「かかあ天下」「12ブックマーク」
ある日の昼下がり。
ピンポーンと鳴り響くインターフォン。窓の外に宅急便のトラックが見える。
どうやらカメコが頼んでいた宅配の荷物が届いたらしい。
「はーい!今行きまーす!」
カメコは、昼寝をしている夫のカメオをゆすり起こすと、荷物を受け取ってくるように頼んだ。
受け取りを済ませて戻ってきたカメオは、その場から一歩も動こうとしないカメコに「ごめんな」と謝った。
眠りを邪魔されてまでカメコの荷物を受け取りに行ったのに、カメオが謝ったのはなぜだろう?
ピンポーンと鳴り響くインターフォン。窓の外に宅急便のトラックが見える。
どうやらカメコが頼んでいた宅配の荷物が届いたらしい。
「はーい!今行きまーす!」
カメコは、昼寝をしている夫のカメオをゆすり起こすと、荷物を受け取ってくるように頼んだ。
受け取りを済ませて戻ってきたカメオは、その場から一歩も動こうとしないカメコに「ごめんな」と謝った。
眠りを邪魔されてまでカメコの荷物を受け取りに行ったのに、カメオが謝ったのはなぜだろう?
21年08月10日 21:56
【ウミガメのスープ】 [藤井]
【ウミガメのスープ】 [藤井]
お久しぶりです。
解説を見る
【解答】
カメコの膝枕で寝てしまっていたカメオ。
宅配の荷物が届き、受け取りに向かおうとカメオを起こしてから立ち上がろうとしたカメコだったが、足が痺れて動けない。
そんなカメコを見て、長時間正座をさせていたことを申し訳なく思ったから。
【解説】
あたたかな陽気にまどろむ昼下がり。
カメオとカメコは新婚夫婦。
耳そうじをしてもらっている途中、カメコの膝枕ですやすやと眠ってしまったカメオ。
カメコはその髪を優しく撫でながら、ゆったりと過ぎる時間に身を預けていた。
と、その時。部屋に鳴り響くインターフォンの音。
そうだ、今日は注文していたトースターが届く日。
そう思い出したカメコは、玄関へ向かうべく、膝の上で寝ているカメオをゆすり起こした。
寝ぼけた様子で半身を起こすカメオの隣で、足を立てようとするカメコ。
「っ!いった……!」
どうやら長時間の正座で足が痺れてしまったようだ。
「ねぇ、カメオ。悪いけど宅急便来たから受け取ってきてくれない?足痺れちゃって……」
「え……あっ、ごめん!わかった!」
カメコの膝枕で熟睡してしまっていたことに気付いたカメオは、慌てて立ち上がり玄関へ向かった。
『いっぱい焼けるアツアツトースター』と書かれた箱を抱えて戻ってきたカメオは、申し訳なさそうに眉を下げた。
「ごめんな、カメコ。俺すっかり寝ちゃってたみたいで……」
「ふふ、いいの。ありがとう」
カメコの膝枕で寝てしまっていたカメオ。
宅配の荷物が届き、受け取りに向かおうとカメオを起こしてから立ち上がろうとしたカメコだったが、足が痺れて動けない。
そんなカメコを見て、長時間正座をさせていたことを申し訳なく思ったから。
【解説】
あたたかな陽気にまどろむ昼下がり。
カメオとカメコは新婚夫婦。
耳そうじをしてもらっている途中、カメコの膝枕ですやすやと眠ってしまったカメオ。
カメコはその髪を優しく撫でながら、ゆったりと過ぎる時間に身を預けていた。
と、その時。部屋に鳴り響くインターフォンの音。
そうだ、今日は注文していたトースターが届く日。
そう思い出したカメコは、玄関へ向かうべく、膝の上で寝ているカメオをゆすり起こした。
寝ぼけた様子で半身を起こすカメオの隣で、足を立てようとするカメコ。
「っ!いった……!」
どうやら長時間の正座で足が痺れてしまったようだ。
「ねぇ、カメオ。悪いけど宅急便来たから受け取ってきてくれない?足痺れちゃって……」
「え……あっ、ごめん!わかった!」
カメコの膝枕で熟睡してしまっていたことに気付いたカメオは、慌てて立ち上がり玄関へ向かった。
『いっぱい焼けるアツアツトースター』と書かれた箱を抱えて戻ってきたカメオは、申し訳なさそうに眉を下げた。
「ごめんな、カメコ。俺すっかり寝ちゃってたみたいで……」
「ふふ、いいの。ありがとう」
「グループLINEのウラオモテ」「12ブックマーク」
これは、とある女子テニス部のグループLINEの様子。
