「土食文化?」「2ブックマーク」
カメコは料理の最中に地面に粉を振りかけた。なぜ?
21年12月03日 21:01
【ウミガメのスープ】 [やや]
【ウミガメのスープ】 [やや]
前作、前々作とスナイプされてしまったので今回はかなり難しく作ったつもりです。
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カメオは恋人であるカメコと山間のキャンプ場へと向かっていた。数ヶ月前から計画し今日まで楽しみにしていたデートである。お気に入りの音楽を掛けながら、カメコとたわいの無い話をしつつ、上機嫌で車を走らせる。カメオにとってまさしく幸せなひとときであった。
しかしそんなときこそ油断は禁物である。浮かれていたカメオは危険な狭い山道を走っていたにも関わらず、対向車に気が付くのが遅れてしまった。急ブレーキを踏んだことで辛うじて接触事故は免れたが、助手席に座っていたカメコが強く頭を打ち付けてしまう。慌てて頭部を確認したところ、コブこそ出来てしまっていたものの出血は無かった。本人も無事を訴えていたため一安心し、カメオは再びキャンプ場へと車を走らせるのであった――。
――カメコは狼狽えていた。カメオがキャンプを設営している間に料理を作ることになったのだが、塩と砂糖の味が分からなかったのだ。まさか先ほど頭を打ったことが原因で味覚障害になってしまったのではと考えたが、それをカメオに伝えようとはしなかった。彼に罪悪感を抱かせたくはなかったし、なにより山間に位置するここからは最寄りの病院までかなりの時間がかかると思ったからだ。少なくともこのキャンプの間だけは彼からこの事実を隠し通そうとカメコは心に決めた。
しかしながらたとえ黙っていたとしても変な味の料理を出してしまえば彼に感づかれる恐れがある。特に砂糖と塩は見た目もほぼ同じで目視での判別が不可能であり、間違えれば料理の味がめちゃくちゃになることは必至である。どうしたものかと頭を抱えたカメコは、自分の足の間に列をなして行進する蟻の群れを発見した。カメコはとっさに蟻を利用して砂糖と塩を判別することを思いつき、地面に粉を振りかけた。
しかしそんなときこそ油断は禁物である。浮かれていたカメオは危険な狭い山道を走っていたにも関わらず、対向車に気が付くのが遅れてしまった。急ブレーキを踏んだことで辛うじて接触事故は免れたが、助手席に座っていたカメコが強く頭を打ち付けてしまう。慌てて頭部を確認したところ、コブこそ出来てしまっていたものの出血は無かった。本人も無事を訴えていたため一安心し、カメオは再びキャンプ場へと車を走らせるのであった――。
――カメコは狼狽えていた。カメオがキャンプを設営している間に料理を作ることになったのだが、塩と砂糖の味が分からなかったのだ。まさか先ほど頭を打ったことが原因で味覚障害になってしまったのではと考えたが、それをカメオに伝えようとはしなかった。彼に罪悪感を抱かせたくはなかったし、なにより山間に位置するここからは最寄りの病院までかなりの時間がかかると思ったからだ。少なくともこのキャンプの間だけは彼からこの事実を隠し通そうとカメコは心に決めた。
しかしながらたとえ黙っていたとしても変な味の料理を出してしまえば彼に感づかれる恐れがある。特に砂糖と塩は見た目もほぼ同じで目視での判別が不可能であり、間違えれば料理の味がめちゃくちゃになることは必至である。どうしたものかと頭を抱えたカメコは、自分の足の間に列をなして行進する蟻の群れを発見した。カメコはとっさに蟻を利用して砂糖と塩を判別することを思いつき、地面に粉を振りかけた。
「鎮魂のスープ」「2ブックマーク」
レストランの窓から見える海は凪いでいる。
ウミガメのスープを飲み終えた男は、穏やかな口調でウエイターに話しかけた。
「ごちそうさま。これが本当のウミガメのスープなんですね。実に美味しかった」
「ありがとうございます。お客様、ウミガメのスープは初めてですか?」
「ええ」
「そうですか。ぜひまたお越しください」
男は微笑み、(いいえ…)と心の中で続けた。
(この悪夢のような食事は今日が最初で最後です。私がウミガメのスープを飲むことは、もうありません)
男は誰か。
ウミガメのスープを飲み終えた男は、穏やかな口調でウエイターに話しかけた。
「ごちそうさま。これが本当のウミガメのスープなんですね。実に美味しかった」
「ありがとうございます。お客様、ウミガメのスープは初めてですか?」
「ええ」
「そうですか。ぜひまたお越しください」
男は微笑み、(いいえ…)と心の中で続けた。
(この悪夢のような食事は今日が最初で最後です。私がウミガメのスープを飲むことは、もうありません)
男は誰か。
21年12月06日 22:34
