みんなのGood
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南くんは、高校を中退した 非常な小柄な女と暮らすようになった。
すると、「南くんにはとても頭の良い息子がいる」という評判が立った。なぜか。
21年04月03日 14:21
【ウミガメのスープ】
[油獣]
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南くんは非常に小柄な女と結婚した。
妻との間にできた息子は、母親の血を引いているためか、
同年齢の他の子と比べとても小柄で、低い年齢に見られることが多い。
そのため、よく知らない人からは、
小さいのにしっかりしていてよくしゃべる、賢い子供だと思われ、陰で評判になった。
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202X年、サッカーワールドカップのヨーロッパ1次予選の組み合わせ抽選が行われた。
今大会の1次予選は、シード無しのくじ引きで5チームずつのグループに分けられ、ホーム&アウェイで各国がそれぞれ8試合を戦う。
北海に面する国{ラテラテ共和国}がくじを引き入ったグループAの残り4ヶ国は、{ドイツ・フランス・オランダ・イングランド}。去年のヨーロッパベスト4と対戦するという事態になった。
絶望的な「死のグループ」に入ってしまったというのに、ラテラテ共和国の国民はあまり嘆いておらず、{ラテラテサッカー協会に至っては大喜びしていた。}
どういうことか?
21年04月03日 21:03
【ウミガメのスープ】
[みそかつ]
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ラテラテ共和国はヨーロッパでは珍しく{サッカー人気がなく}、多くの国民はサッカーに無関心だった。
ファンを増やすため、協会は思い切って5万人の観客を収容できるメインスタジアムを建設したのだが裏目に出て、国内リーグでは空席だらけで大赤字となっていた。
このままではスタジアムの経営どころかサッカー協会の存続も危うい。
そんな中、W杯1次予選の対戦国がことごとく『ラテラテにとても近く』、『国境を越えてやってくる熱心なサポーターが多い』ため、{相手国のサポーターにチケットを多く手配して空席を埋めれば赤字を補填できると}サッカー協会は考えたため喜んだのだった。
なおホーム初戦の観客は、ラテラテサポーター2千人、ドイツサポーター4万8千人の超満員だった。
……ホームとは?
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ウミガメ小学校4年2組のカメオ君が、
4年5組のカメコちゃんに告白することを偶然知った同じく5組のウミオ君。
ウミオ君はカメオ君の顔すら知らなかったけれど、{その告白は失敗すると確信を持つことが出来た}。
いったい何故だろうか?
21年04月04日 18:26
【ウミガメのスープ】
[ごがつあめ涼花]
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放課後、
4年5組のウミオはクラスメイトからゴミ捨て係を任されて、いやいや教室のゴミを出しに向かっていた。
「なんで僕が………だいたい、僕だって用事が、って、あっ!?」
前方をよく見ていなかったウミオは、うっかり何もないところで転んでしまう。それと同時に、ゴミ袋からゴミが廊下に散らばる。
「いてて……ああ、ゴミが、最悪だ」
慌ててゴミを集めるウミオ。
するとウミオは、ティッシュやら鉛筆の削りカスが散らばったゴミの中に、何か書かれた手紙のようなものがあることに気づく。
「って、あれ…これは?」
気になって中身を確認する。するとそこには、こう書かれていた。
『 はいけい
カメコちゃん、あなたを一目見た時、好きになりました。
ほうかご、体育かんのうらでまってます。そこで、あなたの答えを聞かせてください。
4年2くみ カメオ 』
「これって、ラブレター!?」
綺麗な字で書かれた、丁寧な印象を受けるラブレター。
ウミオは違うクラスのカメオのことはよく知らないが、カメコのことはよく知っていた。
可愛いものの、少々気の強い女子。ウミオはそんなカメコのことが少々苦手だった、だいたい、このゴミ捨てだって、カメコにやらされているのだから。
だからこそ、カメコはきっと告白にYESとは言わないし、体育館裏に来さえしないだろうと思った。
だって、そもそも、
「ゴミ箱に入ってるってことは、読んですぐ捨てたのか…。」
今頃、カメオは体育館裏にいるのだろう。 カメコは彼を振るのだろうか、それとも、来ないのか。
ウミオはそんな顔も知らない少年に対して、ただ、可哀想に、と心の内で想った。
[簡易解説]
{カメコと同じクラスのウミオは、偶然クラスのゴミ箱に捨てられたラブレターを見つける。
カメコ宛のラブレターが捨てられていることに気づいたウミオは、きっとこの告白は失敗するだろうと確信した。
}
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3歳年下の弟・ケンタが、片足ケンケンをして嬉しそうに保育園に向かうのを見た兄・アユム。
アユムはその光景を見て、なんだか寂しくなってしまった。
ケンタと離れることが寂しいわけでもなく、学校に行くことが憂鬱なわけでもない。
いったいなぜ?
21年04月04日 14:25
【ウミガメのスープ】
[モカ・ドゴス]
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還暦を越えた兄弟のアユムとケンタ。
ケンタは共働きの息子夫婦に替わって保育園に孫を迎えに行く。じじバカというやつで、孫に会えるのでウッキウキだ。
ちょっと足腰が弱くなってきているケンタ。
自転車で迎えにいくのだが、ペダルに片足を乗せて{片足ケンケン}で勢いをつける。
アユム(ケンケンで勢いをつけないといけないとは…ケンタも歳をとったなぁ…)
アユムは時の流れに、なんだか寂しくなったのだった。
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カメコは、合コンの席にいたカメオを一目見て、自分のタイプだと思った。
カメオもカメコを一目見て、これは運命の人だと思った。
しかしカメコがカメオに自己紹介するとすぐにカメオは合コン会場を出て、{自殺した}。
なぜだろうか?
