みんなのブックマーク

2つの凶器「4ブックマーク」
元々、水本はカメオをゴルフクラブで撲殺しようと思っていた。

しかし、ある理由で、ゴルフクラブではなく、灰皿で撲殺することに決めた。

いったいなぜ水本は凶器を変更したのだろう?
20年11月09日 22:17
【ウミガメのスープ】 [イトラ]



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A:スポンサーに配慮したため。


水本はテレビドラマの脚本家。カメオはそのドラマの登場人物である。

元々はカメオは犯人からゴルフクラブで撲殺されるというプロットで脚本を書いていたのだが、、、


ドラマのP「すみません、水本さん。この凶器なんですけど。今回のドラマのスポンサーさんにブリ〇ストンさんがいるんで、、、。」

水本「そうなの!? ならブリ〇ストンさんの商品を凶器にする訳にはいかないねぇ。じゃあ灰皿にしよっか。ちょっと脚本書き換えますねー。」
Rebirth of the sea turtle soup「4ブックマーク」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。

しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。

「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」

「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」

勘定を済ませ、帰宅した後、カメオは崖から落ちて死んでしまいました。

何故でしょう?


20年11月16日 00:02
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]

ルームキー:お茶を一つくださいな




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解説
「本当にすまんな、こんなところに呼び出して」
開口一番、亀助はそう言った。

崖の前に立つ男、カメオは、いえ、といいながら首を横に振って答えた。
海の見える崖だった。しかし周囲に人はおらず、二人の話し声の他は潮風がさあと吹く音しかしなかった。

「いいんです、お義父さん。あんな事故があった後でも・・・海は好きですから」
カメオは少し前、カメスケの娘であり、カメオの嫁であるカメコとクルージングに出て、海難事故にあった。

そして、生き残ったのは、カメオだけだった。
カメコは、遭難の際に海に投げ出されたとカメオは言った。

「それで、大事な用事って何ですか?」
「ウミガメのスープを飲んだ」

空気が、固まる。
カメオの動きが止まり、崖の方を向く。その表情は亀助からは見えない。
亀助は続けて、ゆっくりと言った。

「お前の、言っていた味とは、全く違った。180度な」

カメオは海難事故で長い間遭難していた。そして救われた際、彼はこう言ったのだ
『偶然獲れたウミガメをスープにして食べて、それで生き残った』と。

その時に、亀助はカメオの語るウミガメのスープの味を聞いていたのだが、『全くと言っていいほど聞いていた味と異なっていた』のだ。
少しの違いなら違和感はなかったかもしれない。
しかし、全く真逆の味だとなると話は変わってくる。

実は亀助はその前から、ある仮説を持っていた。
そして、ウミガメのスープを飲んで、その仮説は確信に変わっていた。

「カメオ、お前は、『何を食べたんだ』・・・?」

それは、もはや質問ではない。
確認と、言い訳の機会を与えたに過ぎない

カメオはウミガメを食べていない。
じゃあ、彼は『何を』食べていたのか?
本当に、カメコは海に投げ出されたのか?
・・・『投げ出した』、いや、『投げ捨てた』のではないか?
証拠隠滅のために。

「・・・ははは」
不意に、カメオから、笑い声が漏れる。そして続けて呟いた
「そうか。・・・『似ていた』のか。・・・つい、真逆の味を答えちまった」

「なぜだ! なぜカメコを食った!いや、なぜ捨てた! それに、なぜ嘘を!」

食べた方の理由は説明がつく。
彼も、生きるためには、そうするしかなかったのだろう。
緊急避難、というやつだ。


「なぜって」
カメオは振り返って、不思議そうに言った

「考えてみてくださいよ、お義父さん。私のやったことは緊急避難だ。罪にはならないかもしれない。でもね、周りはどう思いますか? 人を食った私を、受け入れてくれますか? 私にも友人関係があって、職場での人間関係がある」

そうだ。
食べたことは罪にはならないかもしれない。しかし周囲はどう思うだろうか。
仕方ないとはいえ人を食べたカメオを、どう思うだろうか。

「ええ、私は食べましたよ、死んだカメコをね。しょうがなかった。生きるためにはそうするしか。しかし、食べたことがバレれば、俺はどのみちおしまいだ。どうせ周りは受け入れてくれない。だから・・・」

