みんなのブックマーク

血は争えない「2ブックマーク」
夏休みが始まったばかりの頃。
産まれてまだ1年経たない年の離れたカメコの妹がカメコの家にやってきた。
カメコは興味深々。妹の事について色々と聞いていた。
すると突然「痛っ」とカメコの母親が声を揚げた。カメコの妹が母親の乳房を噛んだのだ。
カメコが心配すると、母親が「あなたも昔良く噛んだものよ。あなたにそっくりね」と言うので
カメコはそれきり夏休みの間ずっと暗い部屋に引きこもってしまった。

一体なぜ?
19年06月30日 21:51
【ウミガメのスープ】 [kopi]

SP天童魔子さん!本当に感謝!ステキな物語に仕上げてくれた天童さんに失礼の無い物語にしたい・・




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A、「ちのみご」を勘違いしたカメコが自分は吸血鬼の末裔なのではないかと勘違いし、暗い光の届かない部屋にこもった。

以下駄文になります。長いのでだれるぅ~と思う方は上だけで問題ありません。

おばあちゃんの元に預けられていた小学生であるカメコの長い夏休みが始ろうとしていた今年は何をして遊ぼうか。友達のチヨちゃんとプール行ったり。遊園地にも行きたいなあ。
そんなことを考えていたカメコの元に、実家に上京していたカメコのお母さんが帰ってきたのだ。久しぶりに母に甘えたいと思っていたカメコ。母の元へ駆け寄ると母は赤子を抱いていた。名前はウミコ。年が離れたカメコの妹であった。カメコは常々「妹が欲しい」と言っていた。クリスマスプレゼントに書くくらいであった。
そんなカメコがウミコに夢中にならないはずが無かった。

「カメコお姉さんになるの!?」「そうだよ。だからウミコちゃん大事にするのよ」
「ウミコちゃんいつ産まれたの?」「9ヶ月くらい前かな?」
「おっぱいってどうやって出るの?」「お母さんの中の血がおっぱいになるのよ」

すると質問攻めに合っているカメコを見かねておばあちゃんがやって来た。「こらこら、カメコ。それじゃお母さん何も出来んだろう?」お婆ちゃんの腕によってお母さんから少し引き離されたカメコは、頬を膨らませ不服そうであった。お婆ちゃんがウミコの顔をのぞくと、ウミコは手をわきわきとして反応を示した。「おやまあ可愛いねえ。乳飲み子かい?」(血飲み子!?)その言葉にびくっとするカメコ。 「そうなんですよ。まだおっぱい卒業には早いかなー?」母が返事を期待せずウミコに語り掛けるようにそう話すと、突然ウミコがだぁだぁと暴れだした。「あらあら、おっぱい足りなかったかしら。ちょっと前にあげたばかりだったんだけど」母にしか分からない何かのタイミングを察し、ウミコに授乳し始めた。もくもくとすすり続けるウミコ。すると突然母が「痛っ」と声を上げた。ウミコが歯をたてて噛んだのだ。心配するカメコ。すると母は「もう・・この子ったら・・・」とウミコを諭すようにつぶやく。ウミコが胸から口を離すと、母の胸から血が出ていた。「あなたも昔は良く噛んだのよ。こんなところもアナタにそっくりね」
すると何かのピースがはまったような顔をしたカメコ。(血飲み子・・血液・・・そして噛む・・これはまさか!)

カメコはその日から自分の部屋に引きこもってしまった。心配する母。なぜかいつもなら遊びに行きたいとだだをこねる娘が家でおとなしくしている。ウミコのせいだろうか。ウミコのことばっかりかまいすぎた?慎重にカメコの部屋のドアを開ける。すると何故か部屋はカーテンを閉め切っており薄暗かった。これはいよいよ・・・と心底心配するカメコの母。すると部屋の布団にこもっていたカメコはなぜか突然「ドアを閉めるんだ」と母に命令した。「ふう・・・私には光がまぶしい・・・」これは引きこもりというより・・・何かおかしいなと感じた母。真っ暗なので部屋の電気をつけようとすると「やめるんだ・・・私にはその光は毒だ・・・」とカメコ。薄暗い部屋の中、ベッドの上で布団をマント代わりに翻し「我こそは吸血鬼の末裔!」と名乗った。そこでようやく理解した母。そのあまりに突拍子も無い娘の勘違いに噴出して笑ってしまった。後日「ちのみご」の意味を理解したカメコは、自らの勘違いで相当な期間夏休みを無駄にしてしまった事そしてそんな勘違いをしていた恥ずかしさで真っ赤になり、今度は別の理由でしばらくの間、部屋から出てこなかったのであった。
お年寄りは大切にしなきゃね「2ブックマーク」
おろおろとしているカメコおばあちゃんに対して
「どうぞどうぞ」と譲ってあげた青年ウミオ。
それに対して「ありがとう」と感謝の意を表したカメコおばあちゃん。
しかしその事が原因で自宅に居る息子カメオに怒られることになってしまった。
一体なぜだろう?
19年06月27日 12:41
【ウミガメのスープ】 [kopi]

