「らてクエ26-1 禁帯出のふたり」「1ブックマーク」
本屋で偶然同じ本を手に取ろうとして互いに一目惚れした男女。
晴れて恋人になった2人が、「あの時手に取ろうとした本は絶対に読まないようにしよう」と固く約束したのは何故だろう?
晴れて恋人になった2人が、「あの時手に取ろうとした本は絶対に読まないようにしよう」と固く約束したのは何故だろう?
24年04月20日 22:31
【ウミガメのスープ】 [アルカディオ]
【ウミガメのスープ】 [アルカディオ]
解説を見る
【簡易解説】
男も女も、それ以前に恋人はいたが冷めてしまっていた。
故に書店で恋人に冷めたときの指南書のようなものを購入しようとして出逢い、それぞれ前の恋人と別れたのちにつきあったのだが、もう一度その本を手に取ろうものなら今度は自分たちの関係に亀裂が入っていることを意味する。そのため2人は、形だけでも「この本を読むことはやめよう」とおまじないのように約束をしたのだった。
【簡易じゃない解説】
男は書店をさまよっていた。
書店は知識のたまり場だ。欲しい知識、悩みの解決の糸口、趣味、みんなここに詰まっている。
男は今日、悩みを解決したがっていた。
最近彼女のことをどうも好きになれない。
男女間の愛情のようなものがどうも湧き出てこないのに、かといって彼女に明確な欠点や何らかのきっかけがあったわけではない。ただ漠然と、好きになれなくなった。
この際書店でもって恋愛指南、自己啓発、占い、様々な本を漁ってこの悩みにケリをつけよう、そういう打算だった。しかし、男が思ったよりもずっとずっと早く、その悩みは解決に向かうこととなった。
「恋人に冷めたとき 100の対処法」
そんな本だった。こんなタイトルであるからにはさぞかし恋人に冷めたときの明確な対処法が書いてあるのだろう、そう思って本を取ると…
女性と手が触れあってしまった。
不覚にも、男女は惹かれあってしまった。
こんな本を手に取っている時点でたいていの事情は同じ。
すぐに打ち解けることができた。男も女も、「久々にこんなに楽しくしゃべることができた」と大変喜んだ。
何かが吹っ切れたのか男も女も、前の恋人とすぐに別れ、当人同士で付き合うことに決めた。
この本のおかげで、2人は既に恋人がいた身でありながら、運命の出逢いをしたのである。
別に前の恋人との別れ際が修羅場だったわけではない。ただ1つだけ、2人には懸念点があった。
それは『このような類の本をもう一度手に取るような事態だけは避けたい』というもの。
このような本をもう一度手に取るとき、それは自分たちの関係性が冷めだしていることを意味する。出会い方が出会い方なだけに2人ともどうしてもリスクを0だと思うことができない。
だからお互いの愛が長続きするように、と形だけでも2人の間で取り決めをするようにした。
「この本を読むことは絶対にやめよう」と。
今や2人にとって「恋人に冷めたとき 100の対処法」はキューピッドであり地雷であるという、奇妙なものになったのであった。
2人の行きつく先は、ご想像にお任せするとします。
男も女も、それ以前に恋人はいたが冷めてしまっていた。
故に書店で恋人に冷めたときの指南書のようなものを購入しようとして出逢い、それぞれ前の恋人と別れたのちにつきあったのだが、もう一度その本を手に取ろうものなら今度は自分たちの関係に亀裂が入っていることを意味する。そのため2人は、形だけでも「この本を読むことはやめよう」とおまじないのように約束をしたのだった。
【簡易じゃない解説】
男は書店をさまよっていた。
書店は知識のたまり場だ。欲しい知識、悩みの解決の糸口、趣味、みんなここに詰まっている。
男は今日、悩みを解決したがっていた。
最近彼女のことをどうも好きになれない。
