「アミコちゃんの帽子」「2ブックマーク」
昔は苦手で大嫌いだった編み物が今では大好きになったアミコちゃんが、一生懸命作った帽子を燃やされてしまった。
アミコちゃんは悲しくてたくさん涙を流したにも関わらず、謝るばかりで誰のことも責めなかった。
どういうことだろう?
アミコちゃんは悲しくてたくさん涙を流したにも関わらず、謝るばかりで誰のことも責めなかった。
どういうことだろう?
20年11月16日 00:00
【ウミガメのスープ】 [ちーちゃん☆彡]
【ウミガメのスープ】 [ちーちゃん☆彡]

1問出題するのに何日かかっとんねん私。
解説を見る
【簡易解説】
昔おばあちゃんに教えてもらった時はうまくできず編み物が大嫌いと言ってしまったが、練習して編み物が大好きになったアミコちゃん。おばあちゃんが亡くなり、柩の中に自分で編んだ帽子を入れることに。帽子はおばあちゃんと一緒に燃やされ、おばあちゃんが亡くなったことに涙を流した。アミコちゃんは編み物を大嫌いと言ってしまったことに謝るが、誰も悪くないので当然誰のことも責めなかった。
【物語】
小さい頃から編み物をするおばあちゃんの姿を眺めていたアミコちゃん。
小学校高学年になったある日、おばあちゃんが編み物を教えてくれることになったのだが、アミコちゃんはすごく不器用…。
上手くできないことから自分にイライラし、せっかく教えてくれたおばあちゃんに向かって「もう!編み物なんて大っ嫌い!」と叫んでしまい、そのままその場を飛び出した。
おばあちゃんは普通通りに接してくれていたが、アミコちゃんはぎこちないまま時が経ち—
アミコちゃんが高校生になった時のこと。
おばあちゃんがガンになってしまった。
病院に入院してしまい、無菌室に入ったおばあちゃんにはあまり会えなくなった。
会えなくなると余計にあの時のおばあちゃんの優しいながらもどこか悲しげな表情が頭から離れなかった。
「絶対におばあちゃんに謝って、編み物をプレゼントしてあげよう。」
そう考えたアミコちゃんは教えてもらったことを思い出しながらもう1度編み物を練習し、その実力はついに帽子を完成させるまでになった。
「抗がん剤で髪が抜けるって言うし、これをあげたらおばあちゃん、びっくりして喜んでくれるだろうなぁ。」
そんな時—
入院中の病院から電話があった。
「嘘…でしょ…」
容体が悪化し、危篤状態という連絡だった。
治療の合間で特別に面会を許可された家族はすぐにおばあちゃんの元へ行った。
点滴や酸素マスクなどに繋がれ、見るからに細くて弱々しい体。
目を開けることもできないほどになっていた。
「おばあちゃん…」
アミコちゃんは作った帽子をそっと被せた。
おばあちゃんが一瞬、微笑んだ気がした。
その瞬間—
ピーー…
虚しい音と、
「こちらで死亡確認とさせていただきます。」
虚しい医者の言葉が耳に入る。
正直、目の前にいるおばあちゃんがもう亡くなっているなんて信じられなかった。
だって、アミコちゃんの作った帽子を被って幸せそうに寝ている姿が、実際に目の前にあるのだから。
—葬儀を終え、出棺の際にアミコちゃんは帽子を柩の中に入れた。
お別れの儀と火葬を終えてから家に帰り、看護師からもらった、入院してからおばあちゃんが書いたという手紙を読んだ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃アミコちゃん、元気に学校行っているかい? ┃
┃おばあちゃんはこんな風になってしまったけ ┃
┃れど、いつまでもアミコちゃんが心配だよ。 ┃
┃小学校の頃に編み物を教えてやった時、上手 ┃
┃くできなくて怒っていたねえ。その時のこと ┃
┃ずーっと後悔しているんだろう?アミコちゃ ┃
┃んを見ていればわかるんだよ。だけどおばあ ┃
┃ちゃんは気にしてないからね。本当は、もっ ┃
┃と上手に教えてやりたかったのに、教えるの ┃
┃へたでごめんねえ。アミコちゃんなら上手に ┃
┃できるから、また絶対にやってみるんだよ。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「おばあちゃん…ごめんねっ…ごめんね… おばあちゃんに教えてもらった編み物、できるようになったよ… 大好きになったよ…! ごめんね…!」
