みんなのブックマーク

「3つまで、何でも願いを叶える魔法のランプ」を手に入れた男。
彼がランプに全く同じ願い事を3度言ったのはどうして?
23年09月16日 23:40
【ウミガメのスープ】 [しろいしほじょ]



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私はどうやら凄いランプを手に入れたようだ。
明かりがつくように喋ると明かりがつき、消えるように喋ると消えるようだ。
他にも明かりの色や光量も声で調節できるらしい。
実際に機械としてあるとは聞いていたが、まさかこんなランプにまで来ているとは、科学技術の進化には驚かされるばかりだ。

夜も更けてきたし、さっそく使ってみるとしよう。まずは部屋の明かりを消し、ランプの明かりに切り替えよう。私はランプに向かって喋った{「明かりをつけて」}
・・・明かりがついた。だが明るすぎるようだ。少し下げてみよう。{「明かりの光量を下げて。」}
・・・明かりが暗くなった。 これは寝る前のちょっとした読書に最適な量だ。
私はこれから夜が少し楽になることを楽しみにしながら最後に言った。{「明かりを消して。」}




次の日




さて。今日も夜が更けてきた。ランプのお世話になろう。「明かりをつけて」
・・・明かりがつかない。もう一度言う。「明かりをつけて」
・・・明かりがつかない。 まさかたった1日で壊れたのだろうか。念のためもう1度言う。「明かりをつけて」
・・・明かりがつかない。 
なんてこった。まさかたった1日で、しかも3回使っただけで壊れてしまった。

修理に出そうにも、説明書もなく型番やメーカーすら分からないうえに、そもそもランプ自体がよくよく考えると怪しい人物から手に入れたものだった。
仕方がない。粗大ごみの日に廃棄処分に出すか・・・

「タダより高い物はない」改めてそう思った男だった。
実際は、「3つまで、何でも願いを叶える魔法のランプ」だったことを男が知る由もなかった。



【解説:魔法のランプを音声操作ランプ( https://www.irisohyama.co.jp/products/voice-activated/ceiling/ をランプにした感じ)として使った男は
明かりがつかなくなったことを、ランプやランプの音声認識の破損と勘違いし、その確認のために同じ内容で3回言った。
実際はランプの破損ではなく、ランプの操作で効力を使い切ったから使えなくなったのだった。】
魔法使いのナギは魔法の力で何でもお菓子を目の前に出すことができる...と思っていたのだが、どうやらチーズを使ったお菓子だけは出せないようだ。

これはいったいなぜだろうか。

ぎんがけいさんの問題文です
https://late-late.jp/mondai/show/18488
23年09月18日 11:36
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

10




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チーズで出来たお菓子の妖精、「魔法使いのナギ」

なのでチーズを使ったお菓子を出すと仲間を食べられてしまうようで出したくないんです。
無人島生存大作戦!!「3ブックマーク」
無人島に遭難してしまったカメオ一行。
手持ちの食糧や水もほとんどなく、電波など届くはずもなく外部との連絡手段もない。
幸い島はそれなりに広く、自然も豊かで川もある。
砂浜に大きく書いた「HELP」の文字を誰かが見つけて救助してくれることを願いながら、皆で過酷な環境で必死に生き延びようと決意した。

さて、その後、上空を通った飛行機からその文字が見つけられ、すぐにヘリコプターで捜索隊が無人島に派遣されたのだが、救助は失敗に終わった。

するとカメオは喜んだ。

一体何故?
23年09月18日 12:07
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

650問目なので。




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【{「わーい、しんせんなにくだ!」}】




【解説】

遭難してから数週間。
水だけはあるが食べ物も着る物もほとんどない中、カメオの仲間、ウミオが熱を出し、そのまま死亡。
「俺の死体を食べてでもカメオ達は生き延びてくれ」と遺した言葉に迷いながら、しかしカメオ達は従った。
ためらいながら口に運んだ久しぶりの肉は、びっくりするほど美味しくて、カメオに配られた分をすぐに平らげてしまった。

