みんなのブックマーク

この世界の頂で「5ブックマーク」
彼に食べ物を与えて世界を救ってください。
20年08月03日 22:12
【新・形式】 [キュアピース]



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世界を救うのは、「主人公」

そして、彼は貴方達が仕える「主人」である。

彼を「主人公」にするために与える食べ物は、

【「ハム(公)」】 である。
キミの縦笛を盗みたい「5ブックマーク」
小学生のカメオには、夢があった。
同級生の少女、カメコの縦笛を盗みたいのだ。

(キミの縦笛、盗ませてもらうよ…)
放課後、誰もいない教室で、カメオはカメコのロッカーから縦笛を盗み、自分の縦笛と入れ替えた。
(これで僕は、カメコちゃんの縦笛を手に入れたんだ!)

後日、カメコは自分の縦笛が盗まれたことを訴えた。
カメコは実は縦笛に名前を書いていたため、それが原因で窃盗の事実が明るみになったのだ。

この後、少年は強く後悔するのだが、後悔の理由がカメコに嫌われたからではないとすると、一体どういう事?
20年08月04日 20:59
【ウミガメのスープ】 [キャノー]

ツイッターのブームに乗りたいだけです。期間は今日が終了するまで。




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カメオが盗んだ縦笛には、カメコの名前なんて書かれていなかったのだ!

一方その頃、同級生のウミオが持っていた縦笛にカメコの名前が書かれていることが発覚し、彼は職員室に連行された。

つまり…

ウミオ:カメコの縦笛 と ウミオの縦笛 を交換

その後

カメオ:ウミオの縦笛 と カメオの縦笛 を交換


<カメオ「これウミオの縦笛かよオエェェェ!!!!!」>
新ラテシン 道路フェチ「5ブックマーク」
ある男が殺人を犯した。
その理由が自分の家の目の前の道にマンションが建てられたためだという

一体なぜ?
20年08月08日 10:45
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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男は目の前のマンションに住みたかった。
でも家賃が高すぎて借りることは出来なかった。


そのためマンションで死体を出せば事故物件として安く借りれると思ったのです
おかえり、おにいちゃん「5ブックマーク」
滅多に会えないが、兄が大好きな少女、しおり。
しおりの兄は大の本好きで、暇さえあればいつまでもベッドの上で本を読んでいた。
そんな兄の影響を受け、しおりもベッドの上で絵本を読むことが大好きだった。

そんなある日、最近は忙しくて会えなかった、兄が家に帰ってくることになった。
それを知ったしおりは大喜び。兄が帰ってくる日を心待ちにしていた。

だが、それを知った日から、しおりはベッドの上で二度と絵本を読まなくなったという。
それから何年経とうとも、しおりは決してベッドの上で絵本を開かなかった。

しおりは相変わらず、絵本も兄も大好きなのだが、一体なぜ?
20年08月08日 21:01
【ウミガメのスープ】 [輝夜]



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【簡易解説】
{病気で幼い頃から入院していた}しおりの兄。
ある日ついに病気が治り、{退院}が決まったため、兄は家に帰ってくることになった。
結果、兄としおりは2人部屋になり、{二段ベッド}が設置されたため、二段ベッドの{上の段が影}になって手元がよく見えなくなってしまった。そのため、しおりはベッドの上で絵本を読まなくなった。

【解説】

「ままー!はやくはやくっ!」
私は苦笑しながら、走っていく娘、しおりを追いかける。兄に会えるのが嬉しくて堪らないのだろう。胸に絵本を抱き抱えながら、{病院}への道を走っていく。
しおりの兄は{幼い頃からここに入院している}。数えきれないほど会いにきているしおりにとって、病院はもう第二の家のようなものだろう。
最近は{私の仕事}が忙しく、ここに来るのは久しぶりだ。けれど、もう{ここにくるのは最後}と思うと感慨深い。
病院に入った瞬間、大人しくなるしおり。でも、その足取りは軽い。
「おにーちゃん!ごほんよんで!」
病室の扉を開けた瞬間、しおりが叫んだ。窓のそばの{ベッドの上で本を開いていた}息子が音を立てて本を閉じる。
「しおり、今日は何を持ってきたの?」
「みてー!さきさんとゆいさんのごほん!それでね、きいて!!まえね、さきさんとゆいさんにあったの!!すっごくやさしそうなひとでねっ……」
顔を真っ赤にして叫ぶしおりを微笑ましく見守りながら、話が終わるのを待つ。息を切らせて口を閉じたしおりのそばに屈み、視線を合わせる。
「ちょっとまってね、しおり。大事なお話があるの。お兄ちゃん、{おうちに帰って来れる}ことになったんだよ」
「え?おうちにいるの?おにーちゃんに、まいにちごほんよんでもらえるの?」
やったー!、と歓声をあげながら病室を跳ね回るしおりを、今回ばかりは注意する気にならなかった。

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その日から、家の大改造が始まった。兄と一緒に寝たいと駄々をこねるしおり。
せっかくだからと、二人を同じ部屋にすることにした。運び込むのは、{2段ベッド}。幼いしおりが{下の段}だ。

そしてその晚。
いつものように絵本を握りしめ、しおりがベッドに向かう。毛布にごそごそと潜り込み、絵本を開いたところで、しおりは気がついたらしい。
{2段ベッドの下の段は暗く、絵本が読めないことに}。
少し困った、泣き出しそうな顔を浮かべたあと、ぱっとその顔が輝いた。