男女間の愛情のようなものがどうも湧き出てこないのに、かといって彼女に明確な欠点や何らかのきっかけがあったわけではない。ただ漠然と、好きになれなくなった。
この際書店でもって恋愛指南、自己啓発、占い、様々な本を漁ってこの悩みにケリをつけよう、そういう打算だった。しかし、男が思ったよりもずっとずっと早く、その悩みは解決に向かうこととなった。
「恋人に冷めたとき 100の対処法」
そんな本だった。こんなタイトルであるからにはさぞかし恋人に冷めたときの明確な対処法が書いてあるのだろう、そう思って本を取ると…
女性と手が触れあってしまった。
不覚にも、男女は惹かれあってしまった。
こんな本を手に取っている時点でたいていの事情は同じ。
すぐに打ち解けることができた。男も女も、「久々にこんなに楽しくしゃべることができた」と大変喜んだ。
何かが吹っ切れたのか男も女も、前の恋人とすぐに別れ、当人同士で付き合うことに決めた。
この本のおかげで、2人は既に恋人がいた身でありながら、運命の出逢いをしたのである。
別に前の恋人との別れ際が修羅場だったわけではない。ただ1つだけ、2人には懸念点があった。
それは『このような類の本をもう一度手に取るような事態だけは避けたい』というもの。
このような本をもう一度手に取るとき、それは自分たちの関係性が冷めだしていることを意味する。出会い方が出会い方なだけに2人ともどうしてもリスクを0だと思うことができない。
だからお互いの愛が長続きするように、と形だけでも2人の間で取り決めをするようにした。
「この本を読むことは絶対にやめよう」と。
今や2人にとって「恋人に冷めたとき 100の対処法」はキューピッドであり地雷であるという、奇妙なものになったのであった。
2人の行きつく先は、ご想像にお任せするとします。
「ラテが出るほど長閑」「1ブックマーク」
女はカフェに1人で来店し、最初に「うさぎのラテアート」を注文して飲み、1時間後に「うさぎのラテアート」をもう一度注文して飲んで帰った。
一体何故そんなことをしたのだろう?
一体何故そんなことをしたのだろう?
23年06月10日 22:51
【ウミガメのスープ】 [わかめ]
【ウミガメのスープ】 [わかめ]
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ラテアートの問題でした
解説を見る
このコラボカフェではラテアートを注文するとグッズがランダムで貰えるシステムになっている。
女は喉から手が出るほど欲しいグッズがあったので、そのグッズを引き当てるまでラテアートを注文し続けた。
ラテアートのメニューを全種類飲み尽くし、最初に注文した「うさぎのラテアート」をもう一度注文したところでようやく目当てのグッズを手に入れ、女は満足して帰って行った。
女は喉から手が出るほど欲しいグッズがあったので、そのグッズを引き当てるまでラテアートを注文し続けた。
ラテアートのメニューを全種類飲み尽くし、最初に注文した「うさぎのラテアート」をもう一度注文したところでようやく目当てのグッズを手に入れ、女は満足して帰って行った。
「マーシフル・ヴァンパイア」「1ブックマーク」
ある暑い夏の夜、大学生のカメオは肝試し大会に参加した。
暗い森の中を歩くのは気味が悪く、泣き出してしまう子供も多かった。
さて、このときカメオが半袖シャツを着ていたことで、5年後には泣き出してしまう子供が著しく少なくなったという。
一体なぜだろうか?
ただし、肝試しの内容や子供の人数に変化はないものとする。
暗い森の中を歩くのは気味が悪く、泣き出してしまう子供も多かった。
さて、このときカメオが半袖シャツを着ていたことで、5年後には泣き出してしまう子供が著しく少なくなったという。
一体なぜだろうか?