数人正解で〆。微知識必要。7月1日の18時頃〆ました。




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A、「おばあちゃんお帰りー・・っておばあちゃんまたハザードランプつけっぱなしじゃないか!」「あらやだ・・私もそろそろ免許返納かしら・・・」

カメコおばあちゃんが譲ってもらったのは道。車を運転していたカメコおばあちゃんは合流地点で
大きい道に入るタイミングを失いおろおろとしていたのだが、青年のウミオが「どうぞどうぞ」と
ジェスチャーをして道を譲ってくれたのだ。律儀なカメコおばあちゃんは自分の車内で「ありがとう」と言い、感謝の意を表してハザードランプをつけた。
だがそのハザードランプを消し忘れてしまったのだ。ウミオは気づいてもらえるようにアピールしたものの、結局気がつくことはなく、ウミオと途中の道で別れ
カメコおばあちゃんは自宅に帰ってきた。するとハザードランプが付けっ放しだったことに気がついたカメオはだ「ほらおばあちゃん!ハザードずっと付けっ放しだよ!危なかったじゃないか!」とカメコお婆ちゃんを怒ったのだった。

タイトルは電車内を想像させるミスリードです。もう一つの方のタイトルだと免許持っている方なら納得の内容ではあったかと思います。
よく調べましたら一応ハザードランプでありがとうを表現するのは間違った使い方のようでして、私も今回調べるまで知らなかったので無知っぷりを反省しました。元々存じてた方もいらっしゃるようですね。


ちなみにいくつか返答に悩んだもの
NO.1・・・ハザードランプ付きっぱなしは他の人にも迷惑の掛かる話なので、おばあちゃんのためを思って怒っただけとは言いづらいと判断したためです
NO.24・・・ハザードランプをありがとうの代わりに使うのは法律上グレーなようです。ですので関係ないはず・・・と濁しました。犯罪に関係あるとすると
明らかに話がおかしい方に行ってしまう気がしましたので。
新ラテシン かちかち山「2ブックマーク」
可愛がってくれたお婆さんの復讐をするためにタヌキを山に連れ出したウサギ。

ウサギはタヌキに火を付けてタヌキを殺害しようとしたのですが
その話しを読んだ私はウサギがタヌキを殺害するつもりはなかったのではないかと思ったのです。

一体なぜ?

【参加テーマ・好きな昔話は?】
19年06月25日 22:30
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]



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優しいお婆さんが天童魔虎に殺された

復讐を誓うウサギ達であったが仲間のタヌキはすっかり心が折れてしまい戦力になりそうにない

ウサギはタヌキを山にあるお婆さんのお墓に連れ出し言葉匠に彼のハートに火をつけた

タヌキはやる気を出し狸流幻術の奥義を尽くして天童魔虎に戦いを挑んだのだった

タヌキを死地へと追い込んだウサギだが心が折れたままのタヌキは結局天童魔虎の餌でしかない。彼に力がある以上これのみが彼を生かす道だったのだろう

次号!【タヌキ死す!お前の犠牲は無駄にしない!】の巻
晴れ男の後悔「2ブックマーク」
晴れ男であるカメオは近くの公園に遊びに来ていた。雨が降る予報だったのだが、晴れ男であるカメオのおかげで今日午前中一杯雨が降ることはなかった。カメオは自らの幸運に感謝したのだが、午後になっても晴れていたことを後悔した。一体なぜだろう?
19年06月30日 23:18
【ウミガメのスープ】 [kopi]

天気の子記念。トリックうんぬんより物語をお楽しみ下さい。




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A、遠くに行ってしまう恋人と最後に最高の時を過ごせて良かったと思っていたがお見送りの時に号泣してしまったので、雨が降ったら涙をごまかせるのにと思ったから。

カメオにはカメコという付き合ってもう3年になる医大生の彼女が居た。そんな彼女にカメオはいつプロポーズしようかと悩んでいた。そんなある時である。カメコから突然の呼び出しがあった。喫茶店で待ち合わせた二人。席に座り好みのコーヒーを注文する。
「私貴方のことが好き」
突然の告白であった。やはり両思いであったことに嬉しくなったカメオ。カメオは「僕もカメコのことが・・」と言いかけた。だがその後に続いた言葉はカメオを苦しめた。「でも私、アメリカに留学しようか・・正直凄く迷ってる」カメオの顔は晴れから一瞬にして曇り空に変わった。
「先生にこのチャンス逃したらもう多分先は無いだろうって言われて・・・私どうしよう・・・」顔を伏せてしまったカメコ。重く過ぎていく時間。カメオは次に発する言葉に思い悩んでいた。しかし、しばらくしてふとカメオの脳裏にある事が思い浮かんだ。カメコは幼い頃に母親を亡くしていて、父親一つで育ったと聞いたことがあった。もしかしたら・・・その母親がが亡くなった原因は・・・
「カメコには救いたい人が居るんだね?」
「・・・うん」
「だったら・・・僕はカメコの事を応援してるよ」
「えっ・・・でも」
「僕にこうやって相談してくれたんだから、本当に思い悩んでいたんだろう?今まで気づいてあげられなくてごめんね」
「僕はカメコは医者を目指すべきだと思ってる。それで多くの人の命を救ってあげて」
「・・・うん。ごめんね・・・カメオ。ありがとう」
「頑張って。遠くから応援してるよ」

