みんなのブックマーク

職を失い、妻と息子も家を出て行ってしまった。
一度は妻の元を訪ねたが、門前払いを食らっただけだ。
「もう自分などどうなってもいい」と
タツオは朝まで酒を飲み、日中は眠りっぱなしという生活を送っていた。
ある晩、路上で他の酔っ払いとケンカになったタツオは、転倒して頭を強打し、意識を失った。


気が付くとタツオは、知らない場所にいた。
すると、その目の前にある道を 奇妙な姿の生き物が横切った。
タツオが子供時代に出会った妖精・ゴラスだ。
「ゴラス? ゴラスじゃないか! 久しぶりだな!」
「おや、見覚えのある顔。もしやサンドラか? それともナタリーか?」
「僕はタツオだよ。子供の頃に一緒に遊んだ」
「おお、本当だ、タツオじゃないか。久しぶり。あれから立派な大人にはなれたのかい」
「ハハハ、子供の頃勉強せずにあれだけ遊んでばかりいたんだ。立派な大人になんてなれるわけないじゃないか」
「そうかい。タツオはこんな所で何をしてるんだ?」
「それは僕にもよく分からない・・・。ゴラスは何をしてるんだ? というか、ここはどこなんだ?」
「俺かい。俺はこれから施設に行かなければならないのさ。急いでるからまたな」
「え、そんな。僕は置いて行かれるのかい」
「付いて来たければ、好きにしな」

施設にやって来た2人。
極彩色の花時計の前でチケットを受け取り、老朽化した鋼製のゲートをくぐって ゴラスと共に施設に入場したタツオ。
ゴラスに案内された施設の中は、動物園のような場所だった。
見た事のない不思議な生き物でいっぱいだ。
「やっぱりゴラスの連れて行ってくれる所は楽しいな。もうずっとここにいたいよ」
「そのチケットさえ持っていれば、いつでも来れるさ。ここにいたいなら、決して手放さないことだな」
大興奮のタツオであったが、普段明るい時間に寝ているせいか、しばらくすると眠たくなってきてしまった。
タツオはゴラスに尋ねた。
「この施設は、ナイトサファリとかやってないのかな」

ゴラスからその返答を聞いた時、この場所は自分がいるべき場所ではないのだと タツオは思った。
どういうことか。
24年03月15日 01:47
【ウミガメのスープ】 [油獣]



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ゴラスに案内された施設の中は、見た事のない不思議な生き物でいっぱいだ。
タツオはゴラスに尋ねた。
「この施設は、ナイトサファリとかやってないのかな」
ゴラスは答えた。
「この施設にいるのは、昼行性(の生き物)ばかりだから」


『この施設にいるのは、中高生(の客)ばかりだから』
ゴラスがそう返答したのだと思ったタツオは、
この場所が、大人となってしまった今の自分がいるべき場所ではないのだと思った。



気が付くと、タツオは病室にいた。
人の話し声が聞こえる。医者らしき人物と、妻だ。
妻の後ろに息子がいる。息子が、こちらを見た!
病室の扉を開け、3人は出て行こうとしている。
(え、そんな。僕は置いて行かれるのかい)

タツオは手を開いた。
握りしめられていた紙きれを手放し、タツオは息子の方へと向けて手を伸ばした。
不思議な生き物の絵と 不思議な文字の書かれたチケットが、病室の床に落ちた。
95点のプレゼント「1ブックマーク」

『カメオへ…』とメッセージが書かれたプレゼントを喜んで受け取っていたカメオ。

それを見た私は

『カメオ良かったね!今年は特にメッセージが可愛くデコレーションされてて可愛いね!』と言った。

しかしカメオは『いや…メッセージは無い方が更に嬉しかった…』と答えた。

一体なぜ?
24年03月17日 12:01
【ウミガメのスープ】 [usanon]



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今年もお年玉を貰い嬉しそうにしている弟カメオと兄カメスケ。

カメオがポチ袋の裏を見ると可愛く装飾された状態で【カメオへ…あけましておめでとう!】と書かれている。

という事はカメスケのにも同じように書かれてるだろう。

毎年弟の自分は金額が少ない事を知ってるカメオは『中身の金額差を”名前で区別”してるってことは…今年もか…』と思い…少しがっかりした。
アウト・オブ・コントロール「1ブックマーク」
ウミガメ帝国とリクガメ王国の全面戦争にて、ウミガメ帝国が導入した自律人型戦闘アンドロイド『LATE-999』。

