みんなのブックマーク

2020年にならないと出られない部屋「2ブックマーク」
薄暗く、饐えた臭いが漂う部屋。
そんな劣悪な環境でカメコは2019年の大晦日を過ごしていた。

鍵がかかっているわけでも、誰かに監視されているわけでもないのに、カメコはその部屋から出て行くそぶりを見せない。

しかし、年が明けて2020年になったことを確認すると、カメコはその部屋から脱出した。

一体どういう状況だろうか?
19年12月30日 19:27
【ウミガメのスープ】 [田中(吉田)]



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2019年もあと1時間で終わりという大晦日の23時頃、カメコは翌日友達と初詣に行くことになった。

初詣に行ったあとの計画を立てようと思い、カメコはネットで遊ぶ場所を調べようとしたのだが、
カメコのスマートフォンは通信速度制限にかかっており、
かつ家にWi-Fiもないので満足にネットを使うことが出来ない。

せっかちで少しの時間も無駄にしたくないカメコは、父親の部屋のパソコンで調べ物をすることにした。

無事父親の了承を得て父親の部屋でカフェや遊び場所を調べ始めたカメコだったが、
カメコの父親はいろいろなことに無頓着で、部屋の電灯は切れかけており、汗臭いシャツも放置されている。

劣悪な環境に耐えながらも調べ物を続けていたカメコだったが、
年が明けて通信速度制限が解除されたことを確認すると、
父親の部屋をさっさと脱出して自分のスマートフォンで調べ物の続きを済ませたのであった。
除夜に消された文字「2ブックマーク」
《 出題期間 》12/31(火)まで(今年いっぱい)
19年12月28日 21:10
【20の扉】 [霜ばしら]

あけましておめでとうございます!




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昨夜カメコは、{除光液}を買うのを忘れないように、
ホワイトボードにメモを書いていた。
ネイルをぬって初詣に行く予定だったのに、
除光液を切らしてしまっていたのだ。

ところが、後でメモを消そうとしても消えない。
うっかり油性ペンで書いてしまっていたようだ。
カメコは早速、買ったばかりの除光液で文字を消すはめになった。

「あ、見て見て!ここだけ消したら{除夜}になるよ!」

「もう、くだらないこと言ってないで、さっさと消してちょうだい…。
もうすぐ年越し蕎麦できるからね!」

「はーい」

カメコの令和最初の年越しは、そんな風に過ぎていった。





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【あけましておめでとうございます!】
去年は、らてらてでたくさん遊べて楽しかったです。
今年もまた、よろしくお願いします(-'_'‐)

令和元二年 元旦 霜ばしら
魅惑の占い「2ブックマーク」
ここは「占いの館」といい、とても評判の良い占い師が占いをしている。
カメコは例の占い師に夫の運命を占ってもらった。

占い師「非常に残念ですが...あなたの夫は二日後に亡くなるでしょうね。」
カメコ「嘘...そんな...」

カメコは占いの結果を信じ、青ざめた顔で「占いの館」を後にした。

しかし、結局カメコの夫は亡くならず、一ヶ月経った今でも生きているのだが、カメコはこの占い師のことをまだ信じており、よく占いをしてもらっているという。
いったいなぜだろうか?
20年01月01日 21:27
【ウミガメのスープ】 [えいみん]



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占い師「非常に残念ですが...あなたの夫は二日後に亡くなるでしょうね。」
カメコ「嘘...そんな...(こいつ...殺害計画の実行日を当てやがった...)」

{カメコは夫を殺害しようとしていた}。
完璧な計画を立て、必要な道具を取り揃え、あとは実行するだけとなっていたのだが、そんなカメコのもとにあるニュースが飛び込んできた。

【『有名占い師、殺人事件を完全解明!』】

なんでもそのニュースによると、占い師が警察の捜査に協力し、長年解決されていなかった難事件を解明したという。
そしてこの実績を考慮して、占いが正式な捜査方法として採用されたらしい。

カメコは占いは信じない派だったのだが、もしかするとこの完璧に思える計画も占いによってバレてしまうのではないかと心配し、念の為その占い師に夫の運命を占ってもらった。
すると、{夫の死だけでなく、殺害予定日まで当てられてしまった}ではないか。

カメコ「間違いない、こいつは本物だ...殺したりなんかしたら絶対にバレる!」

その占い結果を聞いたカメコは【占い師のことを完全に信じ、夫の殺害をやめた】。
そのおかげでカメコの夫は今でも生きており、カメコはというと、何かと便利な占いのお世話になり続けているのであった。
救急車は遊具ではありません「2ブックマーク」
カメコが救急車を指差して「じゃああれは何?」と聞いてきた。
ウミコは何と答えただろうか?


※答えは{公園の遊具}です。
20年01月02日 16:25
【20の扉】 [えいみん]



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ウミコは【絶対音感】の持ち主である。

カメコはこのことを知ってからというもの、何か音が鳴るたびに、それが何の音にあたるのかをウミコに聞くようになった。


(机バン!)

カメコ「これは何?」
ウミコ「ファ♯(めんどくせえ...)」

(体育の授業中)

カメコ「あのホイッスルは?」
ウミコ「ソ(めんどくせえ...)」

({ピーポーピーポー})

カメコ「じゃああれは何?」
ウミコ「シーソー(めんどくせえ...)」



【A.】{シーソー}
ツーショット「2ブックマーク」
共通の趣味を通じて知り合ったカメオとカメコ。
カメオはカメコのことが好きなのだが、一緒に写真を撮ったことが一度もなかった。

カメコと一緒に写真に写りたい。
しかしカメオは、「その時カメラを構えるのはカメコのことを好きなウミスケであってほしい」と考えており、それはカメコの安全を願っての事だという。

いったいどういうことだろうか?
19年10月25日 17:52
【ウミガメのスープ】 [藤井]



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【解答】
カメオは幽霊。
心霊スポットであるらてらて山で写真を撮れば、心霊写真となって自分も写り込めると考えた。
しかしカメコ一人で山道を歩くのは危険なので、現夫のウミスケがついていてくれれば安心だと思ったのだ。


【解説】
カメオとカメコは趣味の登山を通じて意気投合し恋人同士となった。しかし二人とも景色を撮るのに夢中で、一緒に写真に写ったことは一度もなかった。
そんなある日、カメオはらてらて山の登山中、事故で帰らぬ人となってしまう。

あれから数年。
知る人ぞ知る心霊スポットのらてらて山。ここで写真を撮れば、心霊写真となって自分も写り込めるかもしれない。幽霊になったカメオはそんなことを考えていた。
しかしこんな山道に女の子一人で来るなんてのは危ない。今の自分にはもうカメコを守ってやることができないから、誰か守ってくれる人……今のカメコの夫であるウミスケがそばについていてくれたら。
そう考えたのだ。

けど、元彼が事故で死んだ山にわざわざ訪れるような事はしないよな。
そう考えてまた、カメオは切なくなるのだった。