みんなのGood

良質:3票物語:1票
シチューを注文したカメオ。シチューが届いた後、すぐにトンカツを頼んだ。一体なぜ?
22年05月10日 22:56
【ウミガメのスープ】 [こはいち]

タイトルを頂いたので、それに沿った問題をと思って作りました。




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【A.宅配のシチューを受け取った第三者が家に居ることに気付いたカメオが、今もまだ近くにいるはずの配達員に助けを求めようとしたから。】



【解説】

「ちゃんとご飯食べて、片付けもするのよ。それからね……」
「分かってるよ母さん。折角の旅行なんだから、俺のことは気にしないではやく行けって」

両親が暫くの間旅行で家を空けることになった。1週間ほど日を取って、憧れの海外へ行くという。
母親は、私がいなくて大丈夫かしらと非常に不安そうに家を出ていったが、カメオは中々楽しく暮らしている。
自室で大好きなゲームをしながら、ご飯はこれまた大好きなウミガメ亭のシチューを食べる。ウミガメ亭は少し遠いが、ウーミ゙ーイーツというデリバリーサービスを用いているので面倒なことは何も無い。優雅な休日だなぁと思っていたところに、ウーミ゙ーイーツの配達員からメッセージが届いた。

「本日はご利用ありがとうございました!」
配達を完了した後届く定型文だ。しかし、カメオは自室にこもってゲームをしていたので、当然受け取ってはいない。
思い返してみると、玄関の鍵を閉めた記憶がない。ヘッドホンをしていたので気付かなかったが、よく聞くと何か物音が聞こえる気もする。

この家に、誰かがいる……?

戦慄したカメオは、急いで配達員に連絡を取ろうとした。しかし既に配達は完了していて、メッセージは送れない状態だった。
110番も考えたが、電話の声が漏れ聞こえることでカメオの居場所がバレてしまったらと考えると、恐ろしくて勇気が出ない。
そこで、カメオは家から非常に近いところにあるトンカツ屋のカツを注文することにした。自宅の近くに配達員がいることは分かっているので、これが最も早く助かる方法だと思ったのだ。あわよくば、その配達員に通報をしてもらおう。そう決心したカメオは、未だかつて無い真剣さでスマホに向かった。
物語:2票納得感:2票
カメオが無神論者だったために、カメオはゴリラになってしまった。

いったいなぜ?
22年05月17日 21:52
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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カメオの目の前に天使が現れたのです。

        (⁽⁾)
(´・ω・`)  人(゚д゚)


しかしカメオの注目は天使ではなく、天使の頭上に浮かぶ天使の輪。


(´・ω・`)未確認飛行物体だ!!!
カメコにラインを送らなければ


カメオ:ウフォだ!!ウフォ!
ウフォ!ウフォ!!ウフォフォウフォウフォ!!



(´・ω・`)ゴリラかよ・・・
執行猶予三箇月「4Good」
物語:2票納得感:2票
女が自身の誕生日の翌日に彼氏に恋人関係の解消を告げたのは何故?
22年05月18日 22:48
【ウミガメのスープ】 [るぐら]



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察しの良い女は親友と彼氏がこそこそと逢瀬を重ねていたことにも気づいていた。
密会の理由が、例え言い訳であっても、バースデーサプライズであれば目をつぶろうと思ったから。
トリック:2票納得感:2票
私はAを持っていたのにBを忘れたのでABとしての役目を果たせなかった。

ABに入る言葉を答えよ
22年05月20日 16:55
【20の扉】 [ごらんしん]



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{【鉄砲玉】}


「鉄砲」火薬の爆発に伴うガス圧によって弾丸を発射する金属製の火器。
「玉」(「弾」「弾丸」とも書く)銃砲の弾丸 (だんがん) 。
「鉄砲玉」(俗に)抗争相手の大物を殺すよう差し向けられた者。ヒットマン。

goo辞書より
物語:4票
ミカドに求婚されたカグヤは了承する条件として無理難題をつきつけた。ミカドは遠回しな断り文句だとは思いつつも、なんとかしようと試行錯誤したが、条件をクリアすることができなかった。しかし、ふたりは結婚することになった。いったいなぜ?
22年05月21日 20:58
【ウミガメのスープ】 [蜂熊]