その日、カメオにとってカメコはかけがえの無い親友になった。

約束の日。カメオは夕方の出立時間までにはまだ時間があるとカメコを誘って近くの公園へ来ていた。
天気は晴れ。晴れ男の本領発揮というやつだ。
「見せたい景色がある」
そういってカメコを連れ出したカメオ。そこは公園の高台であった。その高台からはカメオ達が暮らす街が一望出来た。
「僕のとっておきの場所なんだ」
自慢げに話すカメオ。
「こんなところがあったんだね」
笑顔で遠くを見つめるカメコ。
本当はここでプロポーズしたかった。そんな思いを胸にしまいこみカメオはこの場を後にした。午前中は公園のベンチに座り、二人で懐かしい話をしたり、近所の名物を食べたりして楽しんだ。そして約束の時間。空港の駐車場までやってきた二人。
「いよいよか」
「うん」
「頑張ってな。辛くなったら絶対言ってくれよ。相談乗るからさ」
「・・・うん。頑張る」
「じゃあな!向こうでも元気でな!」
「カメオ君も元気でね!」
「手紙絶対出すからな!」
「私も絶対返すよ!」
最高の笑顔で見送ってやろう。そう決心していたカメオはあふれそうな思いを精一杯抑え、笑顔でカメコを見送った。そしてカメコは踵を返し、後ろを向いた。カメコの背中が見える。
「もう良いかな・・・」
カメオは力を入れていた口を緩め、顔を少し伏せた。カメコをずっと支えるって約束したのに。好きで好きでたまらなかったカメコが遠くに行ってしまうことを考えたら。
堰を切ったように涙があふれてきた。
「う」
「くうぅ・・・カメコォ・・・」
しばらく目をこすっていたが、ふと周りの目が気になったカメオは顔を起こした。すると遠くでカメコが見ていた。もう行ったと思っていたのに。
「ごめん・・・カメコ。笑顔で送ろうと思ったけど・・・無理みたいだ」
見ればカメコも涙を流していた。

もし大雨でも降っていたら。この二人の涙も隠してくれるのに。カメオは憎らしいほど晴れやかな空を恨めしく見上げた。

それから数年後。一度あんなことを願ったためかあれからすっかり雨男になってしまったカメオ。窓の外からしとしとと振り続ける雨を見ると、彼女のことがふと頭に浮かぶのだという。彼女は向こうの大学でも優秀で、成績は上位。順調に医者への道を歩んでいるらしい。
「彼女の町では晴れているといいな」
せめて彼女の未来は明るくあってほしい。カメオはお天道様にそう強く願った。
厄介な客室「2ブックマーク」
ホテルを経営するウミオには、厄介な悩みのタネがあった。
それは、経営するホテルの301号室。
豪華なスイートルームであるその部屋には、様々なクレームが舞い込みます。
あまりに多いクレームに辟易したウミオは、どうにか301号室を改善しました。
これで、文句はつけられまい!今まで受け取ったクレーム全てを返上できるだろうとウミオは確信した。

しかし、クレームが止むことはなかった。
なぜ?
19年07月03日 14:12
【ウミガメのスープ】 [@8]



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〜お客様の声〜
「隣の部屋から壁を叩く音がうるさいです」
「電球が切れるってありえなくない?」
「水道から赤錆出てくるんですが…」
「冷蔵庫に入れてたものが観光から戻るとなくなってました。従業員の教育はどうなっているのでしょうか」


昨日は隣の部屋誰も泊まってないんだよなあ…
電球は先日変えたばかりのLEDなんだけどなあ…
水道管の点検先週終えたばかりなんだよなあ…
この部屋の清掃は僕がやってるからそれもないんだよなあ……
はあ……仕方ない。業者に頼むか…。

カメオは301号室にお祓いをした。



〜お客様の声〜
「幽霊が出るってレビューを見てきたのに何もなかった。がっかりです。」
「絶対出るって聞いたので高い金払ってこのスイートルームに泊まったのに、拍子抜け。お金返してください。」
「噂ウソじゃん!!!つっっっまんね!!!!!」


その発想があったか。カメオは経営者として、ひとつ学んだ。