(今、5人いるよ)談話室
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みなさま、こんにちは!
本企画の司会者、マクガフィンでございます。今回もよろしくお願いします!

もう夏か!春が短すぎる!と思っていたら、最近は少し気温が下がって梅雨らしさが増してきましたね。
普段体調を崩さないマクガフィンもこの時期は寒暖差にやられがちです。皆様ご自愛ください。

さて、今回が第87弾となります月刊らてらてですが、簡単にシステムをご説明いたします。

①毎月頭に、先月出題の問題の中からブクマ数・いいね数が多かったものをエントリー作品として秘密の部屋に掲示いたします。(選考基準は秘密の部屋にて掲載)

②掲示日から5日程度の間、エントリー作品以外の作品の中から推薦を募り、推薦が多かった作品をエントリーに加えます。

③投票所(これ)を出題し、10日間ほどの投票期間を設けます。

④締め切り後こちらで開票を行い、得票数が最も多かった作品にタグ「らてらておぶざまんす!」を付けさせていただきます。

☆投票について
本企画は、毎月のスープの中からこれぞ今月のスープだ!とみなさんが思う作品を決めるものです。もっといろんな人に知ってほしい、自分もこんなスープがつくりたい、試みが画期的、この発想はなかった、など、どんな理由でもかまいません。周囲に紹介したくなるスープに票を入れてください。あくまでみなさんが選ぶ今月の一杯です。深く考えず直感で選んでいただいてかまいません。

☆投票上の注意
・投票は闇スープ状態で行います。
・投票に際し、みなさんは1人2票を持っています。2作品に1票ずつ投じるもよし、1つに2票投じるもよし、1票だけ使用するもよしとします。
・自分の作品、SPをした作品等にも投票していただいてかまいません。
・投票の際に問題への感想を添えていただいてもかまいません。もちろんなくても大丈夫です。

※テンプレートの感想欄に(ネタバレあり/なし)の項目があります。出題者様やこれから作品を楽しみたいユーザー様のためにも、ぜひご活用くださいませ。(感想はネガティブな内容でない限り自由に書いていただいて構いません)

☆投票テンプレート
(エントリー番号)◯◯◯(………さん) に1票
(エントリー番号)◯◯◯(………さん) に1票
[感想](ネタバレあり/なし)
・・・・・・・・・・・。



☆月刊らてらてでは特典としてコインチケットが実装されております。本企画の終了後、司会者がミニメールにて入賞&参加賞を贈呈いたします。賞品は以下の通りです。

1位:300コイン
2位:150コイン
3位:50コイン
参加賞:10コイン

それでは、先月のエントリー作品はこちら!




☆☆☆エントリー作品一覧☆☆☆


①デッドマンズA(異邦人さん)
https://late-late.jp/mondai/show/21340

②孤立交点(米国GIさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21351

③過去を振り返るな(kfiveさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21353

④ウマイ!ウマイ!マズイ!(らりぷすさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21354

⑤食べたくても食べられない(アザゼルさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21368

⑥脱法レバ刺し(ダニーさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21377

⑦人のマッスルを笑うな(プロテインXさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21385

⑧スキットル(米国GIさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21435

⑨勇者、魔王城にて消息不明。(左左右衛門さん)
https://late-late.jp/mondai/show/21211

⑩ミステリアス美人先輩(ルーシーさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21455


今回エントリーされた作品について、タグ『らてらておぶざまんす?2026-5』で一括管理させていただいております。

エントリー作品を見るときは、問題一覧→タグ一覧→タグ検索→らてらておぶざまんす?→2026-5とついた問題を確認する、もしくはこの問題文のリンクから直接問題ページを閲覧するという方法があります。



投票締め切りは『6月20日(土)23:59まで』となります。それまでの期間なら、投票内容の変更も可能です。

最後になりますが、本企画は古参新参問わず多くの方にご参加いただきたいと思っております!
自分はちょっと…と気にすることなく、ドシドシ投票ください!お待ちしております!
26年06月11日 01:05
【新・形式】 [「マクガフィン」]

〆切は本日23:59!滑り込み大歓迎!




解説を見る
たくさんの投票ありがとうございました!

今回は27人の皆様にご参加いただき、総票数は53票となりました!
じめじめと蒸し暑い季節の中でもこれだけの皆様にご参加いただけて大変嬉しいです!


それでは早速結果発表といきましょう!