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ミカド少年はカグヤちゃんに「結婚してくれ」と求婚した。
カグヤは「凄腕の医者になって病気を治してくれたらいいよ」と答えた。
少年は医学の道に進み試行錯誤した。
ミカドが18になった時、カグヤはお世辞にも「元気」と言える状態ではなかった。
いよいよ長くないとなった時、諦めることを提言したカグヤ。
しかし無理難題の破棄と捉えたミカドはプロポーズ。
ふたりは結婚することになった。
カグヤが永い眠りにつく1か月前の事だった。fin



 ミカドとカグヤは昔からの馴染みだった。周囲にももてはやされ将来は結婚するだろうと言われるような仲で、二人もきっとそうなると信じて疑うことは無かった。

「ミーくん、わたしね」

「うん」

「わたし、大人になる前に死んじゃうんだって」

 学校に来なくなったカグヤを心配してカグヤの家に行ったミカドへ長い沈黙の後に投げられた言葉は、子供には残酷すぎる現実だった。小学校四年生という若さでカグヤは己の人生を完全に諦める決心をしていた。

「そんな、こと……僕は、どうすれば」

 ミカドにはわからなかった。詳しい事情や病名を聞いても、誰に何を言われても。カグヤのいない世界はミカドには想像のつかない世界だった。



――



「輝夜、俺。決めたよ」

 小学校の卒業式の日。何かに怯えながら学校に来ていたカグヤをいつものように送り届けた玄関先、そこでミカドはカグヤに自分の決意を伝えた。
 二年という時間をかけたところでミカドは結局カグヤのいない世界を想像できなかったこと、だったらどうすれば良いのか、そればかりをずっと考え続けていたこと。

「結局俺はお前のいない世界なんてよくわからない。よくわからないけど俺はお前のためなら何だってする、出来る。だから俺と……結婚するって約束してくれ、輝夜」

「え、な」

 困惑したカグヤは、それでも言い切ろうとする。心優しい少年に、自分という呪縛を課してしまう事実を受け入れながら、それでもお互いの思いを最終的に振り切る必要があると悟り。

「……はぁ、それどういう意味かわかってる?御門。あなた」

 その目を見て、そして結局諦めきれない二人がいることに気が付きながら。

「何でもするって言ったよね?」

「ああ」

「……じゃあ」


「凄腕の医者にでもなって私の病気を治して。それが出来ないなら結婚してあげない」

 まあ、絶対に無理だけどね。などと呟きながらも、カグヤはにやりと笑うミカドの顔に更に困惑の表情を浮かべる。

「ありがとう、その言葉が聞きたかったんだ」

 素直じゃないからな、お前は。そう言って走り去るミカドの後姿を、カグヤはただ茫然と見送った。


 カグヤから無理難題を叩きつけられたミカドは、それでも一心不乱に突き進み続けた。まともに友達も作らず、その青春の全ては入院生活を余儀なくされたカグヤの看病に捧げるようになった。



――



「ねえ御門」

「ん?」

 医者との面談を終え……しとしとと降る雨をじっと見つめながら、カグヤは睡眠不足故か頭で舟を漕ぐミカドへ言葉を投げかける。

「もう、やめにしない?」

 なんで、とミカドは言わなかった。ただその一言を聞いて思ったのは

「約束を反故にするって言うんなら、俺の頼みを聞いてくれないか」

 カグヤにとってそれは思いもよらない一言だった。もっと熱く言葉を投げられるかと思った、怒られたり、嘆いたり、呆れたり。そんな感情の熱を一切感じない返答に、カグヤは面を食らいながらも頷く。

「俺と結婚しろ、カグヤ。もう無理難題は無しだ。お前は約束を反故にしたんだからな!」

 あの時と同じ笑顔で、ニヤリと薄ら笑いを浮かべるミカドの言葉を、カグヤは否定しなかった。出来るはずがなかった。ずっと好きだったのに……全てを諦めた今、もうその原初の想いを否定する力は、カグヤの中には残っていなかった。


 余命一ヶ月、そう担当医から告げられてから三日後、御門輝夜は生を受け、そして宣告通りに一ヶ月でその生を終えた。
 その生はきっと、最後だけは幸せだったのだと、俺は想う。