「隠したのか」

「そうです! 死体さえなければ、だれも証明できない。真実は猫箱の中さ。たとえ死んでいたのを食べようが、殺して食べてようが、食べてなかろうが、真実を知るのは私のみです。あなたの証言なんて、何の証拠にもならないでしょう」

亀助も状況によっては、もしかしたらカメオを許せていたかもしれない。
たとえ食べてしまったとしても。カメコを想い、受け入れ、全てが終わった後に丁重に弔ったカメコの墓前で謝っていたら、あるいは。
しかし、カメオは保身のためにその事実を隠し、挙句証拠隠滅のためにカメコの亡骸を捨てたのだ。
冷たい、海の底へと。
本来なら、カメコをしっかりと弔えたはずなのに・・・


「・・・そうだな」
亀助は、そう呟いて、カメオの前まで近寄った。

「ならばこれも、—— 猫箱の中だな」

そう言って。
思いっきり、カメオを突き飛ばした

「カメコに謝ってこい」
そしてもはや姿の見えぬ海の先へと、亀助はそう呟いたのだった。


簡易回答
男はウミガメのスープを飲んで、あらかじめ義理の息子のカメオから聞いていた味と全く異なっていたので、カメオが遭難時、ウミガメのスープを飲んだのが嘘だと気付いた。
カメコを食べたこと、証拠隠滅のためにカメコの亡骸を捨てたのだとわかった男は、カメオを許せず殺害した



【ラテクエ7本戦】ガスバス爆発「4ブックマーク」
とある国で新しい国王が就任し、祝賀パレードが行われることになった。
そしてパレードまであと3日、というときに何者かから「パレードの道中に爆弾を仕掛けた。王の命を守りたければパレードを中止しろ」という脅迫状が届いた。
しかし、王は「特に警備を増やしたりパレードを中止したりする必要はない」と言い切り、当初の予定通りパレードを進行させた。
実際何事もなくパレードは終了したのだが、王は一体なぜ脅迫が狂言であると見抜けたのか?
20年11月28日 23:11
【ウミガメのスープ】 [「マクガフィン」]

よろしくどうぞ(^^)




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脅迫状が届いた時点ではまだパレードの会場となる道が決定していなかったため。

今回のパレードでは予算や感染症対策の問題などから会場の調整が難航しており、3日前ながら未定だった。
「パレードの道中に爆弾を仕掛けた」も何も肝心の道がまだ誰にもわからないのだから、愉快犯による狂言に違いないと考え、当初の予定通りの日程・段取りでパレードを進行した。
カメオは仲間たちと共に何でも願いが叶えられるという
「ウミガメの甲羅」という秘宝を長い間探し求め、
ついに在処にたどり着くことに成功した。
しかしカメオはその「ウミガメの甲羅」を見るや否や
大海原に投げ込んでしまった。

一体なぜだろう?


らてクエ7、きの子さんの問題でございます。
https://late-late.jp/mondai/show/12877


20年12月04日 21:40
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]



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<簡易解説>
ウミガメの甲羅はなんでも願いが叶うが、願いを取り消すことはできない。
カメオはウミガメの甲羅の願いを取り消すために手に入れる直前まで戻り、ウミガメの甲羅を放棄した。


注意:
↓以下は、しゅみです。

***

王立秘密研究所調査報告書
対象X:ウミガメの甲羅
オブジェクトクラス:███

『概要』
対象Xは推定の直径約60 cmほどの、甲羅のような物体です。
古代の文献█████によると、なんでも願いが叶える力があると言われています。
対象Xの研究チーム主任であったカメオ博士は、文献調査およびフィールドワークから、
北緯██度██分、東経██度██分の海中に沈没している商船██████号中に存在していることが判明しました。
その地点は、████海溝のすぐ近くであり、そこに引っかかるような形で沈没していました。

すぐさま調査部隊を現地に出動させ、██████号のサルベージを行いました。
対象Xはその中に確かにあることが確認されましたが、その直後、インシデント01が発生しました。


『インシデント01』

カメオ博士が対象Xを海へ放り投げました。

即座に職員がカメオ博士を取り押さえ、対象Xの行方を調査しました。
その結果、対象Xは████海溝の奥へ沈んだものと思われます。
深度は最低█████mであり、さらに海流の影響によって落下地点から不規則に移動して落ちていったと推測されました。

