「幸せは歩いてこない」「15ブックマーク」
ショウくんのことが好きなマリちゃんは、
ショウくんと手を繋げるようになったので、
悲しみの涙を流した。
一体どういうこと?
19年11月11日 21:00
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

お久しぶりです^ ^ つかの間の復帰?
解説を見る
『簡易解説』
夫婦であり、幼い息子がいる2人。
家族で仲良く歩くときはいつも、間に息子を挟んで手を繋いでいたのだが、息子が亡くなってしまったために手を繋げるようになった。
それを実感した妻は、涙を流した。
リョウタが亡くなった。
それはあまりにも唐突で、葬儀の最中もまだ、どこかフィクションじみたものを感じていた。
「リョウタは私たちの自慢の息子でした。」
夫の言葉に、弔客たちは5年という短すぎる人生を嘆いた。
しかしなぜだか私の頬には、涙の筋は伝わなかった。
喪服の夫、喪服の私。駅からの帰り道、二人の間に言葉はなかった。
信じられなくて、信じたくなくて、私は下を向いたまま、いつもの公園を通り過ぎた。
ふと、右手に暖かいものが触れた。
それは夫の手だった。
暖かくて、大きくて、すべてを包み込んでくれそうな、そんな手のひら。
それが今、私の手を包んでいた。
あぁ、
と、私は思い出す。
初めてデートをした時の、彼の手の暖かさ。
私が落ち込んでいた時の、彼の手の温もり。
ウェディングドレスの私の手を握る、タキシード姿の彼。
そっか、手、こんなに優しかったんだ…
しばらく握ることがなくて、忘れていたよ。
だってここには、
{二人の間にはいつも、リョウタがいた。}
リョウタはもういない。
実感した途端、悲しみが、虚しさが、溢れ出して止まらなくて、私は立ち止まる。
夫の差し出したハンカチで、自分が泣いているのだとわかった。
夫との距離は縮まっても、私の胸には埋まることのない隙間ができてしまった。
そのどこまでも純粋な喪失感で、私は涙を流した。
もう三人で歩くことはないのだと、声を出さずに泣いた。
しーあわっせはー
あーるいーてこーないー
唐突に耳に入ってきたのは、夫の声だった。
三人でよく歌ったあの歌を、途切れがちに、しぼりだすように、夫は歌っていた。
だーからあるいていくんだねっ!
リョウタの声だ。
そんなはずはないはずなのに、なぜだか私は確信していた。
そっか。そうだよね。リョウタはいつでもここにいるんだよね。
ふと自分の手を見ると、そこに暖かいものが触れた気がした。
一日一歩、三日で三歩。
自分に言い聞かせるようにつぶやく。
そうだよ、私だって、前を向かなきゃいけないんだ。
「ショウくん、」
思わず声に出していた。
夫がゆっくりとこちらを向く。
「がんばらなきゃね。」
何を、なんて言わずとも、夫ははっきりと頷いた。
今度は私から手を握り、歩き出す。
さーんぽすすんで にっほすっすむー!
またもやリョウタの笑い声が聞こえた気がして、そこは下がるでしょ、と小さくささやく。
どうしたの、と振り向く夫に、なんでもない、と首を振り、また一歩前へ進む。
リョウタ、ありがとう。そして、さようなら。
私も、ショウくんも、少しずつでも、一歩ずつでも、進んでいくから。
リョウタの届かなかった毎日を、一歩ずつ。
公園のブランコが、風もないのに揺れていた。
「背伸びしたっていいよ。」「15ブックマーク」
伸び盛りの弟を持つ私は、家の柱に傷をつけては彼の身長を記録していた。
弟「ちぇっ、まだ全然だぁ。」
1ヶ月で5cmも伸びれば大したものだと思ったが、
弟はなんだか不満そうである。
私「じゃあこれ、おまけね。」
そう言って、私が弟の身長より少し高い場所に印をつけると、
弟は途端に怒り出した。
それは私の優しさだよって言っても聞いてくれない…一体なぜだろう??
弟「ちぇっ、まだ全然だぁ。」
1ヶ月で5cmも伸びれば大したものだと思ったが、
弟はなんだか不満そうである。
私「じゃあこれ、おまけね。」
そう言って、私が弟の身長より少し高い場所に印をつけると、
弟は途端に怒り出した。
それは私の優しさだよって言っても聞いてくれない…一体なぜだろう??
