「誰か私に気付いて。」「2ブックマーク」
私は両親から虐待されていました。父親は私をよく殴りましたし、食事もほとんどが生ゴミ同然でした。私はずっと監禁されていましたが、近所の人から通報があったらしく、家に警察がやって来ました。これでこの地獄のような生活も終わりです。
私は家族3人揃って警察署に連れていかれました。警察の人に色々聞かれたけど、私は父親が怖くて最後まで本当のことを言えませんでした。不甲斐ない私が1番悪いのです。私は警察に引き取られました。
家族が逮捕されたと聴いたときは私も気が気ではありませんでした。でもようやく今回の事件が一通り決着がつくと、これで怯える日々ともサッパリお別れなんだという実感が湧いて来るのです!明日からの生活が楽しみで仕方ありません!
…後日子供は自殺した。なぜ?
私は家族3人揃って警察署に連れていかれました。警察の人に色々聞かれたけど、私は父親が怖くて最後まで本当のことを言えませんでした。不甲斐ない私が1番悪いのです。私は警察に引き取られました。
家族が逮捕されたと聴いたときは私も気が気ではありませんでした。でもようやく今回の事件が一通り決着がつくと、これで怯える日々ともサッパリお別れなんだという実感が湧いて来るのです!明日からの生活が楽しみで仕方ありません!
…後日子供は自殺した。なぜ?
19年06月26日 22:53
【ウミガメのスープ】 [IQ84]
【ウミガメのスープ】 [IQ84]

初投稿なので勝手が分かりません。許して!
解説を見る
1つ目の段落は子供、2つ目の段落は母親、3つ目の段落は父親が「私」です。
母親は父親から強制的に子供の虐待に参加させられていました。結局父親を恐れて本当の事を言えず、母親は引き渡された、これはミスリードですが、つまり虐待の罪を1人で被って逮捕されてしまいます。
父親は捜査が終わるまで捕まる事に怯えて気が気ではありませんでしたが、自分が捕まることなく事件に決着がつき、明日からの生活、つまり今まで通り子供を虐待する生活が、楽しみで仕方ない、と思っているのです。
案の定虐待は続き、子供は自ら命を断ちます。
母親は父親から強制的に子供の虐待に参加させられていました。結局父親を恐れて本当の事を言えず、母親は引き渡された、これはミスリードですが、つまり虐待の罪を1人で被って逮捕されてしまいます。
父親は捜査が終わるまで捕まる事に怯えて気が気ではありませんでしたが、自分が捕まることなく事件に決着がつき、明日からの生活、つまり今まで通り子供を虐待する生活が、楽しみで仕方ない、と思っているのです。
案の定虐待は続き、子供は自ら命を断ちます。
「スウィートメロンパン」「2ブックマーク」
ベーカリーハラコにメロンパンを買いにきたテツヤ。
アユミはパンを袋に詰めてレジを打った。
足早に立ち去るテツヤの背中を見送り、レシートを手にレジカウンターに立つアユミが「彼はもうこの店に来ないかもしれないな」と思ったのはなぜか?
