みんなのブックマーク

終点、黄昏「1ブックマーク」
海越しに、綺麗な夕日が見えるという無人駅。

カメオはそこでプロポーズしようと、
恋人のウミコをデートに誘った。

タイミングを見計らい、絶好の条件でプロポーズしたはいいものの、
当のウミコはあまり嬉しそうな顔をしなかった。

その理由を尋ねたところ、ウミコは一ヶ月前の晩に、
カメオが他の女性の家に入っていくのを見てしまったらしい。

ウミコ一筋のカメオは全く身に覚えがなかったので
見間違いではないかと返したが、ウミコは納得していない様子だった。

時間をかけて話し合った結果、カメオを信じることにしたウミコは
プロポーズを受け入れたのだが……


「…………愛してる」

カメオはそう言い残し、{駅近くの海へと身を投げた。}
一体、なぜ?
23年11月11日 16:15
【ウミガメのスープ】 [とろたく(記憶喪失)]

一度は下灘駅に行ってみたい。




解説を見る
ウミコは気になっていた。

あの満月の晩、カメオが他の女性の家に行っていたことを。


そして翌朝、{その女性が無惨な死体で発見された}ことを。



ウミコはカメオに誘われ、二人で
海越しに綺麗な夕日が見えるという無人駅へと向かった。

日はまだ沈んでおらず、周りに誰もいないという好条件。

カメオにあの日のことを聞くチャンスだとウミコは思った。

……まさかプロポーズの言葉も聞くことになるとは想定していなかったが。


カメオからプロポーズを受けたウミコは、内心は嬉しく思った。
しかしあの晩のことがあった故に素直に喜べなかった。


――カメオとウミコの住む地域では、とある噂があった。

「満月の夜、{人狼}が姿を表し人間を無惨に殺してしまう」と。

あの夜は確かに、大きな真円を描く月が道を照らしていた。


ウミコはカメオに、
「一ヶ月前に女性が死んだ日の前の晩、カメオがその女性の家に入っていくのを見た」と言った。

カメオは「身に覚えがない」と言った。

結論から言えば、その発言に嘘はなかった。
ただ、本当に覚えていなかっただけだった。

カメオは確かに先月も、その前月も、また更に前々月も、
満月の夜に限って行動の記憶が曖昧だったのである。

……お互いに薄々感じていた。

もしかしたら、カメオは狼に変化した際の記憶がほとんどなくなってしまうのではないかと。
そしてそのことを知らないままに生きてきたのではないかと。

二人は長い時間をかけて話し合った。

無意識とはいえ人を殺めたことをどう償うか。
これから先、満月の夜を迎える時にどんな対策を講じるか。

そうした話し合いを重ね、改めてウミコは……
カメオを信じてプロポーズを受けることにしたのである。


だが、プロポーズを受けた頃には日が暮れてしまっていた。


{今夜は満月だった。}

カメオから人間のものではない、獣のような唸り声が聞こえてくる。

どうにかして抵抗しようとしても、
自分のものではない「何か」に精神が支配されていくのをカメオは感じた。

人の言葉を発することも、ままならなくなるほどに。
きっと、これからまた意識がなくなっていくのだろう。

だがこの場所は、ウミコ以外に人間はいなかった。
カメオが完全に化け物になれば、真っ先にウミコに襲いかかるかもしれない。


そうなるぐらいなら、意識が無くなる前に……


「…………{愛してる}」
カメオは絞り出すようにそう言った。


そうしてカメオは――月照らす海の中へと身を投げた。



《まとめ》
日が沈んで満月の昇る夜、狼人間のカメオが目の前にいるウミコを狼として襲わないようにするため。


《正確に解いてほしいライン》
・カメオは狼人間である
 二重人格などの理由は基本NG

・海に身を投げた理由はウミコを襲わないため
 「罪の意識に苛まれて身を投げた」はNG
 覚悟決めてプロポーズ受けたのに死のうとされるのはシンプルにウミコが可哀想


《違う解釈でもいいライン》
・「他の女性」の生死判別(「怪我した」「襲われた」程度でもいい)
 人殺してるのにプロポーズ受けてるウミコはまあまあ豪胆

・カメオが自身を狼人間だと自覚していたか
 自覚してたのなら満月になる日の夕方にわざわざ人のいない場所で
 プロポーズしようとするのはちょっとどうかと思うがこれは解釈によっていけそう

・「カメオを信じる」の表現
 「人狼になってもカメオ自身のことを信じる」以外の理由でもOKっちゃOK
 一応ウミコはカメオの浮気を疑ってるわけではないが、
 そのようにも取れるようには書いてるし正解基準外
 ミスリードになりそうなので、なるべくこのニュアンスに誘導するようには努める
今宵 あの企画がやってまいりました。派生小説( デリベーション・ノベル)を作成して頂きます

以下コピペ



作り方
出題者である私が書いた話の続きを書いて貰います
例えば三名の方に書いて頂いたとして更にその続きを書いて頂きます。そして更にその続きを・・・
それを三日間続けます
四日目にどれかの話のオチを書いて頂きます
五日目にどのオチが一番良かったかを非表示にて投票して頂きます