その登場により劣勢に追い込まれたリクガメ王国は、同じくアンドロイドを開発するため、『LATE-999』を破壊せずに捕獲することにした。

こうして、一体の『LATE-999』がリクガメ王国の兵士に捕獲されかけたのだが、高い火力を誇る必殺技を繰り出すことで兵士を撃退できた。

難を逃れた『LATE-999』は、「必殺技の火力がもっと低く設計されていればよかった」と思考した。

一体なぜだろうか?
24年03月17日 21:06
【ウミガメのスープ】 [ぺてー]



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【A.】 ロケットパンチの火力がもっと低く設計されていれば、切り離される腕の部分がより短くなり、拘束具から腕を外して再装着することができたため。


『LATE-999』の必殺技は【ロケットパンチ】であり、燃料が充填されている腕の先端が超スピードで発射される高火力な攻撃技である。

リクガメ王国の兵士によって武器を奪われ、両腕に拘束具をはめられてしまった『LATE-999』であったが、ロケットパンチを繰り出すことで兵士を撃退し、拘束を逃れた。

しかし、{切り離される腕の部分が長かったため、拘束具から腕を外して再装着することができなかった}。

そのため『LATE-999』は、「必殺技の火力がもっと低く設計されていれば、{燃料が充填される部分が小さくなり、拘束具から腕を外すことができた}だろう」と思考したのであった。

『LATE-999』(人間相手にこの威力はオーバースペックですね。)
二物衝撃No.⑫ウミガメのスープ「1ブックマーク」
問題
人気YouTuberのカメオはレストランchemisに依頼され、宣伝効果を期待して1日店長を務める事になった。
開店前の打ち合わせが終わったところでカメオは食材を持って外に出てしまった。
このレストランでは外で人が食事をする事などないのに、一体なぜ?

{解説
盛り塩を行うため、塩を持ち出した

古来、店先に塩を置いておくと牛車の牛が舐めるので、高貴な人が来店してくれるという客引きのための験担ぎがある。
もちろん現在のそれも日本では牛車など使われるはずもないのだが、現在でも習慣は残っており、カメオは自分なりの験担ぎとして盛り塩を行ったのだった。

キーワード「一日店長」「験担ぎ」}

【二物衝撃】企画の自分では3問目として上記のようなウミガメのスープを考えた私だが、正直【「ボツだな、らてらてで出すような問題じゃない」】と思った。
盛り塩の習慣と由来は誰でも知っている知識ではないし、知っている人には大した意外性ではない。
実際投稿してみたところ、1時間足らずで真相までたどり着かれた。
ではなぜ、【私は結局この問題を投稿したのだろう?】

https://late-late.jp/mondai/show/19194
24年03月03日 13:02
【ウミガメのスープ】 [chemis]

メタネタ




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別の二物衝撃のキーワードの条件を満たせたから

企画の二物衝撃はルールにタイトルの最初に「二物衝撃 No.○」と付けるというものがあり、サイレントにはできない。
そこでキーワードを2組入れて、もう1つ参加している事に気づけるかという問題にしました。

二物衝撃キーワード⑰「一日店長」「験担ぎ」
二物衝撃キーワード⑫「客引き」「ぎゅうしゃ」
危険ですからお下がりください「1ブックマーク」
駅のホームで大声で立ち話をしている酔っぱらいの男二人。
片方の男が何か喋りながらフラフラとホームの端に近づいていく。
もう一人の男は「おい、危ない。下がれ。おい!落ちるぞ!」と叫んではいるが、前に立ち塞がったり、腕を掴んで引き戻したりといったことはしないのである。
なぜか?
21年11月29日 21:43
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]



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線路を挟んで向かい合わせのホームで会話しているから。

「え?なんだって?よく聞こえねーぞ」
「あ。バカ。こっち来るな!危ないよ!」
「え?何?」
「だから、来るなってのに。落っこち、あ、あー!」
「電車が通過しまーす」