【解答】
テツヤから「もし良かったら」とレシートを渡されたアユミ。その裏にはLINEのIDが書かれていた。
恋人のいるアユミは自分からテツヤに連絡を取る気にはならず、『IDを教えたものの連絡が来ない』という気まずさから彼はもう来店しないのではないかと考えた。
【解説】
のんびりとしたらて街にあるベーカリーハラコ。
アユミはここで働き始めて3ヶ月が経ち、ようやく慣れてきた頃だった。
客もまばらな16時すぎ、テツヤが来店した。彼はちょこちょここの店にやってくるので、アユミも顔を覚えていた。今日はメロンパンを買っていくようだ。
手早く袋詰めをしてレジを打ち、レシートを渡す。
するとテツヤがおもむろに口を開いた。
「……あの、すみません。ボールペンとかあったら貸してもらえませんか?」
「あ、はい。どうぞ」
アユミは不思議に思いながらボールペンを渡した。テツヤはイートインのテーブルを台にして何かを書き記しているようだ。
「……これ、良かったら」
そう言ってボールペンと一緒に渡されたのはレシートだ。アユミがそれを裏返す頃には、テツヤはもう店の扉を開けて去っていくところだった。
そこに書かれていたのはLINEのID。
テツヤから向けられた好意だった。
初めての出来事に戸惑うアユミだったが、アユミには恋人がいる。去り際のテツヤの少し赤らんだ頬を思い返せば尚更、こちらから連絡を取る気にはなれなかった。
IDの書かれたレシートを二つに折りポケットに入れる。
私がもし、彼だったら。店員さんにIDを渡して、何もレスポンスが無かったら。
……気まずくて、お店に足を運べなくなるだろうな。
アユミは少し落ち着かない気持ちで、店の奥へと姿を消した。
アユミはパンを袋に詰めてレジを打った。
足早に立ち去るテツヤの背中を見送り、レシートを手にレジカウンターに立つアユミが「彼はもうこの店に来ないかもしれないな」と思ったのはなぜか?
19年06月28日 00:45
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
解説を見る
【解答】
テツヤから「もし良かったら」とレシートを渡されたアユミ。その裏にはLINEのIDが書かれていた。
恋人のいるアユミは自分からテツヤに連絡を取る気にはならず、『IDを教えたものの連絡が来ない』という気まずさから彼はもう来店しないのではないかと考えた。
【解説】
のんびりとしたらて街にあるベーカリーハラコ。
アユミはここで働き始めて3ヶ月が経ち、ようやく慣れてきた頃だった。
客もまばらな16時すぎ、テツヤが来店した。彼はちょこちょここの店にやってくるので、アユミも顔を覚えていた。今日はメロンパンを買っていくようだ。
手早く袋詰めをしてレジを打ち、レシートを渡す。
するとテツヤがおもむろに口を開いた。
「……あの、すみません。ボールペンとかあったら貸してもらえませんか?」
「あ、はい。どうぞ」
アユミは不思議に思いながらボールペンを渡した。テツヤはイートインのテーブルを台にして何かを書き記しているようだ。
「……これ、良かったら」
そう言ってボールペンと一緒に渡されたのはレシートだ。アユミがそれを裏返す頃には、テツヤはもう店の扉を開けて去っていくところだった。
そこに書かれていたのはLINEのID。
テツヤから向けられた好意だった。
初めての出来事に戸惑うアユミだったが、アユミには恋人がいる。去り際のテツヤの少し赤らんだ頬を思い返せば尚更、こちらから連絡を取る気にはなれなかった。
IDの書かれたレシートを二つに折りポケットに入れる。
私がもし、彼だったら。店員さんにIDを渡して、何もレスポンスが無かったら。
……気まずくて、お店に足を運べなくなるだろうな。
アユミは少し落ち着かない気持ちで、店の奥へと姿を消した。
「やつはとんでもないものを盗んでいきました」「2ブックマーク」
俺様の名前はオパ~ン3世。
誰が呼んだかオパ~ン2世の息子なんだけどよ。
まあ俺の親父がな~んでそう呼ばれていたのは置いておいてよ
俺様はこう見えても一流の泥棒でな、まだ一回も捕まったこたあねえんだ。
そ~んな俺様の家にはお宝のコレクションが一杯あるわけよ。ヌフフ・・・
んでな、今日もそのコレクションを増やしにな、ちょっくらビッグなお宝を求めて
やってきたんだけどもよ
部屋への侵入からお宝まではあっさりたどり着き、サクサクっと終わったんだがよ
そのあと俺様なぁんとその家の家主と目が合っちまったわけ。
家主に盗まれたもんも見られてこれがやべーのなんのって。
だけどもよ、俺様の機転を利かせたナイスアイディ~アでなんとその家主に
むしろ感謝までされちま~ったってなもんだからやっぱ俺様天才だわな~と関心しちまったわけよ。
さて、俺様がどうやってやり過ごしたかお前さんに分かるかな?
