「Magicaly forget」「1ブックマーク」
席替えでメイと隣になったから
いや、或いは今日、授業中にメイがトイレに行くために席を立ったから
或いは、今日僕が、学校にXを忘れ、メイから借りたから。
その全てのおかげで。
僕は失恋した。
Xとは何なのか、理由と共に答えて下さい。
いや、或いは今日、授業中にメイがトイレに行くために席を立ったから
或いは、今日僕が、学校にXを忘れ、メイから借りたから。
その全てのおかげで。
僕は失恋した。
Xとは何なのか、理由と共に答えて下さい。
19年09月12日 21:45
【20の扉】 [さなめ。]
【20の扉】 [さなめ。]
ご参加ありがとうございました!
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下にまとめがあります。お急ぎの方へ。
Xとは、消しゴムだ。
僕は今日、どこに落としたのか、消しゴムを忘れて学校に来た。焦った僕は隣の席のメイからスペアの消しゴムを借りることが出来、どうにか急場を凌いだ。
…
メイとマトモに会話したのは、これが初めてかも知れない。
同じクラスになってから、明るく元気で、誰よりも綺麗だったメイに恋をした。メイのことが好きになった。
でも、所詮は傍観を貫く身。遠くから、友達と快活に喋る彼女を見ているだけで幸せだった。緊張し過ぎて、マトモに会話できるわけがなかった。そんなの、すぐさま保健室送りだ。
…席替えでメイが正に、僕の左隣に来たときは、それこそ保健室に行くかも知れないと怯えながら、すっごくドキドキしながら毎日を過ごした。心の中では「メイ」なんて名前呼びしているが、恐れ多すぎて現実に昇華する話ではない。
今日、メイは僕に消しゴムを貸し、ある授業中、お手洗いに向かった。
…魔が差した僕は、冗談半分にあることをした。
{消しゴムのカバーを外すのである。}
去年のクラスで、女子達の間で、「好きなコの名前を消しゴムに書く」ことが流行った。一種のおまじないのような、スリル体感のような。
真面目なメイが「おまじない」を楽しむのは少し予想とは外れるものだが、いやしかし、そういうものを期待して見たのではない。
メイがわざわざカバーを取り付けて、僕に消しゴムを貸したのだ。
何か落書きでもしてあるのかと、犯罪的に気になってしまったのである。先述の通り、魔が差していた。
…思いがけず、メイの「おまじない」を刮目してしまった僕は、軽い絶望を覚えた。
{カズキ}
赤ペンでそう記してあった。そのせいで僕には、僕を抹殺する、血文字に見えた。一応、僕の名前は、ユウジ。何を、どこを、どう弄ってもカズキにはならない。ついでに言えば、友達の少ない僕の、このクラスの唯一の親友の名前は、一樹といった。
…別に元から、「勝算」なんてあるはずないとは思っていた。が、結果を突き付けられてしまうのは、苦しかった。
遠くから見ていた彼女が、物理な意味ではなく、遠く感じてしまった。
メイへの恋は、今、失われた。
今日、メイと初めてマトモに会話したと言った。
消しゴムを見てしまったあと、保健室の先生に泣きつきにいったのは、そのせいなのかもしれない。メイと話した今日、本当に、保健室送りとなった。
「先生、あの…失恋したんですけど。どうすれば、いい。」
まとめ
隣の席のメイから消しゴムを借りた「僕」は、彼女が席を立ったスキに、消しゴムに書かれたおまじないの名前を見た。好きな人の名前を書くおまじないに、「僕」ではない名前があったのを見て、脈が完全に途絶え、失恋した。
※ちなみに…メイが「僕」、もといユウジに貸した消しゴムは、{スペアのもの}。では、メインの消しゴムには、「おまじない」は、記されているのだろうか…?
