みんなのGood

納得感:1票
おっさんは島に流れ着いたカメオを、ハダカで迎え入れることにした。

一体なぜ?

※連作となっています。必ず前編を読んでからのご参加をお願いします。
前編→https://late-late.jp/mondai/show/3948
19年01月23日 23:23
【ウミガメのスープ】 [弥七]

連続ウミガメ小説〜後編〜




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「おはよう、おっさん…??なんだよ、その格好?」

次の日の朝。私は浜辺で寝ていた彼を起こした。彼は私の姿を見て、ひどく驚いているようだった。

「…それ、俺のスーツじゃんか。なんで着てんだよ……ん?」

そして次に自分の姿を見たとき、彼の顔は真っ青に染まった。

「…なんだよ、これ。」

次の瞬間、私は渾身の力で叫んだ。

「船を沈めた船長がいたぞーーー!!」

私の後ろから、昨日の夜に島に流れ着いた人々が飛び出して、彼に掴みかかった。

「「「この人殺しがアアアァ!!!」」」

その後の有様は酷いものだった。人々は棒で殴ったり蹴ったり散々して彼を半殺しにした。

彼の周りから人が消えるのを待ってから、私は制服の襟を持って彼を海へと引きずった。

「おいおっさ…説明しろ…よ…」

彼はかすれた声で訴えた。

「…君が目覚めなければ、その場で殺してしまえばいいと思ったんだがね…」

私は彼の頭を海に沈めた。

ーーーーーー

そう。私こそ豪華客船の船長だ。私のミスで、大勢の人々とともに船を沈めてしまった。命からがらたどり着いた島は、全くの無人島であり、それでも随分と絶望したが、もっと恐ろしい事があった。

「人間」だ。

何人かの人間が島に流れ着いた。全て乗船していた客だった。法の及ばぬこの島で、人々が船員と同じ服を着た私の姿を見れば、怒って私を殺すかもしれない。だから私は制服を脱ぎ、人々の意識が戻る前に処理していた。偶然目が覚めてしまったこの男に、私はとっさに偽りの話をしたのだった。

ーーーーーー

「しかし『家』に気付くとはね…一瞬ヒヤリとしたが…君のおかげで私は『善良な人間』として、この島で生活できるよ、ありがとう^ ^」

彼は必死に手足をばたつかせて抵抗していた。私の周りに飛沫が飛んだ。

それはまさに、彼が島に着いて初めて目にした光景と一致していた。

唯一違うのは、私がハダカではないという事だけ。

(おしまい)

〜〜〜〜〜〜

<解説>
おっさんが島の住民というのは真っ赤な嘘だった。おっさんはカメオの乗船していた豪華客船の船長であり、自分のミスで船が沈んでしまったため、客に咎められることを恐れ制服を脱いだ。
冬は椅子が高くなる「1Good」
納得感:1票
寒い寒い冬のある日、カメオは会社に業務開始時間ギリギリに出社すると、
自分のデスクにある椅子を、座り心地を一切無視して一番高く設定する。

一体なぜ?

※椅子は画像のキャスター付き椅子のイメージです。
19年01月29日 00:12
【ウミガメのスープ】 [コウCHA]

冬あるある?(無いかな…?




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寒い冬の平日、お気に入りのコートを着て出社するカメオ。
時間に余裕があれば、着ているコートを執務室内のコート掛けに掛けることが出来るが、
今回みたいにギリギリ出社になるとコート掛けは他の人のコートで埋まってしまうので、
自分の椅子の背もたれに掛けるしかなかった。
しかし、椅子の高さを一番高くしないと、椅子を動かす際にコートの先端部分や袖部分がキャスターに絡まってしまう。
それを避けるため、座り心地を無視して椅子を1番高くするしかなかったのだ。

※因みに執務室の外は恐ろしく冷えているため、自分のロッカーに入れる選択肢はカメオ的にありえません。(あ、寒がりYesにするべきだったかも。。)
おかわり「1Good」
物語:1票
男はお茶を一口飲んだところで後悔し、踵を返した。だが数分後男の手には同じお茶がもう一本あった。
どういう状況か?
24年03月27日 21:56
【ウミガメのスープ】 [こび]