20年04月01日 21:28
【ウミガメのスープ】 [弥七]
【ウミガメのスープ】 [弥七]

Special Thanks!!! さなめ。さん^ ^
解説を見る
<解説>
簡易解答:ただ姉の身長を追い越す瞬間が見たいなら、お互い背中を合わせればそれでいい。弟は柱に私の身長を刻んだことを、「もうこの家に帰ってくることはない」という意思表示だと捉えたから。
春から県外の大学へ進学する私。家族との別れに寂しさを覚えつつ、弟が私の身長を追い越す瞬間が見られるように、【私の身長】を柱に刻んだ。すると弟は「寂しいっていう割に、帰ってくる気ないじゃん!」と怒り始めたのだった。
ーーーーーーーーーー
もし、もしも。
私が今抱いている感情が、私一人だけのものだとしたら。
それはとても、悲しいことだと思う。
「まあ、そうですよね。七海先輩くらいの成績だったら、進学しますよねー。」
「七海ちゃん、よく勉強してたもんね。」
「県外の大学だって??いいなー頭の良い子は。」
ああ、そういうもんなのかなって。
「ーーー私、東京の大学に行くんだ。」
私の一世一代の決心は、そうして、すんなりと周囲の人に受け入れられていった。
それは、家族に対しても同じことだ。
三者面談の日。
読み上げられた進路希望に、母は何も言わずただ頷いてくれた。家に帰って父にそのことを話すと、「お金のことは心配するな」と、たった一言交わしただけで終わった。
先生に何度教えられたことか。
「進路はよく考えること」「よく悩んで選ぶこと」
誰に勧められたわけでもない。自分の好きなものを選んで、絞って。その末に、私の将来はこれしかないと決めた。
私の中で、とても大切な決断だったのに。
しかしその結末は、あまりにあっさりしすぎていた。
どうして?
どうしてそんなにすっきりはっきり、感情を入れ替えれるのだろう??
私には理解できない。
だって、私が東京の大学に行くということは、つまりーーー
「……姉ちゃん!!聞いてんの!?」
はっと我に帰る。
私は家の柱の前でぼうっと立ち尽くしていた。隣では弟が壁に張り付いたまま私に向かって話しかけている。
「姉ちゃん、まだ??」
「ああ、ごめんね、すぐやるから。」
私は弟の身長に合わせて柱に傷をつけた。過去の自分とを交互に見比べながら、弟は不満そうに鼻を鳴らした。
「ちぇっ、まだ全然だぁ。」
1ヶ月で5cmも伸びれば大したものだと思ったが。それでも物足りないのだろうか??
台所にいた母がひょっこりと顔を出す。
「はあ〜男の子の成長期ってすごいね〜。制服、もっと大きいサイズにしておけばよかったね〜。」
「やだよ!だぼだぼしてダサいじゃん!!」
「新しく買うよりいいでしょうが。」
ああケンカしてる。いつもの家族風景だ。
私がいなくとも、きっと何も変わらないだろう。
「…今に七海の身長、追い越しちゃうかもしれないねえ。」
私は柱の方を振り返った。
不揃いに重ねられた、弟の成長の記録。なんとも誇らしく、そして悲しいのだろう。
私の身長を弟が越す瞬間を、私は見ることができないのだから。
強烈な寂しさに背中を押されて、私は再びナイフの柄を強く握った。
カリカリ…
「姉ちゃん、なにしてるの??」
「これ、おまけね。これでいつでも、比べられるでしょ。」
私は自分の身長を測って、柱に傷をつけた。
「やめろよ。」
急に肩を掴まれたので、私の傷は大きく曲がってしまった。誰の声だろうと思うくらい、真剣な口調で弟は言った。
「姉ちゃんって、ほんとずるいわ。試すようなことばっかりして。」
「え?」
「急に東京の大学に行くって言うから、みんなすげー心配して。
でも姉ちゃんが決めたことだから、そんな悲しい顔しないようにしゃんとしてたのに…。母ちゃんだって言ってたよ。ほんとに一人で生活できるのかって、寂しくなるって言ってたし。
でも姉ちゃんからは『寂しい』なんて一言も聞かなかった!!」
「……」
「俺、ずっと一緒だからまだわかんないけど、姉ちゃんがいなくなったらきっと寂しいと思う。けど、けどさ!!寂しいなら、帰って来ればいいじゃんか、戻って来ればいいじゃんか!」
「……ごめん。」
私は下を向いて、ただ謝った。涙が出るかと思ったからだ。
「謝ってばっかりだ、姉ちゃんなんて、もう知らねえよ。」
こんな調子で東京でやっていけるのかねえ、と母親のようなことを言った。そして、柱の方にぐいと私を押し付けた。もうすぐ私を追い越してしまう彼の身長が、ことさら大きく見えた。
「もういい、姉ちゃんは、東京で大人しく勉強でもしてろ。
……俺が迎えに行ってやるから待っとけ。」
いつの間に
人間というものは、人知れず成長してゆくものなのだろう。
随分と男らしくなったなぁ、なんて思いながら
こくりと、私は頷いた。
柱の傷は、おとどしの。
窓辺からそよそよとやってくる柔らかな風を感じながら、私はベッドの上でうんと背伸びをして周囲を見渡した。
私だけのテレビに、私だけの本棚。ソファの上のパーカーは、誰に片付けられることもなく無造作に、おとなしくそこにかけられている。
目覚まし時計が鳴る前なんて…全く行儀の良い時間に起きてしまったものだ。
(……どうして目が覚めてしまったのだろう?)
