「あなたを忘れる準備をしなくちゃいけないから」「1ブックマーク」
カメオは、別れを惜しむカメコを少し寂しそうに見つめた。
カメコから合鍵を受け取り、自宅に帰るカメオ。
しかし数日後、彼はまたカメコに鍵を渡した。
なぜ?
カメコから合鍵を受け取り、自宅に帰るカメオ。
しかし数日後、彼はまたカメコに鍵を渡した。
なぜ?
18年07月28日 01:55
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
寝る前のひとくちスープです
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カメオは車屋の販売スタッフ。
車の買い換えを検討していたカメコはついに新車購入を決め、今まで愛用した車を下取りしてもらうことに。
キーとスペアキーをカメオに渡し、車との別れを惜しむカメコ。
そして数日後の納車日、カメコは念願の新車のキーをカメオから受け取る。
ぴかぴかの車に乗って嬉しそうなカメコを、カメオも笑顔で見送った。
車の買い換えを検討していたカメコはついに新車購入を決め、今まで愛用した車を下取りしてもらうことに。
キーとスペアキーをカメオに渡し、車との別れを惜しむカメコ。
そして数日後の納車日、カメコは念願の新車のキーをカメオから受け取る。
ぴかぴかの車に乗って嬉しそうなカメコを、カメオも笑顔で見送った。
「手紙」「1ブックマーク」
彼女の引き出しの中に積み重なっていく、無地の封筒に入った手紙。
しかし、それが投函されることはなかった。
一体なぜ?
18年08月14日 00:11
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
おやすみなさいスープ
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あなたから届いた手紙は、とても丁寧で柔らかな文字でした。
その筆跡からあなたの穏やかな笑顔が浮かぶようで、私はとても嬉しくなりました。
ならばこの気持ちを伝える代わりに、私も精一杯心を込めて、その一文字一文字を綴ろうと思ったのです。
伝えたいことをうまく纏めるのは想像以上に難しく、言葉はばらばらで、思うように繋がってくれません。
私は何度も下書きを繰り返しました。
そうしているうちに、同じ文面の手紙がいくつも重なってゆくのです。
あなたに届けるたった一通に、できるだけ素直な言葉を、まっすぐに託せるように。
やがて私の手紙を書く形式は固定されました。
まずは広告の裏に走り書き。言葉を並べ替えたり、選び直したりします。
次にルーズリーフに下書き。ここである程度の文章を完成させ、何度も読み返します。
そして便箋に仮清書。これでもほぼ届けられる状態ではあるのですが、まだ住所は書きません。
最後に改めて便箋に清書。シンプルな言葉たちを、ひとつひとつ丁寧に綴ってゆきます。
宛名を書いた封筒に、二つ折りにした便箋を入れ、そっと封をして、投函します。
私は下書きに使った広告やルーズリーフは破棄しましたが、仮清書の便箋は、無地の封筒に入れて引き出しの中にしまっておくことにしました。
その手紙は、あなたからの返事が届いたときに読み返すことにしているのです。
私がどんな手紙を書いたのか、私のどんな言葉を読んでこの手紙を綴ってくれたのか、そのやりとりが分かるからです。
少しの手間や、時間や、お金が掛かる、この「手紙」というやりとりが
手書きの文字から伝わる温度が
私には とても愛おしいのです。
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【解説】
相手からの返事が来たときに、自分の前回の手紙を読み返すことでそのやりとりが分かりやすくなるようにと、下書きとして書いた手紙を手元に残しておいた。
「ベストプレイス」「1ブックマーク」
藤井は、疲れが溜まったり嫌なことがあったりすると、とある場所へ行き気分をリセットするのですが
それは何処でしょう?
※解答は「富士山」「ディ○ニーランド」等の固有名詞ではなく、「コンビニ」等のざっくりした普通名詞です。
それは何処でしょう?
※解答は「富士山」「ディ○ニーランド」等の固有名詞ではなく、「コンビニ」等のざっくりした普通名詞です。
18年08月15日 00:47
【20の扉】 [藤井]
【20の扉】 [藤井]
ネルマエロマエ
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高速道路のサービスエリア。
自分の家の近くにあるSAは高速道路に乗らなくても下道からSAに行けるので、仕事とかで気分が荒んだとき、夜中なんかによく行きます。
何となくSAって非日常な雰囲気があって、ただ店をぶらつくだけでも、フードコートでうどんすすってるだけでも、陸橋から車の流れを眺めてるだけでも、スッと気持ちがリセットされていくのです。
自分の家の近くにあるSAは高速道路に乗らなくても下道からSAに行けるので、仕事とかで気分が荒んだとき、夜中なんかによく行きます。
何となくSAって非日常な雰囲気があって、ただ店をぶらつくだけでも、フードコートでうどんすすってるだけでも、陸橋から車の流れを眺めてるだけでも、スッと気持ちがリセットされていくのです。
「童心に返る」「1ブックマーク」
藤井は今年初めて"あること"を経験し、「楽しい!!!(*°Д°*)」と思いました。
"あること"とは何でしょう?
"あること"とは何でしょう?