(ウミコ)「カメコ先輩、卒業おめでとうございます!」
(ハナ)「おめでとうございます!!」
(ミカ)「卒業おめでとうございます!」
(カメコ)「祝ってくれてありがとー♡」
(ウミコ)「カメコ先輩がいないと本当に寂しいです」
(ミカ)「ウミコは先輩のことが大好きなんですよ」
(カメコ)「ウミコを寂しくさせちゃったお詫びに、今度どこかに遊びに連れてってあげるよ。温泉旅行とか行ってみない?」
(ミカ)「いいですね!」
(ハナ)「行きたいです!」
次は、先程の会話と同時刻での、ウミコ・ミカ・ハナらが入っている2年生LINEグループでの様子。
(ミカ)「正直、やっと卒業してくれたって感じ」
(ハナ)「分かる」
(ウミコ)「これで部活も楽しくなるね」
(ハナ)「てか流れで温泉行きたいですって言っちゃったけど、どうしよ」
(ミカ)「さすがに行きたくないよね」
(ウミコ)「どうしても日程が合わないってことにしたら?」
カメコは裏では嫌われているように見えるが、実はカメコを嫌っている後輩は1人もいないのだという。一体どういう状況だろうか。
(ウミコ)「カメコ先輩、卒業おめでとうございます!」
(ハナ)「おめでとうございます!!」
(ミカ)「卒業おめでとうございます!」
(カメコ)「祝ってくれてありがとー♡」
(ウミコ)「カメコ先輩がいないと本当に寂しいです」
(ミカ)「ウミコは先輩のことが大好きなんですよ」
(カメコ)「ウミコを寂しくさせちゃったお詫びに、今度どこかに遊びに連れてってあげるよ。温泉旅行とか行ってみない?」
(ミカ)「いいですね!」
(ハナ)「行きたいです!」
次は、先程の会話と同時刻での、ウミコ・ミカ・ハナらが入っている2年生LINEグループでの様子。
(ミカ)「正直、やっと卒業してくれたって感じ」
(ハナ)「分かる」
(ウミコ)「これで部活も楽しくなるね」
(ハナ)「てか流れで温泉行きたいですって言っちゃったけど、どうしよ」
(ミカ)「さすがに行きたくないよね」
(ウミコ)「どうしても日程が合わないってことにしたら?」
カメコは裏では嫌われているように見えるが、実はカメコを嫌っている後輩は1人もいないのだという。一体どういう状況だろうか。
21年10月01日 19:14
【ウミガメのスープ】 [うつま]
【ウミガメのスープ】 [うつま]
本音と建前の使い分けって大事ですよね
解説を見る
海亀大学女子テニス部の3年生カメコは、夏休みを利用して自動車の免許合宿を訪れた。
本来なら2週間で帰ることができるはずだったが、試験になかなか合格できず、卒業するまで3週間以上かかってしまった。
カメコが帰ってくるのを待ちわびていたウミコ達は、やっと卒業してくれたことを祝った。それでも不合格続きのカメコの運転は心許なく、旅行に連れて行かれるのは怖かったのだった。
本来なら2週間で帰ることができるはずだったが、試験になかなか合格できず、卒業するまで3週間以上かかってしまった。
カメコが帰ってくるのを待ちわびていたウミコ達は、やっと卒業してくれたことを祝った。それでも不合格続きのカメコの運転は心許なく、旅行に連れて行かれるのは怖かったのだった。
「惑星の記憶と未知の謎」「12ブックマーク」
タートル博士は地球とのパラレルワールド「イース」について研究している。
博士曰く、イースは我々人類が生活している地球と全く同じように生物が住んでおり、全く同じような街並みが広がっているという。
しかし、イースの人類(イース人)と地球の人類(地球人)には異なる点があり、それによりイースには地球の文字が二つ存在しないという。
さて、イースに存在しないという二つの文字とは何だろうか?
※二つの文字について特定するような質問は禁止とします。
※要知識
博士曰く、イースは我々人類が生活している地球と全く同じように生物が住んでおり、全く同じような街並みが広がっているという。
しかし、イースの人類(イース人)と地球の人類(地球人)には異なる点があり、それによりイースには地球の文字が二つ存在しないという。
さて、イースに存在しないという二つの文字とは何だろうか?
