「【ラテシンからの挑戦状】レアカード!」「3Good」
物語:2票納得感:1票
百円のカード入りウエハースチョコを買った少女。
すると中身はなんと、まだ持っていないレアカードだった。
少女「やったー! これで全種コンプリート!」
カードを見て少女は喜んだがその後、泣く泣くそのカードを燃やすこととなる。
一体どうして?
この問題は、ラテシンからの過去問です。約7年前のものですが、知らない方、答えを忘れた方のみご参加いただけますと幸いです。
すると中身はなんと、まだ持っていないレアカードだった。
少女「やったー! これで全種コンプリート!」
カードを見て少女は喜んだがその後、泣く泣くそのカードを燃やすこととなる。
一体どうして?
この問題は、ラテシンからの過去問です。約7年前のものですが、知らない方、答えを忘れた方のみご参加いただけますと幸いです。
20年12月06日 00:11
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
過去問です。お見事でした。
解説を見る
彼女には、一人の弟がいた。
だが弟は生まれつき体が弱く、病院に入院している。
───医者の話によると、もう永くはないらしい。
だが彼女は、弟がいつか元気になると信じて、常に励まし続けた。
そんな弟には、一つの楽しみがあった。
それは、とあるトレカ集めであった。
弟は検査を頑張った時や、いい子にしている時にウエハースを買ってもらって、ワクワクしながらカードを見て「またダブりか~!」だったり「キター!!」だったり喜怒哀楽するのが日課となっていた。
そうして毎日カードを集め続け、ついに残り一種を残すのみになった。
だが残った一種はレアカードで、なかなか出てこなかった。
弟は彼女に「このカードを全種そろえるのが夢なんだ!」と楽しそうに語っていた。
そしてある時、彼女は店でふと、弟がいつも買っているウエハースチョコが目に入った。
試しに一つ買ってみると、なんと弟が持っていない、残り一種のレアカードが入っていた。
彼女はいつも弟から話を聞いていたので、それがすぐに弟が探していたカードだと分かった。
「やったー! これで全種コンプリート!」
と彼女は喜び、すぐに弟に連絡しようと思った矢先、病院から連絡が入った。
───弟の容態が、突然悪化したのだ。
彼女はすぐに病院へ向かい、必死で看病したが、弟は目を覚ますことなく、そのまま他界してしまった。
それから少しして、弟の葬式が始まった。
棺おけで安らかに眠る弟の隣に、彼女は弟がコレクションしていたカード全部と、自分が最後に当てたカードをそっと添えた。
「ゴメンね。これで、夢。叶ったっていえるかなあ?」
そうつぶやきながら、彼女は目に涙を浮かべて、泣いた。
弟と、そのカードの入った棺おけが、ゆっくりと火葬されていった。
だが弟は生まれつき体が弱く、病院に入院している。
───医者の話によると、もう永くはないらしい。
だが彼女は、弟がいつか元気になると信じて、常に励まし続けた。
そんな弟には、一つの楽しみがあった。
それは、とあるトレカ集めであった。
弟は検査を頑張った時や、いい子にしている時にウエハースを買ってもらって、ワクワクしながらカードを見て「またダブりか~!」だったり「キター!!」だったり喜怒哀楽するのが日課となっていた。
そうして毎日カードを集め続け、ついに残り一種を残すのみになった。
だが残った一種はレアカードで、なかなか出てこなかった。
弟は彼女に「このカードを全種そろえるのが夢なんだ!」と楽しそうに語っていた。