それ以外の細かいルールは雑談欄で受け付けております。またタグにて過去問を参照して下さい

【参加ルール
壱、自分の話の続きは書けない(必ず第三者の話を挟む)
弐、書き込む時は冒頭に『⇒8番の続き』の様にそれがどの話の続きかを書き込む
参、この問題に参加した人は無条件で自分の名前を話に使われます(自分の名前が撲られようと○○れようと恨みっこ無し)】

では小説の始まりを書きます(この続きを書く時は『⇒始まりより』と記入して下さい)

ウミガメのスープを飲んで絶望した男は自殺しようと爆走するトラックの前に自ら躍り出た・・・

俺は死んだ・・・
あれ?光が見える・・・
18年11月30日 21:08
【新・形式】 [アザゼル]

参考  http://sui-hei.net/mondai/tag/デリベーション・ノベル




解説を見る
ウミガメのスープを飲んで絶望した男は自殺しようと爆走するトラックの前に自ら躍り出た・・・

俺は死んだ・・・
あれ?光が見える・・・

よく見てみると光っているのは自分自身のようだ。
魂というのは光るものなのだなとぼんやり考える。

しばらくすると前方になにかが見えてきた。

見ると、それは猫だった。首輪には「まりむう」と書かれており、鈴がなぜか異常に光っていた。

もしかして、俺の魂とこの猫の鈴が共鳴しているのか?
その証拠に俺と猫の鈴は、眩しい位に光り輝いている。
その時、猫ーーまりむうは口を開いた。

「ついてくるといいニャン」
ね、猫が喋ったああああ!?
なんて驚きはしない。死後の世界ではよくある、日常風景なんだろう!知らんけど。
そしてまりむうは、常闇の中を先導するように歩いていった。
俺もそれについていく。

「さぁ、着いたニャンよ」
ここはーー……!

そこでは、猫が普通に二足歩行を行い、また人間の言葉を話していた。 「ここはどこだ?」俺がまりむうに聞くと、まりむうはこう答えた。 「雛猫国というところにゃん。ここでは住民のみんなが猫かその進化系にゃん。」 その時、自分の体にある異常が起こっていることに気が付いた。 「あれ、頭から猫耳が生えている・・・・?」

はあああっねぇこぉみぃみぃだってええええ!!!???」
俺は叫んだ。現実世界でやったら間違いなく通報されそうなほどの大声で。
「…お前、私が喋った時は反応薄かったのにどうして猫耳程度で驚くニャン?」
「バッキャローお前!!猫耳!猫耳はなぁ!清純可愛い系女子に付けてこそナンボだろうが!俺じゃ需要性☆皆無なんだよお!!」
「野生系何でもお気楽に笑い飛ばすお姉さん的女子にもよく付いてると思うけどニャア……」
「かあああわかってねぇなああ!!!」
「今の自分の言ってることを一番わかっていないのがお前なのは誰視点からでも明らかニャンだよ……!鏡見ろ猫耳クラスタが」
……あれ、こいつ、なぜ俺が猫耳クラスタなのを知って……?
「全く、私を見て驚かニャンだのを見て、こいつぁニャンて鋼の心をもってんだと思ったものニャンだが……やれやれ、とんだ検討違いだったニャンね。まりむうちゃんベリベリMAXテヘペロニャン」
!!俺の背中に電流が走った。
間違いない、やはり俺が猫耳クラスタなのを知っているのはアイツしかーー!
しかも、その特徴的過ぎるテヘペロの仕方!間違いねぇ!
俺の生きてた頃の元カノ兼幼馴染みの!
まりむうの本当の名は……!

「にゃー」

ー……名前を呼ぼうと口開いて出てきたのは、猫の鳴き声だった。

さっきまで喋れていたのにどうしてだ!?と戸惑う俺に、まりむうが説明する。

「雛猫国に来たからには、猫になってもらわないとなのにゃー。えっ、なんで私はしゃべってるのに自分はしゃべれにゃいのかって?最初はにゃんこレベル1の普通の猫からのスタートだから仕方がないのにゃー。記憶も無くにゃると思うけど、レベルが上がれば戻ってくるかも?じゃあにゃー、楽しいにゃんこライフをおくるがよいにゃー!」

説明の間に俺の体はどんどん変化し、いつの間にか完全な猫になっていた。

うーん、でなんだっけ?なにか忘れてるような……。
!なんかたのしいのがいいっていってたきがする!!あそびにいこー

たのしい、にゃんこライフが今、始まった。

【END】
二人の問題「1ブックマーク」
とある理由からカメオとウミコと親しくなれません。
お互いに戸惑い、素直になれないようです。


カメオ、もしくはウミコに質問・指示ができます。


ある理由から、二人は顔を合わせるとまともに話せません。
みなさんが二人の代わりに話を聞き出し、カメオからウミコへ「ある一言」を言わせることで、問題を解決してあげてください。
18年12月01日 21:37
【亀夫君問題】 [みづ]

ありがとうございました!




解説を見る
カメオは幼い頃に母親を亡くし、男手ひとつで育てられた。
無事成人して24歳の今年、就職も決まった。カメオは父に感謝していた。

しかし、ここで想定外の事が起きた!

