みんなのGood

物語:1票納得感:1票
彼は未だにあの日が何月何日だったかも、あの客の顔も覚えている。
そしてわけが分からないと思った自分の記憶も鮮明に・・・


あの日、彼は客に袋を付けるように頼まれた
しかしその客は袋に商品を入れることはしなかったし
彼もそれを不思議に思う事は無かった

どうしてだろうか?
21年04月15日 18:08
【ウミガメのスープ】 [まんが大好き]

袋がいる人は気軽にお声がけください




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「あ、袋お願いします」
コンビニ店員だった彼は客からそう言われ袋を用意しようとした

次の瞬間に轟音と振動


彼の目の前にいた客は車に潰されていた


後からカメラをみた店長に聞いた話では
飲酒運転の車がものすごい勢いで店内に突っ込んできたとのことだ


あの客の顔、あの日が何月何日だったか

彼はまだ忘れることができない・・・
リンゴ「2Good」
物語:2票
リンゴを見つめる僕の視線を追って彼女は、
「いただいたの。こんなにたくさん、一人じゃ食べきれないのにね」
「ご近所のみなさんにお裾分けしたら?」
「ご近所さん?そうね」
彼女はクスリと笑って、
「じゃあ、そうしましょう。お願いできる?」
僕はゆっくりと立ち上がり、リンゴの籠を抱える。
その時、彼女が囁いた。
「みなさんにお伝えしてね。早く出ていきなさいって」
彼女の優しさと清らかさに心を打たれながら僕は、
「出ていくのは君だよ。君が出ていくんだ」
と言った。

今の僕たちの状況を説明できるかい?
21年04月19日 09:40
【ウミガメのスープ】 [シンカー]

初出題です。よろしくお願いいたします




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〈病室での夫婦の会話。入院している妻の元を訪れた夫が、見舞品のリンゴを同室の入院患者たちに配ろうとしている。他の患者達の先行きを案じる妻に、人のことより自分が退院することを考えろと夫は言う〉



「みなさんにお伝えしてね。早く出ていきなさいって」
優しさに溢れた彼女の声に、僕は思わず涙しそうになった。
こみ上げる衝動を辛うじて抑えると、僕は言った。
「出ていくのは君だよ。君が出ていくんだ。この部屋から」
僕は君みたいには優しくなれない。他の人たちのことなんか、どうだっていいんだ。君さえ戻ってきてくれたら、それでいい。
僕は、自分の狭量と今自分の声が震えていたことと、彼女に知られて恥ずかしいのはどっちだろうかと考えていた。病室の無愛想なベッドに横たわる、まもなく米寿を迎える妻を見つめながら。
トリック:1票物語:1票
高校生のヒカリは同じクラスのケンタに{片思い}している。
しかし、引っ込み思案なヒカリはケンタに思いを告げるどころかアプローチすらできない。

そんな中、ヒカリのクラスが文化祭に向けて準備を始めて少しした頃から、
ヒカリは同じクラスの{ユウカと帰る日だけ}ケンタも誘うようになった。
それなのに、帰り道でヒカリとケンタが話すことはほとんどない。

ユウカに言われて誘っているのではないとすると、一体なぜだろう?
20年08月13日 21:14
【ウミガメのスープ】 [ほずみ]



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【簡易解説】
一緒に帰るユウカからケンタに関する恋バナを振られるのが恥ずかしくて、{ケンタがいれば恋バナをされないだろう}と思ったから。

【ちょっと長い解説】
「えー! ヒカリちゃんってケンタくんのことが好きなんだ~」
放課後の廊下にユウカの声が響く。
「声が大きいよ!」

今日から文化祭の準備期間だ。ヒカリのクラスではお化け屋敷をやることになり、各係に分かれて準備を進めていた。
ヒカリやユウカ、そしてケンタを含めた数人は小道具係として放課後まで残って試作を重ねていた。
そして材料として使えそうな物をヒカリとユウカが買い出しに行った道すがら。
「ヒカリちゃんって好きな人いないの?」
普段あまり話さないユウカが話題に困ったのか恋バナを始めた。ちなみにユウカは隣のクラスの彼氏とラブラブである。
最初はごまかしていたヒカリも、度重なる追求に、つい口が滑ってしまった。
「小道具係にいる人?」
「それを言ったら答えみたいなもので、しょ…っ!!」
「ってことは小道具係の人なんだ! えーと、リョウくんとヒロキくんは彼女いるし~、もしかしてケンタくん?」
「……」
ここで冒頭に戻る。