21年04月06日 17:51
【ウミガメのスープ】
[ベルン]
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【簡易解説】
五年ほど前、カメオとカメコは出会い、付き合い、婚約までした。
しかし一ヶ月ほどでカメコとの音信が途絶えてしまった。
カメオはずっとカメコの事が大好きで忘れられなかった。
気持ちを切り替えようと臨んだ合コンで、カメオはカメコに出会い、もう一度運命が自分に巡ってきた、そう思った矢先のことである。
「はじめまして、○○といいます。」
とカメコはカメオに言った。
一ヶ月ちょっととはいえ一緒に過ごし、婚約までした相手である自分のことが忘れられている、そう悟ったカメオはこの世界に絶望し、自宅で首を吊った。
【長~い解説】
話は五年ほど前に遡る。
カメオの商売が上手くいき、”小金持ち”程度に稼いでいた頃。
取引先にいたカメコと出会い、二人はすぐに意気投合し、付き合うこととなった。
カメオはカメコにぞっこんで、容姿、性格、雰囲気、全てを愛おしく、誰にも渡すまい、と思っていた。
カメオの持つほとんど全てのお金をカメコにつぎ込み、彼女の望む宝石や服、食事などをよく与えていた。
それでも、このままずっとカメコと一緒にいられれば、、
そう甘い夢を見るほどに、カメオは幸せだった。
「もう少し生活が安定したら、結婚しようね、カメコ」
「えっ? カメオくん、結婚してくれるの…?」
「ああ、きっとだよ。」
口だけではあったが、そういう約束も交わして、カメオは自分が世界で一番幸せな人なのではないか、とすら思い始めていた。
しかし一ヶ月ほど経ったある日、カメコとの音信が突然途絶えてしまった。
あまりにも突然すぎて、驚くカメオ。
メールや電話は出ず、住所も教えて貰っていない。
カメコが所属している取引先の会社に連絡しても、もう辞めて、その後のことは知らない、とのこと。
(きっと、、きっとカメコの身に何かあったに違いない)
それ以来、カメオはカメコを探す日々を過ごした。
カメコの最寄り駅の近くでカメコを探したり、よく来ると言っていた公園に行ってみたり。
でも、カメコがどこにいるのか、何をしているのか、生きているのかすらも分からず。
(どこに行ってしまったのだろう、カメコ。。)
…
すっかり貯金も底をつきかけており、一時は自殺を考えるほど落ち込むこともあった。
もしかして、成金だった自分から金を奪いたいがためだけに近づいてきたのではないか、、
その考えに至り、絶望して何週間か家から出られなかったこともあった。
でも、もう一度カメコと一緒に二人で出かけたい。
できることならばずっと一緒にいて、あのとき約束したように、結婚したい。
無理でも、せめてカメコが元気に生きているということを証明して欲しい。
俺とじゃなくても、誰かいい人を見つけて、幸せになってくれれば、それでいい。
だって、俺なんかにはもったいない人だし、幸せな生活を、幸せに暮らしてるよって、そう話しかけてくれるだけでいい。
俺は、いつまでも君の味方だよ。
だからどうか、再び姿を見せて欲しい。
…
……
そんなことを思いながら、五年近くも月日が経った。
未だにカメコのことを決して忘れられないカメオなのだが、もう五年も探している。
それでも見つからない。
諦めて、他の人と幸せになろう。
でないと、壊れてしまいそう。
カメコには申し訳ないけど、俺、そろそろ新しい恋に進もう。
でないと、もう、耐えられない。
だから、ごめんね。
こんな俺を、許してね。
そう決意し、友達のツテで組んで貰った合コンに臨むことにした。
(これで、カメコとの未練を断ち切ろう)
そして合コン当日。
友達に言われた場所に行ってみると、、カメコの姿が。
(…ええ!?!? なんで!!?)
カメオはとてつもなく驚いた。
五年間探してきたカメコの姿が、こうもあっさりと見つかり、しかも合コンの席で。。
混乱して、カメコの前に呆然と立ち尽くしているカメオに向かって、カメコが一言。
{「こんにちは、はじめまして。 カメコといいます。よろしくね!」}
カメオは自分の耳を疑った。
【{「はじめまして??」}】
まさか、俺のこと、一切覚えてないのか……?
いや、そんなことがあってたまるか。
もはや合コンなどどうでもよくなったカメオは、カメコにまくしたてた。
「久しぶり、俺だよ! カメオだよ!! カメコ、元気だったんだね…??」
でもカメコは、全く覚えていない。
「カメオ、、さん? すみません、以前に会ったことありましたっけ??」
(コイツ、、全く何も覚えていなかったのかよ。。)
衝撃に身を任せ、料亭を飛び出すカメオ。
(そんなの、聞いていない。
俺のことを一切覚えていない、、だって??
確かに一ヶ月ちょっとくらいしか一緒にはいなかったけど、でも、婚約までしたのに…??
…そっか、俺、ずっと騙されていたのだったんだな。
そっか、カメコ、俺のことなんて、全く愛していなかったのか)
そう悟った男は、ロープを買った。
(これで、この世界にもう未練なんてない。)