「カメオ、父さん彼女と再婚したんだ。実はお前はお兄ちゃんになる(^^)v」
「?!??!」

父の隣に頬を染めて立っているのは、どう見てもカメオと同年代の女性だった。

ウミコと名乗った彼女は25歳、俺のひとつ上!親父とは20歳差Σ(ノд<)親父…

カメオ:
母さんと呼ぶべき?
呼んだ方が喜んでくれるのか?
歳が近いから、名前で呼んだほうがいい?
てか、聞きたくても聞けない。照れくさくて名前すら呼べない。
会話も全然続かないけど、家族なんだし仲良くなりたい。

ウミコ:
名前も呼んでくれないし、会話もほとんど無い。嫌われていないかが、心配。
でも、お母さんって呼ばれるのは恥ずかしいような気もする。
せめて名前で呼んでくれたら、仲良くなれるかもしれない…。

共通answer:
カメオは一度も「ウミコさん」と呼んでいません。
カメオにウミコと対面してもらい「ウミコさん」と名前を呼ばせることでミッションコンプリートです♪
その先は、まぁこの調子なら仲良くなれますね!

▲り⚫︎れろ「1ブックマーク」
カメコが真面目に講義を受けている一方で、講義の最中だというのに、カメオはカメコの似顔絵を落描きしていた。

講義を終えた後、カメオの落描きに気づいたカメコは、腹を立てて落描きを即消してしまった。

後に、カメオが有名になってから、その落書きのことを思い出したカメコ。
一度拭いただけですぐに消えた落描き。
そんな落描きを、よく考えずに消してしまったカメコは、過去の自分を呪った。




【〖 問題 〗
カメオは、どこにカメコの似顔絵を描いた?】



 
23年11月13日 20:17
【20の扉】 [霜ばしら]

3分クオリティなので出来は悪いですが、トータルだと360分くらいでした。




解説を見る
浴槽にお湯を貯めている間に、風呂場の小窓を拭こうとカーテンを開けたカメコ。しかし彼女は、窓に落描きを見つけて眉を顰めた。
このアパートの風呂場の窓は元々林に面していたそうだが、その林を切り開いて増築したもう一棟と繋げたせいで、現在は外廊下に面している。

女の一人暮らしだから防犯のしっかりした住まいが望ましいが、あまり裕福ではない実家に頼るのも悪いし、贅沢は言っていられない。
はめ殺しの窓で、磨りガラスではないけどカーテンもしっかり閉めているから大丈夫と思っていたが、こんなイタズラは防げなかったようだ。
大方、同じアパートに済む子供の仕業だろう。

「全く!誰かしら!?人の家の窓に落描きするなんて!」
綺麗好きなカメコは腹を立てて、窓にクリーナーを吹きかけると、布巾できゅっきゅと磨いていった。
湯気で曇ったメガネをぬぐって、仕上がりを確認したカメコ。
幸い指で描かれた落描きだったので、簡単に消すことができた。
満足気にカーテンを閉めたカメコは、いつものように口笛を吹きながら入浴を楽むのであった。










【〖 答え 〗 風呂場の窓】

数ヶ月間、カメコを苦しめていたストーカーのカメオが捕まった。
しかし、半年前よく考えずに消した落描きが、内側から描かれたものだと思い当たったカメコは、そんなに前から侵入されていたのだと気づいて青ざめた。
あの時ちゃんと確認していれば……。



 
イニシエーション「1ブックマーク」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。

しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。

「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」

「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」

男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。

何故でしょう?
23年11月15日 22:26
【ウミガメのスープ】 [ノエル]

本家ウミガメのスープ。




解説を見る
……。
なんだか記憶が断片的だな……。
ここは、レストラン?
とりあえずお腹も減ったし何か注文してみるか。

そう思い男は「ウミガメのスープ」とやらを注文する。

すると運ばれてきたのは異様に大きな皿になみなみに注がれた「ウミガメのスープ」。
これほどの量を男一人で飲みきれるわけがない。 
それに味もなんだかやけに香辛料が強かった。
たまらず男は一口飲んだところでシェフを呼んだ。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」

シェフの姿は見当たらない。
すると、急に辺り一面が影で覆われたかのように暗くなり、とてつもない音量の声が響いた。
「はい、ウミガメのスープに間違いございません」

ここは巨人の国。
どうやら男自身が食材として食卓に連れてこられたらしい。

男が海に見えていたのは実は巨人の涎だったし、レストランに見えていたのは巨大なテーブルの上に置かれた男を収納しておくための檻だった。
男は「ウミガメのスープ」という名の調味料でおいしく味付けされていたのだ。

その事実に気がついた男はポケットに入っていた財布や携帯、いっさいがっさいを放り出し、飛び出るように扉を開けたあと、おそらく巨人の子ども用なのであろうサイズの部屋に逃げこんだ。

この後、自分は間違いなく巨人の餌になる。
そう考えると男は恐怖に耐えきれなくなり、近くにあった巨大なナイフで自ら命を絶ったのだった。