まず今回、アンケートによるエントリー外推薦が多数寄せられました!惜しくもエントリーされなかった作品を掲示いたします。


その変装、見破ったり!!(てるさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21412

路上の喧嘩に囁く悪魔(「マクガフィン」さん)
https://late-late.jp/mondai/show/21469

クレーマークレーマー(ダニーさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21363

天・魔(アカシアンさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21418

THEさいたま(アカシアンさん)
https://late-late.jp/mondai/show/21419


おめでとうございます🎉


それではエントリー作品の投票結果を発表していきます!

第3位 11票(7pt) 50コイン獲得

③過去を振り返るな(kfiveさん)



第2位 12票(10pt) 150コイン獲得

④ウマイ!ウマイ!マズイ!(らりぷすさん)



そして今回の月刊らてらて2026-5月号、今月のスープは…

第1位 13票(8pt) 300コイン獲得

①デッドマンズA(異邦人さん)


という結果になりました!
票を獲得した方々、エントリーされた方々、おめでとうございます🎉🎊
(入賞&参加賞は開票後、ミニメールにて司会者から配布いたします。)


見事1位を獲得した『デッドマンズA』には、タグ『らてらておぶざまんす!』をつけさせていただきます(勝手に)。

大激戦!!!
前回は2位にダブルスコアをつけての優勝でしたが、今月は本当に最後までわからない接戦となりました。
そんな激闘を制したのは初優勝の異邦人さん!!おめでとうございます!

最後になりますが、投票にご参加いただき本当にありがとうございました!
来月以降も開催したいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

それでは先月号はこれでおしまい!
今月もみなさん楽しみましょう!
それではご一緒に〜 せぇのっ

Let'sらてらて〜
「呼んでみただけ」「3ブックマーク」

高校生の直翔は、隣の席の女子生徒・芽依に片思いをしている。

ある日、放課後の教室で二人きりになった直翔と芽依。静けさの中、窓から差し込む西日が席に座った芽依の顔を照らす。


「あのさ、直翔くんって…」


不意に切り出されたその言葉に、直翔は思わず息を飲んだ。芽依は直翔のことを苗字で呼んでいたはずである。
意中の相手に唐突に下の名前で呼ばれたとなれば、身構えてしまうのも無理はない。


(なんだろう…まさか、「好きな人いるの?」とか聞かれちゃったりするのか!?)


さて、この後に芽依が直翔にする質問は「好きな人いるの?」ではなく何?
質問の理由と併せて特定してほしい。
26年06月27日 21:10
【20の扉】 [だだだだ3号機]



解説を見る
A、「漢字でどう書くの?」



放課後、クラスメイトが下校し、日直の直翔と芽依だけが残った教室。
黒板の掃除をしていた直翔に、席に座って学級日誌を書いていた芽依が声をかけた。


「あのさ、直翔くんって漢字でどう書くの?」

「えっ?」


(カンジ?カンジって何?感じ?)


「いや、学級日誌に日直の名前を書かなきゃいけないからさ」


「あ、ああ…そういうことね…」


高鳴っていた胸が急速に冷え込んだ。

この間の席替えで、直翔と芽依は隣の席になった。
このクラスでは席順で日直の担当が回ってくる。芽依に片思いをしている直翔は、今日の日直業務を心待ちにしていた。


(二人っきりで仕事していくうちに、仲を深められるかも…なんて、思ってたんだけどなぁ)


そんな折、芽依に下の名前で呼び掛けられたもので舞い上がっていた直翔だったが…現実は非情。学級日誌に名前を書くにあたって、下の名前を漢字でどう書くのかを問いたかっただけのようだ。


「直線の"直"に、飛翔の"翔"だよ」

「おっけー!ありがと」


芽依はOKサインを掲げた後、再び日誌を書く作業に戻る。
その様子を直翔はどこか遠い目で見つめ、また黒板に向かい小さくため息をついた。


(まあ…自分からアピールしなきゃダメだよな、こういうのは。)


決意だけなら簡単だが、行動が伴うかは別問題である。結局その日は特に何のアクションも起こせぬまま、日直の仕事が終わってしまった。

日誌を先生に提出した後、昇降口で芽依に声をかける。


「じゃあ、また明日」

「うん、またね…あっそうだ!」


芽依は大きく振りかけた手を下ろし、満面の笑みで言う。


「明日からさ、直翔くんって呼んでいい?」


直翔はなんと返事をしたのかは覚えていない。肯定したのは確かだが、なんとも不格好な応答だった気がする。声は上擦ってなかっただろうか。


「よかったー!これからも暫く隣の席だし、もっと仲良くなりたいからさ!」

「じゃあ、直翔くん!また明日!」


そんなことを言い残して、改めて手を振りながら芽依は帰り道を歩いていった。

一人残された直翔は、先ほど落ち着いた心臓が再び暴れ出す感覚に、暫く呆然とすることしかできなかった。
「長髪単発アルバイト」「3ブックマーク」
豚骨ラーメン屋にて、ラーメンのスープ内に長い髪の毛が漂っているのを見つけたサトシ。