おわり。
Xとは、消しゴムだ。
僕は今日、どこに落としたのか、消しゴムを忘れて学校に来た。焦った僕は隣の席のメイからスペアの消しゴムを借りることが出来、どうにか急場を凌いだ。
…
メイとマトモに会話したのは、これが初めてかも知れない。
同じクラスになってから、明るく元気で、誰よりも綺麗だったメイに恋をした。メイのことが好きになった。
でも、所詮は傍観を貫く身。遠くから、友達と快活に喋る彼女を見ているだけで幸せだった。緊張し過ぎて、マトモに会話できるわけがなかった。そんなの、すぐさま保健室送りだ。
…席替えでメイが正に、僕の左隣に来たときは、それこそ保健室に行くかも知れないと怯えながら、すっごくドキドキしながら毎日を過ごした。心の中では「メイ」なんて名前呼びしているが、恐れ多すぎて現実に昇華する話ではない。
今日、メイは僕に消しゴムを貸し、ある授業中、お手洗いに向かった。
…魔が差した僕は、冗談半分にあることをした。
{消しゴムのカバーを外すのである。}
去年のクラスで、女子達の間で、「好きなコの名前を消しゴムに書く」ことが流行った。一種のおまじないのような、スリル体感のような。
真面目なメイが「おまじない」を楽しむのは少し予想とは外れるものだが、いやしかし、そういうものを期待して見たのではない。
メイがわざわざカバーを取り付けて、僕に消しゴムを貸したのだ。
何か落書きでもしてあるのかと、犯罪的に気になってしまったのである。先述の通り、魔が差していた。
…思いがけず、メイの「おまじない」を刮目してしまった僕は、軽い絶望を覚えた。
{カズキ}
赤ペンでそう記してあった。そのせいで僕には、僕を抹殺する、血文字に見えた。一応、僕の名前は、ユウジ。何を、どこを、どう弄ってもカズキにはならない。ついでに言えば、友達の少ない僕の、このクラスの唯一の親友の名前は、一樹といった。
…別に元から、「勝算」なんてあるはずないとは思っていた。が、結果を突き付けられてしまうのは、苦しかった。
遠くから見ていた彼女が、物理な意味ではなく、遠く感じてしまった。
メイへの恋は、今、失われた。
今日、メイと初めてマトモに会話したと言った。
消しゴムを見てしまったあと、保健室の先生に泣きつきにいったのは、そのせいなのかもしれない。メイと話した今日、本当に、保健室送りとなった。
「先生、あの…失恋したんですけど。どうすれば、いい。」
まとめ
隣の席のメイから消しゴムを借りた「僕」は、彼女が席を立ったスキに、消しゴムに書かれたおまじないの名前を見た。好きな人の名前を書くおまじないに、「僕」ではない名前があったのを見て、脈が完全に途絶え、失恋した。
※ちなみに…メイが「僕」、もといユウジに貸した消しゴムは、{スペアのもの}。では、メインの消しゴムには、「おまじない」は、記されているのだろうか…?
おわり。
「メシマズは困る」「1ブックマーク」
カメオは妻のカメコについて、「良い妻なんだが、料理だけは……」と
周囲に愚痴を言うのが常だった。
しかしある時を境に、カメオはその愚痴を一切言わなくなった。
なぜ?
※元はOpenウミガメに出題した私の問題です。
周囲に愚痴を言うのが常だった。
しかしある時を境に、カメオはその愚痴を一切言わなくなった。
なぜ?
※元はOpenウミガメに出題した私の問題です。
19年09月12日 22:43
【ウミガメのスープ】 [Syo!]
【ウミガメのスープ】 [Syo!]
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カメオとカメコは、カメコの母と同居していた。
カメコの母は長年闘病生活をしていたが、先日ついに亡くなった。
葬式が終わってようやく二人が落ち着いたある日、カメコが久しぶりに
作った料理を食べたカメオは驚いた。
美味い。今までカメコが作っていた料理とまったく違う!
「カメコ、この料理一体どうしたんだ?」
「どうしたって……どういうこと?」
「いや、前と全然味が違うから」
「だって、今まではお母さんに合わせてたもの」
「え? お母さん?」
「ええ。だってお母さん腎不全で高血圧だったから。食事の制限が厳しかったのよ。
お医者さんに聞いて苦労して作ってたの」
そうだったのか……。カメコはそのためにああいう料理を……。
それも考えなかったなんて、愚かなのは俺の方だった……。
「……もしかして、知らなかったの?」
「ああ」
「てっきり、知っていたから文句を言わなかったと思ってた」
「……ごめん」
「……ううん。ありがと」
「……え?」
「美味しくないって思ってたのに、我慢して食べててくれたんだね」
「カメコ……」
カメコを妻にして良かった。カメオは心から感じたのだった。
カメコの母は長年闘病生活をしていたが、先日ついに亡くなった。
葬式が終わってようやく二人が落ち着いたある日、カメコが久しぶりに
作った料理を食べたカメオは驚いた。
美味い。今までカメコが作っていた料理とまったく違う!
「カメコ、この料理一体どうしたんだ?」
「どうしたって……どういうこと?」
「いや、前と全然味が違うから」
「だって、今まではお母さんに合わせてたもの」
「え? お母さん?」
「ええ。だってお母さん腎不全で高血圧だったから。食事の制限が厳しかったのよ。
お医者さんに聞いて苦労して作ってたの」
そうだったのか……。カメコはそのためにああいう料理を……。
それも考えなかったなんて、愚かなのは俺の方だった……。
「……もしかして、知らなかったの?」
「ああ」
「てっきり、知っていたから文句を言わなかったと思ってた」
「……ごめん」
「……ううん。ありがと」
「……え?」
「美味しくないって思ってたのに、我慢して食べててくれたんだね」
「カメコ……」
カメコを妻にして良かった。カメオは心から感じたのだった。
「割とよくある日々のすれ違いを人のせいにして拗ねる心揺れる」「1ブックマーク」
カメオは、自分の好きなバンドをウミオにも薦めていた。
後日、ウミオがそのバンドのCDを買ったことを知って、カメオは怒った。
一体なぜ?
