みんなのGood

水曜日の、朝7時。「4Good」
物語:4票
カイトに片思いしているユキミは、最近になって、カイトの姿を目にすると必死で息を止めるようになった。

どういうこと?
20年07月03日 20:58
【ウミガメのスープ】 [輝夜]

ご参加ありがとうございました!




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「大丈夫ですか?」

その柔らかくて心地よい声と、さらりと流れる長めの黒髪。差し出された手は、暖かくて。
その時ユキミは、恋に落ちた。

その日以来、ユキミは、隣の家に住むカイトに片思いしている。
だが、いつも多忙なカイトの姿を、ユキミが見ることはほとんどなかった。
そんなユキミが、唯一カイトの姿を見ることができる時。

水曜日の、朝七時。

普段は早くに家を出るカイトだが、毎週水曜日だけは、ユキミも起きている時間に家を出る。
家を出るカイトを、{部屋の窓越し}に見ることが、ユキミのささやかな幸せだった。



赤く染まった葉が降り積もり、冷たい風が吹き始めるころ。

水曜日の、朝七時。
ユキミはいつものように窓辺に立つ。

カタリ、と扉を開ける微かな音が聞こえた。
はやる気持ちを抑え、窓に顔を近づけた、瞬間。
ユキミの視界が、{白一色}に染まった。

{冬}になり気温が低くなったため、ユキミの吐き出した息で、{ガラス窓が曇ってしまった}のだ。

慌てて窓を拭い、外を見た時には、もうカイトの姿は見えなくなっていた。

その日から、冬の間は、カイトが見えなくなるまで、ユキミは必死で息を止めるようになった。
{カイトの姿を見るために。}



とある水曜日の、朝七時。
必死で息を止めるユキミが立つ窓を、カイトがちらりと見た。
視線が絡み合い、カイトがユキミに軽く手を振る。

再び、ユキミの視界が白一色に染まった。
慌てて窓を拭い、外を見た時。

カイトはまだ、そこにいた。

【簡易解説】
カイトに片思いするユキミは、いつも、{部屋の窓}からカイトが出かける様子を見ていた。
だが、冬になったため、窓に近づくと{息で窓が曇り}、カイトの姿が見えなくなってしまう。そのため、ユキミはカイトが出かける時、{カイトの姿を見るため}に、息を止めるようになった。
納得感:4票
逆さまになったコウイチが高速移動しているのを眺めていたユウジの心情は以下の通り。

①せっかく作ったのにもったいない!
②今夜は寿司か?

いったい何があったのか?
20年07月05日 18:52
【ウミガメのスープ】 [休み鶴]

筋肉の躍動!!




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母がネーム入りのアイドルうちわで酢飯を冷ましていたのだった。
the fourth avenue cafe「4Good」
納得感:4票
おとずれたカフェで、ホンダは本をひらいたが、ふとめがあったじょせいがとじたので、ホンダはすぐにカフェをでた。

いったいなぜ?

※質問5で闇スープになります。まずは問題文を読みやすくがオススメ!
(まとめとしてヒントに出します)
20年07月07日 18:51
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

会話で使えるウミガメ




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「訪れたカフェで、ホンダは本を開いたが、ふと目が合った女性が閉じたので、ホンダはすぐにカフェを出た」

急な雨で雨宿りにカフェを訪れたホンダ。
とりあえず席に着き本を開いたが、ふと外を歩く女性と目が合った。
女性は傘をさしていたが、空を見て傘を閉じた。
雨が止んだのだと思ったホンダは、すぐにカフェを出たのだった。
小さな食卓「4Good」
物語:3票納得感:1票
1週間の出張を終え、カメオが久しぶりに自宅に帰って来ると、カメコはいつものように夕食を作っていた。
今日の献立はご飯と味噌汁に、カレイの煮付け、筑前煮、白菜の漬物。どれもカメオの大好物だ。もう50歳も近いカメオは、最近は食欲が湧かず、出張前はカメコの作った料理を残してしまうことが多かったが、この日の夕食はとても美味しく、久しぶりに完食した。
「どう?これならちゃんと食べられるでしょう?」
そう言って微笑むカメコを見て全てを理解したカメオは
「カメコ…すまない…本当にすまなかった……」と泣きながら謝罪した。
一体なぜ?
20年07月08日 19:20
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]

今回の出題以後、8月の例の試験終わりまで再びお暇を頂く予定です。




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カメオとその妻のウミコは皆が羨むほどのおしどり夫婦で、その一人娘であるカメコも明るく気立てが良い性格で近所の評判も良い。いつも笑顔の絶えない、とても仲の良い3人家族であった。また、ウミコは非常に料理上手で、下手な飲食店よりもウミコの作る料理の方が遥かに美味しいというレベルであり、カメオは結婚前からその味に惚れ込んでいた。カメオとカメコはいつもウミコの料理を楽しみにしていたのだった。

ところが、カメコが高校生になった頃、突如ウミコは重い病気を患い、そのまま亡くなってしまった。残された二人はとても悲しんだが、特にカメオは深く絶望し、生きる希望すら失ったようだといっても過言ではなかった。