昔おばあちゃんに教えてもらった時はうまくできず編み物が大嫌いと言ってしまったが、練習して編み物が大好きになったアミコちゃん。おばあちゃんが亡くなり、柩の中に自分で編んだ帽子を入れることに。帽子はおばあちゃんと一緒に燃やされ、おばあちゃんが亡くなったことに涙を流した。アミコちゃんは編み物を大嫌いと言ってしまったことに謝るが、誰も悪くないので当然誰のことも責めなかった。
【物語】
小さい頃から編み物をするおばあちゃんの姿を眺めていたアミコちゃん。
小学校高学年になったある日、おばあちゃんが編み物を教えてくれることになったのだが、アミコちゃんはすごく不器用…。
上手くできないことから自分にイライラし、せっかく教えてくれたおばあちゃんに向かって「もう!編み物なんて大っ嫌い!」と叫んでしまい、そのままその場を飛び出した。
おばあちゃんは普通通りに接してくれていたが、アミコちゃんはぎこちないまま時が経ち—
アミコちゃんが高校生になった時のこと。
おばあちゃんがガンになってしまった。
病院に入院してしまい、無菌室に入ったおばあちゃんにはあまり会えなくなった。
会えなくなると余計にあの時のおばあちゃんの優しいながらもどこか悲しげな表情が頭から離れなかった。
「絶対におばあちゃんに謝って、編み物をプレゼントしてあげよう。」
そう考えたアミコちゃんは教えてもらったことを思い出しながらもう1度編み物を練習し、その実力はついに帽子を完成させるまでになった。
「抗がん剤で髪が抜けるって言うし、これをあげたらおばあちゃん、びっくりして喜んでくれるだろうなぁ。」
そんな時—
入院中の病院から電話があった。
「嘘…でしょ…」
容体が悪化し、危篤状態という連絡だった。
治療の合間で特別に面会を許可された家族はすぐにおばあちゃんの元へ行った。
点滴や酸素マスクなどに繋がれ、見るからに細くて弱々しい体。
目を開けることもできないほどになっていた。
「おばあちゃん…」
アミコちゃんは作った帽子をそっと被せた。
おばあちゃんが一瞬、微笑んだ気がした。
その瞬間—
ピーー…
虚しい音と、
「こちらで死亡確認とさせていただきます。」
虚しい医者の言葉が耳に入る。
正直、目の前にいるおばあちゃんがもう亡くなっているなんて信じられなかった。
だって、アミコちゃんの作った帽子を被って幸せそうに寝ている姿が、実際に目の前にあるのだから。
—葬儀を終え、出棺の際にアミコちゃんは帽子を柩の中に入れた。
お別れの儀と火葬を終えてから家に帰り、看護師からもらった、入院してからおばあちゃんが書いたという手紙を読んだ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃アミコちゃん、元気に学校行っているかい? ┃
┃おばあちゃんはこんな風になってしまったけ ┃
┃れど、いつまでもアミコちゃんが心配だよ。 ┃
┃小学校の頃に編み物を教えてやった時、上手 ┃
┃くできなくて怒っていたねえ。その時のこと ┃
┃ずーっと後悔しているんだろう?アミコちゃ ┃
┃んを見ていればわかるんだよ。だけどおばあ ┃
┃ちゃんは気にしてないからね。本当は、もっ ┃
┃と上手に教えてやりたかったのに、教えるの ┃
┃へたでごめんねえ。アミコちゃんなら上手に ┃
┃できるから、また絶対にやってみるんだよ。 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「おばあちゃん…ごめんねっ…ごめんね… おばあちゃんに教えてもらった編み物、できるようになったよ… 大好きになったよ…! ごめんね…!」
「後」「2ブックマーク」
殺人犯であるカメオは警察から逃れるために後ろ向きでのんびりと歩いた。
その気になればすぐさま前向きにダッシュして誰にも気づかれることなくその場を立ち去れるというのに、一体なぜ?
その気になればすぐさま前向きにダッシュして誰にも気づかれることなくその場を立ち去れるというのに、一体なぜ?
