「罪は誰が償うべきか」「1ブックマーク」
やぁ、僕の名前は至。気軽に「いたる」若しくは「イタさん」と呼んでくれ。あっ「名探偵さん」でもいいぞ! なんたって僕は街一番の名探偵と呼ばれているからな! 誰だ今「その街には探偵が一人しかいないのか」って言った奴! 確かにそうなんだけども!
閑話休題。さて、名探偵たる僕は今、一つの殺人事件にぶつかっている。しかもただの殺人事件じゃないぞ、密室殺人事件だ! 密室! あぁなんと甘美な響き……っ! 失敬。
今回の被害者の名前はグレゴール君。僕の名前が漢字なのに被害者の名前が片仮名なのは気にしないでくれ。さてこのグレゴール君、夜寝る時に鍵を厳重に閉めないと眠れないと言う心配性の青年で、殺された日も玄関の鍵は勿論、彼の自室にも鍵がかかっていたという。彼の死に場所は、自室のベッドの上。どうやら、胸を短剣で一突きされたらしい。悲しいかな、グレゴール君は死後もしばらくそのまま放置され、部屋から出て来ない彼を心配した父親がドアを破壊してこの死体を発見したとのこと。そういえばこの父親がなかなかに乱暴な奴で、なんとチェーンソーでドアを……えっその話は知ってる? あっそう。
と、とにかくだ。この難解な密室殺人を解くために、君たちの力を借りたい。君たちの質問を、僕が容疑者の皆さんにきいてくるから、その情報を頼りに犯人を見つけてくれ。それじゃあ、お手柔らかに頼むよ!
【容疑者リスト】
アダム:グレゴール君のお父さん。
イブ:グレゴール君のお母さん。
エリス:グレゴール君の妹さん。
ジュリエット:グレゴール君の恋人。
ロミオ:グレゴール君の幼馴染にして、ジュリエットのお兄さん。
アリス:グレゴール君の同僚。
(今回は真犯人が分かっても一週間経過するまで解説は出しません。是非この物語の謎を、全て解き明かしてください)
閑話休題。さて、名探偵たる僕は今、一つの殺人事件にぶつかっている。しかもただの殺人事件じゃないぞ、密室殺人事件だ! 密室! あぁなんと甘美な響き……っ! 失敬。
今回の被害者の名前はグレゴール君。僕の名前が漢字なのに被害者の名前が片仮名なのは気にしないでくれ。さてこのグレゴール君、夜寝る時に鍵を厳重に閉めないと眠れないと言う心配性の青年で、殺された日も玄関の鍵は勿論、彼の自室にも鍵がかかっていたという。彼の死に場所は、自室のベッドの上。どうやら、胸を短剣で一突きされたらしい。悲しいかな、グレゴール君は死後もしばらくそのまま放置され、部屋から出て来ない彼を心配した父親がドアを破壊してこの死体を発見したとのこと。そういえばこの父親がなかなかに乱暴な奴で、なんとチェーンソーでドアを……えっその話は知ってる? あっそう。
と、とにかくだ。この難解な密室殺人を解くために、君たちの力を借りたい。君たちの質問を、僕が容疑者の皆さんにきいてくるから、その情報を頼りに犯人を見つけてくれ。それじゃあ、お手柔らかに頼むよ!