ウミコが亡くなった後、カメコが代わりに料理を作ってくれるようになった。しかしカメコの作る料理は、決して不味くはなかったが、ウミコの料理と比べてしまうと天と地ほどの差があった。最愛のウミコを失い食欲が湧かなかったこともあり、カメオは娘の料理ですら全く食べる気が起きなかった。とはいえカメコの気持ちを無下にする訳にもいかないので、カメオは口ではカメコに感謝していたものの、実際には料理に少し口を付けただけで、残りはカメコにバレないように全て捨ててしまっていたのだ。それからもカメオは、カメコが作った料理を少し食べては残りを全て捨て、完食した振りをし続けた。

それからしばらくして、カメオは仕事で1週間ほど出張することになったが、それを終えて帰ってきた日の夕食のことである。その日の献立はご飯と味噌汁に、カレイの煮付け、筑前煮、白菜の漬物。どれも生前にウミコがよく作ってくれていた、カメオの大好物だ。以前までであれば手を叩いて喜んでいたことだろう。言うまでもなく、出張中もほとんど食べ物が喉を通らなかった。もう一度、ウミコの料理が食べたい…。そうしていつものように一口食べたカメオだったが、そこで衝撃を受けた。

その料理の味は、カメオが心から望んでいたウミコの料理と全く同じだったのだ。まるで、生き返ったウミコが生前と同じくこの料理を作ってくれたかのようだった。どの料理も非常に美味しく、カメオは夢中になって食べ進め、いつの間にか完食していた。
その様子を見たカメコは満足そうに、
「お父さん、どう?{これならちゃんと食べられる}でしょう?私、お母さんのと同じくらい美味しい料理を作るために、一緒懸命勉強したんだよ。お父さん、栄養不足で倒れちゃいそうで心配だったんだから。」と微笑んだ。

それを聞いてカメオはハッとした。カメコは、カメオが本当は料理を全く食べずに捨てていたことに気付いていたのだ。それでもカメコは自分のために料理を作り続けていた。そして、カメオが残さずに食べてくれる…ウミコが作ったのと同じくらい美味しい料理を作るために、カメコはカメオが出張に行っている間、自分の時間も返上して料理を勉強し、努力を重ねたに違いない。ウミコを亡くして悲しかったのは、カメコも同じだったはずだ。それでもカメコは、娘の作った料理を妻の料理と比べてろくに食べずに捨てていた、最低な自分のために……。

「カメコ…すまない…本当にすまなかった……。俺は、父親失格だ……。」カメオはただ泣きながら謝ることしか出来なかった。
「ううん、いいの。これからは二人で力を合わせて生きていこうよ。」
「……そうだな。俺がずっとこんなままじゃ、天国にいるウミコも安心できないよな。ありがとう、カメコ……。」

カメコは決して亡くなった妻の代わりなどではなく、血の繋がった大切な娘なのである。カメオは、カメコが一人立ちするまで責任を持って養うことこそウミコのために自分が出来ることだと考え、悲しみを乗り越えて二人で生きていくことを決意したのだ。

※簡易解説
カメオの最愛の妻ウミコが亡くなって以来、娘のカメコが代わりに料理を作るようになっていた。しかしカメオは抜群に料理上手であったウミコの料理と比べてしまい、妻を失った悲しさもありカメコの料理を食べる気が全く起きなかった。カメオはカメコの気持ちを無下にしないため、いつもバレないように料理をこっそり残して捨てていた。
ところが、ある日カメコの作った夕食はウミコの料理と遜色ないほど美味しいものであった。カメオは、カメコが料理を捨てられていることに気付いていながらも自分のために料理の努力をしていたと知り、カメコに感謝するとともに自らの行為を後悔して泣きながら謝罪した。

※元ネタとして、漫画版の「ミスター◯っ子(作:寺沢◯介)」にこんな感じの話がありました(小声)。
タイトルの元ネタは◯inema ◯taffというバンドの曲名。
Ballet mecanique「4Good」
物語:1票納得感:3票
舞台はちょっと先の未来。

天才バレエダンサーのスバルは、誰にも負けない技術と美貌を持っていたが、役に恵まれず脇役ばかりを演じていた。

ある日、交通事故に遭ってしまったスバルは、足を切断することになってしまった。

今までと同じように踊れなくなってしまったスバル。
しかし、舞台に復帰してからは今までと違い主役を任されることが格段に増えた。

スバルが義足のダンサーだということは公然の秘密であり、それを売りにして主役になったわけではない。

いったいなぜ?
20年07月08日 19:47
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

現実には多分ないですが、非現実とまでも言えないかな‥?




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天才ダンサー・スバルの悩み‥それは体重だった。
骨格的にどうしても減量に限界があり、男性に持ち上げられることのある主役級の役には恵まれなかった。

事故で足を切断することになり、義足のダンサーとなったスバル。
近未来の義足は見た目や動きを見ても全くわからない。
しかし、細かい動きはスバルにとっては違う‥。

以前と同じ踊りが出来なくなったスバル。
しかし、天才ダンサーのスバルはそれでも周りを圧倒する踊りを見せていた。

変わったことが1つ。
義足はとても軽く、スバルは義足含めての体重が軽くなったのだ。
そのことで体重の問題をクリアし、主役級を演じることが増えたのだった。