現状、対象Xの回収はほぼ不可能であると結論づけられています。



『尋問記録』
以下は、インシデントを起こしたカメオ博士の尋問記録です。担当は、ウミオ研究員でした。

〈記録開始〉

ウミオ研究員「それでは、尋問を始めます。カメオ博士、あなたはなぜあんなことを」

カメオ博士「ひとついいかね」

ウミオ研究員「なんでしょう」

カメオ博士「ウミガメの甲羅ーー対象Xはどうなった?」

ウミオ研究員「現在捜索中ですが……再発見は困難だと思います」

カメオ博士「そうか……そうか……(ため息をつくように笑みを浮かべる」

ウミオ研究員「カメオ博士。あなたには国の活動に対する重大な反逆の嫌疑がかけられています。カメオ博士、あなたは、あれほどまでにあのオブジェクトの捜索に熱心だったではないですか。それなのに、どうして、オブジェクトを見るや否や海に投げ捨てたりしたのですか」

カメオ博士「見てすぐに……か。諸君らにはそうなってるんだな。いや、世界がそれで固定されたのか」

ウミオ研究員「どういう意味ですか?」

カメオ博士「いいだろう。私とて博士のはしくれだ。元は真理を追求した者だ。全部話そうではないか。もっとも、諸君が信じるかどうかは知らんが。
いいか。私は、おそらく厳密にはこの世界線の私ではない。そうだなーーー。言うなら、ウミガメの甲羅を使った世界線の私なのだ」

ウミオ研究員「なんですって?」

カメオ博士「あの日。私たちはウミガメの甲羅、対象Xを持ち帰り、研究した。その結果、伝承の力は本物であることがわかったのだ。対象Xは、それを持っている者の願いを叶える力があった。あれに叶えられないものは、原則ない。ただし、原則だ。例外があった」

ウミオ研究員「その例外とはなんですか?」

カメオ博士「まず一つ。一度願ったことを取り下げる願いだ。つまり、【願ったことをなかったことにはできない。】もう一つは、対象Xの破壊が生じるような願いだ。もっともこっちは、我々が回収する前に何者かが『甲羅が何があっても壊れないように』などと願った可能性が高いと私は見ていた。とにかく、これに反しない限りは願ったことはなんでも叶う。研究は順調であった。あの事件が起こるまではな」

ウミオ研究員「なにがあったんですか?」

カメオ博士「研究途中、対象を持った被験者がうっかり口を滑らせたのだ。『こんな素晴らしいもの、世界中のみんなも知るべきだ』ってな。これが願いとしてカウントされたらしい。世界中の人間が対象X、ウミガメの甲羅の存在を知ったのだ。前述の原則に反するからか、『我々以外がこの甲羅の存在を忘れるように』との願いは叶わなかった。
もう隠し切ることは不可能だった。幸い、研究によって、リスクはほぼ皆無と、あの時は見られていた。だから協議の結果、我々はこのウミガメの甲羅の存在を世間に公表したのだ。
そして、こう願ったのだ。
『これと同じ甲羅を、全世界の人に一つづつ与えてほしいーー』と」

ウミオ研究員「まさか、叶ったんですか?」

カメオ博士「叶ったとも。全世界の人たちの前に、そのウミガメの甲羅が出てきたのだ。ーーああ、わかってる。あの時は、我々はどうかしていたのだ。それが間違いだと、今ではわかる。その後は、しばらくは平穏な時代が流れたーー君たちからすれば、いびつに見えるかもしれないが」

ウミオ研究員「というと?」

カメオ博士「まず、死者がいなくなった。世界の人口はこれにより減少することはなくなった。食糧危機がなくなった。これにより貧困がなくなった。██や、██などにも耐えられるのだ。もはや住めない場所はない。

悲しみが消えた。憎しみが消えた。絶望が消えた。辛いことはもはやない。

永遠の楽園ーー。一時は、みんながそう思っていた。そう思っていたのだ。しかし、ある時から、徐々に我々はある病に侵されていったのだ」

ウミオ研究員「それは、どんな病ですか?」

カメオ博士「退屈という、病だ。
これだけは、いくら願っても消えることがなかったのだ。そこで我々は気づいた。退屈を紛らわすのに、悲しみや憎しみ、絶望が必要だったのだ。そのあたりから、狂気はますます進行していった。
『自殺ごっこ』が流行語大賞になった。ニコニコしている隣人が、突然銃で発砲してくることなど、咳が出てしまうのと同じくらい自然な生理現象となった。
『美味しい自分の食べ方』なんて本がベストセラーになったな。ああ、あと██████████なんてのも。まだ少数だったが、██████████なんてのをしている人もいた。

