みんなのブックマーク

暗闇の中、ある女が船を漕いでいた。

彼女が口笛を吹いたことで、船は無事に、大海原へ向かうことができた。

状況を説明してください。


*この問題文は ひややっこ さんの問題文を改編したものです。また、真相は下記URL「船と口笛」に投稿された作品群のひとつ「パンケーキを捧げよ!」で明らかにされています。そちらを読んだ方はどうか参加を見送り観戦してください。
オマージュ元:
「船と口笛」https://late-late.jp/mondai/show/7696
許可をくださった ひややっこ さんありがとうございます!

*SPをしてくださった オリオン さんありがとうございます!
19年10月08日 21:55
【ウミガメのスープ】 [Hugo]



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暗闇の中、ある女が船を漕いでいた。

これはとある画家の男が今度出版される絵本のために描いた一枚の絵である。場面は、外の世界に憧れた女が長年住んでいた島をあとに、夜のうちに船で大海原へ向かうところ。

この先どうなるか分からない。そんな女の心情を表すために、男は月明かりすらない夜を描いた。真っ暗闇に、船と女の黒々とした輪郭だけが浮かび上がる。絵の右端には彼女が出ていった島の、街の灯りが点々としている。男は自分の絵の出来に満足だった。

だが思うようにはいかなかった。出版社にできあがった絵を持っていったところ、担当編集に描き直すように言われたのだ。曰く、
「こんな影では女がどちらに向かっているのか分からないじゃないか!海に繰り出しているのか、それとも島へ到着するところなのか。はっきり描いてくれ!」
ということである。だが画家の男は思い悩んだ。こんなに良い絵はそう描けまい。だが船の進む方が分からないのも大問題だ。なにか良い手はないか。

そこで思い付いたのが、口笛である。女の前方、つまり船の進む方向に明るい色の絵の具で音符を付け足した。彼女が口笛を吹いていることにしたのだ。編集も、これならよしと判断を下した。

画家の機転によって、船は無事に、大海原へと向かうことができたのだった。
土曜日の昼下がり
注文したラーメンを前にしてご満悦のカメコが
結局そのラーメンを一口も食べなかったのは
同時刻、少年が落とし物センターにハンカチを届けたためである。

いったいこれはどういうことか。
19年10月10日 19:51
【ウミガメのスープ】 [tosh]

初出題です




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土曜日の昼下がり
家族連れで混雑するフードコートに来たカメコ
ハンカチを空いた席において確保して
ラーメンを買い席に戻ってみるとすでにそこには人が座っていた
ハンカチを見つけた少年が善意でハンカチを落とし物センターに
ハンカチを届けたため、席が空いていると思った人が座ってしまい
席は取られてしまっていた。
カメコは席を探して彷徨うがフードコートは混雑を極め中々席が空かない
ふやっふやにふやけたラーメンを持ったカメコは結局そのラーメンを食べずに
お店に返した。
テレビスターのほっぺ「4ブックマーク」
ある朝。

テレビにタツキが映っていたことに気づいた私は、タツキの頬をつねった。

状況を説明して下さい。
19年10月11日 21:07
【ウミガメのスープ】 [さなめ。]

ゆるスープです。ご参加ありがとうございました!




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簡易版は下にございます。



ある朝のこと。
私、ツカサは眠りから覚めた。昨日は仕事が忙しく、疲れに疲れていたのでリビングで寝落ちてしまった。

ということを思い出しながら、私は顔を上げる…と。

あれ?この部屋、どこ?

暗くてよく見えないが、私の部屋…とはちょっぴり違う。酔っ払って家を間違えた?いや、全く覚えていない。

目が慣れて明かりの場所を見つける。何かいつもと違うなぁと思いながら電気を付けた瞬間、私の目にはテレビが映った。

テレビの電源はついていない。だから真っ暗な画面には私の姿が映る…はずなのに。

そこに映ったのは、名前も知らない男性だった。その男性の名前が{タツキ}と解ったのは、また先の話。

>>え…?誰…。

声はいつもより低かった。重たい喉から発せられる声は、聴こえてから自分が出したものだと解った。

>>え…。あれ?え。夢…?

