みんなのブックマーク

とある生物に関する一考察「2ブックマーク」
これは今よりほんの少し先(SukosiFuture)、
巷で{WNYN}と呼ばれる脆弱ながらも可愛く賢いペットが流行した頃の、彼らに関する話。

飼い主と同じものを食べ、いつでも一緒の生活をするため、
自然に飼い主は栄養に散歩にと生活に気を配るようになった。
その結果、健康な人々が増えた。

そのことについて、飼い主は満足していると話すことがほとんどだ。
一方、世界中の人々から無作為にアンケートを取ると、不満を持っているという回答の方が多いという。

飼い主の家族も周囲も率先して世話をしており、不満になるとは思えないのだが……
一体どういうことなのか状況を説明して欲しい。
22年09月19日 15:46
【ウミガメのスープ】 []

わにゃんとは、一体何なのか……?




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時は西暦20XX年、もとい新暦元年。
新支配者が地球に降り立ち、その八本の手で人類の歴史に幕を下ろした。

人間は一動物としての在り方に戻ったのだ。
人間自身がそれを認められなかったとしても。

生き残った人々は{W}arewaregainaito{N}animodekinai{Y}owayowa{N}ingenと呼ばれ、
ペットとして大変な人気で非常に可愛がられていた。
その弱々しい姿に、人間を飼う新支配者間では大満足の声があがっている。

徹底した監視と管理。
ペットである人々にとって怪我も病も縁遠いものとなった。

さぞ感謝しているだろうと新支配者がペットに偽証不能の強制アンケートを取ってみると
あんまり喜んでいないどころか、怒りすら覚えているらしい。

でもそんな姿も可愛かったので、まぁ良いかな。


(^^) キャーアバレテル-!カワイー!
ノノノノレ'         ,,,,,<タスケテー
リード・アラウド「2ブックマーク」
「無限ループ」はたくさんの人に読まれたが、K氏は特にそれが声に出されて読まれたときにとても喜んだという。
 一体どういうことだろうか。
22年09月19日 01:18
【ウミガメのスープ】 [Zena]

本日最後のスープ。




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 K氏は動画配信サービスの人気配信者の配信にコメントしていた。
 いわゆる死にゲーで配信者が同じミスを繰り返し何度もスタート地点に戻されているのを見てK氏は「無限ループ」とコメントし、それは何千人もの視聴者の目にとまったが、その人気配信者はK氏のコメントを拾って自分のハンドルネームとともに声に出して読み、反応を示してくれたためとても喜んだのだった。
恋煩い「2ブックマーク」
リカとマコトは周囲も恥じらうほど仲の良い恋人同士だったが、ある日リカはマコトに「私たち別れよう」と伝えた。
そのことばでマコトは右手の拳を握った。
(殴られる???)リカがそう身構えた瞬間、マコトが今度はビンタの手の形を作ったので二人は結婚することとなった。
一体なぜ?
22年09月21日 22:01
【ウミガメのスープ】 [Zena]



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リカ――最愛の人。
リカとマコトは周囲も恥じらうような仲睦まじい恋人同士であった。
双方の両親も二人の恋路を応援してくれており、いわば公認の仲であった。
しかし、事態が急変するのはいつも一瞬だ。
リカが交通事故に巻き込まれ、頭部に強い外傷を負った結果、聴覚に不自由が出た。
耳が聞こえなくなってしまったリカは絶望し、将来にわたって迷惑をかけてしまうだろうとマコトに別れを切り出した。
紙に書かれた「私たち別れよう」のことば。
それを見たマコトは耳が不自由になっただけでリカを嫌いになるはずがないということを伝えようとした。
筆談という方法ももちろん考えたが、これからずっといつもペンとメモを持ち歩いて長文を書き連ねるのも冗長だ。
マコトはどうにかしてリカに自分の想いを伝えようと考え、手話を勉強しはじめた。

リカに「愛してる」と伝えたかった。
そしてマコトは別れようとするリカに微笑みかけながら自分の右手の拳を握り、左手をパーの形にして右手の上で二度ほど回して見せた。
それは拙いものだったが、耳が聞こえないと分かった当時から手話を勉強していたリカにとって意味はすぐに伝わった。
右手をグーにしてその上をパーの形にした左手で二度ほど回す動作は「愛してる」を表す。
リカにマコトの想いを伝えるにはそれだけで十分だった。
二人は互いの気持ちを再確認し合い、結婚するに到ったのだった。