「オイ!!スープに髪の毛が入ってるぞ!!」

サトシが店内を見渡すが、その毛髪の主である店員マイコの姿は見当たらない。
カメオは髪の毛を箸ですくって指でつまみ出すと、勢いよくスープを店内にぶちまけた。 何故?
26年06月30日 23:00
【ウミガメのスープ】 [異邦人]

23:15より、2問同時出題です!




解説を見る
解説:豚骨スープの寸胴の底からマイコの生首が出てきて驚いたから。



※残酷描写あり






午前5時。
ラーメン屋「頑固豚」の店主であるサトシは目の下に大きなクマのある顔で1人、ラーメンの仕込みをしていた。

昨夜は一睡もできなかった。
閉店後のいざこざで店員のマイコを衝動的に殺してしまい、その死体をバラバラにして山に埋めたからだ。
人を殺してしまった動揺もあれば唯一の店員がいなくなったのもあるので臨時休業にすることも考えられたが、事件の発覚を恐れ、いつも通りに振る舞うことにした。

寸胴の中で大量の豚骨がグツグツと煮込まれている様子を充血した目で見ていると、寸胴内に1本の長髪が漂っているのを見つける。
これはマイコのものとしか考えられない。
サトシの顔が一瞬で赤黒くなり、眉間に血管を浮かび上がらせながら店内に怒声を響かせた。

「オイ!!スープに髪の毛が入ってるぞ!!」

しかし店内にマイコの姿は見当たらない。当然だ。
自分しかいない静かな店内を見渡して、サトシは自らがマイコを山に埋めたことを思い出した。
どうにか冷静さを取り戻すサトシ。
きっと昨夜の内に入っていたのだろうと思い直し、寸胴内の髪の毛を箸ですくって指でつまみ出す。

豚骨を押しのけてカメコの生首がぷかりと浮かび上がってきた。



「うわああああああああああああああああああああああああああっっ!!!!」



サトシは髪の毛を手放し、思わず寸胴を突き飛ばした。

「あっちいいいい!!」

寸胴が大きな音を立てて床に落ち、豚骨スープとマイコの生首が飛び散る。
真っ赤に火傷した手を震わせるカメオの顔はすっかり青ざめていた。
なぜマイコの生首が寸胴の中に入っていたのか。
そんなことはいくら考えても分からない。
ただ、今すぐこの生首を処分しなければならないとサトシは思った。

しかし、死体を捨てた山に再び捨てに行くには既に朝だ。
今から捨てに行くのでは誰にも見つからないことは不可能だろう。
ひとまず店内に隠しておくことにしたサトシは、生首を隠せるスペースが無いかと冷蔵庫を開けた。

豚骨やチャーシューと並んでマイコの手足と胴体が冷蔵されていた。

サトシが再び悲鳴を上げる前に、冷蔵庫から飛び出したマイコの白い手がサトシの首を締め上げる。

「……グッ……ゴッ……カッ………………」

マイコの指がサトシの太い首にどんどん食い込んでいく。

そして、





床に転がる寸胴に、サトシの生首がゴンとぶつかった。
「大蛇の舞」「3ブックマーク」
山間に存在するこの村では、飢饉が起こると山奥に住まう大蛇に供物を捧げる習わしがある。
村で最も美しい娘は3日間、社に籠もって身を清める。そして供物を捧げた祭壇で「おろちの舞」を踊って大蛇をおびき出すと、そのまま生贄となるのだ。

儀式当日。
村のために、ぶるぶる震える娘を山奥の祭壇に置き去りにして家に帰った娘の父は、戸棚の水を飲むと急いで祭壇に引き返した。なぜ?
26年07月20日 00:01
【ウミガメのスープ】 [異邦人]



解説を見る
正解:戸棚の寝酒を勝手に飲んで水に入れ替えてたアル中娘が供物のお酒を飲んでしまうと思ったから。


以下、「大蛇の舞」の解説:








「ようこそ!栄村の酒恵祭(さかえまつり)へ!