耳をすますと、繰り返し鳴っているインターフォンの音を、寝ぼけた私の頭がやっと認知した。
(ああ、なるほどね。)
私はスキップしながらリビングを後にした。
そう、きっとこれは、私の待ち望んでいた春の訪れ。
しかし決して悟られないようにどうぞ、と少しぶっきらぼうに玄関の扉を開ける。
「久しぶり、姉ちゃん。
やっと迎えに来たよ^ ^」
不意に口元が緩んだのを、私はちゃんと隠せただろうか??
いてっ、
などと言いながら戸枠に頭をぶつける彼が、小憎らしいほど愛らしかった。
(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
簡易解答:ただ姉の身長を追い越す瞬間が見たいなら、お互い背中を合わせればそれでいい。弟は柱に私の身長を刻んだことを、「もうこの家に帰ってくることはない」という意思表示だと捉えたから。
春から県外の大学へ進学する私。家族との別れに寂しさを覚えつつ、弟が私の身長を追い越す瞬間が見られるように、【私の身長】を柱に刻んだ。すると弟は「寂しいっていう割に、帰ってくる気ないじゃん!」と怒り始めたのだった。
ーーーーーーーーーー
もし、もしも。
私が今抱いている感情が、私一人だけのものだとしたら。
それはとても、悲しいことだと思う。
「まあ、そうですよね。七海先輩くらいの成績だったら、進学しますよねー。」
「七海ちゃん、よく勉強してたもんね。」
「県外の大学だって??いいなー頭の良い子は。」
ああ、そういうもんなのかなって。
「ーーー私、東京の大学に行くんだ。」
私の一世一代の決心は、そうして、すんなりと周囲の人に受け入れられていった。
それは、家族に対しても同じことだ。
三者面談の日。
読み上げられた進路希望に、母は何も言わずただ頷いてくれた。家に帰って父にそのことを話すと、「お金のことは心配するな」と、たった一言交わしただけで終わった。
先生に何度教えられたことか。
「進路はよく考えること」「よく悩んで選ぶこと」
誰に勧められたわけでもない。自分の好きなものを選んで、絞って。その末に、私の将来はこれしかないと決めた。
私の中で、とても大切な決断だったのに。
しかしその結末は、あまりにあっさりしすぎていた。
どうして?
どうしてそんなにすっきりはっきり、感情を入れ替えれるのだろう??
私には理解できない。
だって、私が東京の大学に行くということは、つまりーーー
「……姉ちゃん!!聞いてんの!?」
はっと我に帰る。
私は家の柱の前でぼうっと立ち尽くしていた。隣では弟が壁に張り付いたまま私に向かって話しかけている。
「姉ちゃん、まだ??」
「ああ、ごめんね、すぐやるから。」
私は弟の身長に合わせて柱に傷をつけた。過去の自分とを交互に見比べながら、弟は不満そうに鼻を鳴らした。
「ちぇっ、まだ全然だぁ。」
1ヶ月で5cmも伸びれば大したものだと思ったが。それでも物足りないのだろうか??