つ~いでに出題者の名前も当ててくれっと正解も一つオマケに大サービスしちゃうぜ。
誰が呼んだかオパ~ン2世の息子なんだけどよ。
まあ俺の親父がな~んでそう呼ばれていたのは置いておいてよ
俺様はこう見えても一流の泥棒でな、まだ一回も捕まったこたあねえんだ。
そ~んな俺様の家にはお宝のコレクションが一杯あるわけよ。ヌフフ・・・
んでな、今日もそのコレクションを増やしにな、ちょっくらビッグなお宝を求めて
やってきたんだけどもよ
部屋への侵入からお宝まではあっさりたどり着き、サクサクっと終わったんだがよ
そのあと俺様なぁんとその家の家主と目が合っちまったわけ。
家主に盗まれたもんも見られてこれがやべーのなんのって。
だけどもよ、俺様の機転を利かせたナイスアイディ~アでなんとその家主に
むしろ感謝までされちま~ったってなもんだからやっぱ俺様天才だわな~と関心しちまったわけよ。
さて、俺様がどうやってやり過ごしたかお前さんに分かるかな?
つ~いでに出題者の名前も当ててくれっと正解も一つオマケに大サービスしちゃうぜ。
19年06月29日 22:15
【ウミガメのスープ】 [kopi]
【ウミガメのスープ】 [kopi]
解説を見る
A、オパン家は実はパンツ泥棒の変態一家。
オパン2世自体がフラグ。オパン2(ツー)であり2世が実は泥棒一家の1代目。
2代目のオパン3世は親父と同じく他人から盗んだパンツを自宅にコレクションする変態であった。
そのオパン3世がパンツを盗み、帰ろうとするすれ違いざまに奥さんが帰宅し、その奥さんにパンツが無くなっている
事を気付かれた。オパン3世はそれを風で飛んだものだと思わせることで偶然それを拾った善人のフリをし、危機を回避したのであった。
オパン3世はパンツ泥棒であった。今日も狙った家からパンツを盗み、自分のコレクションに加えようとしていた。
今日狙った家はマンションの2階。洗濯さおに掛かっているあのレースのかかったパンツが今日のターゲットだ。
オパン3世は持ち前のピッキング技術で家の鍵を数秒で開け、その家に侵入。ベランダまで行き、そっ・・と手際よく
パンツを盗み、全てを元通りにしてその場を去った。だがタイミングが悪かった。その奥さんが帰ってきたのだ。
その家主の奥さんが帰ってきてちょうど洗濯物を取り込もうとしている時にオパン3世は叫び声を聞いた。
奥さんのパンツがその場に無かったところを見られたのだ。しかし幸運にもその時、奥さんは盗まれたものだとは思って
いなかった。そこで、オパン3世は持ち前の鮮やかな手際で奥さんに気がつかれないようにパンツを取り出し、こう奥さんに向かって
声量を調整しつつ叫んだ。『そこの奥さん、もしかしてこのパンツって奥さんのものかい?』
風で飛んだものだと思っていた奥さんは『あら!恥ずかしい!ごめんなさいね』と答え、良ければ返してくれると助かると言った。
オパン3世は若干惜しいものを手放した・・と思いながら先ほど盗みに入った家に戻り、奥さんに直接それを手渡し。
危ういところを助かったオパン3世。次のターゲットはあなたかもしれない・・・
オパン2世自体がフラグ。オパン2(ツー)であり2世が実は泥棒一家の1代目。
2代目のオパン3世は親父と同じく他人から盗んだパンツを自宅にコレクションする変態であった。
そのオパン3世がパンツを盗み、帰ろうとするすれ違いざまに奥さんが帰宅し、その奥さんにパンツが無くなっている
事を気付かれた。オパン3世はそれを風で飛んだものだと思わせることで偶然それを拾った善人のフリをし、危機を回避したのであった。
