みんなのブックマーク

以前からウミガメのスープに興味があった俺は、ウミガメのスープをネット上で楽しめるサイトを見つけ、案の定どハマりしてしまった
トキタ「これは本当にウミガメのスープですか…？」（ククッ、しめしめまんまとミスリードにハマってやがる…）「はい、間違いありません…っと！」
よーしこの調子でどんどん出題するぞー！次は女性を主人公としたスープをだな、えーと名前はなんにしようかな…？

〜数日後〜
「ちょっとアナタ！アナタのパソコン触ってたら予測変換にラテ子とか海江とか亀代とか！聞いたことのない女の人の名前ばかり出てくるんだけどどういうこと！！！！？？？」
「お、落ち着け！それはだなウミガメのスープといって…」
「なんでスープが関係あるのよ！！！！キー！！私以外の女、しかも複数に手を出すなんて、離婚してやる！！！！！」
「ちょっ、俺の話を聞け！！！！」

YouTuberグループ「カメオ」は川田、目黒、緒方の三人組。
毎日誰かしらが得意分野の動画を上げるスタイルを取っていた。
緒方はグルメの話題を担当しており、その造詣の深さと食レポの上手さにコアなファンがついていた。
ある時緒方は独立を宣言する。グルメチャンネルを立ち上げるため、グループを脱退してしまった。
残った川田は食レポが下手で目黒は味オンチだったためグルメの話題はなくなってしまったのだ。

世界が滅んだ。


























カメコ以外の人間が滅び、文明は廃れた。
残ったのは保存食とわずかなインフラ設備のみ。

カメコは死ぬことも生き抜くことも恐れ、
パソコンと空と保存食だけを生きがいとする生活を送っていた。

しかしある日、カメコの元にメールが届く。
「あり得ない」
カメコは呟く。

メールを見たカメコは驚いた。
もしかすると他にも生きている人がいるかもしれない。
カメコは希望に満たされた。



























カメオ「ふひひ…僕とカメコちゃんだけの世界………今逢いに行くよ」

カメコは家族から暴力を受けていた。

そんな悲しみに暮れる中届いたメール。
もしカメラが部屋に設置されているならば、暴行の一部始終が映っているかもしれない。
カメコは祈るようにカメラを探した。

すると出てくる出てくる。10台近くのカメラが見つかった。
カメコは苦しみから解放されると思い、安堵した。
























カメオ「ふひひ、いじめられるカメコちゃん【も】可愛いなあ……」

カメコはしがない動画配信者。

ファンと思われる人物からのメールに喜んだのだ。






























「あれ、メールアドレスなんて公開してないはずなのに…」