18年08月17日 22:49
【20の扉】 [藤井]
【20の扉】 [藤井]
お布団の中からぐったり扉
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キャッチボール。
普段から基本的にひとり行動・ひとり遊びが好きなんですが、友人に教えてもらってその楽しさに取り憑かれ、グローブ買いました。
多分ずっとやってても飽きない。
教えてくれた友人が地元に帰っちゃってからは全然やってないのですが(´Д`)
キャッチボールやりたいよ〜
普段から基本的にひとり行動・ひとり遊びが好きなんですが、友人に教えてもらってその楽しさに取り憑かれ、グローブ買いました。
多分ずっとやってても飽きない。
教えてくれた友人が地元に帰っちゃってからは全然やってないのですが(´Д`)
キャッチボールやりたいよ〜
「おやすみなさい」「1ブックマーク」
テーブル越しのママが、疲れちゃったときに寝たふりをするのはなぜ?
18年08月31日 01:34
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
スナイプ歓迎。明日もいい一日になりますように。
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「ねぇママ、今日かなしいことあったの」
「あら、どうしたの?」
「学校でね、なかよしのリカちゃんとケンカしちゃった。明日学校いきたくないなぁ」
小さなテーブルに向い合わせで座って、今日一日あったことを話す。私とママの日課だった。
楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、いやなこと、何でも話した。
私がおちこんでる時、決まってママは魔法をかけてくれる。
「そうなの、それは哀しいなぁ。でもリカちゃんのこと好きなんでしょう?」
「…うん、でも、今はわかんない」
「きっとサキの心がぎゅって縛られちゃってるのね。ママがほどいてあげようか」
「どうやって?」
ママの手がふわりと優しく髪を撫でる。
それだけで、私の心は本当に、魔法をかけられたみたいに、軽くなるの。
「…すごい、ママ。ぎゅってなってたのがなくなった」
「ふふ、そうでしょう?」
「明日リカちゃんに会ったら、いちばんに『ごめんね』って言う!」
「うん。えらいね、サキ」
でもね、ママはたまに、魔法使いになれない日があるの。
それはママの心が、ぎゅって縛られちゃってる時。
「サキ、今日は楽しかった?」
「うん!…でもママは、元気ないね?」
「えへへ、ばれちゃったかぁ。ママは今日、ちょっと疲れちゃった」
「じゃあ、サキがまほうかけてあげる!」
「まほう?」
テーブル越しのママに手を伸ばす。
でも、私よりずっと背の高いママの頭には届かない。
そんな私を見たママは、ふふって笑って、テーブルに伏せた。
「ママ、なんだか眠くなってきちゃった。魔法使いさん、とびっきりの魔法をよろしくね」
「…!まかせて!!」
これならママの頭に簡単に手が届く。
私は、ママのさらさらの髪を優しく撫でた。ちゃんと魔法がかかりますように。ママの心をぎゅって縛ってるものが、ほどけますように。
ママが鼻をすすった。
涙がひとすじ、頬を伝う。
「ママ、どうしたの?どこか痛い?サキのまほう、きかなかった?」
「……ううん、とってもよくきいてる。ありがとう、サキ」
【要約】
疲れている自分を元気付けるため、頭を撫でようとしてくれる幼い娘。
テーブルを挟んで普通に座っている状態では手が届かないので、テーブルに突っ伏して寝たふりをすることで、娘の手が自分の頭に届くようにした。
「あら、どうしたの?」
「学校でね、なかよしのリカちゃんとケンカしちゃった。明日学校いきたくないなぁ」
小さなテーブルに向い合わせで座って、今日一日あったことを話す。私とママの日課だった。
楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、いやなこと、何でも話した。
私がおちこんでる時、決まってママは魔法をかけてくれる。
「そうなの、それは哀しいなぁ。でもリカちゃんのこと好きなんでしょう?」
「…うん、でも、今はわかんない」
「きっとサキの心がぎゅって縛られちゃってるのね。ママがほどいてあげようか」
「どうやって?」
ママの手がふわりと優しく髪を撫でる。
それだけで、私の心は本当に、魔法をかけられたみたいに、軽くなるの。
「…すごい、ママ。ぎゅってなってたのがなくなった」
「ふふ、そうでしょう?」
「明日リカちゃんに会ったら、いちばんに『ごめんね』って言う!」
「うん。えらいね、サキ」
でもね、ママはたまに、魔法使いになれない日があるの。
それはママの心が、ぎゅって縛られちゃってる時。
「サキ、今日は楽しかった?」
「うん!…でもママは、元気ないね?」
「えへへ、ばれちゃったかぁ。ママは今日、ちょっと疲れちゃった」
「じゃあ、サキがまほうかけてあげる!」
「まほう?」
テーブル越しのママに手を伸ばす。
でも、私よりずっと背の高いママの頭には届かない。
そんな私を見たママは、ふふって笑って、テーブルに伏せた。
「ママ、なんだか眠くなってきちゃった。魔法使いさん、とびっきりの魔法をよろしくね」
「…!まかせて!!」
これならママの頭に簡単に手が届く。
私は、ママのさらさらの髪を優しく撫でた。ちゃんと魔法がかかりますように。ママの心をぎゅって縛ってるものが、ほどけますように。
ママが鼻をすすった。
涙がひとすじ、頬を伝う。
「ママ、どうしたの?どこか痛い?サキのまほう、きかなかった?」
「……ううん、とってもよくきいてる。ありがとう、サキ」
【要約】
疲れている自分を元気付けるため、頭を撫でようとしてくれる幼い娘。
テーブルを挟んで普通に座っている状態では手が届かないので、テーブルに突っ伏して寝たふりをすることで、娘の手が自分の頭に届くようにした。