もはやそんなことすら理解できなくなっているのだとしても、それでも嫌なものは嫌なのだ。一年後の私が、もはや私でなくても、勝手に悲しんでいることにされてしまうのは耐えがたい。どうせ、偶然正気に戻った瞬間があったとか、ふと奴の名前を口にしたとか、何も関係ない出来事をこじつけに繋げられて、「きっと大切なご友人が亡くなられたのがわかるのね、悲しいのね」などと良い話のようにまとめられるのだろう。まったく、なんでも陳腐な感動物語にしてありがたがるのは、勘弁願いたい。
余命一年か。まあ、奴のことだから意外と五年十年と生き延びる可能性もあるが、私より先に死ぬと考えた方がいいだろう。私の方が先に私でなくなるだろうに、おかしなもんだ。奴も死ぬ前に気付くかもしれんが、私から何か言うことはない。残念ながら、私には代わりに伝えてくれる家族がいないのだ。
ああ、新札を用意することを書いておかねば……おや、もう手帳に書いてあったか。まあ、人間、死ぬときは死ぬ。奴の方が少しだけ先にいなくなるというだけのこと。
ただ、まあ、香典くらいは用意しておいてやる。
奴の死を理解できなくなった私ではなく、私の意思を勝手に解釈する第三者でもなく、今の私が用意してやる。少しばかり早いが、年寄りの一年なんぞあっという間で誤差みたいなものだろう。なあ?
少し早いが、さようなら。
先にそっちで待っていろ。
END
余命一年だという話は、奴にはもったいないくらい気立ての良い奥方から聞いた。
彼女だって私にそんな話をするのは辛かろう。それでも穏やかに笑って、「きっと泣きそうになる自分を見せたくないのよ、あの人」と、からかうような口調で、奴が病気で先が長くないことを伝えに来てくれた。そうだ、「私や子ども達の前でも無理して平気な顔をしているけれど、何十年も付き合いのある親友相手じゃ、本音を隠していられる自信がないのね」などとも言っていた。一度も結婚せずにきたことを今更後悔なんぞしないが、自分の想いを託せる誰かがいるというのは、まあ、少々羨ましさを感じなくもない。
そうか、あいつは死ぬのか。彼女が帰ってから、今聞いたばかりの話を丁寧に思い出しながら、なるべく言葉そのままを手帳に記録した。そして一年後の自分を想像してみた。
一年後、奴の見舞いに行く自分。
奴が死んでから、葬式に向かう自分。
あのよくできた奥方と、子ども達、孫達に出迎えられる自分。
つまるところ、家族のいない自分にはその手が使えないのだ。誰かに伝言を頼むにしても、名前も覚えられていないヘルパーあたりに依頼するしかないだろう。事務的に処理されるのならまだいい。勝手な感情移入をされて美談のように語られたら、たまったものじゃない。
そのときふと、思い付いたのだ。
奴はよく、私の頭が固いだとか、時代遅れだとかで、何かにつけて私の昔の話を思い出しては、奥方や子ども達の前でもよく話していた。私から言わせれば奴がいい加減過ぎるのだが、しかし世間からすれば確かに私は頑固者のじいさんなのだろう。奴に対してだって、最低限の礼儀は守ってきた。そんな私が礼儀知らずな振る舞いをしたら……きっとその意図を理解してくれるに違いない。
奥方は確か言っていた……そう、「泣きそうになる自分を見せたくないのよ、あの人」だったか。奴とは考えが合わないことが多いのだが、これは同意できる。見せたくはない。しかし何も伝えられないのももどかしい。だからあいつは彼女を寄越したのだろう。寄越したのではなく、私に話すと決めたのは彼女の方なのかもしれないが、それを奴は止めなかったのだろうから、同じことだ。独り身の自分にはよくわからないが、そうやって託せる相手がいるというのはどういう感覚なのだろうな。まあ、ないものを望んでも仕方ないので、私は自分でやるしかない。
葬儀などの不祝儀の場合、急なことで十分な用意ができなかったことを表すために、あえて新札ではなく使用済みの紙幣を香典に使う。つまり、逆に新札だと前もって準備していたことになり、故人の死を待っていたという意味になってしまうので、失礼にあたる、と聞く。マナーというのは多種多様で、覚えていられないものもあるのだが、この歳になると葬式も多い。さすがにこのマナーは忘れていない。
だから、新札を用意しようと考えたのだ。今から新札を用意して、不祝儀袋の宛名も書いて、すべてを準備しておくのだ。