それからも、カメオの仲間は事故や病気、衰弱などで次々と亡くなっていった。
そのたびにもはや理性などなくしたカメオたちは次々と頬張っていった。

そうしているうちにいつのまにかカメオは一人となっていた。
島に生息しているウサギなどの肉は(めったに捕まえることが出来ないためごく稀にだが)食べられるが、もう人間の肉は食べられないのかと残念に思っていたが、もはや何のために生きているのかも分からなくなっていた。
本能のままに、喉が渇けば水を飲み、おなかが空けば生えている草を食べたり狩猟や釣りに出かけたり、眠くなれば住居にしている洞窟で寝る。
もはや昔の人間の生活を忘れて、野生動物のようになっていた。


それから半年ほど経った。
たまたま近くを飛行機が通ったとき(どうやら近くの海底火山が噴火したらしい)。
遭難二日目頃にみんなで石を集めて作った「HELP」の文字がついに発見され、誰かいるのかも知れない、とその後捜索隊を乗せたヘリコプターが派遣された。
その救助隊が島に着陸しようとした直前、突風が吹きバランスを崩してヘリが島に墜落、そして爆発して乗っている人々は全員即死。

その爆発音を聞いたカメオは何事かと様子を見に砂浜にでてきた。

すると、人間の死体がいくつも転がっているではないか。


あはは、わーい、にんげんのにくだ、これであといつかかんくらいはたべものにこまらないぞ。
どんな願いでも必ず1つ叶えてくれる親切な魔法使いさんがいました。
しかし、無償にも拘らず魔法使いさんにお願いをする人は現れません。
一体何故なのでしょう?
もちろん、誰にも知られてないわけではないのですよ(゚д゚)

tsunaさんの問題文です
https://late-late.jp/mondai/show/18488
23年09月19日 20:17
【ウミガメのスープ】 [ベルン]

13




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親切な魔法使いさんが「いました」

いまは、もう、いない。


お願いしても、かなわない。
かつての戦いで敵襲から村を守った偉大な人物の血を引くカメオ。普段はそのことを隠して農民としてひっそりと生きていたが、ある日突然、あたり一帯を治める領主様から屋敷に招待された。
そう身分の高くないカメオにとって、領主様の屋敷に呼ばれることは名誉ではあったが、カメオはその誘いにすぐには乗らなかった。カメオの血を危険視した領主様が、暗殺を企てているのではないかと疑ったからだ。
しかし領主様の誘いはその後も何度も続いた。領主様の誘いを断り続けていると周囲に知られてはこの村での付き合いが悪くなる。そう考えたカメオは最初に誘われて二年も経った頃に、しぶしぶ領主様の屋敷を訪れることにした。

屋敷に招待されたカメオは、初めは警戒して出された料理にも口をつけずにいたが、人当たりのよい性格の領主様に次第に気を許していった。今までに食べたことのないような美味しい料理とお酒を振舞ってくれた領主様に感謝を述べ、カメオは屋敷を後にした。

さて、この一件が原因で、カメオは後に勇者と言われるようになるなるのだが、それは一体どういうわけだろうか。
23年09月19日 23:32
【ウミガメのスープ】 [うつま]

要知識要素あり




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カメオの危惧していたとおり、領主はカメオの暗殺を企てていた。
領主の座を狙う何者かによって、偉大な人物の血を引くカメオを革命の旗頭に祭り上げられてしまうと、自分の立場が危うくなりかねない。それはもはや妄想に近いものであったが、カメオを恐れた領主はカメオを暗殺すべく屋敷へと招いた。暗殺の手段は、毒殺。強力な毒を持つことで知られるフグの卵巣をカメオに振る舞おうと領主は準備していた。
しかし、臆病なカメオはなかなか屋敷を訪れない。二年経ってカメオが屋敷を訪れた頃には、二年間のぬか漬けによってなぜかフグの卵巣が無毒化されたいた。
そうしてカメオは無傷で屋敷を去ったのだが、それによって領主は「ぬか漬けによってフグの卵巣は無毒化できるかもしれない」という知見を得た。それからというもの、領主はカメオの暗殺など忘れて、フグの卵巣のぬか漬けという珍味の開発に尽力するようになった。これがフグの卵巣のぬか漬けの発祥である。(※まったくの捏造です)

時は流れて現代、「最初にフグの卵巣のぬか漬けを食べた人ってマジ勇者だよね」とカメオは勇者扱いされるようになったのであった。