思わずゆっくりと頬に手を当てた私、ツカサは、タツキの手で、タツキの頬をつねった。

>>…痛ったいわ…。え?もしかして、私とこの人は…。

<入れ替わってる!?>

おわり。

正解
テレビの電源はついていない。テレビに映るのは私自身のはずなのに、映ったのはタツキ(知らない男性)。夢を疑った私は咄嗟に、タツキの、つまり今の自身の頬をつねった。

ツカサ>>入れ替わってる!?Σ(°Д°)
待ちぼうけ「4ブックマーク」
カメコとウミコはいつも2人で下校しているのだが、今日は{カメコが靴紐をうまく結べずにいるせいで、ウミコは待たされている}。
しかし、【ウミコはどこか嬉しそうである】。
いったいなぜだろうか?
19年10月12日 13:56
【ウミガメのスープ】 [えいみん]



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今日は【バレンタインデー】。
カメコは密かに想いを寄せているカメオの下駄箱に、こっそりチョコレートを入れた。
その後、{いつものようにウミコと一緒に帰ろうとしたとき、カメオがちょうどやって来た}。
カメコ「(わあ〜!!カメオくん来た!!どんな顔するかなあ......喜んでくれるかなあ......)」
こうなると、カメコはカメオの反応が気になって仕方がないのだが、{ウミコにそのことを説明するのは恥ずかしい}ので、【靴紐がうまく結べないフリをして、カメオの様子を伺ってから帰ろうとした】。
カメコ「あれ?結べない......あれ?(うわ〜!カメオくんが下駄箱開けた〜!!({チラチラ}))」
ウミコ「......?(......あ、なるほどね〜!カメコカメオくんにチョコ渡したんだな({ニヤニヤ}))」
決死の救出劇「4ブックマーク」
僕は友人と二人で買い物へ出掛けた。
買い物を終えて二人で歩いていると、急に友人が叫んだ。
「大変だ!家が燃えてる!」
僕はまさかと思ったが、見てみると本当に友人の家が燃えていた。

「妹を助けないと!自分の部屋にいるんだ!」
友人はそう言うと、買い物袋を放りだしてドアの方へ駆け出した。
僕はパニックになっている友人を必死におさえた。そしてその場にいるように伝えると、急いで彼の妹の部屋へと向かった。

僕は部屋で気を失っていた妹を抱えて燃え盛る家から脱出することができた。
幸いにも彼女はすぐに意識を取り戻し、大した怪我をせずに済んだ。

しかし友人は少しも嬉しそうな顔をしなかった。

一体なぜ?
19年10月14日 22:45
【ウミガメのスープ】 [日向夏]

ちょっと遅くなりましたが、0時までpcの前にいます。




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-要点-
・火事を見つけた時、僕と友人は家の中にいた
・僕は部屋を出ようとする友人を襲い、燃える家の中に友人を置き去りにして妹と逃げた

-解説-
僕は友人の妹に想いを寄せていた。
今日は彼女の誕生日。僕と友人と彼女の3人でバースデーパーティをする予定だった。
そして、パーティの後で僕は彼女に告白するつもりだった。

友人との買い出しの途中、彼女に想いを伝える前に僕は彼にそのことを打ち明けた。
友人はきっと僕を応援してくれるだろうと思ったのに、彼は決して許さないと言った。
彼に言わせれば僕は最愛の妹に近づく悪い虫の一人だったという訳だ。

友人の家に帰ってきてからも彼は僕の話を聞こうとせず、僕は彼の後ろを黙って歩いていた。
ダイニングを抜けて{キッチンに差し掛かったところ}で、前にいた友人が叫んだ。
「大変だ!家が燃えてる!」
僕はまさかと思ったが、見るとキッチンの壁が天井までごうごうと燃えていた。
恐らく出火の原因は、出掛ける前に彼が窓際に置いて行ったペットボトルが外の光を集めたせいだ。
この分では今から消火するのはとても無理だろう。

……チャンスかもしれない。
これは事故だ。そして彼がこの事故で死ねば、誰も僕を邪魔する者はいない。

「妹を助けないと!自分の部屋にいるんだ!」
友人は買い物袋を放り、半ばパニックでダイニングのドアへ駆け出した。
彼を行かせるわけにはいかない。僕は咄嗟に手に持ったワイン瓶で彼を殴った。
友人は不意を突かれて床に倒れこんだ。しかしそれでも尚ドアへ向かおうとする。
止めを刺さなくては。僕はソファにあったクッションで{彼の顔を必死に押さえ}た。

「お前はそこにいろ。」

動かなくなった彼に僕はそう言い残し、急いで友人の妹の自室へと向かった。
部屋で気を失っていた彼女を抱えて、僕は二人で家から脱出した。

外へ出た時には火は家中に回っており、救急車を呼んで消火作業が済んだ頃には家はほぼ全焼していた。
彼女は脱出後すぐに意識を取り戻し、僕も彼女も大した怪我は無かった。
――そして消し炭の中で発見された友人の死体は焼けただれ、僅かに読み取れた{その表情は驚きと苦痛に歪んで}いた。

兄の死に打ちのめされている彼女を、僕はこれから一生懸命支えていくつもりだ。