みんなのブックマーク

日曜日の楽しみは、兄妹揃ってのおやつの時間。

「いただきます！」

食事の始めに元気よく言った女の子は、一心不乱に目の前のかき氷を食べ進める。
そして食べ終わったのだが…。

「お兄ちゃん、｛口内炎｝大丈夫〜？」
「げきつう。」

女の子の兄は口内炎を庇って食べるのが遅くなっていた。
二人揃って「ごちそうさま」を言いたい優しき女の子は、兄の口内炎に「いたいのいたいのとんでいけ」を唱えた。

凄腕マジシャンなので全国各地にひっぱりだこ。

マネージャーが死ぬほど予定を詰めてくるので、何としてでも休みたいベルンは、
少しでも雨が降ると中止だったり電車が遅延しているから中止だったり何かにかこつけて中止にすることで、過激スケジュールを乗り切ろうとしているから。

カメオは左手にスマホ、右手にカップ麺を持ったまま部屋に向かって歩いていた。
疲れもたまっていたのだろう。カメオはベッドの上にスマホを投げたつもりで、右手のものを放り投げた。

さーて、3分経ったしカップ麺を食べよう。そう思って左手を見ると投げたはずのスマホがある。
ベッドの上の惨状を想像し、確認せずに右手のものをぶちまけたことをカメオは深く後悔した。

きれいな虹に見とれてしまって天気を操ることに集中できないから

大好きな猫ちゃんと一緒に幸せそうにベッドに入るカメコ。
しかし寝室にある古時計の12時の鐘の音色にびっくりして猫が寝室を出て階段を下っていく。

「まって～～」

少しでも一緒に猫ちゃんと寝て、幸せを感じていたいと猫ちゃんを追いかけて階段を一目散に下っていくカメコだった。