みんなのブックマーク

スマホでいつものようにSNSのタイムラインを眺めていたら既視感のある背景を見かけカメオは手を止めた。
よく見てみるとカメオの家の二階からでしか撮影不可能な位置から撮られた虹の写真だった。
…ということはこの写真をアップした彼あるいは彼女はカメオの家族ということになる。
このアカウントは家族以外用のいわゆる趣味アカウントだし家族はここの存在を知らないはずだ。
｛なのに家族であることを伏せてカメオと相互にフォローしあっている存在がいる。｝
カメオは震え上がった。

【「皆さんが静かになるまで○分かかりました」】と怒られる。

状況は小学校の朝礼で、男は校長先生、大勢の人は生徒。
校長先生が立っているのに生徒は気付かずおしゃべりを続けていた。
そこであえてしばらく話を始めず、静かになるまで様子を見ることにしたのだった。

設問は工夫として「これから何が起こるのだろうか？」にしてみましたが、普通に「一体なぜ？」という観点で答えていただいても正解とさせていただきます。

タイトルはノーベル文学賞受賞作家の川端康成が自身の講演会で、「話すことがないので顔でも見ていてください」と言ったことがあるネタです。
https://www.youtube.com/watch?v=nFM8hV6Obec&t=529s

ずっと１０分進んだままの会社の時計。
新入社員のカメオがその時計が進んでいるのに気付くと１０分戻して、正しい時刻にした。

そんなことを知らない先輩社員のウミオは、3時からの会議に間に合うよう、その時計で3時5分（先輩的には正しい時刻は2時55分）に会議室に向かった。

カメコはマンションからの飛び降りを間近で目撃してその血を顔に浴びてしまった。
一歩間違えれば自分も死んでいたという体験をしたせいで街中で高い建物の近くを歩くときは傘は少しでもガードをするか屋根があるところの下しか歩けなくなってしまった。

口にしたアイスキャンディのあまりの美味しさに、まじまじと一口噛ったアイスキャンディを見つめていた時に女は気づいた。

女「あれ……もしかして私、歯並び良くない……？」

自身の歯並びが気になりだした女は、今までのように人に歯を見せて笑うような笑い方を躊躇するようになったのであった。