※日本語対応手話の想定です。
都市化計画遅延中「2ブックマーク」
あるショッピングセンターの一角でウミコは服を脱がされている女を見かけた。
人目に付く場所ということもありそれを怪訝に見る人々は当然いるのだが、ウミコも他の客もある事情に気が付くと注意することもなく去っていく。
女にはどんな事情があったのでしょうか?
19年07月21日 00:08
【ウミガメのスープ】 [仔馬の尻尾]



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女は赤ん坊で、一緒にいる父親に人目につく共用ベンチでオムツ交換をされていた。
ウミコのいたショッピングセンターには男性が子どものオムツ交換を出来るような設備が整っていなかった為、赤ん坊を寝かせられる場所が他に無かったのである。
周囲に母親がいる様子もなく、父親だけではオムツ交換をできる場所が無いため仕方なく女はベンチを使っているのだと気付いた人々は注意などをせずに立ち去るのであった。



~以下、物語の顛末~
まだ赤ん坊である女の服を脱がせていたのは父親であろう男性だった。

どうやらオムツ交換をしているようだが、そんなのはトイレでやるべきだろう。
食事をする人だっている休憩用ベンチで大泣きしながら服を脱がされる女の子はどうしても注目を集めてしまっている。

(周りへの配慮も当然だけど、赤ちゃんとは言えこんな場所で裸にされる娘さんが可哀想じゃないのかしら……)

ウミコは男性に場所を変えるよう提案くらいはすべきだろうかと考えたが、あることに気が付いた。

ここはバリアフリーに力を入れている現代的な都会のショッピングセンターと違い、古い田舎町のショッピングセンターだ。
そう、未だにこのショッピングセンターでは女性用トイレには当たり前に設置されているおむつ替えシートが男性用トイレに存在しないのである。
当然授乳室に男性が入ることはできず、車椅子用トイレはあるものの多目的トイレと違い赤ちゃんを寝かせることのできる場所は無い。
別行動をしているのか片親なのか、母親ならば困らなかっただろうが父親では娘のオムツ交換を人目に付く休憩用ベンチでするしかなく、不快感からか泣いている彼女は仕方なくこんな場所で服を脱がされているのだろう。

初めは怪訝な顔をしていた他の客たちも小声で「え?男子トイレに交換台って無いの?」「お母さんじゃないと使える場所が無いのか、可哀想に」「お父さんも大変ねえ」などと話しながら父親と娘の事情に気付くなり素通りしていく。
同じく事情に気付いたウミコは男性に声を掛けることなくその場を去り、要望をアンケートボックスに入れることにした。


【お客様の声】
ここを利用するお父さん達とその家族の為に男性用トイレにもおむつ替えシートを増設するかベビーベッドを置いてあげてください。
多目的トイレができると更に良いと思います。
未来志向「2ブックマーク」
外で遊びまわるのが大好きなコウサク。
帰宅は遅く家にいる時間は少なかったが、娘が生まれてからはその生活は徐々に改まってきた。

そんなコウサクは娘が生まれて以降、朝・昼・夕・夜を問わず自らの意志で薄目を開けることが増えたという。

娘の姿を少しでも長く見ていたいということが関係してるのだが、いったいなぜ?


注・薄目を開けたことによる眼球への直接的な影響はないものとする。
22年09月17日 01:28
【ウミガメのスープ】 [山椒家]

すんでます




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外で遊びまわるのが大好きなコウサク。自ずと外食は増え、飲酒の量も多い。
塩分・アルコールの取り過ぎは病気の元である。

そんなコウサクも生まれた娘の姿を見て「これではいけない」と自覚し始めた。
不摂生な生活をして大病をしてしまったら、娘の成長していく姿を見れないかもしれない。

朝食・昼食・夕食・夜食において、醤油やソースなどは【薄目】を開けて使うようになった。
お酒もできるだけアルコール濃度が【薄目】を開けて飲むようになった。





簡易解説・末永く健康でいるために、アルコールや塩分など調味料などは「薄目」のものを選んで開けるようになった。