それから数日、小道具係で仕事があるたび、ユウカは帰り道のバス停で恋バナをするようになった。
他の女子は電車通学だし、仲の良い友達は他の係なのでタイミングが合わない。
「ケンタくん彼女いないし、もっとアプローチしなよ~ まずはライン送ってみるとかさぁ」

明るい性格のユウカは積極的になるようにアドバイスしてくれるが、それができていたらここまで片思いをこじらせていない。
何度も話題を変えようとしたけれど、口下手なヒカリでは恥ずかしくて頷くのでいっぱいいっぱいだった。

今日も小道具係の仕事が終わり、帰り支度をしている時。
(今日もユウカちゃんの恋バナラッシュなのかなぁ…。はっ! ケンタくんも誘えば直接言われることはないのでは!?)
ケンタを誘うのも緊張するが、それ以上にユウカのアドバイスという名の追及から逃げたかった。
(えーい、ままよ!)

「ケ、ケンタくんってバスで帰るよね? よかったら、あの、その一緒に帰らない? ユウカちゃんもいるんだけど、文化祭にむけてせっかくだし!」

「うん、いいよ」


文化祭は盛況のうちに終わり、その後もヒカリとケンタは一緒に帰るのが日課になった。
…2人の想いが通じるのはまだ先のようだけども。
PG12「2Good」
トリック:2票
つまらないと言われる映画を見ることが好きな映画マニア・マニィ。
今日は悪評ばかりの映画「ヤバイヨ・ハザード」を鑑賞する日だ。

3時間の映画の半分ほどが終わった時である。
マニィは周りのことなど気にせずに、急に立ち上がり手を叩いて喜んだ。

しかし、映画が流れ続けているにも関わらず、マニィのことを白い目で見る者はいなかった。
マニィの座っていた椅子の横を見る限りは人が居ないものの、手を叩けばわかる距離には数人ほど人がいるのだが…。

いったいなぜ?
21年04月21日 21:45
【ウミガメのスープ】 [モカ・ドゴス]

スプラッタ




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「ヤバイヨ・ハザード」は海外で公開された映画なのだが、全くヒットせず悪評だらけ。
日本で上映されておらず、ネットやDVDなどで見るしかない。

マンションの自室で映画鑑賞を始めたマニィ。
ほどなくして蚊がいることに気づいた。

何度か手をパチンと叩いたが、捉えることができない。
しかし映画も中盤になった頃、目の前から上に向かって飛ぶ蚊が視界に入る。

マニィは立ち上がり、手を叩いた。
掌には蚊の死骸と吸われた血がべったり。

ついに蚊を捉えたことで、マニィは喜んだのだった。


簡易解説
家で映画を鑑賞中、蚊を手でパチーン!「やったぜ!」
くねくね夫人「2Good」
物語:1票納得感:1票
夫人が身体をくねらせながらチョコパイを食品用ラップフィルムで包み始めたのは、いったいどういうわけだろう?
21年04月22日 21:53
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

生まれ変わりに失敗したボージャック夫人をお目にかけます




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その日三個目のチョコパイを食べようとした瞬間、背中が痒くなった夫人。掻こうとするも、いろんな部位の肉が邪魔をして痒いところに手が届かず、失意のあまりダイエットを決意する。
(チョコパイ三個のところを二個で我慢すれば、えーと、毎日157kcalのマイナス!一ヶ月で体重3kg減も夢じゃないわ。……。よし!)
検算を済ませ、ラッピングしたチョコパイを冷蔵庫にしまうと、夫人は背中の痒みに身体をくねらせながら、孫の手を探し始めるのであった。


・模範解答
背中の痒いところに手が届かずショックを受けた夫人は、ダイエットを決意し、食べようとしていたチョコパイを食べずに我慢して保存するためにラップした。