ただし、肝試しの内容や子供の人数に変化はないものとする。
24年04月20日 22:00
【ウミガメのスープ】 [TaQiOn]
【ウミガメのスープ】 [TaQiOn]
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【要約解説】
腕を蚊に刺されたカメオは、蚊の特性を模倣することを思いつき、痛くない注射針を開発したから。
【解説】
肝試しが終わった後、カメオは腕にかゆみを感じた。その部位を見てみると、ぷっくりと腫れて赤くなっている。森の中を歩いているときに蚊に刺されてしまったようだ。暑いから半袖で来たのだが、そこを狙われてしまった。
よく気づかれずに刺すものだな、と蚊に感心していたとき、1つの考えが頭に浮かんだ。
蚊の吸血を真似すれば、痛くない注射針ができるのではないか?
治療や予防接種など、人生では何度か注射が必要となることがある。それだけならまだしも、Ⅰ型糖尿病の患者は何度もインスリン注射をしなければならない。特に子供にとって痛みを伴う注射は精神的に大きな負担になる。痛くない注射針を開発することは社会的に重要な課題であった。
生物の特性を模倣して技術開発に生かすことを「バイオミミクリー(バイオミメティクス)」という。カメオは、過去にヤモリの足の裏の構造を真似て高性能なテープを開発したという話を聞いたことがあった。
そこで、自分の手で痛くない注射針を作ってみたいと考えたカメオは、羅帝大学の理工学研究科に進学し、蚊の口器の構造や穿刺行動を詳細に研究した。そして、5年近くの歳月をかけて新しい注射針を開発した。この針は従来のものよりも痛みが大きく緩和されており、注射で泣き出してしまう子供が著しく少なくなったのだった。
この功績により表彰されたカメオは、次のように述べた。「この注射針の着想を得たのは、学部生時代に肝試しに行って蚊に刺されたときでした。蚊というのは言わば、慈悲深い吸血鬼(merciful vampire)なのかもしれませんね」
腕を蚊に刺されたカメオは、蚊の特性を模倣することを思いつき、痛くない注射針を開発したから。
【解説】
肝試しが終わった後、カメオは腕にかゆみを感じた。その部位を見てみると、ぷっくりと腫れて赤くなっている。森の中を歩いているときに蚊に刺されてしまったようだ。暑いから半袖で来たのだが、そこを狙われてしまった。
よく気づかれずに刺すものだな、と蚊に感心していたとき、1つの考えが頭に浮かんだ。
蚊の吸血を真似すれば、痛くない注射針ができるのではないか?
治療や予防接種など、人生では何度か注射が必要となることがある。それだけならまだしも、Ⅰ型糖尿病の患者は何度もインスリン注射をしなければならない。特に子供にとって痛みを伴う注射は精神的に大きな負担になる。痛くない注射針を開発することは社会的に重要な課題であった。
生物の特性を模倣して技術開発に生かすことを「バイオミミクリー(バイオミメティクス)」という。カメオは、過去にヤモリの足の裏の構造を真似て高性能なテープを開発したという話を聞いたことがあった。
そこで、自分の手で痛くない注射針を作ってみたいと考えたカメオは、羅帝大学の理工学研究科に進学し、蚊の口器の構造や穿刺行動を詳細に研究した。そして、5年近くの歳月をかけて新しい注射針を開発した。この針は従来のものよりも痛みが大きく緩和されており、注射で泣き出してしまう子供が著しく少なくなったのだった。
この功績により表彰されたカメオは、次のように述べた。「この注射針の着想を得たのは、学部生時代に肝試しに行って蚊に刺されたときでした。蚊というのは言わば、慈悲深い吸血鬼(merciful vampire)なのかもしれませんね」
「天職は猫系彼女」「1ブックマーク」
ラテコは自身の恋人に声をかけるとき、しばしば語尾に「にゃー」とつける。
ラテコの{職業}は何か?
理由と共に特定せよ。
ラテコの{職業}は何か?