【容疑者リスト】
アダム:グレゴール君のお父さん。
イブ:グレゴール君のお母さん。
エリス:グレゴール君の妹さん。
ジュリエット:グレゴール君の恋人。
ロミオ:グレゴール君の幼馴染にして、ジュリエットのお兄さん。
アリス:グレゴール君の同僚。
(今回は真犯人が分かっても一週間経過するまで解説は出しません。是非この物語の謎を、全て解き明かしてください)
18年06月19日 22:46
【亀夫君問題】 [至告]
【亀夫君問題】 [至告]
とりあえず第一部終了! 至君の次の活躍にご期待ください。
解説を見る
「犯人は家に入った後、屋根裏に侵入。そしてグレゴール君の部屋の上に辿り着いたら屋根裏から降りて、用意していた短剣でグレゴール君をぐさり! ……これがグレゴール君の殺し方だ。そうだろ、ロミオ?」
突然名前を呼ばれたロミオは、当然「な、なんで僕に!」ときいてきた。
「なんでって、犯人が君だからだよ?」
沈黙。犯人が激昂すると面倒くさいので、この隙に証拠をあげてしまおう。
「証拠は、この家の間取り。君の部屋にあったよ」
「それが何の証拠になるっていうんだ!」
残念なことに、彼は君たちほど想像力が豊かではないようだ。さて、哀れなロミオのために説明せねば。
「では逆に、何の因果があって君がこの家の間取りを必要とする? それは簡単、グレゴール君の部屋を確実に把握するためだ」
そこでロミオの言葉が詰まる。再びの沈黙。
「そんなっ、どうしてお兄様が……!」
泣き崩れるジュリエットを尻目に、僕は淡々と説明を始めた。
「グレゴール君は確かに休まない社員だったけど、業績がいいわけではない。むしろ平均より下なくらいだ。そうでしょ? アリス」
僕の言葉に、アリスは頷く。
「そんな彼と付き合い続けて、妹ちゃんが幸せになれるとは思わなかったんだろうね。しかし別れろと言っても、羨ましいほどラブラブカップルな君らを引きはがすのは至難の業だ。だから……」
「だから、だから殺したって言うの……?」
すがるような目で兄を見つめるジュリエットだったが、ロミオは残酷にも、小さく頷いた。
「だって、しっかり働いているのに業績が悪い男に、最愛の妹を任せられるか! 確かに別れて欲しいとは思ってた。でも、あいつが『殺すしかない』って言ったから! だから僕は!」
突然出てきた「あいつ」に場がざわめく。その言葉は、共犯者の存在を意味していた。しかし。
「諦めろ」
僕は、犯人に何度も言った言葉を投げつける。
「今回の犯行は完全に君の私情。誰も、共犯者がいるとは信じられないさ」
膝をつくロミオ。遠くから、サイレンの音が聞こえてきた。
彼が言った「あいつ」につながるものは、何一つ出て来なかったらしい。ロミオ君、犯人とやり取りした手紙はちゃんと言いつけ通り燃やしてくれたようだね……えっなんでそれを僕が知ってるかって? 決まってんじゃん。僕が、ロミオにグレゴール君を殺させたからだよ。
───────────────────────────
『以下は個人的な愚痴、というか反省、というか言い訳、というか。まぁ裏設定知りたい方は読んでください』……本当なんなんだこのメモ?
閑話休題。今回のあまりにも緩すぎる密室、そしてあまりにも緩すぎる犯人捜しを裏で組み立てていたのは、何を隠そうこの僕だ。実際のミステリーなら、確実に叩かれる。撲殺レベルでフルボッコにされる問題だろうね。
実は、僕が犯行に助言をしたのは一度や二度じゃない。その度に、誰でも殺しが出来た状況に置いて殺人を行わせた。葉は森の中に、真犯人は多数の容疑者の中に隠せってね。で、今回は密室殺人事件を起こしてみようと思ったんだが……うーん、やっぱりいつもの癖が出ちゃってね。結局誰でも殺せる状況になっちゃった。その点に関しては謝罪しよう。
うん? その犯人を自分の手で暴いちゃ意味がない? いやいや、謎は作ったからには解かないと。それに、犯行方法を指示すれば犯人から、犯人を暴けば遺族から、加害者と被害者の両方からお金がもらえるんだ。こんな稼ぎのいい趣味、やめられるわけがない。
通常のミステリーとは違った視点での犯人捜しだったが、どうだったかい? 張り合いがなかった人のために、今度はちゃんとした密室殺人事件をお送りしよう。まずは今回、参加ありがとうね。
突然名前を呼ばれたロミオは、当然「な、なんで僕に!」ときいてきた。
「なんでって、犯人が君だからだよ?」
沈黙。犯人が激昂すると面倒くさいので、この隙に証拠をあげてしまおう。