台所にいた母がひょっこりと顔を出す。
「はあ〜男の子の成長期ってすごいね〜。制服、もっと大きいサイズにしておけばよかったね〜。」
「やだよ!だぼだぼしてダサいじゃん!!」
「新しく買うよりいいでしょうが。」
ああケンカしてる。いつもの家族風景だ。
私がいなくとも、きっと何も変わらないだろう。
「…今に七海の身長、追い越しちゃうかもしれないねえ。」
私は柱の方を振り返った。
不揃いに重ねられた、弟の成長の記録。なんとも誇らしく、そして悲しいのだろう。
私の身長を弟が越す瞬間を、私は見ることができないのだから。
強烈な寂しさに背中を押されて、私は再びナイフの柄を強く握った。
カリカリ…
「姉ちゃん、なにしてるの??」
「これ、おまけね。これでいつでも、比べられるでしょ。」
私は自分の身長を測って、柱に傷をつけた。
「やめろよ。」
急に肩を掴まれたので、私の傷は大きく曲がってしまった。誰の声だろうと思うくらい、真剣な口調で弟は言った。
「姉ちゃんって、ほんとずるいわ。試すようなことばっかりして。」
「え?」
「急に東京の大学に行くって言うから、みんなすげー心配して。
でも姉ちゃんが決めたことだから、そんな悲しい顔しないようにしゃんとしてたのに…。母ちゃんだって言ってたよ。ほんとに一人で生活できるのかって、寂しくなるって言ってたし。
でも姉ちゃんからは『寂しい』なんて一言も聞かなかった!!」
「……」
「俺、ずっと一緒だからまだわかんないけど、姉ちゃんがいなくなったらきっと寂しいと思う。けど、けどさ!!寂しいなら、帰って来ればいいじゃんか、戻って来ればいいじゃんか!」
「……ごめん。」
私は下を向いて、ただ謝った。涙が出るかと思ったからだ。
「謝ってばっかりだ、姉ちゃんなんて、もう知らねえよ。」
こんな調子で東京でやっていけるのかねえ、と母親のようなことを言った。そして、柱の方にぐいと私を押し付けた。もうすぐ私を追い越してしまう彼の身長が、ことさら大きく見えた。
「もういい、姉ちゃんは、東京で大人しく勉強でもしてろ。
……俺が迎えに行ってやるから待っとけ。」
いつの間に
人間というものは、人知れず成長してゆくものなのだろう。
随分と男らしくなったなぁ、なんて思いながら
こくりと、私は頷いた。
柱の傷は、おとどしの。
窓辺からそよそよとやってくる柔らかな風を感じながら、私はベッドの上でうんと背伸びをして周囲を見渡した。
私だけのテレビに、私だけの本棚。ソファの上のパーカーは、誰に片付けられることもなく無造作に、おとなしくそこにかけられている。
目覚まし時計が鳴る前なんて…全く行儀の良い時間に起きてしまったものだ。
(……どうして目が覚めてしまったのだろう?)
耳をすますと、繰り返し鳴っているインターフォンの音を、寝ぼけた私の頭がやっと認知した。
(ああ、なるほどね。)
私はスキップしながらリビングを後にした。
そう、きっとこれは、私の待ち望んでいた春の訪れ。
しかし決して悟られないようにどうぞ、と少しぶっきらぼうに玄関の扉を開ける。
「久しぶり、姉ちゃん。
やっと迎えに来たよ^ ^」
不意に口元が緩んだのを、私はちゃんと隠せただろうか??
いてっ、
などと言いながら戸枠に頭をぶつける彼が、小憎らしいほど愛らしかった。
(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)
「ラズベリーソース」「15ブックマーク」
男は フレンチ店でコース料理を注文した
ウェイトレスがテーブルに前菜を運び 簡単な説明を始める
料理名の次に 彼女が教えてくれたのは{赤いソース}について
その直後 男の頬まで{赤く}なってしまったのは 一体なぜ?