理由と共に特定せよ。
24年04月21日 21:01
【20の扉】 [器用]
【20の扉】 [器用]
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A、ネットアイドル(ザックリ配信者でも可)
インターネット上で配信活動をしているラテコには、絶賛同棲中の恋人がいる。
なにぶんそこまで広い部屋に住んでいるわけでは無いので、恋人の足音や生活音が配信に乗って聞こえてしまうことがある。
その度にコメントで
「お、恋人か????」
「匂わせやん」
「ラテコちゃん嘘やろ」
的なのが(半ば冗談で)流れるのだが、一応ガチ恋勢もいるラテコは商業的な理由で恋人の存在を認めることはできない。
そのため、ラテコは公には「猫を飼っている」ということにしている。
そして恋人の足音や生活音が配信に乗るたび、こう声をかけて誤魔化すのだ。
【{「にゃーん、今配信中だから静かにしてて欲しいにゃー❤️」}】
「は?好き」
「ラテ猫てえてえ」
「どうせ彼氏だぞ」
「かわいいかよ」
「あざとくて草」
「無理すんな」
「これは切り抜かれる」
インターネット上で配信活動をしているラテコには、絶賛同棲中の恋人がいる。
なにぶんそこまで広い部屋に住んでいるわけでは無いので、恋人の足音や生活音が配信に乗って聞こえてしまうことがある。
その度にコメントで
「お、恋人か????」
「匂わせやん」
「ラテコちゃん嘘やろ」
的なのが(半ば冗談で)流れるのだが、一応ガチ恋勢もいるラテコは商業的な理由で恋人の存在を認めることはできない。
そのため、ラテコは公には「猫を飼っている」ということにしている。
そして恋人の足音や生活音が配信に乗るたび、こう声をかけて誤魔化すのだ。
【{「にゃーん、今配信中だから静かにしてて欲しいにゃー❤️」}】
「は?好き」
「ラテ猫てえてえ」
「どうせ彼氏だぞ」
「かわいいかよ」
「あざとくて草」
「無理すんな」
「これは切り抜かれる」
「阿吽のトライゴン」「1ブックマーク」
{熱田}はせっかちで衝動的だが、彼の情熱はいつも周囲を動かす原動力となる。
{出雲}は物腰が柔らかく、マイペースで天然の癒し系だが、時折鋭い洞察を見せることがある。
{氷室}は常に一歩引きながらも冷静に、しっかりと周囲を支えている。
そんな三者が仲良く話し合う様子を見た{神宮寺}は、彼らがどんなに頭を寄せ合ったとしても「{文殊の知恵}」を授かることはあり得ないと考えた。
三者の知性や知能に差はないのだが、神宮寺が上記のように考えたのは一体何故だろうか?
{出雲}は物腰が柔らかく、マイペースで天然の癒し系だが、時折鋭い洞察を見せることがある。
{氷室}は常に一歩引きながらも冷静に、しっかりと周囲を支えている。
そんな三者が仲良く話し合う様子を見た{神宮寺}は、彼らがどんなに頭を寄せ合ったとしても「{文殊の知恵}」を授かることはあり得ないと考えた。
三者の知性や知能に差はないのだが、神宮寺が上記のように考えたのは一体何故だろうか?
24年04月07日 13:55
【ウミガメのスープ】 [回]
【ウミガメのスープ】 [回]
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ご参加ありがとうございました。
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氷室は、熱田と出雲という愛称の{パペット}を{後方から}冷静に操り、たった一人でトリオを巧みに成立させる芸風の{腹話術師}である。
({知性や知能が共通}である彼らが「文殊の知恵」、集団の知恵を授かることはあり得ない。果て果て、八岐大蛇やケルベロスはどうなのだろうか?)
氷室の公演からの帰り道、観客の一人である神話学者の神宮寺はそんな他愛もない事を考えていた。
({知性や知能が共通}である彼らが「文殊の知恵」、集団の知恵を授かることはあり得ない。果て果て、八岐大蛇やケルベロスはどうなのだろうか?)
氷室の公演からの帰り道、観客の一人である神話学者の神宮寺はそんな他愛もない事を考えていた。