「証拠は、この家の間取り。君の部屋にあったよ」
「それが何の証拠になるっていうんだ!」
残念なことに、彼は君たちほど想像力が豊かではないようだ。さて、哀れなロミオのために説明せねば。
「では逆に、何の因果があって君がこの家の間取りを必要とする? それは簡単、グレゴール君の部屋を確実に把握するためだ」
そこでロミオの言葉が詰まる。再びの沈黙。
「そんなっ、どうしてお兄様が……!」
泣き崩れるジュリエットを尻目に、僕は淡々と説明を始めた。
「グレゴール君は確かに休まない社員だったけど、業績がいいわけではない。むしろ平均より下なくらいだ。そうでしょ? アリス」
僕の言葉に、アリスは頷く。
「そんな彼と付き合い続けて、妹ちゃんが幸せになれるとは思わなかったんだろうね。しかし別れろと言っても、羨ましいほどラブラブカップルな君らを引きはがすのは至難の業だ。だから……」
「だから、だから殺したって言うの……?」
すがるような目で兄を見つめるジュリエットだったが、ロミオは残酷にも、小さく頷いた。
「だって、しっかり働いているのに業績が悪い男に、最愛の妹を任せられるか! 確かに別れて欲しいとは思ってた。でも、あいつが『殺すしかない』って言ったから! だから僕は!」
突然出てきた「あいつ」に場がざわめく。その言葉は、共犯者の存在を意味していた。しかし。
「諦めろ」
僕は、犯人に何度も言った言葉を投げつける。
「今回の犯行は完全に君の私情。誰も、共犯者がいるとは信じられないさ」
膝をつくロミオ。遠くから、サイレンの音が聞こえてきた。
彼が言った「あいつ」につながるものは、何一つ出て来なかったらしい。ロミオ君、犯人とやり取りした手紙はちゃんと言いつけ通り燃やしてくれたようだね……えっなんでそれを僕が知ってるかって? 決まってんじゃん。僕が、ロミオにグレゴール君を殺させたからだよ。
───────────────────────────
『以下は個人的な愚痴、というか反省、というか言い訳、というか。まぁ裏設定知りたい方は読んでください』……本当なんなんだこのメモ?
閑話休題。今回のあまりにも緩すぎる密室、そしてあまりにも緩すぎる犯人捜しを裏で組み立てていたのは、何を隠そうこの僕だ。実際のミステリーなら、確実に叩かれる。撲殺レベルでフルボッコにされる問題だろうね。
実は、僕が犯行に助言をしたのは一度や二度じゃない。その度に、誰でも殺しが出来た状況に置いて殺人を行わせた。葉は森の中に、真犯人は多数の容疑者の中に隠せってね。で、今回は密室殺人事件を起こしてみようと思ったんだが……うーん、やっぱりいつもの癖が出ちゃってね。結局誰でも殺せる状況になっちゃった。その点に関しては謝罪しよう。
うん? その犯人を自分の手で暴いちゃ意味がない? いやいや、謎は作ったからには解かないと。それに、犯行方法を指示すれば犯人から、犯人を暴けば遺族から、加害者と被害者の両方からお金がもらえるんだ。こんな稼ぎのいい趣味、やめられるわけがない。
通常のミステリーとは違った視点での犯人捜しだったが、どうだったかい? 張り合いがなかった人のために、今度はちゃんとした密室殺人事件をお送りしよう。まずは今回、参加ありがとうね。
「しにがみ差別」「1ブックマーク」
カメオの前に死神が現れた
カメオ「俺を殺しに来たのか。」
死神は首を振り否定した。ただ旅行に来ているだけだという。
カメオ「死神が旅行なんてするのか?」
死神「してはいけませんか?」
その後死神はすぐに冥界に帰った
なぜだろう
カメオ「俺を殺しに来たのか。」
死神は首を振り否定した。ただ旅行に来ているだけだという。
カメオ「死神が旅行なんてするのか?」
死神「してはいけませんか?」
その後死神はすぐに冥界に帰った
なぜだろう
21年08月29日 22:21
【ウミガメのスープ】 [アルタ]
【ウミガメのスープ】 [アルタ]
解説を見る
カメオ「それはいいけど、そのでかい鎌とか絶対に銃刀法違反で捕まるぞ。」
死神「これは気づきませんでした。では置いてくるとしましょう。」
死神「これは気づきませんでした。では置いてくるとしましょう。」
「携帯電話と電話ボックス」「1ブックマーク」
携帯電話が普及し始めたために、電話ボックス内の公衆電話が撤去された。
しかし、その電話ボックス自体は撤去されなかったという。
もちろんその電話ボックスを撤去することも可能だったのに、一体なぜ撤去されなかったのだろう?
