みんなのブックマーク

かけられたミルクティー「1ブックマーク」
喫茶「星戻」の店長であるカケルはナイスミドルの中年男性
得意の「なぞかけ」を披露するのが彼の日常である

ある冬の早朝、店の常連であるイシダが店を訪れた
いつもモーニングを注文してくれるイシダに、店からのサービスとして「ミルクティー」をサービスするのが日常だ

しかし、今日のイシダは表情が固かった

イシダ「今日、とても不安なんです。大丈夫でしょうか…」
カケル「なるほど、では…いつもサービスしているミルクティーにある仕掛けをしてあげましょう」

カケルは一見いつもと変わらないミルクティーをイシダの前に出してこう言った

カケル「ミルクティーではありません。インドのミルクティー、チャイです。それとお店からのサービスではなく、今日は私の自腹でサービスさせていただきます」

さて、ここからが問題です

カケルはどのような謎かけをしたのでしょうか?


20年06月17日 20:36
【20の扉】 [ちくたく]

20の扉…?要知識になるけどできるだけ誘導します!




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イシダは今日、医師の国家試験を迎えていた。
試験に落ちたらどうしよう…。不安が不安を呼び緊張のピークを迎えていた

カケルはミルクティーを入れると「シナモンパウダー」を取り出して中に入れた
溶けないパウダーは底に落ちずに浮かんでる

そしてなぞかけを始めた

「シナモンパウダー」とかけまして「自腹を切ったプレゼント」と解きます
その心は
「桂皮(経費)で落ちないでしょう!」

シナモンは漢方薬として使われる場合は桂皮という
渾身のなぞかけにイシダの心は凍り付いた
緊張がほぐれるどころかますますガチガチに

…世の中、スッパいすね…
気が付きませんで、すみません。「1ブックマーク」
あれは娘が5歳の頃だったかしら。

新聞を読むあたしの横で、折り込みチラシをじっと眺めていた娘がやおら顔を上げ、

「『キ』がない!ママ、『キ』がないよ!」

とチラシを見せてくる。

娘の指差すところを一目見て、あたしはすぐに彼女の勘違いに気付き、大笑いしてしまった。

そばにいた夫もあたしの手元を覗きこみ「こりゃまた、あっちこっち盛大なミスプリだなあ」と笑う。

テレビを見ていた息子が「なに?なに?」と寄って来るので説明してやると、彼もまた笑い出して「しーちゃん、ばかだなあ。『キ』なんか付いてたら恐くて乗れないよー」と言う。

娘ひとりがキョトンとした顔。


さて、娘の可愛らしい勘違いがどんなものだったか、お分かりになります?
20年06月16日 03:53
【ウミガメのスープ】 [きまぐれ夫人]

ひとりでもスナイプしたら、あたし、もうやめるわ。・・・か、間食を…




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娘が眺めていたのは自転車屋さんのチラシ。
24インチとか26インチとか書いてあるのを見て、インチなんて単位は知らないもんだから、インチキのキが抜けてるんだと思ったの。可愛いでしょ?

そういえばこのあと、息子は夫に「人のことをバカと言ってはいかん」と叱られてシュンとしてたけど、夫が「それにしても、しーちゃんの観察力はたいしたもんだなあ。天才じゃないだろうか」と言うから、あたしが「親馬鹿」と呟いたのを聞いて「あ!ママもばかって言ったぞ!」「いや、今のはいいんだ。今のは」「なんでっ?」と不満そうな顔してたっけ。

今は昔。
冷静だから見抜けた「1ブックマーク」
捜索が始まって、およそ半年。

行方不明になっていたその資産家は、山奥で首吊り死体となって見つかった。死後1年~1年半は経っているとみられ、かなり腐敗が進んでいる。そばに置かれた鞄には、身分証と、「遺書」と書かれた封筒が入っていた。

中には便箋があり、丁寧な文章で自殺の理由が書かれている。だが、新米警官のカンキチは、一目で遺書が偽物だと見抜いた。

カンキチはこの春、警察官になったばかり。実はカンキチは、{1年目だったからこそ}遺書が別人によって書かれていることがわかったのだが、その理由がお分かりだろうか。
20年06月18日 16:39
【ウミガメのスープ】 [ワヲン]

息抜きに出題。こんな時間ですが、寝落ちの可能性があります




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「遺書」は丁寧に書かれており、文末には日付が記されていた。そこには「令和元年三月二十日」とある。

捜索が行われているのを知った犯人は、不安に駆られて遺書を偽装した。文末には殺した日を記したものの、改元が5月に行われていたことを失念していたのだ。
新元号の発表は4月に行われているため、3月に自殺した人間が「令和元年」と書けるはずがない。

正解は{元号が1年目}だったため。
下賜 「1ブックマーク」
カメコから手渡されたものを受け取ると、カメオはすぐに跪いた。

何を渡されたのだろう?
20年06月14日 14:25
【20の扉】 [八つ橋]

某所に出題したもののリメイクです




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雑巾(ぞうきん)
ゴーストタウン「1ブックマーク」
歴史学者のイソダは幻の町とも言われる「ゴースト町」に向かい、旅に出た

旅の途中に不気味な老婆が話しかけてきた
ゴースト町を探しているというと、ついこないだ訪れたという老婆は詳しく教えてくれた
いつも市場が開かれ、劇場などもあり賑わっているという
イソダはその詳細を細かくメモする

イソダは老婆に礼を言おうとすると、いつの間にか老婆の姿はなかった

そしてゴースト町にたどりつくと…
そこには人ひとりいない…

しかしイソダは「あの老婆の言った通りだ…」とつぶやいた

いったいなぜ?
20年06月19日 00:07
【ウミガメのスープ】 [ちくたく]

磯田道史がめっちゃ好き




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ゴースト町についたイソダだが、既に人は住んでおらず廃墟と化していた
何年か前には急にさびれて廃墟になったらしい
老婆の「ついこないだ」は何年も前だったのだろう。老人になると何年も前を「ついこないだ」と言いがちだ

しかし、記憶は古いが、店の跡の配置などは概ね正しかった
賑わっていたという「通り」もはっきりとわかった

「あの老婆の言った「通り」はここなのか…」という意味でイソダはつぶやいたのだった