そしてある時、彼女は店でふと、弟がいつも買っているウエハースチョコが目に入った。
試しに一つ買ってみると、なんと弟が持っていない、残り一種のレアカードが入っていた。
彼女はいつも弟から話を聞いていたので、それがすぐに弟が探していたカードだと分かった。
「やったー! これで全種コンプリート!」
と彼女は喜び、すぐに弟に連絡しようと思った矢先、病院から連絡が入った。
───弟の容態が、突然悪化したのだ。
彼女はすぐに病院へ向かい、必死で看病したが、弟は目を覚ますことなく、そのまま他界してしまった。
それから少しして、弟の葬式が始まった。
棺おけで安らかに眠る弟の隣に、彼女は弟がコレクションしていたカード全部と、自分が最後に当てたカードをそっと添えた。
「ゴメンね。これで、夢。叶ったっていえるかなあ?」
そうつぶやきながら、彼女は目に涙を浮かべて、泣いた。
弟と、そのカードの入った棺おけが、ゆっくりと火葬されていった。
「捨て身の最終奥義」「3Good」
トリック:2票納得感:1票
記者会見の席で、
ワタベは相手の実名を口にしたため、
それ以上の怒声を浴びずに済んだ。
どういうことか。
ワタベは相手の実名を口にしたため、
それ以上の怒声を浴びずに済んだ。
どういうことか。
20年12月11日 00:37
【ウミガメのスープ】 [油獣]
【ウミガメのスープ】 [油獣]
解説を見る
お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部と児嶋が記者会見に出席している。
児嶋は名前を間違えられることが多く、その度によく「児嶋だよ!」と怒声を発する。
やりとりの中で、渡部が児嶋をいじり、児嶋が怒鳴って返すという場面も多少見られたが、
最終的に、渡部は児嶋の事を「児嶋」と実名で呼んだため、
「児嶋だよ!」との怒声はそれ以上発動しなかった。
児嶋は名前を間違えられることが多く、その度によく「児嶋だよ!」と怒声を発する。
やりとりの中で、渡部が児嶋をいじり、児嶋が怒鳴って返すという場面も多少見られたが、
最終的に、渡部は児嶋の事を「児嶋」と実名で呼んだため、
「児嶋だよ!」との怒声はそれ以上発動しなかった。
「1万円」「3Good」
良質:3票
今日、不動屋さんに行った。
一万円の安い賃貸があったので、事故物件かきいた。
事故物件じゃ無いらしい。
がっかりだ。
なぜがっかりしたのでしょう?
一万円の安い賃貸があったので、事故物件かきいた。
事故物件じゃ無いらしい。
がっかりだ。
なぜがっかりしたのでしょう?
20年12月11日 21:53
【ウミガメのスープ】 [ぷあ]
【ウミガメのスープ】 [ぷあ]
解説を見る
この問題の人は幽霊で、仲間を探していた。
せっかく事故物件に出逢えたと思ったら、普通に安いだけだった。
せっかく事故物件に出逢えたと思ったら、普通に安いだけだった。
「ホッと心温まるアイスコーヒーの話」「3Good」
トリック:2票納得感:1票
店員にアイスコーヒーを注文したのに出てきたのは熱いコーヒーだった。
田中は最初コップを受け取った時、「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」と店員に文句を言ったが、店員の説明を聞いて感心した。
店員は田中になんて説明をしたのだろうか?
田中は最初コップを受け取った時、「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」と店員に文句を言ったが、店員の説明を聞いて感心した。
店員は田中になんて説明をしたのだろうか?