 私はミス栄村の酒井灯里です!
 あ!『ミス栄村』っていうのは、毎年この村で行われる美人コンテストの優勝者のことです! 今年はなんと私です!へへへ!
 栄村は酒造りの村でして!元日に今年1年の酒造りの成功を祈念してお祭りをします!
 そして、そのお祭りの要となるのがミス栄村による『うわばみの舞』なんですねっ!
 その昔、村の英雄が山に住んでいた巨大な怪物を退治して浴びるほどお酒を飲んで踊ったものが由来とされています!
 しかもなんとその英雄は村一番の美女だったそうですよ! だからミス栄村に選ばれた女性が踊るんですね!今年のミス栄村は私なので私が踊りますよ!
 うわばみの舞は伝承に倣ってお酒をたらふく飲んで踊ることになっています!まあ大抵の場合はお酒は飲まずにメイクで赤ら顔にするだけなんですが、私はお酒めちゃくちゃ強いのでガンガン飲みますよー!
 お祭り中は村の至るところでお酒が振る舞われます!皆さんもぜひ楽しんでいってくださいね!


 以上、『大蛇(うわばみ)の舞』の解説でしたー!」






以下、「大蛇(おろち)の舞」の解説:


山間にあるこの村には、飢饉の時に行う「酒餌奉り(さかえまつり)」という習わしがある。
山奥に住まう巨大な蛇「大蛇神」を崇めて供物を捧げ、そのご利益によって豊穣を願うのである。
大蛇神が喜ぶ供物は大量の酒である。
村で最も美しい娘を巫女に選定し、洞穴で眠っている大蛇神を目覚めさせる「おろちの舞」を踊らせ、そのまま酒と共に生贄にするのだ。

私には娘がいる。
村の男連中が敵わぬほどの腕っぷしと飲みっぷりの破天荒極まりない娘だが、10年前の飢饉で巫女となった妻に似た器量良しで、此度の巫女に選ばれた。
村のためである。娘が巫女となることに私は異を唱えなかった。10年前もそうだったように。
娘も巫女の役目をすんなりと受け入れた。意外だった。
「おとっつぁん。大変お世話になりました」
らしくもなくそう言うと、娘は社へと連れて行かれた。

私は酒造りを生業としており、供物の酒も私が造らねばならないので、感傷に浸る暇は無かった。
酒造りに明け暮れているとまもなく3日が経った。
社から出てきた娘は幾分か痩せ細り、そして顔色悪くぶるぶると震えていた。男勝りな娘のそんな姿を見るのは、流石に堪えた。

夜になると長老たちと共に、供物の酒と娘を大蛇神が住まう洞穴前の祭壇に運んでいった。
祭壇に立つ娘の背中を見た。変わらずぶるぶる震えており、すんすんと鼻を鳴らしていた。 思わず涙が出たが、飲み込んだ。

私は家に帰った。さっさと寝てしまおうと思った。
震える娘の後ろ姿が脳裏に焼き付いていた。とても寝れそうになかった。
寝酒を飲んで寝ることにした。枕元の戸棚から徳利を取り出した。

盃に酒を注いで一気に呷る。何の味もしなかった。強烈な酒だというのに。当然かもしれない。
力なく首を振り、もう一杯飲んだ。本当に味がしない。
私はもう一杯、今度はしっかり味わって飲んだ。水だ。これ水だな。

なぜだ。寝酒を飲むことなどしばらく無かったが、水に入れ替えた記憶など全く無い。
しばし考え込む私の脳裏で、後ろ姿の娘が申し訳なさそうな真っ赤な面でこちらに振り返った。



あ ん の バ カ 娘 ! !



親の寝酒を勝手に飲むとはどういう了見だ。
というかぶるぶる震えてたの本当に恐怖からか?3日も社に入れられて酒切れ起こしてただけじゃないのか?
いや待て、酒、あるぞ。アイツのそばに酒、あるぞ。 アイツ鼻鳴らしてたけど、アレ本当に泣いてたか??
おい。大丈夫か。儀式だぞ。村を飢饉から救うための習わしだぞ。大蛇神に喜んでいただく儀式だぞ。

嫌な予感がした私は全速力で祭壇へと駆けた。

祭壇に辿り着くと、娘の後ろ姿が見えた。
私の足音に驚いたように、ぎぎぎと娘が振り返った。申し訳なさそうな真っ赤な面で。
「おとっつぁん。ごめぇん……」
娘の周りにはいくつもの空っぽの酒樽が転がっていた。娘の震えは止まっていた。