オパン3世はパンツ泥棒であった。今日も狙った家からパンツを盗み、自分のコレクションに加えようとしていた。
今日狙った家はマンションの2階。洗濯さおに掛かっているあのレースのかかったパンツが今日のターゲットだ。
オパン3世は持ち前のピッキング技術で家の鍵を数秒で開け、その家に侵入。ベランダまで行き、そっ・・と手際よく
パンツを盗み、全てを元通りにしてその場を去った。だがタイミングが悪かった。その奥さんが帰ってきたのだ。
その家主の奥さんが帰ってきてちょうど洗濯物を取り込もうとしている時にオパン3世は叫び声を聞いた。
奥さんのパンツがその場に無かったところを見られたのだ。しかし幸運にもその時、奥さんは盗まれたものだとは思って
いなかった。そこで、オパン3世は持ち前の鮮やかな手際で奥さんに気がつかれないようにパンツを取り出し、こう奥さんに向かって
声量を調整しつつ叫んだ。『そこの奥さん、もしかしてこのパンツって奥さんのものかい?』
風で飛んだものだと思っていた奥さんは『あら!恥ずかしい!ごめんなさいね』と答え、良ければ返してくれると助かると言った。
オパン3世は若干惜しいものを手放した・・と思いながら先ほど盗みに入った家に戻り、奥さんに直接それを手渡し。
危ういところを助かったオパン3世。次のターゲットはあなたかもしれない・・・
「死の祈り」「2ブックマーク」
カメオの愛する妻カメコの事を一番大切に思っているカメオ。
そんなカメオの願いによって一つの命が失われた。
さて、カメオの願いとは一体何だろう?
そんなカメオの願いによって一つの命が失われた。
さて、カメオの願いとは一体何だろう?
19年06月30日 14:34
【20の扉】 [kopi]
【20の扉】 [kopi]

願いの内容が大体合っていれば正解とします。すみません急用があり今復帰しました。
解説を見る
A、パンパン!(カメコとずっと一緒に健康で居られますように!)「何願ったの?」「そりゃカメコとずっと一緒に・・・ってあ、蚊潰してた」」
愛する妻カメコの事(大切に思っている・いつまでも健康であれば良いと思っている等)
他の人間の命よりカメコの事が大事、という回答は×とさせていただきます。
一つの命とは羽虫のこと。カメオが神社でパンっと手を合わせた時に丁度羽虫が手と手の間に挟まり死んでしまったのだ。
愛する妻カメコの事(大切に思っている・いつまでも健康であれば良いと思っている等)
他の人間の命よりカメコの事が大事、という回答は×とさせていただきます。
一つの命とは羽虫のこと。カメオが神社でパンっと手を合わせた時に丁度羽虫が手と手の間に挟まり死んでしまったのだ。
「血は争えない」「2ブックマーク」
夏休みが始まったばかりの頃。
産まれてまだ1年経たない年の離れたカメコの妹がカメコの家にやってきた。
カメコは興味深々。妹の事について色々と聞いていた。
すると突然「痛っ」とカメコの母親が声を揚げた。カメコの妹が母親の乳房を噛んだのだ。
カメコが心配すると、母親が「あなたも昔良く噛んだものよ。あなたにそっくりね」と言うので
カメコはそれきり夏休みの間ずっと暗い部屋に引きこもってしまった。
一体なぜ?
産まれてまだ1年経たない年の離れたカメコの妹がカメコの家にやってきた。
カメコは興味深々。妹の事について色々と聞いていた。
すると突然「痛っ」とカメコの母親が声を揚げた。カメコの妹が母親の乳房を噛んだのだ。
カメコが心配すると、母親が「あなたも昔良く噛んだものよ。あなたにそっくりね」と言うので
カメコはそれきり夏休みの間ずっと暗い部屋に引きこもってしまった。
一体なぜ?