ここで我々は、ようやく気づいたのだ。

ああ、間違えた、とな。

だけど悲しむ者はいない。嘆くものもいない。
ただ漠然と思うだけで、みんな日々を過ごしていた。

ただ私は、まだギリギリ科学者だったようだ。漠然とした頭の中で、私の知的好奇心から、一つの仮説が思いついた。
もしかして、願いは取り消せないのではなく、正しくは{両者で矛盾する願いがあったら、古い方の願いを優先しているだけじゃないのか}。
そう考えた私は、ウミガメの甲羅を手に持って、静かに言った。
【私を、このウミガメの甲羅が手に入った直前まで戻してくれ】

その瞬間、世界が瞬いた。そして私に、感情が戻ってきた。痛みが戻ってきた。息を吸わなければ苦しいという当たり前の摂理が戻ってきた。
あとは、諸君らが知っての通りだ。

今だから思う。あれは、地獄だった。この世の地獄だった。
おそらく私は、このあと処刑されるのだろうか。それでもいい。もしされないのならば、私は自ら命を絶つだろう。
私が死んだら、諸君らは喜ぶべきだ。あのくそったれの未来を味わわなくていいのだから。

{ああ、やっと死ねるーーー}」


〈記録終了〉

補遺:この後、博士の処分についてを協議中、収容室にて首を吊っているカメオ博士が発見されました。
現在まで、対象Xに対する再探索は行われていません。

もっと処分を迅速に決定すべきでした。博士は、自身の年齢を200を超えてから数えていないとおっしゃっていました。
彼は一体、どれほどの時を生きたのでしょうか。       ウミオ研究員

百円のカード入りウエハースチョコを買った少女。

すると中身はなんと、まだ持っていないレアカードだった。



少女「やったー! これで全種コンプリート!」



カードを見て少女は喜んだがその後、泣く泣くそのカードを燃やすこととなる。



一体どうして?


この問題は、ラテシンからの過去問です。約7年前のものですが、知らない方、答えを忘れた方のみご参加いただけますと幸いです。
20年12月06日 00:11
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]

過去問です。お見事でした。




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彼女には、一人の弟がいた。

だが弟は生まれつき体が弱く、病院に入院している。



───医者の話によると、もう永くはないらしい。





だが彼女は、弟がいつか元気になると信じて、常に励まし続けた。



そんな弟には、一つの楽しみがあった。

それは、とあるトレカ集めであった。



弟は検査を頑張った時や、いい子にしている時にウエハースを買ってもらって、ワクワクしながらカードを見て「またダブりか~!」だったり「キター!!」だったり喜怒哀楽するのが日課となっていた。



そうして毎日カードを集め続け、ついに残り一種を残すのみになった。

だが残った一種はレアカードで、なかなか出てこなかった。



弟は彼女に「このカードを全種そろえるのが夢なんだ!」と楽しそうに語っていた。





そしてある時、彼女は店でふと、弟がいつも買っているウエハースチョコが目に入った。



試しに一つ買ってみると、なんと弟が持っていない、残り一種のレアカードが入っていた。



彼女はいつも弟から話を聞いていたので、それがすぐに弟が探していたカードだと分かった。





「やったー! これで全種コンプリート!」



と彼女は喜び、すぐに弟に連絡しようと思った矢先、病院から連絡が入った。



───弟の容態が、突然悪化したのだ。



彼女はすぐに病院へ向かい、必死で看病したが、弟は目を覚ますことなく、そのまま他界してしまった。







それから少しして、弟の葬式が始まった。



棺おけで安らかに眠る弟の隣に、彼女は弟がコレクションしていたカード全部と、自分が最後に当てたカードをそっと添えた。



「ゴメンね。これで、夢。叶ったっていえるかなあ?」



そうつぶやきながら、彼女は目に涙を浮かべて、泣いた。



弟と、そのカードの入った棺おけが、ゆっくりと火葬されていった。