※二つの文字について特定するような質問は禁止とします。
※要知識
21年10月13日 22:14
【20の扉】 [ベルン]
【20の扉】 [ベルン]
SP:うつまさん、靴下さんです。 ありがとうございました!!
解説を見る
【8,9】
※イース人は指が8本のため、8進法を使っている。そのため8と9という数字が使われていないのだった
タートル博士の研究報告(一部抜粋)
2XXX年1月12日
遂にパラレルワールドを発見した。
私はこのパラレルワールドを「イース」と名付けることにした。
少し見たところ私たちの地球と変わったところは見当たらない。
1月13日
イースを観察していると、不思議なことに気付いた。
彼らはどうやら八進法で生活しているようだ。
1月14日
よく見るとイース人には指が一本無い。
私たちは指が10本あるから10進数で生活しているのと同様、イース人は指が8本しかないために8進法で生活しているのだろうか
※イース人は指が8本のため、8進法を使っている。そのため8と9という数字が使われていないのだった
タートル博士の研究報告(一部抜粋)
2XXX年1月12日
遂にパラレルワールドを発見した。
私はこのパラレルワールドを「イース」と名付けることにした。
少し見たところ私たちの地球と変わったところは見当たらない。
1月13日
イースを観察していると、不思議なことに気付いた。
彼らはどうやら八進法で生活しているようだ。
1月14日
よく見るとイース人には指が一本無い。
私たちは指が10本あるから10進数で生活しているのと同様、イース人は指が8本しかないために8進法で生活しているのだろうか
「梅神トンネルの怪・裏」「12ブックマーク」
━━梅神トンネルには、こんな噂がある。
「夜に徒歩で梅神トンネルに訪れると、トンネルの中間あたりで{妖怪マッハジジイ}が現れ此方を追いかけてくる。マッハジジイは頗る足が速く、追い付かれることなく入り口まで逃げれば助かるが、捕まれば無惨に食い殺されてしまう。」
そんな噂を聞いた陸上部エースのウミオが部活帰りに梅神トンネルに向かうと、果たしてマッハジジイは現れた。
一目散に入り口へと切り返したウミオであったが、マッハジジイもウミオ以上のすさまじい速度で追ってくる。
{もし仮にウミオが生還したとすれば}、マッハジジイの{何}が遅かったのだろうか。
21年12月31日 17:07
【20の扉】 [だだだだ3号機]
【20の扉】 [だだだだ3号機]
器用さんにオマージュ許可を頂きました!本日23:59で〆!!
解説を見る
ある日の部活でマッハジジイの噂を聞いたウミオは、部活帰りに{同じ部活のカメオを連れて}梅神トンネルに向かった。
強豪陸上部のエースとしての自負を持つウミオは、仲間に「自分はマッハジジイよりも足が速い」ことを証明したかったのだ。
正直嘗め腐っていたウミオ達であったが、彼らがトンネルの中間あたりまで来た時、暗闇からおぞましい気配を放ちながら不気味な老人が現れた。
まさに目の前で起きてしまった超常現象に動揺したウミオであったが、日本有数の強豪である梅神高校陸上部エースの彼には自分は誰よりも足が速いのだという自負があった。
陸上部エースとしての自負を持って入り口へと切り返したウミオ、それと同時にカメオも走り出した。
…数秒おいて、マッハジジイが動いた。
その瞬間に背後から悲鳴が上がる。
走りながら振り向いたウミオの視線の先で、カメオがマッハジジイに押し倒されていた。
あり得ない。マッハジジイは数秒遅れて走り出した。少し自分からは遅れていたとは言え、カメオだって強豪の陸上部員。こんな一瞬で追い付けるはずが━━━
ウミオがそんな考えを巡らせる中、マッハジジイはカメオの肉を背中から剥がし貪り出した。
悲痛な断末魔を上げるカメオ。
それは、間違いなく数秒後の自分の姿に重なるものだ。
恐怖に支配されるウミオだったが、その時あることに気付いた。
マッハジジイがカメオの肉を食うのが、遅い。
ウミオの中で全てが繋がった。
マッハジジイももう歳なんだ。
脂っこいものとかは中々食べられないんだ。
歯も入れ歯だし、顎の力も弱いから、人肉ももう中々噛みきれないんだ。
━━{食べる速度}が、遅いんだ。
