「幸せな二人」「2ブックマーク」
これは、とある朝の夫婦の話である。
「早く帰ってくる?」
突然の妻の一言に少々驚く夫。
夫は何も言わずに仕事へ向かった。
なぜ夫は何も言わなかったのか?
「早く帰ってくる?」
突然の妻の一言に少々驚く夫。
夫は何も言わずに仕事へ向かった。
なぜ夫は何も言わなかったのか?
19年10月29日 01:03
【ウミガメのスープ】 [たかはっさん]
【ウミガメのスープ】 [たかはっさん]

ココでは初めての投稿です。ゆっくりやりたいです。
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「早く帰ってくる?」
妻の朝っぱらからの大きな寝言。
返事しても意味がない。
起こさずに仕事に出かけよう。
夫が出てから10分後、イビキに変わっていた。
妻の朝っぱらからの大きな寝言。
返事しても意味がない。
起こさずに仕事に出かけよう。
夫が出てから10分後、イビキに変わっていた。
「ほんとのきもち」「2ブックマーク」
無欲な娘のためにお菓子を四つ買って帰る母親。
一体なぜ?
一体なぜ?
18年09月17日 22:17
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
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あれはいつの日だっただろうか。
会社からもらって帰ったお菓子二つを娘たちに与えた時のことだ。
その二つは種類が違っていて、「どっちがいい?」と二人の前に差し出した。
こっち、と二人は一つのお菓子を指差す。
「じゃあ、ジャンケンしよっか」
「はぁい。さーいしょーは…」
「えー、やだ!マナこっちがいいー!」
私の提案を遮って妹のマナは駄々をこねた。幼いから無理もないのだが、姉のユリだってまだ幼い。しかし、ユリはもう一つのお菓子を手に取った。
「いいよ、マナ。そっちあげる」
「あら……良かったね、マナ。お姉ちゃんくれるって」
「わーい!!おねえちゃん、ありがとー!」
妹にお菓子を譲ったユリは少し残念そうに笑った。
『えらいね、ユリ。お姉ちゃんだもんね』
ユリの優しさを褒めるつもりで私が口にした言葉。
しかしその一言が、後に彼女を縛る呪いの言葉になってしまった。
それからユリは、事あるごとに自分の本心をぐっと抑え込むようになった。
何かを選ぶ時には必ず妹を優先し、自分は残り物を手に取る。次第にそれが当たり前になっていったのだ。
それはユリ自身も自覚していた。母親が気を遣ってマナよりも先にユリに選ばせようとした時、ユリはごく自然に"自分が欲しい方"ではなく、"マナが選ばなさそうな方"を考えていたのだ。
母のサヤカは悩んだ。
そもそも選ぶ必要のないように同じものを買う?
いやいや、それでは意味がない。重要なのは「選ばない」ことではなく、「自分が欲しいものを選ぶ」ことだ。
そうしてサヤカの下した決断は、『二種類のものを二個ずつ買うこと』だった。
どちらかが一方を選んでも、まだ二種類選べる。そうすればユリが遠慮する必要もなくなるのではないか。
以来、サヤカは娘のために四つのお菓子を買って帰るようになった。
二人が一つずつ選んだあとに、残った二つを夫のタクヤと分ける。
同じ種類のものが二つ残った場合には話は早いのだが、一種類ずつが残った日には、サヤカとタクヤもどちらかを選ぶ必要があった。
「あなた好きな方選んでいいわよ」
そう口にして、サヤカはハッと気付く。自分もまた無意識に衝突を避ける癖がついているということに。
「…ここは公平に、ジャンケンで決めないか?」
そんなサヤカの心中を察したように、タクヤは笑った。
--------------------
【要約】
二人姉妹の姉ユリは、幼い頃から妹のマナを優先する癖がついて、いつしか自分の本当に欲しいものを選ぶことが出来なくなってしまった。
見かねた母親は、二種類のお菓子を各二つずつ買って帰るようになった。そうすれば、妹のマナがどちらを選んだとしても、ユリにも同等に選択権が与えられる。
そうして『自分の欲しいものを選ぶ』という経験をユリにも大事にしてもらいたかったのだ。
会社からもらって帰ったお菓子二つを娘たちに与えた時のことだ。
その二つは種類が違っていて、「どっちがいい?」と二人の前に差し出した。
こっち、と二人は一つのお菓子を指差す。
「じゃあ、ジャンケンしよっか」
「はぁい。さーいしょーは…」
「えー、やだ!マナこっちがいいー!」
私の提案を遮って妹のマナは駄々をこねた。幼いから無理もないのだが、姉のユリだってまだ幼い。しかし、ユリはもう一つのお菓子を手に取った。
「いいよ、マナ。そっちあげる」
「あら……良かったね、マナ。お姉ちゃんくれるって」
「わーい!!おねえちゃん、ありがとー!」
妹にお菓子を譲ったユリは少し残念そうに笑った。
『えらいね、ユリ。お姉ちゃんだもんね』
ユリの優しさを褒めるつもりで私が口にした言葉。
しかしその一言が、後に彼女を縛る呪いの言葉になってしまった。
それからユリは、事あるごとに自分の本心をぐっと抑え込むようになった。
何かを選ぶ時には必ず妹を優先し、自分は残り物を手に取る。次第にそれが当たり前になっていったのだ。
それはユリ自身も自覚していた。母親が気を遣ってマナよりも先にユリに選ばせようとした時、ユリはごく自然に"自分が欲しい方"ではなく、"マナが選ばなさそうな方"を考えていたのだ。
母のサヤカは悩んだ。
そもそも選ぶ必要のないように同じものを買う?
いやいや、それでは意味がない。重要なのは「選ばない」ことではなく、「自分が欲しいものを選ぶ」ことだ。
そうしてサヤカの下した決断は、『二種類のものを二個ずつ買うこと』だった。
どちらかが一方を選んでも、まだ二種類選べる。そうすればユリが遠慮する必要もなくなるのではないか。
以来、サヤカは娘のために四つのお菓子を買って帰るようになった。
二人が一つずつ選んだあとに、残った二つを夫のタクヤと分ける。
同じ種類のものが二つ残った場合には話は早いのだが、一種類ずつが残った日には、サヤカとタクヤもどちらかを選ぶ必要があった。
「あなた好きな方選んでいいわよ」
そう口にして、サヤカはハッと気付く。自分もまた無意識に衝突を避ける癖がついているということに。
「…ここは公平に、ジャンケンで決めないか?」
そんなサヤカの心中を察したように、タクヤは笑った。
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【要約】
二人姉妹の姉ユリは、幼い頃から妹のマナを優先する癖がついて、いつしか自分の本当に欲しいものを選ぶことが出来なくなってしまった。
見かねた母親は、二種類のお菓子を各二つずつ買って帰るようになった。そうすれば、妹のマナがどちらを選んだとしても、ユリにも同等に選択権が与えられる。
そうして『自分の欲しいものを選ぶ』という経験をユリにも大事にしてもらいたかったのだ。
「トリックオアトリート〜」「2ブックマーク」
エレベーターに乗ろうとしたカメオは先客の姿を見て腰を抜かした。
一体なぜ?
一体なぜ?
19年10月30日 16:46
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
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カメオはエレベーターに乗ろうと
【自分のいる階に留まっている】エレベーターのボタンを押した。
扉が開き、普通いないはずの先客の姿を見たカメオは腰を抜かした。
【自分のいる階に留まっている】エレベーターのボタンを押した。
扉が開き、普通いないはずの先客の姿を見たカメオは腰を抜かした。
「為せば成る!」「2ブックマーク」
ずらっと並んでいるものを見て、カメコはカメオを思い浮かべた。
そして、いつもより早起きすることを決めた。
どういうこと?
そして、いつもより早起きすることを決めた。
どういうこと?
19年10月30日 23:12
【ウミガメのスープ】 [みづ]
【ウミガメのスープ】 [みづ]