20年12月15日 23:34
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
【ウミガメのスープ】 [ダニー]
おひさ
解説を見る
店員にアイスコーヒーを注文したのにコーヒーマシンから抽出されて出てきたのは熱いコーヒーだった。
「これで氷が溶けてちょうど良い塩梅でアイスコーヒーになる訳ね!」
コンビニに初めてコーヒーマシンが導入されて、淹れたてのコーヒーが飲めるようになった頃。
田中も初めてコンビニでアイスコーヒーを注文した。
「アイスコーヒーを一つ」
しかし店員から渡されたのは氷しか入っていないプラスチック製のコップ。
「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」
これじゃアイスコーヒーじゃなくてアイスじゃねえかと思った田中は店員に文句を言った。
「あちらのコーヒーマシンにこのコップをセットしてボタンを押すと、アイスコーヒー用に濃く抽出された熱いコーヒーが出てきます。氷でコーヒーが冷やされてアイスコーヒーになるんです」
「な、な、な、なるほど! あ、頭良い!」
「・・・でしょ?」
なぜか得意げな店員に感謝を告げてコーヒーマシンの元へ向かう田中。
そして一行目へ。
「これで氷が溶けてちょうど良い塩梅でアイスコーヒーになる訳ね!」
コンビニに初めてコーヒーマシンが導入されて、淹れたてのコーヒーが飲めるようになった頃。
田中も初めてコンビニでアイスコーヒーを注文した。
「アイスコーヒーを一つ」
しかし店員から渡されたのは氷しか入っていないプラスチック製のコップ。
「頼んだのアイスコーヒーなんだけど?」
これじゃアイスコーヒーじゃなくてアイスじゃねえかと思った田中は店員に文句を言った。
「あちらのコーヒーマシンにこのコップをセットしてボタンを押すと、アイスコーヒー用に濃く抽出された熱いコーヒーが出てきます。氷でコーヒーが冷やされてアイスコーヒーになるんです」
「な、な、な、なるほど! あ、頭良い!」
「・・・でしょ?」
なぜか得意げな店員に感謝を告げてコーヒーマシンの元へ向かう田中。
そして一行目へ。
「【らてクエ3リサイクル】8/29日の晩ごはん」「3Good」
良質:3票
「ねえねえ、一昨日の晩ごはん覚えてる?」
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?
らてクエ3問題文決定戦、「マクガフィン」様の問題です
娘にそう問いかけられた男は、一昨日の晩ごはんを思い出せなかったので、娘がもうじき死ぬことを悟った。
かろうじて昨日の晩ごはんがハンバーグであったことを思い出した男が「一昨日の夜はハンバーグだったよ」と返事をしたのは、娘のためを思っての行動なのだが、
一体どういうことだろう?
らてクエ3問題文決定戦、「マクガフィン」様の問題です
20年12月23日 22:57
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
【ウミガメのスープ】 [ドラノール12]
解説を見る
【8/32 +逾槭???繧、繧ソ繧コ繝ゥ日目】
今日は、8月31日。
だけど本当は今日が何日か、いや、何年かすら私にはもうわからない。
私と娘は、何の因果なのかずっとこの8月31日をループしているのだ。
最初はなんとかこのループを終わらせる手立てをと考えていたが、それもずっと昔に万策が尽きている。
いつのまにか、ずっとこうして机に突っ伏しているだけであった。
それは目の前の娘もそうだった。
見た目は小学生の娘で、世界から見れば実際まだ小学生の娘なのだろう。
しかしこのループの間、娘の精神は成熟し、そして果てには私と同様に枯れつつある。
「おとうさん、ごめんね……」
不意に娘が謝った。
「私ね、『昨日』。もっと夏休みが続けばいいのに、って願っちゃったんだあ……いつまでも終わらなければいいのにって。ははは……」
娘は乾いた笑いでつぶやくように言った。
小学生らしい、可愛らしい願いだ。ただそれを、悪意ある『なにか』が叶えたのだろうと私は漠然と思った。
「ねえねえ、」
娘が、続けて尋ねる。
「一昨日の晩ごはん覚えてる?」