一気に生への活路を見いだしたウミオは、振り返るのも止め全力で逃げ出した。
自分達が入ってきた入り口まで200メートルほど。マッハジジイのあの様子なら、きっと逃げ切れるだろう。
ウミオは泣きながら走った。
一年生の頃から切磋琢磨してきた、無二の親友を置き去りにして。
{【簡易解説】}
マッハジジイは{食べる速度}が遅いため、カメオを補食している間にウミオは逃げ切ることができた。
テストプレイ:器用さん、靴下さん、霜ばしらさん、ほずみさん
強豪陸上部のエースとしての自負を持つウミオは、仲間に「自分はマッハジジイよりも足が速い」ことを証明したかったのだ。
正直嘗め腐っていたウミオ達であったが、彼らがトンネルの中間あたりまで来た時、暗闇からおぞましい気配を放ちながら不気味な老人が現れた。
まさに目の前で起きてしまった超常現象に動揺したウミオであったが、日本有数の強豪である梅神高校陸上部エースの彼には自分は誰よりも足が速いのだという自負があった。
陸上部エースとしての自負を持って入り口へと切り返したウミオ、それと同時にカメオも走り出した。
…数秒おいて、マッハジジイが動いた。
その瞬間に背後から悲鳴が上がる。
走りながら振り向いたウミオの視線の先で、カメオがマッハジジイに押し倒されていた。
あり得ない。マッハジジイは数秒遅れて走り出した。少し自分からは遅れていたとは言え、カメオだって強豪の陸上部員。こんな一瞬で追い付けるはずが━━━
ウミオがそんな考えを巡らせる中、マッハジジイはカメオの肉を背中から剥がし貪り出した。
悲痛な断末魔を上げるカメオ。
それは、間違いなく数秒後の自分の姿に重なるものだ。
恐怖に支配されるウミオだったが、その時あることに気付いた。
マッハジジイがカメオの肉を食うのが、遅い。
ウミオの中で全てが繋がった。
マッハジジイももう歳なんだ。
脂っこいものとかは中々食べられないんだ。
歯も入れ歯だし、顎の力も弱いから、人肉ももう中々噛みきれないんだ。
━━{食べる速度}が、遅いんだ。
一気に生への活路を見いだしたウミオは、振り返るのも止め全力で逃げ出した。
自分達が入ってきた入り口まで200メートルほど。マッハジジイのあの様子なら、きっと逃げ切れるだろう。
ウミオは泣きながら走った。
一年生の頃から切磋琢磨してきた、無二の親友を置き去りにして。
{【簡易解説】}
マッハジジイは{食べる速度}が遅いため、カメオを補食している間にウミオは逃げ切ることができた。
テストプレイ:器用さん、靴下さん、霜ばしらさん、ほずみさん
「あの日の約束」「12ブックマーク」
「おとなになったらおよめさんにしてね」
「うん、いいよ」
「ほんと?やくそくだよ!」
幼い頃に結婚の約束をかわしていたカメコとカメオ。しかし二人が大人になるにつれて、カメオにはツルコという別の思い人ができてしまい、ついにカメオとツルコは結婚してしまった。
さて、この知らせを聞いたカメコは、カメオにあの日の約束を守ってもらうために『あるもの』を買いに行ったのだが……『何』を『いくつ』買いに行ったでしょうか?
「うん、いいよ」
「ほんと?やくそくだよ!」
幼い頃に結婚の約束をかわしていたカメコとカメオ。しかし二人が大人になるにつれて、カメオにはツルコという別の思い人ができてしまい、ついにカメオとツルコは結婚してしまった。
さて、この知らせを聞いたカメコは、カメオにあの日の約束を守ってもらうために『あるもの』を買いに行ったのだが……『何』を『いくつ』買いに行ったでしょうか?
22年01月02日 22:28
【ウミガメのスープ】 [オリオン]
【ウミガメのスープ】 [オリオン]
1月3日の24時には締めます。【ジャンルミス: 『扉』です】
解説を見る
「おとなになったらおよめさんにしてね」
「うん、いいよ」
「ほんと?やくそくだよ!」
「うん! ゆびきりげんまん!」
【{「「うそついたらはりせんぼんの〜ます」」}】
◆ ◆ ◆
「ねぇカメオ。嘘ついたら『針千本』飲ますって……約束したよね?」
「うん、いいよ」
「ほんと?やくそくだよ!」
「うん! ゆびきりげんまん!」
【{「「うそついたらはりせんぼんの〜ます」」}】
◆ ◆ ◆
「ねぇカメオ。嘘ついたら『針千本』飲ますって……約束したよね?」