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]
「ウミガメのスープ」を解いてからお越し下さい
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仲間たちは海の上で次々と死んでゆき、その内の一人は「ウミガメのスープ」になりました。そのスープを飲んだ仲間も、生還した後に遺書を残して海に身を投げ、死にました。残されたのは、スープを作った私だけです。死んだ仲間の肉でスープを拵え、それを別の仲間に飲ませ、自らも飲んだ私だけが生き長らえているのです。私は悪魔でしょうか。私は修羅でしょうか。私はいつか赦されるのでしょうか。今日いただいたウミガメのスープは泣きたいくらい美味しかった。いっそ泣いたら、また生きていけるのかもしれません。だけど今の私にはもう、流す涙は残っていないのです。私は疲れました。私は、憎い憎い海に帰ります。懐かしい仲間たちの元に戻ろうと思います。最後にこのスープが飲めて本当に良かった。ありがとう。ごちそうさまでした。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンタンメン」「2ブックマーク」
私は知ってしまった。
ついにこの時が来たことを。
とうとうこの世界は私一人になってしまったのだ。
あんなに賑やかで楽しかったこの世界に、今は私一人きり。
やんぬるかな。
私も消えるとしよう。
…それはそうと、私はどうやってそのことを知ったか?
ついにこの時が来たことを。
とうとうこの世界は私一人になってしまったのだ。
あんなに賑やかで楽しかったこの世界に、今は私一人きり。
やんぬるかな。
私も消えるとしよう。
…それはそうと、私はどうやってそのことを知ったか?
21年12月09日 22:23
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]
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どうやってもなにも、{(あなただけ)}って書いてあるんだもん。
エースコックのワンタンメン食って寝よ。
エースコックのワンタンメン食って寝よ。
「新ラテシン 遅れてラテクエ12リサイクル フィボナッチ数列」「2ブックマーク」
No.9ぎんがけいさんの問題なのです
ここ最近になって「1+1=3になる可能性がある。」と数学者の間で噂されるようになった。いったいなぜ?
ここ最近になって「1+1=3になる可能性がある。」と数学者の間で噂されるようになった。いったいなぜ?
21年12月12日 20:00
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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結婚した数学者の仲間が近々子供が生まれると言うことを数学者っぽく噂し合ってるのです
「愉快なワカメさん」「2ブックマーク」
買い物しようと街まで出掛けたが、財布を忘れていることに気づいたワカメさん、しかし今は令和の時代、財布が無くてもスマホで決済することができた。
この時のワカメさんの買い物は、弁当2つと、箱入りの棒アイス1箱と、週刊漫画誌1冊、それと父の波平が言っていた「大事な物」も買った。
さて、その「大事な物」とは何だろう?
この時のワカメさんの買い物は、弁当2つと、箱入りの棒アイス1箱と、週刊漫画誌1冊、それと父の波平が言っていた「大事な物」も買った。
さて、その「大事な物」とは何だろう?
21年12月12日 20:52
【20の扉】 [わかめ]
【20の扉】 [わかめ]
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{【三つの袋(レジ袋3枚)】}
夫と2人で暮らしている新婚のワカメさん(旧姓磯野)は買い物しようと近所のコンビニまで出掛けたが、
財布とマイバッグを忘れたので有料レジ袋を購入する必要があった。
ワカメさんは温かい弁当と冷たいアイスと紙の雑誌を一緒の袋に入れたくなかったので、レジ袋を3枚購入した。
この時ワカメさんは、数日前の結婚式で父が言っていた{【「結婚生活で大事な三つの袋」】}の話をふと思い出して笑っていた。
夫と2人で暮らしている新婚のワカメさん(旧姓磯野)は買い物しようと近所のコンビニまで出掛けたが、
財布とマイバッグを忘れたので有料レジ袋を購入する必要があった。
ワカメさんは温かい弁当と冷たいアイスと紙の雑誌を一緒の袋に入れたくなかったので、レジ袋を3枚購入した。
この時ワカメさんは、数日前の結婚式で父が言っていた{【「結婚生活で大事な三つの袋」】}の話をふと思い出して笑っていた。