兄が家に帰ってきた日。
いつものように絵本を握りしめたしおりは、上の段に向かって叫ぶ。
「おにーちゃーん!!ごほんよんでーー!」
The Game of Dantalion.「5ブックマーク」


今の主人のことを、僕はよく知らない。

ただ両親と死別し身寄りのない僕を、屋敷ごと引き取るくらいには風変わりな女性だった。

彼女は何不自由無い生活を保証する代わりに、たったひとつの約束を守るように言った。
それは【「独り立ちする前に、私の選んだ本を全て読了すること。」】

最近になって気付いたことがある。
屋敷には多くの蔵書があるというのに、奇妙にも、選ばれた本は全て不幸な結末を辿る。

こんなBad Endばかりを与えて、一体なんのつもりだろう??


SP:「マクガフィン」さん
画像元:フリー画像サイトPixabay
20年08月10日 21:12
【ウミガメのスープ】 [弥七]

悪魔のゲームの、その先に。




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<解説>
簡易解答:父(恋人)の死後、彼女は家庭の存在を知る。身寄りの無い息子を育てると決めた一方で自身も新しい人生を歩むべく、恋人の蔵書を通して思考を伝え「別れの言葉」を選んでもらう計画を立てた。独り立ちするまでという期限上、結末をBad Endに絞る必要があったから。

<FA条件>
・彼女は父親に家庭があると知らずに不倫していた。
・新しい人生に進むため、彼女は子供に「別れの言葉」を選んでもらうことにした。
・独り立ちするまでという期限上、ジャンルを絞る必要があった。(Bad Endの恋愛小説)

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貴方が大人になるのを心待ちにしていた、と言ったら
それは私の本心ではないのかもしれないわ。

でも私は嬉しい。

こうして今、全ての事の顛末を打ち明け…
私の用意した物語の結末を、やっと貴方と迎えることができるのだから。





十数年前。

私は、貴方に瓜二つの人と恋をして。
けれど思いを伝えたその日に、彼は突然姿を消した。
そう、何を言わずにね。

もし断ってくれていたら、今もこんなに苦しまなかったでしょう。
私は彼を探して、探して。やっと見つけた時には、既にこの世にいなかった。

残ったものは、このお屋敷と物心付く前の、幼い少年。
私はその両方を引き取ることにしたわ。
それからは、貴方の知っている通り。





今でも思う。これは彼が残した「呪い」ではないかって。
自分では抗えない未練の鎖が、私を過去に縛り付けているのではないか、と。





ねえ?ひとつだけ、私の願いを叶えてほしい。





私は、屋敷の書架からたくさんの本を選んで貴方に読ませた。
彼が触れた世界を、知識を、授けるため。

不幸な結末(Bad End)に気分を害したこともあったでしょう。
ごめんなさい、時間がなかったの。
貴方が大人になるまでに全ての本を読ませるなんて、不可能よ。





……今の貴方、あの頃の彼にそっくりね。どうか、





【『彼の考える、一番心が傷つく言葉。』】





特別に選んで、言って頂戴。
それを最後に、私達は新しい人生を歩みましょう。





楽しみだわ。貴方はなんて、言うのかしら?





ーーーーーーーーーー

僕が大人になった、あの日。
彼女から告げられた願いに、自分が何を答えたのか今でも覚えている。





彼女が本を選び、僕が本を喰らう。
そんな生活の中で、書架から運ばれた物語は須く同じ結末を辿った。

積み重なる既読の山に、ふと疑問を投げかけたことがある。
どうして父の蔵書は、こんなにも不幸に溢れているのか??

問えども死人は語らず。

しかし僕が父の生き写しであるならば、答えはこうだ。





普通の結婚、普通の家庭。死ぬ直前まできっと彼の人生は普通で幸せだった。
彼は、そんな自分の人生に飽き飽きしていたのではないか?

睡蓮のように物語に身を浮かべ、今の自分と真逆の世界に浸る楽しみ。
そんな彼の夢が、この書架を生んだのだろう。

彼女にしてもそう。若かりし父の逃避行は、そんな破滅への憧れだったのだ。
堆く積もる蔵書のひとつと同じように、彼女を愛していた。

だから僕は、言葉を選んだ。










【{『僕は今でも、君のことを愛しているよ。』}】










ああ、どうして??
と泣き崩れる彼女に手を差し伸べながら僕は思った。





この言葉は、未練の鎖を断ち切るにふさわしい言葉ではない。





彼女は僕に、書架を通してひとつの人格を与えた。
もう、二度と消えない父の記憶だ。

僕はこの先もずっと、自分の肩越しに見る父と生きていくのだから、
2人とも新しい人生を歩むなんてことができるものか。

死して尚お互いを思い続けること。
それが、僕の考えうる一番の絶望だ。

千年の恋も醒めるような台詞なら、彼女はどんなに幸せな未来を歩めただろう。





…でも仕方ないさ。
ページを捲る僕の指先は、いつしかBad Endに染まってしまったのだから。





「貴方は書架の悪魔(Dantalion)ね。私を、腹の中へと閉じ込めた。」

彼女の言葉に、僕は不思議と笑みを浮かべていた。

(おしまい)(この物語は全てフィクションです。)


参考文献:
『熱海の宇宙人』(原百合子)
『三月は深き紅の淵を』(恩田陸)