20年04月26日 21:00
【ウミガメのスープ】 [青信号]
【ウミガメのスープ】 [青信号]
解説を見る
『解説』
【一日中ソースが口元に付いていたから】
「こちらはポワローヴィネグレットになります。
あっ...お客様 お口付いてますよ^^」
今朝食べた真っ赤なソースが一日中付いていたのか
ふっ 今日は電車内でよく視線を感じるなと思ったぜ
恥ずかしさのあまり 口元だけでなく 頬まで赤くなるのだった。
【一日中ソースが口元に付いていたから】
「こちらはポワローヴィネグレットになります。
あっ...お客様 お口付いてますよ^^」
今朝食べた真っ赤なソースが一日中付いていたのか
ふっ 今日は電車内でよく視線を感じるなと思ったぜ
恥ずかしさのあまり 口元だけでなく 頬まで赤くなるのだった。
「第二幕がFin、ずる休みしゃあない。」「15ブックマーク」
地元で人気のストリートミュージシャン、カメオ。
今日もいつもの駅前で様々な曲を弾き語る。
今宵最後のリクエスト。
いつもと同じ人から受けた、いつもと同じ曲。
しかし、カメオは今日もその曲を{最後まで歌いきることはない}。
いったい、何故?
今日もいつもの駅前で様々な曲を弾き語る。
今宵最後のリクエスト。
いつもと同じ人から受けた、いつもと同じ曲。
しかし、カメオは今日もその曲を{最後まで歌いきることはない}。
いったい、何故?
20年06月01日 22:41
【ウミガメのスープ】 [イナーシャ]
【ウミガメのスープ】 [イナーシャ]

SP:???
解説を見る
一児の父、カメオ。
今日もライブを終えて妻と子の待つ自宅に帰る。
今宵最後のリクエスト。
愛しい我が子からせがまれた、お気に入りの{子守歌}。
しかし、幼子は今日もその曲を最後まで聴くことはない。
大好きな父の歌声に導かれ、夢の世界に旅立ってしまったから……
おやすみ、また明日。
今日もライブを終えて妻と子の待つ自宅に帰る。
今宵最後のリクエスト。
愛しい我が子からせがまれた、お気に入りの{子守歌}。
しかし、幼子は今日もその曲を最後まで聴くことはない。
大好きな父の歌声に導かれ、夢の世界に旅立ってしまったから……
おやすみ、また明日。
「善問の虎」「15ブックマーク」
傍若無人な女王ボージャックの命令により、弓の名手ミノスケは遥か東のアルカディオ王国に旅立った。
恐ろしイ虎、マクガフィンの巣穴に眠る神秘の秘宝「トラコンボール」を手に入れて来いという命令であった。
ミノスケは今までに数々の洞窟を踏破しており、ガラパゴスゾウガメなど数々の猛獣も退治した勇者だった。
今回も当然のように「トラコンボール」を持ち帰るのだろうと誰もが信じていた。
アルカディオ王国についたミノスケは、マクガフィンの凶暴さを人々から聞く。
金の亀を主食とする珍獣のヤスミヅル、闇のスープ職人チクタクなどが一撃でやられてしまったというのだ。
しかしそこは歴戦の勇者ミノスケ。そんなことでは怯えもしない。
万全の準備をして、マクガフィンの巣穴へと向かうのであった。
マクガフィンの巣穴に到着すると、巣穴の前で待ち構える凶獣マクガフィン。
ミノスケは自慢の弓から矢を次々と放ち、マクガフィンに深手を負わせ、遥か彼方へと撃退したのだ。
…撃退したのだが…。結論として、ミノスケは「トラコンボール」を持ち帰ることはなかった。
巣穴に足を踏み入れようとした瞬間、ミノスケは突如として苦しみだし、そこから一歩も先に進めなかったのである。
「ミノスケが唯一踏破できなかった洞窟」として、マクガフィンの巣穴を誰もが恐れた。
いつしか呪いの洞窟だと言われ、近づくものは誰もいなかった。
それから数年後…。アルカディオ王国の少女・魔子が、偶然迷い込んだから洞窟から「トラコンボール」を拾ってきたという知らせが世界を駆け巡った。
あのミノスケが踏破できなかった洞窟で、魔子が「トラコンボール」を手に入れることができたのは何故だろうか?