19年06月30日 21:51
【ウミガメのスープ】 [kopi]
【ウミガメのスープ】 [kopi]

SP天童魔子さん!本当に感謝!ステキな物語に仕上げてくれた天童さんに失礼の無い物語にしたい・・
解説を見る
A、「ちのみご」を勘違いしたカメコが自分は吸血鬼の末裔なのではないかと勘違いし、暗い光の届かない部屋にこもった。
以下駄文になります。長いのでだれるぅ~と思う方は上だけで問題ありません。
おばあちゃんの元に預けられていた小学生であるカメコの長い夏休みが始ろうとしていた今年は何をして遊ぼうか。友達のチヨちゃんとプール行ったり。遊園地にも行きたいなあ。
そんなことを考えていたカメコの元に、実家に上京していたカメコのお母さんが帰ってきたのだ。久しぶりに母に甘えたいと思っていたカメコ。母の元へ駆け寄ると母は赤子を抱いていた。名前はウミコ。年が離れたカメコの妹であった。カメコは常々「妹が欲しい」と言っていた。クリスマスプレゼントに書くくらいであった。
そんなカメコがウミコに夢中にならないはずが無かった。
「カメコお姉さんになるの!?」「そうだよ。だからウミコちゃん大事にするのよ」
「ウミコちゃんいつ産まれたの?」「9ヶ月くらい前かな?」
「おっぱいってどうやって出るの?」「お母さんの中の血がおっぱいになるのよ」
すると質問攻めに合っているカメコを見かねておばあちゃんがやって来た。「こらこら、カメコ。それじゃお母さん何も出来んだろう?」お婆ちゃんの腕によってお母さんから少し引き離されたカメコは、頬を膨らませ不服そうであった。お婆ちゃんがウミコの顔をのぞくと、ウミコは手をわきわきとして反応を示した。「おやまあ可愛いねえ。乳飲み子かい?」(血飲み子!?)その言葉にびくっとするカメコ。 「そうなんですよ。まだおっぱい卒業には早いかなー?」母が返事を期待せずウミコに語り掛けるようにそう話すと、突然ウミコがだぁだぁと暴れだした。「あらあら、おっぱい足りなかったかしら。ちょっと前にあげたばかりだったんだけど」母にしか分からない何かのタイミングを察し、ウミコに授乳し始めた。もくもくとすすり続けるウミコ。すると突然母が「痛っ」と声を上げた。ウミコが歯をたてて噛んだのだ。心配するカメコ。すると母は「もう・・この子ったら・・・」とウミコを諭すようにつぶやく。ウミコが胸から口を離すと、母の胸から血が出ていた。「あなたも昔は良く噛んだのよ。こんなところもアナタにそっくりね」
すると何かのピースがはまったような顔をしたカメコ。(血飲み子・・血液・・・そして噛む・・これはまさか!)
