みんなのブックマーク

夜が明けると、飼い主の人間たちは、部屋でペットである若い猫の死体を発見した。
その死は、昨夜ミイと隣同士で寝ていた飼い主の人間の、
睡眠時に石油ストーブで小さな火を点けっぱなしにして不完全燃焼の状態にするという
誤った行為によって発生したCO（一酸化炭素）が原因であったと推測された。
燃焼排ガスのCOは高温度で軽く、天井の近くほど濃度が高くなりやすいため、
その晩高い所で寝ていた若い猫は一酸化炭素中毒で死亡し、
同じ部屋でも床の布団で一緒に寝ていた飼い主とミイは助かったのだったとみられる。

若い頃高い所を好んでいたミイは、その状況を知った時、
自身が猫又になるほど年齢を重ね、年老いてすっかり高い所に登れなくなった体でなければ、
昨夜死んでいたのは自分だったのだろうと思った。

お笑い番組の収録にて。
コメディアンの男は、毒蜘蛛の丸焼きを食べさせられ、苦しむリアクションをした。
すると、現場にいた共演者の子供たちが怖がって泣き出したため、
男は慌てて踊り出し、元気であることをアピールした。
が、子供は泣き止まず、収録から退場することに･･･。

｛カメオやウミオ、ウミコなど小説の登場人物の名前｝
(同意可)

図書館司書のカメコ。
返却された推理小説の登場人物一覧のところで、カメオを囲むようにボールペンで○印がつけられていた。
…この本の犯人はカメオである。
怒ったカメコは、他の利用者のため、他の登場人物（ウミオやウミコなど）にも同じ印をつけ、誰が犯人かを分からなくした。

暑かったので扇風機の前でドライヤーを使って髪の毛を乾かした。
普段は洗面所。

友人と一緒に来た中華食堂で、メニューを見ていた男。

「半肉丼とラーメンのセット」
「半チャーハンとラーメンのセット」
「半カレーライスとラーメンのセット」
・・・

「俺ヒツジ肉って苦手なんだよな」
「？ 何のこと？」
「ヒツジ肉丼とかヒツジチャーハンとかばっかり」
友人に羊チャーハンではなく半チャーハンだと訂正され、
男は顔を赤らめた。