恐ろしイ虎、マクガフィンの巣穴に眠る神秘の秘宝「トラコンボール」を手に入れて来いという命令であった。
ミノスケは今までに数々の洞窟を踏破しており、ガラパゴスゾウガメなど数々の猛獣も退治した勇者だった。
今回も当然のように「トラコンボール」を持ち帰るのだろうと誰もが信じていた。
アルカディオ王国についたミノスケは、マクガフィンの凶暴さを人々から聞く。
金の亀を主食とする珍獣のヤスミヅル、闇のスープ職人チクタクなどが一撃でやられてしまったというのだ。
しかしそこは歴戦の勇者ミノスケ。そんなことでは怯えもしない。
万全の準備をして、マクガフィンの巣穴へと向かうのであった。
マクガフィンの巣穴に到着すると、巣穴の前で待ち構える凶獣マクガフィン。
ミノスケは自慢の弓から矢を次々と放ち、マクガフィンに深手を負わせ、遥か彼方へと撃退したのだ。
…撃退したのだが…。結論として、ミノスケは「トラコンボール」を持ち帰ることはなかった。
巣穴に足を踏み入れようとした瞬間、ミノスケは突如として苦しみだし、そこから一歩も先に進めなかったのである。
「ミノスケが唯一踏破できなかった洞窟」として、マクガフィンの巣穴を誰もが恐れた。
いつしか呪いの洞窟だと言われ、近づくものは誰もいなかった。
それから数年後…。アルカディオ王国の少女・魔子が、偶然迷い込んだから洞窟から「トラコンボール」を拾ってきたという知らせが世界を駆け巡った。
あのミノスケが踏破できなかった洞窟で、魔子が「トラコンボール」を手に入れることができたのは何故だろうか?
20年06月21日 22:01
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

SPのマクガフィンさん、休み鶴さん。それと名前を使わせていただいた方に大きな感謝!
解説を見る
特殊能力「ピンときたガフィン」を持つ凶獣マクガフィン。
ミノスケは離れた場所から弓矢を放つ。深手を負ったガフィンはたまらず逃げ出した。
巣穴に足を踏み入れようとしたとき、ミノスケは大きなくしゃみをした。
「ん?風邪はひいてないはずだし花粉症の季節でもないのにな…」
しかしそれは始まりに過ぎなかった。
目がかゆい、鼻水が止まらない、全身あちこち痒い。
挙句の果てには息ができなくなってきた…。これはいったい何なのだ…!?
自分の体調不良を疑い、症状の治まった後に再び巣穴を訪れるが同じようなことが起こる。
ミノスケはマクガフィンの巣穴に入れず、「トラコンボール」を手にすることになくアルカディオ王国を去った。
その後数々の冒険を成し遂げたが、マクガフィンの巣穴のような出来事は起こらない。
やはり、あれは呪いだったのだ…。
ある日のこと、ミノスケの妻が捨てられた子猫を拾ってきた。
そういえば冒険の連続で、猫に触れることなんて今までなかったな。
やさしく抱き上げると……マクガフィンの呪いと同じ症状が起こるではないか!
もしやこの猫は凶獣マクガフィンの生まれ変わり…。
妻「あなた、ひょっとして猫アレルギーなんじゃない?」
【「要約」】
重度の猫アレルギーであったミノスケは、ネコ科である虎の毛にまみれた巣穴に入れなかった。
少女・魔子は猫アレルギーではないので何事もなく巣穴に入れた。
結構毛だらけネコの毛だらけ…勇者はつらいよ…
ミノスケは離れた場所から弓矢を放つ。深手を負ったガフィンはたまらず逃げ出した。
巣穴に足を踏み入れようとしたとき、ミノスケは大きなくしゃみをした。
「ん?風邪はひいてないはずだし花粉症の季節でもないのにな…」
しかしそれは始まりに過ぎなかった。
目がかゆい、鼻水が止まらない、全身あちこち痒い。
挙句の果てには息ができなくなってきた…。これはいったい何なのだ…!?
自分の体調不良を疑い、症状の治まった後に再び巣穴を訪れるが同じようなことが起こる。
ミノスケはマクガフィンの巣穴に入れず、「トラコンボール」を手にすることになくアルカディオ王国を去った。
その後数々の冒険を成し遂げたが、マクガフィンの巣穴のような出来事は起こらない。
やはり、あれは呪いだったのだ…。
ある日のこと、ミノスケの妻が捨てられた子猫を拾ってきた。
そういえば冒険の連続で、猫に触れることなんて今までなかったな。
やさしく抱き上げると……マクガフィンの呪いと同じ症状が起こるではないか!
もしやこの猫は凶獣マクガフィンの生まれ変わり…。
妻「あなた、ひょっとして猫アレルギーなんじゃない?」
【「要約」】
重度の猫アレルギーであったミノスケは、ネコ科である虎の毛にまみれた巣穴に入れなかった。
少女・魔子は猫アレルギーではないので何事もなく巣穴に入れた。
結構毛だらけネコの毛だらけ…勇者はつらいよ…