カメコはその日から自分の部屋に引きこもってしまった。心配する母。なぜかいつもなら遊びに行きたいとだだをこねる娘が家でおとなしくしている。ウミコのせいだろうか。ウミコのことばっかりかまいすぎた?慎重にカメコの部屋のドアを開ける。すると何故か部屋はカーテンを閉め切っており薄暗かった。これはいよいよ・・・と心底心配するカメコの母。すると部屋の布団にこもっていたカメコはなぜか突然「ドアを閉めるんだ」と母に命令した。「ふう・・・私には光がまぶしい・・・」これは引きこもりというより・・・何かおかしいなと感じた母。真っ暗なので部屋の電気をつけようとすると「やめるんだ・・・私にはその光は毒だ・・・」とカメコ。薄暗い部屋の中、ベッドの上で布団をマント代わりに翻し「我こそは吸血鬼の末裔!」と名乗った。そこでようやく理解した母。そのあまりに突拍子も無い娘の勘違いに噴出して笑ってしまった。後日「ちのみご」の意味を理解したカメコは、自らの勘違いで相当な期間夏休みを無駄にしてしまった事そしてそんな勘違いをしていた恥ずかしさで真っ赤になり、今度は別の理由でしばらくの間、部屋から出てこなかったのであった。
以下駄文になります。長いのでだれるぅ~と思う方は上だけで問題ありません。
おばあちゃんの元に預けられていた小学生であるカメコの長い夏休みが始ろうとしていた今年は何をして遊ぼうか。友達のチヨちゃんとプール行ったり。遊園地にも行きたいなあ。
そんなことを考えていたカメコの元に、実家に上京していたカメコのお母さんが帰ってきたのだ。久しぶりに母に甘えたいと思っていたカメコ。母の元へ駆け寄ると母は赤子を抱いていた。名前はウミコ。年が離れたカメコの妹であった。カメコは常々「妹が欲しい」と言っていた。クリスマスプレゼントに書くくらいであった。
そんなカメコがウミコに夢中にならないはずが無かった。
「カメコお姉さんになるの!?」「そうだよ。だからウミコちゃん大事にするのよ」
「ウミコちゃんいつ産まれたの?」「9ヶ月くらい前かな?」
「おっぱいってどうやって出るの?」「お母さんの中の血がおっぱいになるのよ」
すると質問攻めに合っているカメコを見かねておばあちゃんがやって来た。「こらこら、カメコ。それじゃお母さん何も出来んだろう?」お婆ちゃんの腕によってお母さんから少し引き離されたカメコは、頬を膨らませ不服そうであった。お婆ちゃんがウミコの顔をのぞくと、ウミコは手をわきわきとして反応を示した。「おやまあ可愛いねえ。乳飲み子かい?」(血飲み子!?)その言葉にびくっとするカメコ。 「そうなんですよ。まだおっぱい卒業には早いかなー?」母が返事を期待せずウミコに語り掛けるようにそう話すと、突然ウミコがだぁだぁと暴れだした。「あらあら、おっぱい足りなかったかしら。ちょっと前にあげたばかりだったんだけど」母にしか分からない何かのタイミングを察し、ウミコに授乳し始めた。もくもくとすすり続けるウミコ。すると突然母が「痛っ」と声を上げた。ウミコが歯をたてて噛んだのだ。心配するカメコ。すると母は「もう・・この子ったら・・・」とウミコを諭すようにつぶやく。ウミコが胸から口を離すと、母の胸から血が出ていた。「あなたも昔は良く噛んだのよ。こんなところもアナタにそっくりね」
すると何かのピースがはまったような顔をしたカメコ。(血飲み子・・血液・・・そして噛む・・これはまさか!)
カメコはその日から自分の部屋に引きこもってしまった。心配する母。なぜかいつもなら遊びに行きたいとだだをこねる娘が家でおとなしくしている。ウミコのせいだろうか。ウミコのことばっかりかまいすぎた?慎重にカメコの部屋のドアを開ける。すると何故か部屋はカーテンを閉め切っており薄暗かった。これはいよいよ・・・と心底心配するカメコの母。すると部屋の布団にこもっていたカメコはなぜか突然「ドアを閉めるんだ」と母に命令した。「ふう・・・私には光がまぶしい・・・」これは引きこもりというより・・・何かおかしいなと感じた母。真っ暗なので部屋の電気をつけようとすると「やめるんだ・・・私にはその光は毒だ・・・」とカメコ。薄暗い部屋の中、ベッドの上で布団をマント代わりに翻し「我こそは吸血鬼の末裔!」と名乗った。そこでようやく理解した母。そのあまりに突拍子も無い娘の勘違いに噴出して笑ってしまった。後日「ちのみご」の意味を理解したカメコは、自らの勘違いで相当な期間夏休みを無駄にしてしまった事そしてそんな勘違いをしていた恥ずかしさで真っ赤になり、今度は別の理由でしばらくの間、部屋から出てこなかったのであった。