20年11月18日 21:39
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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招かれた知人の家でケンカになり、突発的に知人を殺してしまったカメオ。
殺人犯として捕まることを恐れたカメオはとりあえず室内で自分がいた証拠となるようなものは隠滅した。
しかし、家の前から数メートルほどは前日の雨でぬかるんで自分が歩いてきた足跡が残っている。
カメオ「くそっ!俺の足跡だとわからないように消さねば……!ん?こいつ(殺した知人)は俺よりも靴のサイズが大きい……そしてこいつは昨日と今日は外出をしていないようだ……よし!これで後ろ向きで歩けば……」
カメオは知人の靴を履いた。
そして「自分がこの家まで歩いて来た足跡」の上を後ろ向きで歩いて靴の足跡を上書きをし、あたかも自分よりも足のサイズが大きい誰かが歩いてきた足跡であるかのように偽装工作をしたのだった。
数日後……死亡推定時刻に現場付近で後ろ向きに歩いているというあまりにも怪しい目撃情報がきっかけとなってカメオは殺人の容疑で普通に逮捕された。
カメオ「(´・・`)」
殺人犯として捕まることを恐れたカメオはとりあえず室内で自分がいた証拠となるようなものは隠滅した。
しかし、家の前から数メートルほどは前日の雨でぬかるんで自分が歩いてきた足跡が残っている。
カメオ「くそっ!俺の足跡だとわからないように消さねば……!ん?こいつ(殺した知人)は俺よりも靴のサイズが大きい……そしてこいつは昨日と今日は外出をしていないようだ……よし!これで後ろ向きで歩けば……」
カメオは知人の靴を履いた。
そして「自分がこの家まで歩いて来た足跡」の上を後ろ向きで歩いて靴の足跡を上書きをし、あたかも自分よりも足のサイズが大きい誰かが歩いてきた足跡であるかのように偽装工作をしたのだった。
数日後……死亡推定時刻に現場付近で後ろ向きに歩いているというあまりにも怪しい目撃情報がきっかけとなってカメオは殺人の容疑で普通に逮捕された。
カメオ「(´・・`)」
「法の抜け穴」「2ブックマーク」
お騒がせ大富豪ゴルシュが晩年に書いた自伝に
「誘拐」「監禁」「殺害」「死体損壊」には幾らでも金を出す。しかし、「死体の処分」だけは金を払ってでも私が行う。
と書かれている。
自伝が出版されると、多くの人がその文に目にしたが、ゴルシュが逮捕されることはなかった。何故?
「誘拐」「監禁」「殺害」「死体損壊」には幾らでも金を出す。しかし、「死体の処分」だけは金を払ってでも私が行う。
と書かれている。
自伝が出版されると、多くの人がその文に目にしたが、ゴルシュが逮捕されることはなかった。何故?
20年11月20日 22:31
【ウミガメのスープ】 [sennrinn]
【ウミガメのスープ】 [sennrinn]

あんまり考えるな
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グルメのゴルシュは、自分の牧場を持ち従業員を雇っていた。
産まれて間もない子牛を母牛から引き離し、
牛舎に入れて育て上げ、
併設された屠殺場と精肉場で食肉にし、
最後は自分で食べるのだった。
産まれて間もない子牛を母牛から引き離し、
牛舎に入れて育て上げ、
併設された屠殺場と精肉場で食肉にし、
最後は自分で食べるのだった。
「【ラテクエ6】あの日の打ち上げ花火は、それはもう綺麗でした。」「2ブックマーク」
夏休みの最終日、慌てて絵日記を仕上げるサボり魔のカメオは、日記のテーマの1つに8月の花火大会を選んだ。
しかしその日は生憎の雨で花火大会は中止になったのだが、カメオはそれを覚えていたにも関わらず、大輪の花火をかいて提出したのだという。
どういうことだろう?
ラテクエ6選考会、なこさんの作品です。
ラテクエ6の詳細については下記の「ラテクエ6問題文決定戦!!」をご参照ください。
https://late-late.jp/mondai/show/12143
しかしその日は生憎の雨で花火大会は中止になったのだが、カメオはそれを覚えていたにも関わらず、大輪の花火をかいて提出したのだという。
どういうことだろう?