「お、お前ってやつは……何のための儀式だと思っているんだ!村を飢饉から救うためなんだぞ! 大蛇神を喜ばせるどころか逆に怒らせるような真似して!!」
私の怒声を聞いた娘がびくっとする。
「そ、そう、それなんだけどさ……」
そう言うと娘が祭壇の向こうを指差す。

目を凝らして見ると、酒樽を顎に突っ込まれて、大蛇神が死んでいた。
私は絶句した。
「こっちが気持ちよく飲んでるところに急に来るもんだから、その、思わず……」
眩暈がした。

「そ、それにしてもおとっつぁん、よく戻ってきたね?」
「お前が俺の寝酒を勝手に飲んだことに気付いたからな」
「うげっ!そっちもバレた!」
「同列に並べるなバカ娘が!」
「いやぁ、なんと言うか……大変美味しゅうございました」
「……」

もはや怒る気力も湧かず、私はその場に座り込んだ。
「どうするんだ。本当にバチ当たるぞ」
「……今更だろ、こんなバチ当たりな村」

はっと見上げた娘の顔はすっかり酔いが醒めていた。

「おっかぁが死んだ時からずっと思ってたよ。こんなバチ当たりな村、なくなっちまえって」
私をまっすぐ見る娘の目は、村と、そして私への断罪の眼差しだった。
「俺は……俺は、村を……お前を……」
私はただただ項垂れた。

「……おとっつぁん。儀式はもう終わりだ。大蛇神がいないんだもの」
「そうなると村はもう……」
「何を情けないこと言ってんのさ! 飢饉が何さ! 頑張って乗り越えたら良いだけだよ!」
「頑張るったってお前」
「考えたんだよ私、この村の問題を。他の村と交わらない閉鎖的な村だから備蓄がままならないんだって」
「そんなこと言ったって、そういうしきたりだし、他の村と交易できるようなもんこの村には……」
「しきたりは今終わった! そしてこの村には、おとっつぁんの酒があるじゃないか!私の大好きな自慢の酒が!」
「お前……」
「ねぇ。頑張ろうよおとっつぁん。こんなことになった原因の私が言うのもなんだけどさ」
「……全くだ」

私はゆるゆると立ち上がる。
「交流も良いかもしれん」
「おとっつぁん!」
「ただでさえ悪名高いお前が村をひっくり返す大悪党になったんだ。 もはやこの村にゃ婿のなり手がいないからな」
娘が満面の笑みを浮かべる。


「すぐにでも孫の顔見せてあげるよ!」
「それよりも、親の顔が見てみたい」
「へへへ!」
「らてクエ38リサイクル ヒーロー」「3ブックマーク」
平穏な教室に一匹のハチが現れた!
刺されるのが怖くて緊張するクラスメイトたち。
その中で颯爽とハチを叩き潰したアンちゃんのことを、みんなが責めたのはいったいなぜ?



(らてクエ38リサイクル さなめ。さんの問題文です)
26年07月21日 22:30
【ウミガメのスープ】 [米国GI]



解説を見る
平穏な教室に、クラスのみんなで飼ってる犬のハチが現れた。
「ワン、ワワンワン、ワン」何かを伝えたい様子。

「ハチ、小屋に戻って。今授業中なの」
「休み時間になったら遊んであげるよ」
「昼休みにエサあげるから、いい子で待ってな」

当然人間には通じない。「ワワワワワン、ワンワン(みんな、逃げて!)」


実は今まさに危機が迫っていた。
学校の補修に来ていた左官のアンちゃん(兄ちゃん・若者の意)が、パワハラ親方についにキレた。
しかし、親方はムーチョマッチョマン。とてもかなわない。無力感と自暴自棄が爆発する。

そうだ、ここは学校だ。児童を無差別で襲って死刑になろう。
右手にバタフライナイフ、左手にスコップを持ち教室に向かう。
「おらぁ、みんな死ねやぁぁぁーーー!」

刺されるのが怖くておびえる生徒たち。先生も思わず足がすくむ。
そんな中ハチが。アンちゃんの前に立ちはだかる。

「ワワン、ワンワン!(やめろ。ボクの友達に手をだすな!)」

「なんだこの犬?うるせーな。俺は間違ってない、俺が正義だ、俺はヒーローだ!」
アンちゃんは颯爽と、そしておもいっきりハチを……


そりゃ責めるわ。