後日、ウミオがそのバンドのCDを買ったことを知って、カメオは怒った。
一体なぜ?
19年09月12日 23:31
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
【ウミガメのスープ】 [ブラダマンテ]
記念すべき60問目の初出題です。
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ウミオのTwitter「友達からオススメされたバンドのCD買ってきた!めっちゃ良い曲!(写真つき)」
カメオ「こいつ、夜になっても俺が今朝送ったLINEには未だに反応しないから、忙しくてスマホ見れてないのかと思ってたら、Twitterには普通に投稿してんじゃねえか…薦めてたバンドのCD買ってくれたのは良いけど、さっさとLINE見て返信してくれや…」
カメオ「こいつ、夜になっても俺が今朝送ったLINEには未だに反応しないから、忙しくてスマホ見れてないのかと思ってたら、Twitterには普通に投稿してんじゃねえか…薦めてたバンドのCD買ってくれたのは良いけど、さっさとLINE見て返信してくれや…」
「彼女の声」「1ブックマーク」
カメコの言葉は常に、ある行為によって遮られていた。
ラテオはカメコのことが好きだったのでイラッとしたが、結果的には得をしたと思った。
どういう状況だろう?
ラテオはカメコのことが好きだったのでイラッとしたが、結果的には得をしたと思った。
どういう状況だろう?
19年09月14日 01:00
【ウミガメのスープ】 [みづ]
【ウミガメのスープ】 [みづ]
深夜のまったりスープ
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とある早押しクイズ番組を観ていたラテオ。
カメコは問題文を読み上げるアナウンサー(いわゆる天の声)だ。
「1996年にりゅ」ピンコーン!
「日本最南た」ピンコーン!
「おおさ」ピンコーン!
カメコの美声は、ことごとくピンコーンで遮られてしまう。
しかし、もちろん視聴者は問題文が何だったのかさっぱり分からないので、毎度司会者は促す。
「それでは、全文をお願いします」
こうしてカメコは、問題文を最初から読むことになるのだ。
まぁ、遮られた瞬間はイラッとするけど、結果全文聞けるんだし(ある意味ちょっとオマケで二度美味しいから)いいか♪とラテオは思ったのでした(*´ω`*)
カメコは問題文を読み上げるアナウンサー(いわゆる天の声)だ。
「1996年にりゅ」ピンコーン!
「日本最南た」ピンコーン!
「おおさ」ピンコーン!
カメコの美声は、ことごとくピンコーンで遮られてしまう。
しかし、もちろん視聴者は問題文が何だったのかさっぱり分からないので、毎度司会者は促す。
「それでは、全文をお願いします」
こうしてカメコは、問題文を最初から読むことになるのだ。
まぁ、遮られた瞬間はイラッとするけど、結果全文聞けるんだし(ある意味ちょっとオマケで二度美味しいから)いいか♪とラテオは思ったのでした(*´ω`*)
「恋愛ならばお任せあれ」「1ブックマーク」
縁結びで有名な神社
ここで祈願をすると、意中の相手と付き合うことが出来ると話題の神社だった。
しかしある時、女優のウミコが、参拝をしたのに振られてしまったという話が広まった。
すると、その神社の参拝者は減るどころか{一気に増えた}という。
なぜだろう?
ここで祈願をすると、意中の相手と付き合うことが出来ると話題の神社だった。
しかしある時、女優のウミコが、参拝をしたのに振られてしまったという話が広まった。
すると、その神社の参拝者は減るどころか{一気に増えた}という。
なぜだろう?
19年09月14日 15:58
【ウミガメのスープ】 [エルシード]
【ウミガメのスープ】 [エルシード]
神頼みなんか関係ないさ
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【やっと別れることが出来て清々としたわ!】
女優ウミコは、カメオと付き合ったは良いものの、どうやらカメオは悪い男だったらしく、ウミコはどう別れようか悩んでいた。
そんなウミコが例の縁結びの神社にて離縁を祈願すると、なんと瞬く間にカメオから別れ話を切り出されたのだ。
その話はウミコのツイッ〇ーを通じて拡散されることとなり、{今の恋人に不満のある人達が続々と駆けつけた。}
その中には、かつて縁結びの神社により結ばれた者たちも多く含まれていたという。
これにより一気に{離縁の神社としても大繁盛}したのであった。
女優ウミコは、カメオと付き合ったは良いものの、どうやらカメオは悪い男だったらしく、ウミコはどう別れようか悩んでいた。
そんなウミコが例の縁結びの神社にて離縁を祈願すると、なんと瞬く間にカメオから別れ話を切り出されたのだ。
その話はウミコのツイッ〇ーを通じて拡散されることとなり、{今の恋人に不満のある人達が続々と駆けつけた。}
その中には、かつて縁結びの神社により結ばれた者たちも多く含まれていたという。
これにより一気に{離縁の神社としても大繁盛}したのであった。