ラテクエ6選考会、なこさんの作品です。
ラテクエ6の詳細については下記の「ラテクエ6問題文決定戦!!」をご参照ください。
https://late-late.jp/mondai/show/12143
20年11月21日 21:11
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]

すいません、リサイクルつけ忘れました! メモ公開「お茶を一つくださいな」
解説を見る
ある8月の、カメオとは違う地方の花火大会。小さいわけではないが、特段全国ニュースになるほどの規模でもない、花火大会。
そこへ両親に連れられて来たカメオは、人ごみの中に自身の担任教師であるカメミの姿を見た。
二人で仲睦まじい様子。ただ、その傍らにいるのは、カメミの夫で同じ学校の教師である、カメスケではなかった
教頭の、カメキチだったのだ
見回り? こんな離れた地方に、生徒が来ることを予期して? いやいや、ちがう。あれは・・・不倫だ
その時、小雨だった雨が強くなり、結局花火の打ち上げは中止となってしまった
残念そうに、帰ろうか、という両親。そして、カメミとカメキチもまた、残念そうにしていたのを、カメオは見逃さなかった
***
夜。カメミは提出された生徒たちの宿題を確認していた。
カメミ「これは・・・?」
カメミの手が、ピタリと止まる。その目に映ったのは、カメオの絵日記の、花火のページだった。
そこには、大輪の花火が描かれており、大変楽しかった旨が書かれてある。
この花火大会の開催地はここから遠く離れた場所だが、カメミには当然覚えがあった。
この花火大会は、あの人と行った・・・まさかカメオくんも来ていたなんて。いや、それよりも、あの花火大会は直前に雨天中止したはずだ。
そうだ。カメミの頭には、まだあの時の残念だった思いが残っている。
と、いうことは。この内容は、当然虚偽となる。
適当な日記を書かないように、注意しなきゃーーー。
そう思った時、カメミが、自身の心臓が凍り付くのがわかった。
これを虚偽と指摘したところで、じゃあなんでそのことがわかったか、となる。
あのような規模の花火大会が開催されたかの有無など、地元だったりしなければわからない。
調べたことにする? わざわざ、生徒の日記の真偽を一つ一つ確かめたりしたというのか!?
そう。この場でこの内容が虚偽と即座に看破するのは、実際に行っていないと不可能なのだ。
そもそも、だ。なぜカメオくんはこんな虚偽の内容の日記を書いたのか。
実際は行っていない花火大会を適当に書いた?
いやいや、それで私とあの人の行った花火大会をピンポイントで拾い上げたりするだろうか。
いや、というよりも。それならまだいい。
適当に行ったことにして書いた大会が雨天中止だったと知らなかった。
なんとも小賢しい学生らしい、微笑ましいミスではないか。
しかし。
しかし、もしも実際に現地に訪れていて。
雨天中止と知っていてそれにもかかわらずに虚偽の内容を書いたとしたらーーー?
カメミはそこで、日記の提出時にカメオが言っていたことを思い出した。
カメオ「先生。もし僕が適当に宿題を仕上げたと思ったら、気兼ねなく言ってください。『誠心誠意、すべての宿題を正しくやり直して再提出しますから』」
あの時は、少し気になっただけで聞き流してしまったが。
ああ、そういうことか。
大人を脅迫するとは、なんと末恐ろしい中学生なのか
カメオの、ほかの宿題を見る。
到底真面目にやったとは思えぬ、適当な回答ばかりであった。
しかしカメミは、震える手でそれらに丸をつけることしかできなかった。
そこへ両親に連れられて来たカメオは、人ごみの中に自身の担任教師であるカメミの姿を見た。
二人で仲睦まじい様子。ただ、その傍らにいるのは、カメミの夫で同じ学校の教師である、カメスケではなかった
教頭の、カメキチだったのだ
見回り? こんな離れた地方に、生徒が来ることを予期して? いやいや、ちがう。あれは・・・不倫だ
その時、小雨だった雨が強くなり、結局花火の打ち上げは中止となってしまった
残念そうに、帰ろうか、という両親。そして、カメミとカメキチもまた、残念そうにしていたのを、カメオは見逃さなかった
***
夜。カメミは提出された生徒たちの宿題を確認していた。
カメミ「これは・・・?」
カメミの手が、ピタリと止まる。その目に映ったのは、カメオの絵日記の、花火のページだった。
そこには、大輪の花火が描かれており、大変楽しかった旨が書かれてある。
この花火大会の開催地はここから遠く離れた場所だが、カメミには当然覚えがあった。
この花火大会は、あの人と行った・・・まさかカメオくんも来ていたなんて。いや、それよりも、あの花火大会は直前に雨天中止したはずだ。
そうだ。カメミの頭には、まだあの時の残念だった思いが残っている。
と、いうことは。この内容は、当然虚偽となる。
適当な日記を書かないように、注意しなきゃーーー。
そう思った時、カメミが、自身の心臓が凍り付くのがわかった。
これを虚偽と指摘したところで、じゃあなんでそのことがわかったか、となる。
あのような規模の花火大会が開催されたかの有無など、地元だったりしなければわからない。
調べたことにする? わざわざ、生徒の日記の真偽を一つ一つ確かめたりしたというのか!?