きっと、家族は疑問に思うだろう。頑固者の私が、あえて礼儀知らずに振る舞うとは、何か理由があるはずだと。そして私自身の姿を見て……きっと、理解してくれるに違いない。一年後にどうなっているかは正直、はっきりしないのだが、少なくとも今よりは悪化しているだろうし、そのときすぐにはわからずとも、その後の私の変化を見て、察することはできるのではないか。奴にはもったいないような、よくできた奥方だ。子ども達も聡明で、幼い頃から付き合いがあるから、私のこの性格もわかっているだろう。誰か一人でも気づいてくれれば、もしかしてそうかもしれないと思ってくれれば、それでいい。もしかしたら誰にも気付かれず、私自身すらその意図がわからなくなってしまっているのかもしれないが、少なくとも今現在の私の自己満足にはなる。よく知らない誰かに勝手に代弁されるよりはマシだ。
ああ、そうだ。新札を用意しよう。これは良い考えだ。不祝儀では新札はご法度、なぜなら……ああ、いや、それはもうさっき手帳に書いたな。そうだそうだ、「故人の死を待っていたという意味になってしまう」からだ。普通なら、早く亡くなって欲しかったから準備した、ということになろう。しかし、奴の家族がまさかそう受け取りはすまい。何かあるはずだと考えてくれるに違いない。あえて礼儀知らずに別れを告げるのはなぜか。万が一まだ正気を保っていられたら、そのときはきちんと使用済みの紙幣で香典を渡す。これはいわば保険だ。新札であいつあての香典を用意して、誰でもわかる場所に普段から置いておこう。普通なら縁起でもないことだが……いや、そこまでするのはやはりおかしいのだろうか? すでに少々おかしいのかもしれないな。まあ仕方ない。奴にもよく言われるが、私は頑固者なのだ。私の好きなようにやらせてもらおう。いつまでまともな判断ができるかわからんのだから、今のうちにきちんと考えておかねば。いやもうできていないのかもしれないのか。こういうとき、家族がいないと判断が難しいから不便に思ってしまう。今更、結婚しなかったことを後悔することはないが。
本来、香典に新札を使うのは、礼儀知らずだ。新札というのは、すぐに手に入るものじゃない。わざわざ新札を手に入れる暇があったということは、前々からそいつが死ぬのを待っていた、準備していた、という意味になるからだ。
つまり、私が新札で香典を渡したら、前々から準備していたことが伝わるだろう。
もうこの歳だ、周りの人間が死ぬことはそう珍しい話じゃない。今年だけで何回葬式に行ったことか。奴が死ぬのも、病気で少々早くなったというだけだ。幼少期からの付き合いだ、もう飽きるぐらいの時間を過ごした。もし今奴が死んでも、私は泣かないだろう。一年後でも同じことだ、泣かないのではなく泣けないのだけれども、周りから見れば同じことだろう。誰だったかな、泣きそうな自分を見せたくないとか言っていたのは……まあ、そういう気持ちもなくはないが。泣かない薄情な男だと思われるのは構わないのだ。ただ、奴が死んで、私の気持ちが私の意図とは違うように伝えられてしまったらたまらないというだけだ。もはやそんなことすら理解できなくなっているのだとしても、それでも嫌なものは嫌なのだ。一年後の私が、もはや私でなくても、勝手に悲しんでいることにされてしまうのは耐えがたい。どうせ、偶然正気に戻った瞬間があったとか、ふと奴の名前を口にしたとか、何も関係ない出来事をこじつけに繋げられて、「きっと大切なご友人が亡くなられたのがわかるのね、悲しいのね」などと良い話のようにまとめられるのだろう。まったく、なんでも陳腐な感動物語にしてありがたがるのは、勘弁願いたい。
余命一年か。まあ、奴のことだから意外と五年十年と生き延びる可能性もあるが、私より先に死ぬと考えた方がいいだろう。私の方が先に私でなくなるだろうに、おかしなもんだ。奴も死ぬ前に気付くかもしれんが、私から何か言うことはない。残念ながら、私には代わりに伝えてくれる家族がいないのだ。
ああ、新札を用意することを書いておかねば……おや、もう手帳に書いてあったか。まあ、人間、死ぬときは死ぬ。奴の方が少しだけ先にいなくなるというだけのこと。
ただ、まあ、香典くらいは用意しておいてやる。
奴の死を理解できなくなった私ではなく、私の意思を勝手に解釈する第三者でもなく、今の私が用意してやる。少しばかり早いが、年寄りの一年なんぞあっという間で誤差みたいなものだろう。なあ?
少し早いが、さようなら。
先にそっちで待っていろ。
END