しかし、その電話ボックス自体は撤去されなかったという。
もちろんその電話ボックスを撤去することも可能だったのに、一体なぜ撤去されなかったのだろう?
21年09月11日 16:08
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
【ウミガメのスープ】 [ベルン]
解説を見る
その電話ボックスは図書館の中にある。
静かにしなければいけない図書館の中で、図書館の利用客がその電話ボックスの中で(携帯を使って)電話するため、電話ボックスは撤去されなかった
静かにしなければいけない図書館の中で、図書館の利用客がその電話ボックスの中で(携帯を使って)電話するため、電話ボックスは撤去されなかった
「卵」「1ブックマーク」
太郎くんは謎の卵を拾った
親から温めたらもしかしたら生まれるかもねと言われ
一生懸命に温めても変化は無し
太郎くんはあることを思いつきそれを実行 数分後卵は無残な姿に
一体なぜ?
親から温めたらもしかしたら生まれるかもねと言われ
一生懸命に温めても変化は無し
太郎くんはあることを思いつきそれを実行 数分後卵は無残な姿に
一体なぜ?
21年09月11日 22:49
【ウミガメのスープ】 [紅ウルフ]
【ウミガメのスープ】 [紅ウルフ]
知ってる人は はやいかも
解説を見る
お母さんがいつもレンジで何かを温めてたことを思い出して
謎の卵をレンジにいれてワクワク待っていたが
卵は爆発してバラバラに
謎の卵をレンジにいれてワクワク待っていたが
卵は爆発してバラバラに
「宴」「1ブックマーク」
一面に広がるは赤。
そこにはバラバラになった物言わぬ死体が転がっていた。よく見ると赤に交じって白い腹や腕なども見えている。
あたりは静寂だ。ただ、一つの音だけがその空間に響く。ただひたすらに何かを破壊する音だけが。
男のまわりに何人か居るが、いずれも物一つ言わず。ただ一点を見つめている者。男と同じように破壊行為にいそしむ者。様々だ。
カメオは台の上でバラバラになった足を持ち上げ刃を突き刺した。ニタニタと笑いながら。
一通りの事を終え、刃を台に置いたカメオは転がっているうちの一つの足を持ち上げこう言った。
〇〇〇〇〇〇と。
すると周りに居た男がにも刃を早くよこせといわんばかりに男を急かした。
〇〇〇〇〇〇とは?
そこにはバラバラになった物言わぬ死体が転がっていた。よく見ると赤に交じって白い腹や腕なども見えている。
あたりは静寂だ。ただ、一つの音だけがその空間に響く。ただひたすらに何かを破壊する音だけが。
男のまわりに何人か居るが、いずれも物一つ言わず。ただ一点を見つめている者。男と同じように破壊行為にいそしむ者。様々だ。
カメオは台の上でバラバラになった足を持ち上げ刃を突き刺した。ニタニタと笑いながら。
一通りの事を終え、刃を台に置いたカメオは転がっているうちの一つの足を持ち上げこう言った。
〇〇〇〇〇〇と。
すると周りに居た男がにも刃を早くよこせといわんばかりに男を急かした。
〇〇〇〇〇〇とは?
21年09月10日 21:02
【20の扉】 [闇汁]
【20の扉】 [闇汁]
お遊びな実験作です。24時間限定問題。
解説を見る
A、イタダキマス
以上、死んだ蟹目線でのカメオ家の夕食風景でした。
カメオは家族の前で自分だけ刃を使って食べられる準備を整え、『いただきます!』と言って蟹にがっつこうとしました。その結果、カメオの親父には『おいお前先に食うな!俺にも早く刃よこせよ』とムスッとし、お袋には『こら!一人で勝手に食おうとしてるんじゃない!』と怒られました。
蟹を使って出来るだけカニバリズム感を出すために何とか頑張ってワードを抜き出した苦肉の策品です。
以上、死んだ蟹目線でのカメオ家の夕食風景でした。
カメオは家族の前で自分だけ刃を使って食べられる準備を整え、『いただきます!』と言って蟹にがっつこうとしました。その結果、カメオの親父には『おいお前先に食うな!俺にも早く刃よこせよ』とムスッとし、お袋には『こら!一人で勝手に食おうとしてるんじゃない!』と怒られました。
蟹を使って出来るだけカニバリズム感を出すために何とか頑張ってワードを抜き出した苦肉の策品です。