そう。この場でこの内容が虚偽と即座に看破するのは、実際に行っていないと不可能なのだ。
そもそも、だ。なぜカメオくんはこんな虚偽の内容の日記を書いたのか。
実際は行っていない花火大会を適当に書いた?
いやいや、それで私とあの人の行った花火大会をピンポイントで拾い上げたりするだろうか。
いや、というよりも。それならまだいい。
適当に行ったことにして書いた大会が雨天中止だったと知らなかった。
なんとも小賢しい学生らしい、微笑ましいミスではないか。
しかし。
しかし、もしも実際に現地に訪れていて。
雨天中止と知っていてそれにもかかわらずに虚偽の内容を書いたとしたらーーー?
カメミはそこで、日記の提出時にカメオが言っていたことを思い出した。
カメオ「先生。もし僕が適当に宿題を仕上げたと思ったら、気兼ねなく言ってください。『誠心誠意、すべての宿題を正しくやり直して再提出しますから』」
あの時は、少し気になっただけで聞き流してしまったが。
ああ、そういうことか。
大人を脅迫するとは、なんと末恐ろしい中学生なのか
カメオの、ほかの宿題を見る。
到底真面目にやったとは思えぬ、適当な回答ばかりであった。
しかしカメミは、震える手でそれらに丸をつけることしかできなかった。
「前向きな後ろ向き」「2ブックマーク」
数日前、些細なことで妻と大喧嘩してしまったカメオ。
そんな彼は今、妻と仲直りしたいと願っているが故に、
{妻に背を向けた状態}で食事をとっている。
一体どういうことだろう?
そんな彼は今、妻と仲直りしたいと願っているが故に、
{妻に背を向けた状態}で食事をとっている。
一体どういうことだろう?
20年11月22日 23:04
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]
【ウミガメのスープ】 [あおがめ]

「いい夫婦の日」記念スープ
解説を見る
{節分}の日。
西南西を向いて無言で恵方巻きを食べながら、「妻と仲直りできますように」と願い事をしているカメオ。
いつもは2人で向かい合って食事をとるのだが、今年の恵方が恵方だけに、妻に対して背を向ける形になってしまっている。
その後一切言葉を発することなく恵方巻きを食べ切ったカメオは、一刻も早くその願い事が叶うことを祈った。
それから数時間後。
早速カメオの願いが叶ったのか、2週間ぶりに妻が口を開いた。
「鬼は〜外!福は〜内!」
鬼役のカメオに向かって投げられる豆は、例年以上に痛かった。
西南西を向いて無言で恵方巻きを食べながら、「妻と仲直りできますように」と願い事をしているカメオ。
いつもは2人で向かい合って食事をとるのだが、今年の恵方が恵方だけに、妻に対して背を向ける形になってしまっている。
その後一切言葉を発することなく恵方巻きを食べ切ったカメオは、一刻も早くその願い事が叶うことを祈った。
それから数時間後。
早速カメオの願いが叶ったのか、2週間ぶりに妻が口を開いた。
「鬼は〜外!福は〜内!」
鬼役のカメオに向かって投げられる豆は、例年以上に痛かった。