私はふと『一昨日』のことを思い出そうとした。それは8月31日のことは指していないだろう。
8月29日の、晩ごはんーー。
しかし、私はもうそれを思い出すことはできなかった。
それだけ、永い時を過ごしてきたのだ。多分娘ももう覚えていないのだろう。
おそらく、娘も、私ももうじき死ぬ。
それは肉体的な死ではないかもしれない。周りから見れば死んでいないように見えるかもしれない。
しかしなににも反応することなく、全てを諦めて、思考と人間性を捨ててロボットのように如何なる感動も覚えずにタスクのように日々をこなす。
これは「死」と同義だ。
精神的な「死」だ。魂の「死」だ。
もうじき、私たちは死ぬだろう。
私は、かろうじて『昨日』、8月30日の晩ごはんを思い出した。
その日は、娘の誕生日だ。
誕生日の日は、娘の大好物のハンバーグでお祝いすることになっていたはずだ。
ああ、これは気休めにもならないかもしれないが。
それでも私は言った。
「一昨日の夜はハンバーグだったよ」
娘は一瞬驚いたように目を少し見開いて、こちらを見た。娘も覚えていたのだ。この我が家のルールを。
しかし私のどこかイタズラっぽいような、申し訳ないような表情を見たのだろう。
どこかがっかりしたような、そんな表情を浮かべて、再度机に伏した。
「おとうさん、変な冗談はやめて。本当に一瞬、{8月30日が一昨日になったかと思ったじゃん}」
「ごめんごめん」
「ううん、でも久々に、ちょっと胸が高鳴った、かも……」
娘が再度顔を上げ、笑みを浮かべた。
その笑みは在りし日の、まだこの地獄を知らない少女のもののようだった。
今日は、8月31日。
だけど本当は今日が何日か、いや、何年かすら私にはもうわからない。
私と娘は、何の因果なのかずっとこの8月31日をループしているのだ。
最初はなんとかこのループを終わらせる手立てをと考えていたが、それもずっと昔に万策が尽きている。
いつのまにか、ずっとこうして机に突っ伏しているだけであった。
それは目の前の娘もそうだった。
見た目は小学生の娘で、世界から見れば実際まだ小学生の娘なのだろう。
しかしこのループの間、娘の精神は成熟し、そして果てには私と同様に枯れつつある。
「おとうさん、ごめんね……」
不意に娘が謝った。
「私ね、『昨日』。もっと夏休みが続けばいいのに、って願っちゃったんだあ……いつまでも終わらなければいいのにって。ははは……」
娘は乾いた笑いでつぶやくように言った。
小学生らしい、可愛らしい願いだ。ただそれを、悪意ある『なにか』が叶えたのだろうと私は漠然と思った。
「ねえねえ、」
娘が、続けて尋ねる。
「一昨日の晩ごはん覚えてる?」
私はふと『一昨日』のことを思い出そうとした。それは8月31日のことは指していないだろう。
8月29日の、晩ごはんーー。
しかし、私はもうそれを思い出すことはできなかった。
それだけ、永い時を過ごしてきたのだ。多分娘ももう覚えていないのだろう。
おそらく、娘も、私ももうじき死ぬ。
それは肉体的な死ではないかもしれない。周りから見れば死んでいないように見えるかもしれない。
しかしなににも反応することなく、全てを諦めて、思考と人間性を捨ててロボットのように如何なる感動も覚えずにタスクのように日々をこなす。
これは「死」と同義だ。
精神的な「死」だ。魂の「死」だ。
もうじき、私たちは死ぬだろう。
私は、かろうじて『昨日』、8月30日の晩ごはんを思い出した。
その日は、娘の誕生日だ。
誕生日の日は、娘の大好物のハンバーグでお祝いすることになっていたはずだ。
ああ、これは気休めにもならないかもしれないが。
それでも私は言った。
「一昨日の夜はハンバーグだったよ」
娘は一瞬驚いたように目を少し見開いて、こちらを見た。娘も覚えていたのだ。この我が家のルールを。
しかし私のどこかイタズラっぽいような、申し訳ないような表情を見たのだろう。
どこかがっかりしたような、そんな表情を浮かべて、再度机に伏した。
「おとうさん、変な冗談はやめて。本当に一瞬、{8月30日が一昨日になったかと思ったじゃん}」
「ごめんごめん」
「ううん、でも久々に、ちょっと胸が高鳴った、かも……」
娘が再度顔を上げ、笑みを浮かべた。
その笑みは在りし日の、まだこの地獄を知らない少女のもののようだった。