深夜のまったりスープ
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明日から、雨、雨、雨。
天気予報は雨マークがずらっと並んでいる。
ギリギリ校区内(つまり、遠い)の中学校に通っているカメコは、自転車通学である。
「合羽なんて、絶対いやだ!」
お年頃のカメコは、何としても合羽姿で登下校したくなかった。
カメオ君…カメオ君にだけは見られたくない!
「歩く。歩けば傘で行ける。自転車は…壊れた」
己に言い聞かせる。
徒歩30分。
自転車なら10分。
カメコは目覚まし時計をいつもより20分早く設定した。
天気予報は雨マークがずらっと並んでいる。
ギリギリ校区内(つまり、遠い)の中学校に通っているカメコは、自転車通学である。
「合羽なんて、絶対いやだ!」
お年頃のカメコは、何としても合羽姿で登下校したくなかった。
カメオ君…カメオ君にだけは見られたくない!
「歩く。歩けば傘で行ける。自転車は…壊れた」
己に言い聞かせる。
徒歩30分。
自転車なら10分。
カメコは目覚まし時計をいつもより20分早く設定した。
「反しりとり?」「2ブックマーク」
【みかんと新聞はともかくトイレは無理だ】とカメコは思った。
状況を補完してください。
状況を補完してください。
19年11月01日 18:37
【ウミガメのスープ】 [たけの子]
【ウミガメのスープ】 [たけの子]

早めにヒント出していきます
解説を見る
冬のある寒い日、
こたつに入っていたカメコとその家族。
お茶を汲もうとカメコがこたつから抜け出した途端に、
「みかん」
「新聞」
{「トイレ」}
と同じくこたつに入っていた家族からリクエストが殺到してしまった。
「みかんね、何個が良い?」
「はい新聞」
【「トイレは流石に代わりには行ってやれないよ!?」】
こたつに入っていたカメコとその家族。
お茶を汲もうとカメコがこたつから抜け出した途端に、
「みかん」
「新聞」
{「トイレ」}
と同じくこたつに入っていた家族からリクエストが殺到してしまった。
「みかんね、何個が良い?」
「はい新聞」
【「トイレは流石に代わりには行ってやれないよ!?」】