みんなのブックマーク

ぱちん「1ブックマーク」
季節はずれの怪談を。

ある晩秋の夕暮れ。

リビングでDVDを見ていた二歳の息子が、やおら立ちあがり「か!いた!」と身構える。

あら今頃蚊が?と思いながら見ていると、息子はぱちんと手を打ち鳴らし、その手を開いてじっと見つめて「ない!」と言い、パタパタと走ってまたぱちん。

ケラケラ笑いながら、走ってはぱちん。走ってはぱちん。

もう可愛いやら可笑しいやら。

あたしと夫は笑い転げながら、「リンくん、頑張れー、やっつけろー」なんて応援してたの。

すると、何度目かのぱちんのあとに、「た!た!」と言って開いた両手を見せに来る。

「打ったよ!」ってことらしいんだけど、でも、蚊の姿なんてどこにも無いのよ。手のひらがちょっと赤くなってるだけでね。

夫は「あー、リンくん、残念ー。逃げられちゃったね~」って笑ってる。

…でもね。

あたしは、笑えなかった。

「た!た!」と言いながら満足げに両手をごしごしこすってる息子を見て、ゾクッとしたの…


あたしがゾクッとした理由、お分かりですか?
20年10月25日 11:19
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

純真な子どものお話し。




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息子は逃がしたりしていない、本当に仕留めたんじゃないか、って思ったらゾクッとしたの。

何をって?

聞いたことない?

小さな子どもだけに見えるっていう妖精の話…
案外食べれるものだな…「1ブックマーク」
カメオはカップラーメンを食べようと思い、お湯の準備をして
{お湯を入れずに食べ始めた}。

いったいなぜ?
20年10月26日 20:08
【ウミガメのスープ】 [琴水]



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賞味期限が少しだけ切れていたため、まずは匂いを嗅いで、次にほんの一欠片を食べてみたカメオ。
特に問題がなさそうだったので、そのままお湯を入れて食べたとさ。

「期限が切れてても案外食べれるものだな…」
Hei & Mean「1ブックマーク」
 
普段レシートは見つけ次第捨てるタイプのしおりさん。しかしH&Mのコートのポケットから出てきたレシートは、どういう心境の変化か捨てずにとっておくことにしました。
どうして?
 
20年10月27日 19:27
【ウミガメのスープ】 [ふらぴ]

レシートついポケットに入れちゃう




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そろそろ本格的に冷え込んできたので、あまり着ていなかったコートを引っ張り出したしおりさん。
うん、すっごいあったかい。
どこで買ったんだっけ?

ていうかこれ、クリーニング出しそびれてたなあ。
今日出しに行こう。

そう思い、ハンカチやペンなどが入ってないからコートを確認します。ポケットをひっくり返すと、レシートが落ちてきました。

「あ〜捨てなきゃ」

しおりさんは、ひらひらと落ちてきたレシートを拾い、軽く読むと、胸が締め付けられる思いがしました。
去年の冬のことを鮮明に思い出したのです。

寒い国に旅行に行ったんだよね。これはこのコートを買ったときのレシート。寒すぎて日本から持ってったやつじゃ耐えられなかったんだっけ。空港までタクシー使ったときのレシート。ドライバーさんと色々お話ししたな。これは空港のカフェのレシートだ!ゲート前で食べたシーフードグラタン、美味しかったなぁ。……やばい、思い出やばい!無限に思い出せる!

帰国したらこのコートを着るほど寒くなくてクリーニングに持って行き忘れていたから、レシートはポケットに入ったままクローゼットに眠っていたんだな。


いつもならレシートはすぐ捨てるのですが。
今回はこういう心境変化が起きて、このレシートを思い出が詰まった宝物のように思いました。懐かしくてとても捨てられず、とっておくことにしたのでした。

(H&Mはfrom🇸🇪☃️)
 
広島風お好み焼き「じゃけぇ」は、宅配専門の店である。
明らかに家庭用プリンターで印刷されたチラシが自宅ポストに入ってたことに気づいたコノミ。一度は試してみようと注文し、朝食としてお好み焼きを食べた。

いざ食べてみると、味もイマイチだし届くのも遅かったので、もう二度と頼むまいと思った。
しかし、コノミがチラシを捨てたのは1ヶ月後。しかも何回かに分けて捨てた。

いったいなぜ?



こちらの問題のオマージュです
https://late-late.jp/mondai/show/12788

ちくたくさん 問題のオマージュ&問題文の改変許可ありがとうございます
20年10月28日 14:34
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

過去問オマージュ。知ってるかたは鼻を閉じながら参加してください。




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このチラシ…裏が真っ白だな…。
家庭用プリンターで印刷してるから紙もツルツルのではないし、メモ用紙にしよう。

ジョキジョキ

他にもメモ用紙はあるので、まず最初に捨てられたのは一ヶ月後。
そこから使う度に捨てていったので、1度には捨てなかったのだ。
食欲夫人「1ブックマーク」
「食欲の秋」を免罪符に暴飲暴食を重ねた夫人。

ついには胃腸を悪くし、医者にかかる羽目に。

食べていいのはお粥だけ。飲んでいいのはお白湯のみ。医者の言い付け、しっかり守って一週間。

「先生、全然良くなりませんの」

「ファミチキとか食べてませんか?」

「いいえ。お粥だけ」

「チェリオとか飲んでませんか?」

「滅相もない。お白湯だけ飲んでます」

「ふーむ…」


夫人はなぜ良くならないのだろう?
20年10月27日 10:16
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

秋も深まってきました。




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「お粥はどれくらい召し上がってます?」

「2合ほど」

「1日2合、と」

「あ、いえ、毎食2合で」

「…お白湯はいかほど?」

「2リットル」

「…1日2リットル?」

「いえ、毎食2リットル」

「…さもありなん、と」

「先生、治りましょうか」

「さあね」