ありがとうございました




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男は友人にお金を返そうと思ったが小銭がないので自動販売機で崩そうとした。

だがいつもの癖で電子マネーで買ってしまったことにお茶を飲んだところで気づき、泣く泣くもう一本買うことにしたのだった。
物語:1票
職を失い、妻と息子も家を出て行ってしまった。
一度は妻の元を訪ねたが、門前払いを食らっただけだ。
「もう自分などどうなってもいい」と
タツオは朝まで酒を飲み、日中は眠りっぱなしという生活を送っていた。
ある晩、路上で他の酔っ払いとケンカになったタツオは、転倒して頭を強打し、意識を失った。


気が付くとタツオは、知らない場所にいた。
すると、その目の前にある道を 奇妙な姿の生き物が横切った。
タツオが子供時代に出会った妖精・ゴラスだ。
「ゴラス? ゴラスじゃないか! 久しぶりだな!」
「おや、見覚えのある顔。もしやサンドラか? それともナタリーか?」
「僕はタツオだよ。子供の頃に一緒に遊んだ」
「おお、本当だ、タツオじゃないか。久しぶり。あれから立派な大人にはなれたのかい」
「ハハハ、子供の頃勉強せずにあれだけ遊んでばかりいたんだ。立派な大人になんてなれるわけないじゃないか」
「そうかい。タツオはこんな所で何をしてるんだ?」
「それは僕にもよく分からない・・・。ゴラスは何をしてるんだ? というか、ここはどこなんだ?」
「俺かい。俺はこれから施設に行かなければならないのさ。急いでるからまたな」
「え、そんな。僕は置いて行かれるのかい」
「付いて来たければ、好きにしな」

施設にやって来た2人。
極彩色の花時計の前でチケットを受け取り、老朽化した鋼製のゲートをくぐって ゴラスと共に施設に入場したタツオ。
ゴラスに案内された施設の中は、動物園のような場所だった。
見た事のない不思議な生き物でいっぱいだ。
「やっぱりゴラスの連れて行ってくれる所は楽しいな。もうずっとここにいたいよ」
「そのチケットさえ持っていれば、いつでも来れるさ。ここにいたいなら、決して手放さないことだな」
大興奮のタツオであったが、普段明るい時間に寝ているせいか、しばらくすると眠たくなってきてしまった。
タツオはゴラスに尋ねた。
「この施設は、ナイトサファリとかやってないのかな」

ゴラスからその返答を聞いた時、この場所は自分がいるべき場所ではないのだと タツオは思った。
どういうことか。
24年03月15日 01:47
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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ゴラスに案内された施設の中は、見た事のない不思議な生き物でいっぱいだ。
タツオはゴラスに尋ねた。
「この施設は、ナイトサファリとかやってないのかな」
ゴラスは答えた。
「この施設にいるのは、昼行性(の生き物)ばかりだから」


『この施設にいるのは、中高生(の客)ばかりだから』
ゴラスがそう返答したのだと思ったタツオは、
この場所が、大人となってしまった今の自分がいるべき場所ではないのだと思った。



気が付くと、タツオは病室にいた。
人の話し声が聞こえる。医者らしき人物と、妻だ。
妻の後ろに息子がいる。息子が、こちらを見た!
病室の扉を開け、3人は出て行こうとしている。
(え、そんな。僕は置いて行かれるのかい)

タツオは手を開いた。
握りしめられていた紙きれを手放し、タツオは息子の方へと向けて手を伸ばした。
不思議な生き物の絵と 不思議な文字の書かれたチケットが、病室の床に落ちた。
終活の色は「1Good」
納得感:1票
就職活動中のカメオ。
気になっている会社にエントリーシートを出したものの返信期日が過ぎても連絡がなかったので、こちらからメールで問い合わせてみることにした。
するとすぐ、こちらの不手際でメールが送れてなかった、あなたは合格なので是非面接に来て欲しいと丁寧に書かれた旨のメールが届いたので、
カメオはこの会社には行きたくないと思った。
一体何故?
24年04月05日 22:00
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

本日20時頃まで




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返信期日が過ぎた直後(深夜1時頃)にメールを送ったらその直後に返信が来た。

…この会社何時まで働いてるの… 怖い… 行きたくない…